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August 17, 2005

「新・仁義なき戦い」を見る

sisousen
▼昨日昼前の地震はみなさんいかがでしたでしょうか?前回の時は4階にいて、1階まで一気に駆け下りて、周りから「それが一番危険だ」と注意された方もいらっしゃったようだ。何はともあれ落ち着いて行動していただきたい。わたしは千葉地震の経験でドコモの災害通信に登録したこと、毎朝携帯を充電しておくことに心がけている。
▼「新仁義なき戦い」今までの5部作から時代をさかのぼらせた昭和25年の広島になっている。山森組の若衆である菅原文太は敵対する土田組組長を暗殺し、11年の刑を宣告されて出所してくる。出迎えに来ているのは渡瀬恒彦らたった二人という寂しさである。菅原の服役中、山森組は田中邦衛と若山富三郎それに中谷一郎の3派に分かれてしまっている。そしてずっと続いているしたかな金子信夫だ。菅原が出所して以降、金子は田中をそそのかして若山を殺害させようとしている。そして彼らの三巴の抗争はエスカレートしていく。前回まで文太は7年の懲役刑は長かったとぼやいている。とすると合計17年、これではいくら何でも長すぎると思ったら、別の物語になっていた。しかも若山を殺そうとした段階で、杯を返そうとする。さらに指を切ってその決意をしめそうとする。渡瀬に「出刃もってこい」というのだが、出てきたのは「文化包丁」であった。あれでほんとに切れるのだろうかと、余計な心配をしてしまう。出入りや銃撃戦のシーンの撮影技術は進歩しているが、深作監督が会社から正月映画の目玉をと言って作らされただけに、話そのものに新味はない。
▼ただし金子信夫の姐さんを演じた 木村俊恵と情婦を演じた渚まゆみの描き方は、ヤクザが女を利用している姿。後者は自分が朝鮮人だからそのような弾よけとして使うのかという詰問するシーンは説得力があった。
▼てんぐささんが「靖国ではなぜ若者が多いのか?」という疑問はわたしも感じた。たしかに、明かに勝共連合の影響下にある若者たちもいるように感じたが、それだけでは片づけられない問題があろう。これはいずれ時間をかけて検証して見たい。写真は遊就館入り口で無料で配布されていた自費出版の本である。本文250頁の売り出したら1000円くらいはしそうな本だ。ただ本書著者の吉武氏の論文紹介という事になっているが、ほとんどは「世界日報」である事が分かる。
▼「週刊金曜日」最新号で東大大学院教授の姜尚中はトップ企画のインタビューに答えて次のような指摘をしている。
「戦後、日本の左翼は吉田茂の作った、この大きな舞台の上で動いてました。しかし、いまこの現実主義自体も変わらざるをえない状況になっています。この上で踊ってきた左翼たちは、舞台装置自体作れていなかったことに、今になって気づき始めました。これは社民党の低迷、共産党の弱小化という形で表れています」
 この問題も時間をかけて考えて見たいと思う。

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