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August 16, 2005

「仁義なき戦い」代理戦争を見る

▼13日からWOWOWで「仁義なき戦い」シリーズを放映している。1日目は録画に失敗してしまったが、2日目と3日目は録画できたので、2日目の「代理戦争」から「頂上作戦」、「完結編」まで、のべ6時間を一気に見た。描かれているのは広島を中心にした関西の組織暴力団の興亡だ。感じたことは現実の世界もヤクザの世界もいかに似通った世界であるかということだ。もちろん現実の社会ではハジキや刃物を持った殺傷事件は起きない。しかしそこにあるのは、資本力による市場拡大である。先日近くの青果店が倒産した話をしたが、もう一軒比較的大きな公設文花市場というのが倒産していることが分かった。ここは図書館に行く途中にあって、引っ越して来てからお酒だけは安かったが、品揃えは悪く、店員さんの私語が多かった。すぐ200mくらい先に大型スーパーのオリンピックができてから、その影響は決定的だった。先日通ったら、真っ暗でネオンサインなどが外されていたので、改装と思ったら倒産だった。
▼現実に殺し合いはないが、有無を言わさぬ資本の論理だ。面白いと思ったのは「手打ち式」だった。よく現実の社会で欲の皮の突っ張ったIT経営者が寄り集まって、新規事業を始めたり合併するとき、手のひらを寄り合わせて写真に納まる。ヤクザの手打ちはこれとまったっく同じことをやっているのだ。強いものが集まって市場の寡占状態作るというのは、中身はさして代わりがないのだろう。そして手打ちをやっても、腹の底はまったく見せずに、それは表面的な時間稼ぎにすぎないのも同じだ。そして冠婚葬祭があると、分厚い祝儀袋、不祝儀袋を手渡し、あえて「敵意がない」ことを示す。これも同じだと思った。通に言わせると録画し損なったこの前のシリーズが面白いらしい。あとこのあとのシリーズが4本録画してあるので、じっくり見ることにしよう。感想はまた書く。
▼14日NHKBS午後2時からの「テロとの戦いの真相/イスラム過激派とネオコンの抗争」3回シリーズの再放送を見た。第二次大戦後ソ連の軍事技術は、実態がそぐわないのに意図的に過大評価されて、アメリカの軍備は強化されていく。30年ほど前にエジプト人だった男がテロ実行犯ということで処刑される。その後かれは神格化されてしまう。そして原理主義が台頭する一方で、アメリカ国内でもキリスト教原理主義という右翼が台頭して、レーガンあたりから政府、CIAに影響を与え始める。クリントンのとき彼のモニカ不倫を煽ったのも彼らであった。しかしそれでは影響力を強めることができず、ブッシュジュニアでネオコンという形で影響力を政権内に確固たる地位を築く。ほんとうにビンラディン、アルカイダは実態があるかと言えば、かなり緩やかなネットワークであり、911にしてもそれほどのテロを行う力はなかった。それはアメリカ・イギリスの世界的覇権を狙う目的で、フレームアップされているだけだ。たしかビンラディン一家は金持ちだったから一時期資金提供者になったことはあったかも知れないが、それは現在まで続いている訳ではない。ネオコンと結びついた軍産共同体、キリスト教原理主義が欲しがっている「敵」にされているだけだ、というイギリスで制作された優れた内容のドキュメントでした。
▼永年の『鍵盤乱麻』読者の岡目即石氏の力作「グースよ、黙れ あるいは ムーサよ、笑えー滑稽文への招待」をご紹介します。本来ならば分割してメルマガかHPでご紹介したいのです。しかし原文がワードで書かれており、各ページに脚注がついております。HTMLやテキストファイルにしますと、これが崩れてしまいます。そこで一挙データベースにご紹介させていただくことにしました。お読みになった感想などをお聞かせ下さい。

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