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August 25, 2005

やってTRY「長谷川式」テスト

cosmosnak
▼台風であさまが止まらないうちに乗車する。知的なビッ、美人精神科医の由美先生に会えて機嫌が良い編集長。ぜひまた会いたい。印鑑を押して父の命を預けてしまったので、今後はずっと月に1,2回付き添ってお話を聞くようになるだろう。Kouchi(Mobile)
▼今回緊急に帰省したのは父の具合の事だった。近くに住んで介護施設の施設長をしている義弟が、ささいな事で父とぶつかり合った。今まで彼は30年つきあってきたがそのような事は一度もなかった。しかも専門家の彼から見て、父の怒り方は尋常ではなかったというのだ。本当は9月になったら別の病院の心療内科という予定だったが、方針を変えて精神的な治療を専門にしている病院にした。その標高1300mくらいの病院まで家から車で30分ほどある。
▼実は昨日午後も父は徘徊でいなくなってしまった。わたしは午前10時に実家に着いた。そのときから何か機嫌が悪そうだった。突如として家の外にでて、部屋を覗き込むようにして、ドアや窓硝子をノックして歩いていた。次に「娘(わたしにとって妹)の家に行くのに手ぶらではいけないから、カネをくれ」と母に頼んでいた。わたしは頼まれた雑草の消毒をしていた。近くを散歩しているのかと安心していたら、見あたらない。きっと妹の家に行ったに違いないと手分けをして探し始めた。歩くと直線距離で7kmくらいあるがルートは二つ考えられる。わたしが車で2kmくらい走ったところ、向こうの方を家に向かって歩いてくる父に出会った。車に乗るように促すと、目を三角にしてもの凄い形相に変わっていて、「自分に構うな」という合図を送ってきた。仕方ないので200mくらい後から車で着かず離れずして、ようやく自宅にたどり着いた。
▼どうしてそうなったかについてはいくつかの原因が考えられる。妹夫妻とのトラブルの原因は、その前に諏訪湖の花火大会に誘ってもらい、珍しく1泊の旅行に出かけた。そこでかなり興奮していた。ところが帰宅して母と二人になってホッとできるかと思ったから、自宅のリフォームのため猫と妹夫妻それと甥と一緒に緊急避難して一人でくつろぐことができなかった。落ち着けなかったので、ついかっとなってしまった。これはわたしが介護帰省していて何か作っても、普段食べつけないものは口に入れようとしない。母と楽しそうに話していると、カッとなる。腕時計一つでも腕にはまっていないと不安になる。
▼心配なのはわたしの車に乗って、病院に行くだろうかという事だ。ケアマネージャーさんには1週間ほど前から相談し、昨日は家まで迎えに来てもらう話をつけ、農協の介護ステーションの車に乗せて貰うことにした。乗る前に「同乗して事故にあった時の免責事項」に関する書類に署名捺印をさせられた。9時の予約だったが、一人の面接にかなり時間を割いているので1時間ほど待たされた。わたしは8月は水曜日は休み安いので、それを希望したが、その日は研修医だというので木曜日の上記裕美先生になった。30代前半と思われる色白ですっぴん、前歯はみそ歯の先生だった。相手は医師だから、ここには書けない事柄も包み隠さず話をする。そして長谷川式認知症スケールという、痴呆や認知症がどこまで進んでいるかという検査がある。
▼正常と思われるわたしもあんな検査をされたら全部満足に答えられないのではと、冷や汗をかく。「さくら、りす、でんしゃ」と言わされてしばらく別の質問に答えていたと思ったら、「さっきの3つ言って見てください」と言われる。佐久地方では「でんしゃ」というときアクセントは前の「ん」にあるが、医師は「で」にあったので、父は意味が理解できず、「あんたはおかしい」と、付き添いのわたしが恥ずかしくなるような医師のアクセントの間違いを指摘する。あと机に「はさみ、スプーン、ペン」など(わたしも忘れた)など6種類くらいを名前を確認して示し、すぐ後で白い紙で覆って、何があるか答えさせるのもあった。あと2つの重なった五角形を描かせる、サイコロ状の立方体(見えない部分は点線で)描かせるのだ。わたしもやったら危ないなーと思った。
▼あとはMRIである。最初20分も我慢できないと言っていたが、付き添って入る所まで言ったら納得して検査を受けてくれた。1時間してフィルムを見ながら説明がある。これはウソはつけないと思う。父の場合海馬も収縮しているが、10年ほど前に梗塞をやっていて、それが脳中心部にかなり広がっていた。病名は梗塞性脳萎縮症だという。そしてわたしたち兄弟とケアマネの話を総合すると脱抑制症状になっているのだという。そこで父とケアマネは外に出されて薬物投与する手順についての説明があった。収縮を遅らせるある薬なのだが最近FDAで副作用が出るとでると忠告がでた薬品であるという。それは使わない場合の死亡率が2・9%使った場合の死亡率はその倍なのだそうだ。これは一番副作用が軽い薬品だが、他の薬でも大同小異であると説明がある。母が通常一人で父の面倒を見なければならない状況のなかで、薬の使用はしかたないと義弟と同意して、その書類に署名捺印をする。このことは母から昨晩と今朝、どのような治療も同意すると言われていた。デイサービスは今後は日曜以外毎日行くことになる。そして新しい薬の効果はどのように出ているか、次回2週間後の診察で報告しなければならない。
▼あとは省略するが、血圧が高いという事は脳内部にもあのような影響を与えてしまうのかと怖くなってきた。祖父も父も同じような梗塞だったから、わたしも一層気をつけないといかんと思ってきた。

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