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July 03, 2005

◇「ディア・フランキー」を見る

◇「ディア・フランキー」都会は便利である。今朝の朝日朝刊21面に出ていた映画。予告は見ていたが、記事を読んでDVがテーマだという事が分かったので行く気持ちになった。9歳の男の子フランキーを抱えて実母と暮らすリジーは、自ら車を運転して逃げるように、スコットランドにやってくる。それは夫の暴力で瀕死の目にあったこと、フランキーが難聴になったのも夫の暴力が原因であったためだ。リジーは引っ越してすぐ、近くの雑貨店にフランキーを買い物に行かせる。メモの中に母のタバコもあったが女店員は品物を渡すのを拒否すると、あとからリジーがやってきて、「タバコ」が欲しいと催促して並ぶ順番を無視して買っていく。それがきっかけでリジーは女店員と親しくなる。実はフランキーはまだ見ぬ父に手紙を書き続けているのだ。その返事を書いているのは父を装っているリジーだ。ところが今度父の乗っている船が、近くの港に入港することになることを知る。困ったのはリジーで誰かにカネを払って父親の代わりをして貰おうとするが、全く当てがない。女店員に相談すると一人の苦み走った男を、経歴と名前を知らせないという条件付きで紹介してくれる。そしてその日、男はフランキーに、大好きな熱帯魚の本を持って訪ねてくる。男は過去の手紙を全部読ませてもらって、フランキーの好みなども全部承知していたのだ。最初訪問して来る男に警戒的だった母も、そのやり取りを見ていくうちに、次第に心を開いていく。
▼そしてたった1日だけの約束だったものが、男の提案で出港は月曜日だから、フランキーともう一日つき合いたいと申し出る。最初は「余計なお世話ね」と断るが、彼の熱意を受け入れることにする。夫役の彼は船の上から手を振り、石を使った水切りをうまくやる方法を教える。今まで暴力を振るう男しか知らなかった家族は、世の中まんざら捨てたものではないと思うようになり、約束のアルバイト料を渡し、指切りをして別れる。しかし自分のバッグを後で開いて見ると、アルバイト料は袋に入ったまま全額戻されていることが分かる。そうしている最中、最初の夫の妻を探している、という顔写真入りの新聞広告が載る。電話をして聞くと前夫は瀕死の床にあり、死ぬ前に妻と子どもにどうしても会いたいと言っているという、前夫の姉からの連絡だった。母は「罠に違いない」と警戒するが、リジーは単身元夫の病院に乗り込む。彼は点滴を受け見るからに弱り切っていて、「自分には子どもに会う権利があると」叫ぶ。リジーは自分を半殺しの目に遭わせ、かつ息子を難聴にするまで暴力を振るっておいて、身勝手過ぎると彼の要求を拒否して逃げ帰る。それでも後日気を取り直して、死ぬ直前の夫の部屋にフランキーの書いたタツノオトシゴの絵と、写真を一枚届けるのだった。これでニセの手紙をやり取りするのも終わりかと思っていたが、フランキーが父に出した最後の手紙が届く。そこには夫役の事、本当の父の事もすべて知っていると書かれていた。

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