チケットプレゼントのお知らせ
▼昨日一番のニュースは「住基ネットに違憲性」の判決が金沢地裁で出たことだろう。とくに憲法13条の個人の尊重・幸福の追求権のひとつに位置付けて、プライバシー権には「自己情報のコントロール権」を認めたことは大きいと思う。これとは別に現実社会では、個人情報保護法が4月から施行され、身の回りでは過剰と思われるほどの反応が見られる。新聞の街頭集合写真などぼかしやモザイクが入っている。本を注文するとき、複写伝票に記入していたのだが、以前は一覧できたが、現在は自分の所以外は厚紙で覆われている。わたしは大量の個人データを扱う、DMの仕事をすることもあるのだが、それは「漏らさないように細心の注意をする」という誓約書を書かされた。しかしそうやっていても、個人情報漏出事件は毎日毎日後を絶たない。
▼パソコンやデータの端末ではHDDがなくなってしまったり、指紋認識とか…。昨日朝日朝刊でNECのパソコンのCMにお笑い芸人の「ヒロシ」が出ていたのをご覧になっただろうか?NECにしておけばロックができるから、パソコンを忘れても心配いらないというのが、ウリの一つだった。しかし漏洩・漏出はパソコンが自動的に行うのではなく、パソコンを扱っている人間が、「情報がカネになる」ことを知っているからだ。この辺の認識がきちんとならない限りどうやっても漏出事件は後を絶たないだろう。携帯の課金システムは、プログラムをちょっと変えるだけで、個人の位置情報になる。それは徘徊老人や子どもの位置確認システムで現実に作動している。さらにインターネットの「ロボットによる巡回検索システム」、これはもうエシュロンと同じだ。現実にみなさんは自分の名前を打ち込んで「検索」して見ていただければ、「一定の社会参加」をなさっている方はたちどころに、「何をしている人か」たちどころに分かる。
▼昨日仕事の立替金のお金をいただくとき、「細かいのがないから」と3年前のワールドカップの500円金貨を下さった。わたしは思わず「あっ凄い古銭買い取り業者の所に持ち込んで差額で儲けてしまおう」と呟いた。下さった方は「どうぞ、ご自由に」とおっしゃったので、帰宅してからネットで調べたが3年前なのでどうも金額が出ていない。という事は同じ500円の通貨の価値しかないのかも知れない。もしどなたか、プレミアムが付いているなの、ご存知の方がいらっしゃったら教えて欲しい。
▼「ワイルド・ギース」に関していただいたご意見の一つ。「当時でもマイナーな作品ではなかった」作品をわたしがご紹介したので「おどろいた」との事でした。実は「戦争映画名作選/第二次大戦映画ガイド」(620円)という集英社文庫の本があります。著者は柳澤一博で内容は歴史的観点もしっかりしていて、とても真面目な本です。ここに登場するのは現実にあった戦争だけなのですので、当然「ワイルド・ギース」などは出てきません。
▼チケットプレセントのお知らせ
いつも『鍵盤乱麻』に投稿してくださっている皆さんにチケットのプレゼントを行います。日時:6月7日(火)午後6時半開場、場所:池袋芸術劇場、演目:ウィーン少年合唱団(詳細・続報)このチケットを読者5名にプレゼントします。応募条件:5月に一度でも『鍵盤乱麻』HP、ブログ、メルマガに投稿してくださった方、飲み会に参加された方に限ります。当日高地は仕事がありますので参加できません。ご希望の方は至急高地までメールか電話でご連絡下さい。
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