やってきた騙しのペンキ屋
▼実家で帰り支度をしていると、「N(地名)のペンキやです」という若い男がやってきた。「もうそろそろ壁のペンキを塗り替えた方がいいです」と言いながら父と話をして、埒があかないので母の所にやってきた。「いらない。息子が来ているから聞いてくれ」と言ってもしつこい。わたしが出て行って「いらないと言ったら、いらない」と言って追い返した。こんな村にもお年寄りを騙してペンキを塗って儲けようという奴らがいる。目つきも悪いし、飛びこみ営業をするには名刺や会社案内一枚も持っていない。
▼月曜日旧事務所の近くにあったFさんの事務所を訪ねた。Fさんのお母さんはわたしの母と年齢は同じだが、もう14、5年自宅に寝たきりで、Fさんご夫婦や色々な公的援助を使った自宅介護をなさっている。Fさんは「親の介護で疲れ切っているのに、まごまごしていたら、自分に介護が必要な年齢になってしまう」とおっしゃっていたが、これは全国で共通する現象である。わたしなど両親が寝込んでいないから、まだ楽なほうであろう。そこで働いている某有名外科医夫人は「わたしも先日夫に健康診断でドックを受けるように言われて受けた。診察結果を夫が見て「”お前の脳も萎縮が始まっている”と喜んでいた」という。わたしは「薬をもられないように気をつけなければね」と言うと、「薬は抗生物質を使うだけで飲み薬は一切飲まないようにしている」とおっしゃっていた。
▼月曜夕方いつもの青山のパン屋さんに立ち寄る。店員さんが「高地さんは土曜か日曜日いいらっしゃるのに、月曜とは珍しいですね」とおっしゃる。この間の事情をお話すると納得されたようだ。するとイケメン店長さんが、「僕は祖母の将来が心配で介護ヘルパー2級の資格をとりました。しかしばあちゃんは元気で、使う機会はまだやってこない」という事だった。このように優しくて祖母思いの青年もこの世の中にはいる事を知って嬉しかった。
▼メルマガの<編集後記>で書いた花王のヘルシアに発ガン物質が含まれている事を書いた。今朝の某新聞ではその事が触れられている。さて隣の花王はその疑問にどう答えるだろうか?
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