今時なぜUFJ隠しカメラが問題になるのか
▼UFJ銀行の無人CDに隠しカメラが仕掛けられていたことが問題になっている。しかしこれは考えて見れば見るほど不思議な事件である。まず仕掛けた容疑者はすぐ捕まった。それよりも早くその支払い窓口を利用した人には暗証番号をすぐ変えるように、いつもは後手後手に回る銀行にしては珍しく、連絡がいっていることだ。そして容疑者は、「小太りの男に脅されて隠しカメラを設置した」と言っている。ここで問題なのはCDには天井付近に超広角のCD内部をすべて映し出している筈である。だとすると録画したビデオテープは一般的には2週間くらいは保存してあるはずだ。とするとそれを解析すれば、下見に来ている「真犯人」も映っているはずである。もし事件が権力が仕掛けた犯罪でなければ、その警察庁がお得意の技術を使ってそのビデオを解析すれば、「真犯人」はかなり絞られてくるに違いない。
▼おりしも昨晩は「踊る大捜査線・レインボーブリッジを封鎖せよ」を放映していた。わたしは映画館でみているからTVは見なかった。あの映画で変なのは警視庁トップが、イメージアップの為に真矢みき演じるところの女性管理監を所轄に派遣してくる。しかし決断力がないとか言って結局はトップは彼女をクビにする。もう一つはあらうるところに監視カメラが設置されていて、青島とすみれはそれをモニターする事が仕事になる。何の事はない、監視カメラが町中に溢れている事を肯定している映画なのだ。ではUFJのCDに設置された隠しカメラはなぜ今頃問題にされるのか?このタイミングがとても怪しい。現実に一円の被害も出ていない。そして朝刊では夫がパソコンで作ったニセ1万円札をうっかり妻が使って逮捕された事件が報じられている。CDの隠しカメラも偽札も、何となく人が安心できないという雰囲気を作ることでは成功している様に思えるのだが…。
▼昨日のロッテ×阪神の日本リーグ第1戦、霧でコールドゲームになろうとは誰も予想していなかっただろう。しかしあれだけ点差があって、ロッテ打線が火を噴いて、これ以上続けても阪神には決して有利にはなるまいという事で、7回までやって試合も成立していたのでああいう結論で納まったのだろう。しかしマリンスタジアムは、できたときから、霧でボールが見えない事がある、という話は出ていた。そして夜になると海からの風で乱気流がが吹く、照明が良くないなどetc.etc。なぜわざわざあんな海のそばに球場などを作ったのだろう。もう一つ県立美術館はこれまた千葉港の脇にある。美術館など作品が痛むから決して海のそばなどに作ってはいけないというのが通説になっている。だからあの県立美術館には画家たちもロクな作品が置いてない、と友人の美術に詳しい人は言う。まぁ事々左様に大企業い対しては甘く優遇措置で土地をただ同然で提供しても、文化に関しては何か力が入っていないというのが、千葉県の特色であろう。
▼「頭の中の小さな消しゴム」は、きょう午後見てきたので、明日の朝書くつもりだ。
▼パソコンの調整で今朝3時まで起きていた。けっこう遅くまでアクセスして下さる方がいらしゃる事に感謝。
Comments