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March 13, 2005

◇「永遠のハバナ」を見る

▼となりの花王では会社訪問が解禁になったのか、それらしい服装をした女性が3日ほど前から頻繁にやって来る。昨日見ていたら中島美嘉そっくりの化粧をしている人を見かけたが、何か勘違いしているのではないだろうかと他人のことだが心配になった。それに中島はカネボウのCMにでているのだから余計まずいぞ。
▼朝渋谷のセンター街を歩いていたら、中島のポスターが一杯貼りだしてあり、「朧月夜」が絶え間なく流れていた。4枚目のアルバム『MUSIC』が発売になったのでその宣伝なのだろう。
▼昨晩はNHKBSでアカデミー賞の受賞式の模様を見ていた。WOWOWの実況中継に比べると1週間以上遅れているが、それなりにおもしろかった。一つはアカデミー賞の威力が観客動員にまったく連動していないこと。昨年は何だったみなさん思い出せるだろうか?わたしも忘れたが「ミスティック・リバー」じゃなかったなかな。今年も昨年のイーストウッドだったが、昨年のも訳の分からない暗ーい話で、レンタルビデオ店でも昨今の見かけないよ。もっと昔の「イングリッシュ・ペイシェント」なんて見る影もない。「タイタニック」なんて今や中古でも、見つからないがDVDが1000円以下になっているはずだ。事々左様にアメリカのロスという一地方の、メジャーユダヤ資本に牛耳られたバカ映画騒ぎであることが分かろうというものだ。
▼先日の飲み会でぽちぽち山さんが「ブリジッド・ジョーンズ」のレニー・ゼルヴィガーのファンであることを伺った。この日も受賞者を読み上げる立場で出てきました。しかし松の廊下の塩谷判官もかくあらんという長ーい、長ーいワインレッドのスカートを引きずるようにして出てきた。紅白の小林幸子も着脱はどうするのか心配しないけど、ゼルヴィガーはどうするのか心配になった。そういえば40歳ちょとになるわたしの従妹がいる。彼女が小学校の運動会の時、障害物競走に出たことを昨日の事のように思い出す。障害物の一つに俵をくぐるというのがあった。都会なのに俵くぐりというのも凄い発想だと思う。ところが彼女は俵をスカートを穿くようにして抜けようとして結局、抜け出ることができなくてビリになってしまったっけ。
▼◇☆☆「永遠のハバナ」「ブエナビスタ・ソシアルクラブ」もおもしろかったが、あれは今冷静に考えてみるとヴィム・ヴェンダースにしてやられたという感じがする。わたしもDVDを買い、CDも2枚買ってしまった。それでブルーノートには彼らは何度も演奏の出稼ぎにやってきた。つまりはっきり言っていないが、あそこではキューバの革命思想を全面的に肯定していないように思えるのだ。
▼わたしの田舎の夜も灯りは星しかなから暗い。夜道に街頭などないから、道を知っている人でないと歩けない。映画に出てくるハバナの夜は暗い。暗いのが当たり前なのだが、わたしたちはコンビニのような「都会」に意識していないうちに飼われているのだ。そして猛烈な消費をしないときが落ち着かないような人間にされている。ハバナを照らすのはモロ要塞にある灯台のあかりだけだ。朝になると人々の普通の生活が始まる。10歳くらいの少年はダウン症なのだが祖母に連れられて学校へとやってくる。それも特別学級であはなく健常者と一緒に算数を勉強している。それぞれの人間関係はエンディングロールで説明がでるのでしっかり最後までみていただきたい。靴職人、コンクリートを練って工事をする青年。黙々と線路の補修係をしている男性。ケータリングの食堂で従業員の手に傷がないかチェックする医師。ピーナッツを仕入れてそれを紙に巻いて小売りをする老婆。およそ日本では存立しない商売である。映像も35mmカメラみたいで画像は荒いし、さほど斬新とは言えない。だが淡々としたハバナに生きる人々の生活がにじみ出ている。最初のダウン症の少年は母親が3歳の時に死亡して父親に育てられる。老人達はカストロが演説しているらしい大集会の群衆シーンが雨音のように映るのをじっと見ている。
▼実は登場するほとんどの人々は別の仕事(奉仕か?)を持っている。コンクリ青年は夜になるとバレリーナになって踊る。保線労働者はシャワー(と言っても自分で桶の水を流すだけ)を浴びてスーツに着替えてクラブでサキソフォンを演奏する。医師はピエロになって学校を訪問して手品を見せる。それが何も袋に入れた紙切れが、キューバ国旗になるというものだ。その素朴な手品をみた小学生達は拍手喝采をする。靴職人は夜になると毎晩違うスーツを着替えて、クラブで優雅にステップを踏むのを生きがいとする。ピーナッツの老婆は「もう生きている意味はない」とため息をつく。キューバは本当に日本と比べると貧しく見える。この原因とはアメリカ(米州機構)によるキューバの経済封鎖によるものだ。別に高らかに革命を謳歌するものではない。だが物質的に恵まれていないものの、人々はより人間らしく生きようと努力している。どのような状況にあっても人間は、人間としての誇りを失わないで生きている事を実感する映画でありました。渋谷ユーロスペースで、3月中の土・日モーニングショーとレイトショーのみ。
▼今朝の朝日に載っていたイラクの女性警官の訓練姿の写真は凄かったです。データベースに写真を載せます。あの黒いチャドルというの?あれを着てドイツ製H&KMP5Aを背負ってビルからの降下訓練をしているのには拍手喝采ですねー。凄ーーい!NHK夜7時のニュースでは拳銃の射撃訓練が放映されました。
▼いろいろ調整させていただきましたが、本場メキシコのテキーラを飲みながら語り合う会は3月26日(土)午後6時からとさせていただきます。水居さんは当日帰国して、会場に直行します。hiroさんは学会があるので、参加できるかどうかは微妙なところで、当日にならないと分かりません。私は料理教室の最終回なので、会場到着は午後5時過半頃からになります。日程のあわなかったMINさん申し訳ありません。参加される方は事前にご一報下さい。また準備のお手伝いをして下さる方も事前にご連絡下さい。

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