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August 13, 2005

「半藤一利がつづる戦争」を読んで

▼午前中確認のファクスを送ったり、速達を送ったりしていた。午後はさすがにぐったりしてしまう。図書館から催促が来ているので、手持ちの6冊を全部読み終えて、感想を書く。今回いちばん面白かったのは「週刊金曜日」の書評欄で紹介された、菅野稔人の「国家とはなにか」だった。国家に対するマルクスの規定とも違うし、アーレントの限界と誤謬も指摘する快作だった。
▼今週頭が痛いのは20日絞めきり「千葉県の軍事鉄道」の(下)である。実はまだ、はっきりとした構想が決まっていない。いろいろ読んで考えたのだが、書き出しに迷っていた。軍事鉄道は満鉄だけでなくサハリンにも走っていた。ふと気がついたのは「戦場にかける橋」の泰麺鉄道である。靖国神社にその一両が展示してあるというので、今週行ってこなければと思う。今朝の朝日の朝刊で半藤一利が13面を使った特集で、日中戦争は張作霖暗殺および満州侵略で始まったと語っている。そのときの論拠は「暴支膺懲}(ぼうししょうちょう・悪い中国を懲らしめる)と言っていたが、それが通用しなくなると「聖戦」という無意味な言葉を使い始める。
▼それもうまくいかなくなると、軍部はマスメディアを巻き込むことを考える。軍部の満鉄爆破事件を覆い隠すばかりでなく、「反撃は正当防衛」と言って戦争誘導の世論を扇動していく。参謀本部のマスメディアを巻き込んだ世論対策については千田夏光の著作に詳しい。
▼お盆の最中は見るべき新作映画がない。困ったことだ。
▼10ch午前9時半の渡辺篤志「建物訪問」でヴィオラ奏者の徳沢姫代さんの軽井沢の別荘というものが紹介されていた。しかし場所は群馬県甘楽村とある。甘楽が軽井沢なら小諸だって軽井沢になる。見栄っ張りなのはご本人か、それとも放送局なのか。確かに家は山中に不時着したUFOの様でユニークだった。

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