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May 02, 2005

「スクリーンの中の戦争」を読む

▼昨晩書いた介護の事でお二人の方から激励のメールを頂きました。ありがとうございました。インターネットで調べても、老人性脳萎縮症の治療方法はないようです。どうしてなるかという事があるサイトに出ていましたが、脳梗塞がきっかけになる場合があるとの事です。そう言われれば10数年前の冬でしたが、朝ご飯を食べている時、箸を落としたのを母がめざとく見つけてすぐ病院に入院検査してもらいましたが、それが小さな梗塞でした。それから外に出歩いてつき合いや、趣味の集まりから遠ざかるようになり、自分の思い通りにならないとすぐ怒るようになったように思います。おそらくわたしが帰省した折も話の通じない父を敬遠して母とばかり話しているので、子どもと同じ嫉妬心がメラメラと燃え上がるのでしょう。それはなるべく敬遠しないで話に加えさせるよう努力したいと思います。
▼きょう午前中に伺ったお宅でも長女であるご本人が、足腰を痛めているので弟さんの所にお母様を預けているが、そのお嫁さんとおかあさんがうまく行っていないので、冬寒いのに選択が面倒だからウールなどを持っていっても着せてもらえず、洗濯しても早く乾く化繊を着せられているのでしょっちゅう風邪を引いている。さらにこんど施設に入れることになったが、自分が現地に確かめにも行かず、安い外房のアパートを改造したようなお粗末な施設に入れられてしまうようだ、というような悩みを話していました。さらに午後伺ったお宅では福祉の勉強をしている学生さんがいらしたので、老人性脳萎縮症の特別の介護方法とか、ヘルパーの資格をとるとその中で何か特別介護方法を教えてくれるのかお聞きしたところ、やはり特別な事はやらないと教えて下さった。そのお宅でも我が家と同じくらいの年齢のお年寄りを抱えていて、意思疎通では血の通っている人とそうでないひととの違いがあって苦労しているという。
▼29日のオールナイトショーにはお二人が参加されたようだ。しかし眠って仕舞ったとか、よく分からないとおっしゃっているのでもったいない事である。いずれ秘密諜報部員だったか秘密工作員様からご報告があろう。「ライブ・フレッシュ」などスクリーンでもう、二度と見ることができない傑作中の傑作だったのに、もったいない話である。伝え聞く噂によるとパラグアイのNAMさんんも、生活が落ち着いて来たご様子で、映画とか読書三昧の日々をお過ごしのようである。ぜひ近況の投稿をお願いしたいものだ。
●「スクリーンの中の戦争」坂本多加雄著 文春新書 790円
「週刊金曜日」風に言うならば「読んではいけない」本だ。なぜなら著者の坂本は「新しい教科書をつくる会」の理事をしているからだ。だがなおかつコッポラの「地獄の黙示録」はなぜ途中から難解・意味不明になったのかとか、「パール・ハーバー」で感動する困った若者たちなどの分析はおもしろい。ただ後者その対比として「トラ・トラ・トラ」が「良い」として評価されて出てくるのは、ちょっと困る。だがこれはわたしがレンタルビデオで検証してからご報告しよう。彼はまた「明治天皇と日露戦争」もベタ褒めなのだ。これはわたしが中学校時代、学校行事として小諸の映画館まで歩いて見に行ったのを覚えている。歴史的分析でおもしろかったのは、明治維新から10年間、明治政府を悩ませた士族反乱もまた、戊辰戦争から復員して来た兵隊たちの活躍の場を求めて起こした騒動だ。その最大のものが西郷隆盛の西南戦争で、発端になったのは征韓論だ。復員軍人の不満を外征によって発散させる。攻められる方はたまってものではないが、そのくらい国家にとって、戦場という究極の非日常の世界から帰ってきた大集団を抱えるというのは大変なことだ、という分析はおもしろかった。さらに本書では「タクシー・ドライバー」にかなりの紙数を割いているが、その部分はかなり納得ができる。

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