« 親友の見舞いに行く | Main | 「スクリーンの中の戦争」を読む »

May 01, 2005

二つの離婚話

▼昨夜と父と大げんかをしてしまった。きっかけは3日前に遡る。彼が愛用している腕時計の腕皮についている金具が取れてしまったことだ。母にそれを預かって近くのジャスコに行ってみたが売り場が見つからなかった。したがってわたしは東京に持ち帰り修理して持ち帰る約束をした。それでも父は24時間腕時計を離さない人なので、「腕さ寂しい」と訴える。とりあえずわたしのつけているものをつけたらどうかと提案したが、「人のものなぞいらない」とはねつける。夕食の時にビールを飲んだとたん急に攻撃的になって、わたしの聞くに堪えないような悪態をつき始めた。「ふてえ野郎だ」、「その目つきは何だ」、「態度がでかい」と行って罵り始めた。わたしは預かった時計が見つからないのでカバンを逆さにして振って調べ始めたら「当てつけをするな」、「妹が持っていった筈だから電話せよ」、わたしが預かって見つからないから探している最中だ、というと「なければ自宅に電話しろ」と大声を上げる。「だって一昨日ここに来たのに、自宅にあるはずはない」というと、隣近所に響き渡るような大声上げて「うるさい、生意気」をくり返す。
▼反論しても、謝ってなだめようとしても激高するばかり。わたしは缶ビールを2本ほど飲んでしまったが、仕方なく母とジャスコまで時計を買いに行くことにする。車に乗り込むと「戸は締めて家に再び入れないからそのつもりでいろ」と捨て台詞を投げつけられる。父が今までつけていた時計も安物。もしベルトを交換しても、ベルト代金が770円だからプラス220円で、今のものが買えてしまう。しかも腕時計をしていても母に「今何時だ!」と怒鳴るように頻繁に時間を聞きただす。父の場合、老人性脳萎縮症というのが正式名称、似たようなのに痴呆症、アルツハイマー症があるがそのいずれとも違う。現在はまだらぼけの状態。昨晩はわたしの人格まで大いに、傷つけられたので午後10時頃の新幹線で帰ってしまおうかと思った。そうしたら母が可愛そうだし、思いとどまった。まだ寝たきりでも、病気もちでもないのだが、カネと時間を使ってわざわざ疲れに来て、介護の一歩とはこんなことかと情けなくなる。そして翌朝は昨晩の事をすっかり忘れたように「お前こんな所に来ているなんて、よほどヒマなのか」と平気でいうのでかなり落ち込んでしまった一日。
▼また親戚や近隣で離婚話が二つほど持ち上がっている。一つは人も羨む3世代同居住宅をつくった家での話で話の主は3世代目の夫で、突如離婚して東京のパチンコ屋で働くと言いだした。妻は小さな子どもを3人抱えていて自活できない。2つ目は親と同じ敷地内に豪華な別邸を建てて貰ったばかり。結婚した時も家業の農業はやらなくても良い、という条件だった。夫の父は同じ敷地で農業を手広くやってい大金持ちだったがガンを宣告され、農業を縮小せざるを得なくなったとたん、農業を手伝え、家のカネを払えと言ってきたので、今朝近隣に「実は離婚することになった」と挨拶に回ってきて、みんな驚いていた。いずれも財産やカネを守るために、異質な者は排除されるという論理ではないかと思う。

|

« 親友の見舞いに行く | Main | 「スクリーンの中の戦争」を読む »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference 二つの離婚話:

« 親友の見舞いに行く | Main | 「スクリーンの中の戦争」を読む »