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February 05, 2005

録画した「ドッグヴィル」を見る

▼メルマガの締めきりを一日勘違いしてしまったようだ。メルマガの原稿を仕上げて、夜錦糸町で親しい友人と久し振りに飲んでいるとき、ふときょうは4日であることに気付いた。それを忘れてMINさんの自宅まで、原稿催促の電話をしてしまった、自分が恥ずかしくなった。ゴメンMINさん。
▼水玉さんから「祝ブログ移行」というメッセージをいただきました。ありがとうございます。移行を考えているのは日本のHPの限界を感じているからです。それはその名前が海外ではウェブといい、日本ではホームページと呼ぶように、個人の領域を侵犯させないという厳然たる境目があるわけです。それは自分のHPにも同様なことがある事を感じています。それが例えば日本では「2ch」のような中傷誹謗サイトが隆盛を極めていましたが、そこは匿名の辻斬りにも似た行為で、そこからは決して、生き方や社会の変革を考えていくような前向きな思考は出てきませんでした。昨日もご紹介した宮台真司のブログは他のHPやブログとは違ったネットワークを目指す試みが見られます。そこで今後はどうなるか分かりませんが、一つの試みとしてブログに移行することを考えた訳です。当面は「きょうの目」を先行させて様子を見ます。あと、現在の執筆者でご希望の方がいらっしゃれば、順次ブログに移行したいと考えます。できれば遅くとも1年後にやってくるアクセスカウンター10万番には、全面的にブログに移行させます。ブログへの書き込みなどアクセス方法について個別にご相談させて頂きますので、無理のない範囲でご協力をお願いします。一言で言えばHPのブログ欄にアクセスして、指定のIDとパスワードを入れて本文の書き込みをしてから、「保存」ボタンを押すだけです。
▼◆☆☆「ドッグヴィル」昨年秋に渋谷シネマライズで上映されていたが、行く機会がなくて先日WOWOWで上映されたものをようやく見ることが出来た。本編3時間でメイキングが1時間の計4時間の作品だ。タイトルは犬のいる村とでも訳すのか。1930年代(服装と登場する銃器の考証から割り出すと)のアメリカロッキー山脈の麓にある人口4、50人の村。大きな室内のセットに道路と建物、そして部屋や窓は白線で書かれているだけの単純なセットだ。そこに得体の知れない一人の美しい女(ニコール・キッドマン)が流れ着く。みんな最初は気味悪がっているが、牧師の青年ビルだけが親切に彼女を助けようとする。理想郷とも思える村人は最初は親切にするのだが、彼女を食わせるために仕事を与えようとする事が教会の会議で決まる。それからというもの村人は手のひらを返したように、彼女に対してすべてが命令調になる。そして時々村に警察がやってきて指名手配の張り紙をして、さらに「女を見つけたら通告せよ」と命令していく。すると村の雰囲気は守る立場と、密告しようとする人に二分される。彼女にはわずかな生きていくだけの給料しか残らない。そして彼女の僅かな望みは、給金をコツコツ貯めて、おもちゃやの店頭に飾ってある7体の人形を手に入れることだ。リンゴ農園の男は、彼女に匿う見返りを要求してくる。当然身体しかないが、それをみんな見て見ぬふりをしている。やがてこの村にいることがジャマになるので、牧師の父から10ドルのカネを前借りして、りんご園の出荷するりんご箱と一緒に男に町まで送っていってもらう。ところが男は10ドルの他に危険手当を要求してくる。しかし再び気付いたときには、騙されて再び村にもどっているのだ。
▼村や田舎はプライバシーがないから住むのはイヤだという声を聞く。たしかにそうだ。だが溶け込むという「儀式」を終わってしまえば、住むのはさほど苦痛な事ではない。この「ドッグヴィル」で問題になる「排他・同一化」の行事は古くは連合赤軍、近くはオウムで行われた事と同じだ。いや人を殺さないというだけで、日本のどこの進歩的・右翼的勢力のなかでもおそらく同一の事が行われている筈だ。
▼再び映画にもどる。結局村にもどった女は動き回る自由を奪う、足かせをつけて働かされる。そして牧師のビルも含めて、みんな若くて美しい身体だけが目的だったことに気付き、彼女の復讐が始まる。レンタルビデオ店にはすでにあると思います。昨年のベスト5に入る、とにかく考えさせられる凄い映画でした。わたしも消さないでビデオテープは持っていますが、往復の送料を考えると借りても同じだと思います。

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