無線LANの設定をする
▼本当は第三の週末なので介護帰省をしている日にあたる。ところが3日ほど前、都心にある某社から無線LANの設定を頼まれた。お金も渡され、「できるだけ早く頼みます」と言われてしまったので、こちらを優先させることにした。実家の方で頼まれているのは、アメリカヒロシトリ予防の消毒をする事だった。庭先には梅を始め10本に満たない樹木があるので、それに消毒液を散布するのだ。もちろんお金を払えば、行政の方でもやってくれるのだが、ついでだからわたしがやろう、ということにした。ところがこのところ雨が降り続いている。消毒の効果を上げるには少なくとも散布して一日二日は晴天であることが望ましいのだ。
▼無線LANは数日前からいろいろな参考書を読んでいたが、部屋全体で使えるようにするにはアンテナがあるルータの設置場所が問題になる。個々のパソコンでLANカードを認識させる事はできたが、親機は社長室にあるのでどうも電波を拾わない。きょうは朝から、その位置の変更を行う。午前中で終わらせてできたら午後から映画に行きたい所だが…。
▼以下は夜帰宅して書いている。結局無線LANの設定は9台中5台までできたが、あと残ってしまった。今回無線LANはショップの勧めもあってNECの物に統一した。中々設定ができなかったのは、内蔵の無線カードのものに手こずったこと、OSにXPプロフェッショナルを使ったものが上手く行かなかった。変な話なのだが、その会社では隣の会社から流れて来ていた漏洩電波を使って運用していた。だが最近それに気付いたらしく、アクセスできないようにセキュリティをかけて使えなくなってしまったのだ。気をつけてセキュリティをしていないと、あなたのパソコンの中身は見知らぬ第三者に丸見えとなっている可能性も大なのだ。まぁ無線LANなどやらないに越したことはないのだ。だがこの会社の仕事は都庁関係なので、入札に行き応札すると2時間以内に書類を出さなければならない。そんなの一々会社に帰ってやっていたら間に合わない。応募用紙をダウンロードし、その場で会社からデータを読み込んで、東京都に出さないと間に合わないのだ。という事で残った仕事は月曜日午後伺って完成させることにした疲れ切ってしまって映画館に行く元気は残っていなかった。
▼●「世界は一冊の本」長田弘著 昌文社 1700円
その中の一人スペイン、バスクの出身のウナムーノはスペイン内戦のときンフランコを批判して幽閉されたまま死んだ人。スペインの大地は、神の荒れた掌 その大地に住むのは 国民(ナション)ではなく、人々(プエブロ)。 そこで生き 死に それによって生き、死ぬところの大地を夢見る人々(中略)「哀れなドン・キホーテ」は、敗れて死んだ。だが、絶望とたたかう魂を、彼は遺したのだ。諸君には、ドン・キホーテの笑いが、神の笑いに聞こえないだろうか?」
▼わたしは先日「プエブロ」をインディアンの言葉と書いたが、スペイン語の間違いだと分かった。またこんな詩がある。毎日、滅茶苦茶だったけどネ、ちっとも退屈しなかったヨ。忙しいばっかりだったけどネ、ハテ、何に忙しかったのやら。後生大事なものなんてないサ。悲しまぬことを覚えるこッた。死んだ祖母の口ぐせだった。裸に生まれていたに何不足。(love for life)
▼なぜこの本を借りたか忘れてしまったが、おそらく落合恵子が母親の介護に疲れたとき、ふと手にする一冊だったと思う。
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