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June 21, 2005

「女性の別れのシーン」について考える

▼無線のプリントサーバーに取り組んでいるが、こちらはさらに難しく、他の仕事が押せ押せになってしまった。今朝は時間を指定された仕事をすべく、朝5時起きで取り組んでどうやら2時間でやり終えた。
▼無線LANの事を書いたら某読者から、「家の近くでもどこかのアクセスポイントが使える」というメールを頂いた。実際テストしてみると、買った無線ルーターにセキュリティをかけないで使っている方が多いので驚いてしまう。無断でアクセスするだけならば、電波法違反にはならないが、相手のパソコンを覗くと罪になる。厳密に言えば、電波法では見聞きした内容を他人に漏らすと罰せられる。もうひとつ注意しなければならないのは、無断アクセスした自分のパソコンの内容も相手から見られる可能性があるという事だ。無線LANで使っている方は、マイドキュメントなどの「共有」を外しておくことをお勧めする。
▼きょうは「女性の別れのシーン」について考える。一番有名なのは「第三の男」のラストシーンで、アリダ・ヴァリがジョセフ・コットンを見向きもしないで去っていく場面が名高い。日曜日に見た「ラベンダーの咲く庭で」は老姉妹がコンサートが終わったあと、青年との想いを断ち切るように去っていくシーンの撮り方が上手かった。「第三の男」はロングショットでずーとフィルムを回しっぱなしだ。ところが「ラベンダー…」は老姉妹の後ろ姿をスライドのように切り取る。つまり5m歩いたショットを写したあと一旦消えて、次に写るのは10m先の二人、次は30mという風になるのだ。この手法は歌舞伎「仮名手本忠臣蔵」の第4段目に「城明け渡し」という場面がある。この場面は地味なのであまり上演されることはないが、大星由良の助が赤穂城を背に去っていく。狭い舞台の上で遠近感を出すためにどうしたか?舞台装置を考えた人は、背景の城を少しずつ小さくして大星が城から遠ざかっていくように演出したのである。
▼歌舞伎が戦前モスクワで上演されたとき、映画監督エイゼンシュタインの目にとまり、彼のモンタージュという手法に生かされることになる。「ラベンダー…」でも、青年への想いを断ち切るという、気持ち整理で良く出ていた。さらにアシューラは姉に散髪して貰った、アンドレアの髪の毛を数本密かに持っていたが、帰宅して自宅の窓から風に載せて飛ばせる。

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