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June 06, 2005

「ホステージ」を見る

▼昨日、本当は「ミリオン・ダラー・ベイビー」に行く予定でした。ところがわたしが読んでいる新聞の一つに「狸御殿」と「ミリオン・ダラー」を評価した記事が出ていたので急に止めようという気になりました。この記事を書いているのは、文体からおそらくY和夫という映画評論家でありましょう。Yが映画批評を書いているからこの新聞を読みたくないという人がわたしのまわりにはたくさんいます。今どき階級的史観だけを優先課題にする人も珍しいです。ところが最近それに「中国映画なら何てもOK」というのが加わりました。「HERO」だって中身がないゴミみたいなファッション優先映画です。それにチャンが出ているから「狸」かと、この大衆を愚弄した見上げた追随振りには驚くばかりです。あの「週刊金曜日」ですら、「狸御殿」はつまらないと書いています。
◇××「ホステージ」はブルース・ウィリスの最近作であります。ウィリスは交渉人の仕事をしていましたが、SWAT突入の判断ミスで人質を犠牲にしてしまいます。その後遺症から立ち直るまで1年余、彼はロス郊外の警察署の署長に赴任しています。ところが単身赴任しているため、妻との関係が悪く離婚をしようかと二人は考えています。そんなとき辺鄙な山間にある豪邸に若いちんぴら3人が押し入り(城塞のようなセキュリティ堅固な家なのですが、これが不思議)親子三人を人質に取って立てこもります。ところが親父はマフィアの会計係を担当していて、データをDVDに暗号化して焼き付け、上部に渡す準備をしたばかりでした。警察に家を包囲されたので、マフィアはウィリスの妻子を人誘拐して質にして、「DVDを取ってこい」と脅します。別れ話が進行していますから、ウィリスが「俺は妻やガキの顔なんか見たくないから、どうにでもしてくれ」と叫べば、この映画はここで終わっていたはずです。ところがウィリスは妻子がいとおしくなったようで、署長権限を利用してDVD奪回に臨みます。ところが進展しないのにいらついたマフィアは、上部組織であるFBIに姿をやつして乗り込んでウィルスを脅します。この辺の話があり得ないので乱暴な筋立てですなー。つまり妻子をようやく救出して、3人で抱き合いアメリカ映画お定まりの元のさやに戻ってめでたしめでたしで終わるのです。「パニック・ルーム」の二番煎じで、先が読めてとてもつまらなかったです。それに人を安易に殺しすぎです。まぁイーストウッドもマスメディアの利用の仕方が上手いので、宣伝だけは立派ですが、ここ10年間ほど面白い映画は何一つ作っていませんから、両方くらべてどいちらにすればよかったか、分かりません。とにかく昨年の「ミスティック・リバー」は後味が悪かったですからね。
▼今週末?もちろん「戦国自衛隊1549」。

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