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October 11, 2005

◇「チャーリーとチョコレート工場」を見る

▼◇「チャーリーとチョコレート工場」チャーリー・パケット少年の家は二階から下の部屋が見え、二階からは空の星が見えるようなボロ屋に住んでいる。そんな時、町にそびえ立つチョコレートの大工場「WONKA」では販売するパッケージの中にたった5枚の、「ゴールドチケット」を混ぜて発売することになった。それを手にした子どもは工場を特別に案内し、されにそのうちの一人には特別の賞品が当たるという。それを聞いた世界中の子どもはチョコを買いあさる。だがチャーリーの家は両親の寝たきり父母4人もいるし、それどころではない。だが明日はチャーリーの誕生日なので、年に一度だけチョコを買ってもらえる日だ。両親が爪の先に火を灯すようにしてためて買ったチョコの封を、家族の視線が集まる中切らせるが、スカだった。祖父もへそくりで買って来させるがこれもスカ。たまたま道で落ちていたお金を拾って買ったチョコに最後のゴールドチケットが入っていた。
▼工場には全世界から5人の子どもと、介添人5人が招待される。大食漢、ゲームオタク、格闘技が好きな少女、金持ちで何でも親を自分の主張に従わせる傲慢な女の子、そしてチャーリーである。工場の中は様々な関門が待ちかまえていて、次々子どもたちは失格してしまう。中には何があるか秘密だった。しかし働いているのは、こびとたちだった。彼らは工場主との関係がうまく行っており、熱心に仕事をしている。そして工場主はチャーリーに、「家族を捨ててくれば工場をすべて譲る」と、持ちかけるがチャーリーは頑としてそれを拒否する。チョコがバカ売れしているということは、半面歯科医も繁盛する。ふと彼は家族とはそんなに大切なものかと思う。そこでチョコレートの発明王は、ふと父に会いに行こうと思い立つ。歯科医の椅子に座って、口をアーンと開けた瞬間、父はこれは昔家出した息子であることに気づく。
▼チャーリーは家族もろとも工場に勤めることになる。歯磨き工場がオートメ化して失業していた父は、自動機械の修理に仕事を得る。やがてスープにキャベツしか入れる具がなかった母もすこしずつ、中身がある食事を作ることができるようになる。一見子ども向けのメルヘンタッチの童話に見える。しかし考え方を変えれば、機械化と人を大切しない世界に対する大いなる皮肉にとれる。厚化粧のジョニー・デップもいいが、母親を演じたすっぴんのヘレナ・ボナム・カーターはとっても良かった。

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