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September 12, 2005

森喜郎と小泉の缶ビールを握りつぶす猿芝居

▼先週発売になった「サンデー毎日」9月11日号に、森前首相が小泉首相と会ったとして、缶ビールにひからびたチーズを出されたのは、芝居だったという記事が出ていた。それによれば「会談」が終わった後どうやっって外に出ようかと云う森に対して「怒ったふりをして出てくれ」と首相が缶ビールを握りつぶして手渡したという。その猿芝居が効果が絶大だったのか、今回の選挙は自民党圧勝に終わった。その会見の模様を取材もせずに森が言うままに、面白おかしく報道したマスメディアの責任も問われなければならない。
▼昨日911セプテンバー平和コンサートなるものが開かれた。実はわたしも知人から「賛同人になって欲しい」というお誘いを受けた。Webにも運営の主旨が紹介されていたので拝見したのだが、わたしはあの4年前の911はアメリカの謀略であって、実行犯はビン・ラディンではない。根本はアメリカによる資源の収奪をなくすことが平和につながるという考えなので、そのことをお話しして賛同人にはならなかった。土曜日のNHKTVには呼び掛け人の一人庄野真代が登場し、昨日午後7時のTVにはメイン会場である葛西臨海公園の模様が放映されていたが、そこに挨拶で立っていたのは何と駐日アメリカ大使の姿だった。おお危ないところだった。わたしは呼び掛け人が、例え知人であっても自分で確認しないかぎり、知らない集会に名前を出したりすることはない。
▼「週刊ポスト」で最近始まった連載で「戦争と新聞」という企画がある。執筆しているのは、ノンフィクションライターの黒岩比佐子さんである。黒岩さんは「古書の森」というブログを持っている。わたしが読んだのは2回目と3回目だけだが、「日露戦争」「日比谷焼き討ち事件」報道を検証する内容になっている。それによれば当時の新聞でロシアに対して強硬な姿勢だったのが「東京朝日」と「大阪朝日」であった。その中で渡辺三山は対外硬の人々の先頭に立って積極的に言論活動を行っていた。三山は日清戦争の時にも欧州各地の新聞を研究し、北清事変の翌年には、朝鮮半島や中国に視察を行っている。そして大連でロシアの大規模な軍港工事をみた三山は、ロシアとの衝突は避けがたいと感じていた。三山はその後対露強硬策を主張し、政府首脳に開戦の決断を促すことまでしている。そして「朝日」はその経緯の中で部数を倍増近く延ばしている。先日明かになった日韓会談の外交秘密文書のなかで、当時一記者であった読売の渡辺恒雄が政府の政策に口を出すなど暗躍していた事が記されている。それを知るにつけ、当時と現在の共通している点を思わずにいられない。

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