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June 20, 2005

「リチャード・ニクソン暗殺を企てた男」を見る

▼きょうは『鍵盤乱麻』メルマガの締め切り日です。すでに4人から投稿を頂いています。締めきりぎりですと時間に間に合わない場合がありますので、なるべく1日前にお送り下さると助かります。
▼昨夜NHKTVの予告を見ていたら大河ドラマ「義経」が「動乱の都」として木曽義仲の登場だった。わたしはこの大河ドラマが大嫌いなので、ほとんど見ていない。大体、偉人伝とか立身出世物語というのが苦手なのだ。義仲を演じたのは小澤征爾の倅、小沢征悦だったが、ふてぶてしい態度はなかなかの演技だった。そして後白河を演じた平幹二郎は相変わらず老獪で、気味の悪くなるような存在だった。来週は「義仲の最後」だというから、また見なければ…。
▼◇「リチャード・ニクソン暗殺を企てた男」小市民サム(ジョーン・ペン)は事務用品販売をしていたが、飽きっぽい性格で何をしても長続きしない。すでに美人の妻(ナオミ・ワッツ)と結婚して3人の子どももいるが、生活費を稼げない夫に愛想を尽かして、彼女は若作りして近くのレストランでウェイトレスをしている。しかしそこで彼女が客からチヤホヤされるので、それがシャクの種でもある。妻からは離婚請求が出され、あるとき裁判所から、離婚が認めれる書類が届くのですっかり切れてしまう。あとは一旗あげて彼女を振り向かせる事しかないとサムは考える。新しく入った会社でも、経営者とトラブルを起こし、即クビになってしまう。おりから写っていたTVにはリチャード・ニクソンがウォータゲイト事件で捕まる直前の模様で、実現できそうもない減税プランをぶちあげる。そして起訴されてからは、自分の身の潔白だけをとうとうと演説する。解雇されたサムはタイヤ販売で一儲けしようと、資金提供者を募るがどこに行っても相手にされない。来る日も来る日も、資金提供者からの手紙を待っているが、連絡など来ない。次に考えたのはタイヤ会社からニセの会社の名前を使って大量の仕入れをしてしまう事だった。本当はこれは詐欺罪になるところ、寛容な兄の取り計らいでかろうじて犯罪にならずにすむ。だが兄からは縁切り状を渡され、行き場がなくなってしまうサムだ。俺がこんなに上手く行かないのも、ニクソンがいけないのだと短絡的に考える。そして自動車整備工場を経営している友人が拳銃を持っている事を思いだす。それを使って機長を脅してハイジャックして、ホワイトハウス突入すれば、憎っきニクソンを殺せると考える。意を決して搭乗ゲートに並ぶサム、たまたま前にいた女性のハンドバッグが、警報機に反応したことから動揺する。そして警備員たちの制止を振り切って飛行機に飛びこんでしまう。何をやってもうまくいかない小市民は、怒りのぶつける先を見失ってしまっていたのだ。マイケル・ダグラスの「フォーリング・ダウン」にかなり似通っている映画だった。

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