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May 15, 2005

権力に都合の良い犯罪ばかり起きる

▼ネット不通の情報チベット長野から帰ってきた編集長であります。帰ってきてまずやることは数種類の新聞のチェックです。もちろん佐久にも新聞は朝刊だけは来ていますが、何度も書いているように、長野を牛耳る小坂一族が県紙「信濃毎日新聞」の経営権を握っていますから、かなり偏った情報しか流しません。選挙の時になると同じ保守でも敵陣営の運動は抹殺して一行も掲載しないという徹底ぶりです。TVもありますが東京NHK1chがこちらでは2chで、後は信越放送と長野放送がありますが、中央のキー局のミックスなので曜日による放送日が異なるので、もうめちゃめちゃで見る気が起きないのです。
▼この間のニュースでいくつか感じた事をまず書きます。どうしてこうも権力側に都合の良い事件ばかり頻発するのだろうというのが第一の感想です。まずブラジル国籍人と思われる外国人による拳銃強奪事件です。昨晩のNHKの午後7時のニュースを見ていましたら、警察官が持っていたのはニュー南部式回転拳銃とあり、その拳銃のアップが写り、ハンマー(撃鉄)が落ちる画像が出ました。撃鉄の形状からしてこのニュー南部は真性拳銃です。という事はこの映像は警察庁が提供しない限り撮影できません。つまりテポドンの画像以来NHKには画像を操作して、恐怖心を煽るサブリミナル効果を考えた映像が多すぎるのです。資料映像なら静止画像を提供するだけで良いのです。ところが引き金を引いて撃鉄を落として見せています。それにより警察は、一般大衆にブラジル人が拳銃を持って逃走しているから怖いと思わせるのです。
▼次は木更津で起きた少女監禁事件です。これもなぜ半年近くも表面に出てこなかったかとても不思議です。食堂に逃げ込んで教会に行って、神父は警察に訴えるように説得したが少女は拒否したと言っています。これも人命に関わる事件ですから、そういう猶予はないはずですが、なぜか新潟の少女監禁の時とは違い、誰かの意向によってしばらく伏せられていた。わたしなど保護司が意識的に権力とグルになった怠慢としか思えません。時あたかも性犯罪者が釈放されても居住地を明らかにするとか、と言う論議がされようとしているとき、絶妙のタイミングです。それにNHK始め各放送局に登場する加害者の映像は、一様にブラック・ジャックのような目がキラリと光る「不気味さ」を感じる髪型の物が提供されています。
▼以上二つは一貫してわたしが書いている、日本における自警組織の再編成と大いに関連があります。つまり一つはPTAパトロール、子ども110番。もう一つは「週刊朝日」先週号に載っていた「JR駅別凶悪犯罪発生地図」です。これも元ネタは警察庁です。これらは自治会などによる通年の防犯パトロール化とも関連してきます。こういう組織は気付いたときには、関東大震災の時に朝鮮人を虐殺した自警組織に早変わりします。さらにもう一つ学校のPTAなどを中心にした携帯メールを使った「不審者通報情報網」全国的に学校単位で出来上がりつつあることも見逃せません。
▼JR西日本の社長は昨日国会の証人喚問で「有識者による諮問委員会の設置」を表明しています。一体有識者ってなんでしょう。前にも一度書きましたが学識経験者というのもインチキくさいです。後者で言えばわたしが小学校時代、クラスにとても勉強嫌いな男の子が一人いました。それが彼は地元の某協同組合の「学識経験者」枠で推薦されて高給を貰っていました。それでわたしは「学識」なんて、どんな理由でもつけられる事を知りました。「有識者」とはどういう人を言うのでしょう。例えば国鉄がJRになるとき、評論家の草柳大蔵だったような気がしますがTBSラジオで彼が、大井川鉄道を「D51が走っている(あそこはC11なのだが有識バカな彼は列車の区別がつかないよだ)大井川鉄道では車掌さんがきっぷを売るだけでなく改札に飛んでいったり、車内販売だってやっている。民間でこれだけのことができるのだから国鉄だってできないことはない」と宣っていた。
▼ハッチー氏も「投稿欄」で書いていらっしゃるのだが、評論家や有識者が当時中曽根首相の号令のもと「国鉄民営化」に翼賛する大合唱の先鞭をつけていたのだ。その結果国有地を民間企業に払い下げ、それらの会社は大もうけ。そして現実の線路は、生産性向上の名目のためまず保線関係が手抜き、そして人件費を食う現場職員の採用中止が率先して行われたのが、今回の事故に繋がったと言っても過言ではあるまい。権力の手先となった学者や有識者がいかに多いか知っておく必要がある。かつてある学者に聞いた事があるが、東京都の諮問委員会の「委員」になると、月一回の会議に出席するだけで、月額5万だか10万の手当が支給されるのだという。学者を寝返えさせるには大金は必要ない。たったそれだけの金額で言いなりになってしまうのが現実なのである。
▼最後にイラクで行方不明になっている千葉市花見川区に弟さんがお住まいの斎藤さんのことだ。新聞やマスメディアの論調は暫定政府に武装勢力と交渉ができるかどうか打診している。重症なら手当をして欲しい。病院を調べている。単に物資の輸送を警備していただけだ。など白々しい事を書くようになった。こういう記者はバカじゃないかと思う。可愛そうだが斎藤さんは好んで自分の意志でイギリスの警備会社に入り、米軍のために働く警備会社を選択したのだから、死ぬ覚悟はできていた筈である。イラク武装勢力から見れば警備会社=斎藤さん=アメリカと同列の敵なのだ。だから重症を負ったからと言って戦時国家において病院に被害者を担ぎ込むのは、足が着くからよほどの甘チャンかバカのする事である。マスメディアの責務は外人部隊に行って斎藤さんの行動を詳しく調べることだ。わたしたちが平和ボケなのか?それとも彼が何か特殊な任務を帯びていたのか調査して欲しい。映画「モロッコ」のラストように、外人部隊に入った恋人の後を追って、砂漠をハイヒール脱ぎ捨てて歩くなど自殺行為と同じで5分と歩くことはできまい。

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