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August 19, 2005

「サイゴン解放の58日」を見る

▼「新 仁義なき戦い 組長最後の日」 これも前作との関連はあまりない。大阪の坂本組が九州進攻を計画する。九州の岩木組若頭菅原文太は妹の松原智恵子が坂本組系ヒットマンの和田浩二の妻になっているので、派手にうごけない。菅原は尾藤イサオと一緒にドン小沢栄太郎を襲うも失敗してしまう。しかも、和田からも命を狙われる羽目になる。菅原が小沢を狙うとき過去を独白する。自分の親父は炭坑夫で、落盤事故で坑底に閉じこめられてしまう。助けてくれと言ったのに、会社側は生死を確認しないまま火災で石炭の延焼を防ぐために水を注いで殺してしまう。こんな酷い話があるかというのだ。現実にあった会社のやり方は説得力がある。そして和田と結婚しながらも妹が身体を張って兄を守ろうとする所など、見せ場は多い。しかしヤクザは血の濃さというのは建前で、結局義理とカネいうしがらみを利用して人間を堕落させていくものだという事が分かる。「仁義なきシリーズ」で深作監督がメガホンを取るのはこれで終わった。
▼このところNHKでは戦争特集をやっているので、自宅にある4台の録画機器を動員しては録画している。しかし見る時間がないのが困ったことだ。とくに面白かったのは「サイゴン解放までの58日」上下だった。上ではホーチミンルートの説明があったが。我々が知る人海戦術で工事は行われるが、ブルドーザーなどの大型機械も使われ、サイゴン向けに戦車の燃料を輸送するパイプラインまで引かれていたことだ。そしてパ和平交渉はあったが、北ベトナムはそれに縛られず、時間稼ぎとして積極的に利用していた。下はベトナム映画「コウノトリの歌」でも一部紹介されていた、サイゴン攻略のための北特殊部隊の存在。TVではベトナム労働党の秘密党員として、南ベトナム軍のジェット戦闘機のパイロットとなってアメリカに行って訓練し、最終段階で寝返ってに傀儡軍を空爆して脱出した人。彼は現在ベトナム航空の副社長をしている。彼は両親とも解放戦線のシンパだったが、幼いとき資質を見抜かれて改名し、スパイとなる目的で育てられている。もう一人はサイゴンで最後に任命された警察署長で、彼もまた秘密党員であった。北ベトナム軍がサイゴンに迫ると、部下たちに「抵抗するな」「自宅に帰って家族を守れ」と命令して、侵攻をしやすくしているのだ。
▼明日20日午後8時はメルマガの締め切り日です。お忘れなく。

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