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April 14, 2005

「仁義なき戦いを作った男たち」を読む

▼短歌は何人かがご募してくださるので、しばらくお待ち下さい。応募者は全員匿名ですからお楽しみに。NHKBSで11日午後11時から「中島美嘉コンサート」の再放送をしたので録画して見た。そのなかで彼女は歌詞を作詞するので一生懸命考えようとするとできない。それで諦めてベッドに入ると歌詞が頭に浮かぶので携帯を出して打ち込むというのだ。「あたしはワープロもパソコン?もできない」と云っていた。
▼NHKBS「関口知宏列車の旅」は昨日からわたしが数年前に通過した、四国から和歌山をやっているので懐かしく見ている。きょうは琴平から岡山列車で渡り、船で四国に戻る。そして徳島からフェリーで和歌山に行くのだ。わたしは逆行したのだが、フェリーではなく高速のホバークラフトだった。
▼昨日お伺いしたお宅で聞いた話。NHKの不祥事に腹を立てた方は昨年暮れさっそくNHKの契約を解除する文面を送り、さらに銀行の自動引き落とし口座を解約したのだという。解約をしたらすぐガラの悪い集金担当者が夕方やってきて、近所に聞こえるような大きな声で「法律を守れ」と喚いたのだそうだ。その方は「NHKの契約とは法律ではなく任意のものでしょう」と云うと、さらに大声をあげようとする。「もう暗くなって来たので、本日はお引き取り下さい」と話したらようやく引き上げた。もう一回来たら、もっと論争を挑もうと手ぐすねを引いているがそれっきりになっているという。先週発行された、「週刊文春」によるとその取材経費の精算方法はじめ経理の処理が、使い放題で、いかにずさんであるか分かる。これでは解約する人が70万人を突破する理由が、納得いってしまう。
▼●「『仁義なき戦い』を作った男たち/深作欽二と笠原和夫」山根貞男他編 日本放送出版協会 1600円
 名作「仁義なき」シリーズはどのように生まれたかという分析をしたもの。このシリーズは藤純子(現:宮司純子)が引退してから、会社幹部は今までの任侠シリーズではいけないと感じる。たまたま当時の「週刊サンケイ」(現:「SPA」)に連載され始めた関西の弱小暴力団幹部の手記に目をつけ、脚本家に依頼する。そしてそこで監督として目をつけられたのが深作であった。当時深作は脚本を直すので、嫌われていたが、「一行も直さない」と約束させられてメガフォンを取る。そして既存の二枚目俳優のアップを止めて、売れない大部屋俳優たちをたきつけて競わせ、自力で画面に登場するようさせた。これが脚本の力もあって起爆剤となってヒットしていく。
▼この中で内田吐夢の話が出てくる。彼は満州映画社に入る。そこでまたあの大杉栄を虐殺(3人を絞殺した)下手人憲兵大尉だった甘粕正彦にであうことになる。甘粕は常に「五族協和」を訴え、形だけはそれを実行させようとしていた。そして彼はことあるごとに「海ゆかば」を歌わせたという。*「海ゆかばとは」万葉集の大伴家持の「海ゆかば みずつく屍」という歌を、天皇のために死ぬとねじ曲げた解釈をした軍歌のこと。そしてソ連参戦がわかったとき、日本人社員を集めて「自分は自殺する。みんなの前で公言して自分を追い込むのだ」と拳銃自殺をする。残った中国人社員は中国共産党系の人で、帰国できなかった日本人は、求めに応じて彼らの映画作りに協力する。

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