なぜ沖縄に犠牲を押しつけるのか
▼「読者の広場」に今朝書いた事だが、ビデオカメラのシャッターの位置だ。かつては子どもの運動会や七五三にやってくるお父さんお母さんは、ビデオカメラとスチルカメラの二台を抱えていた。「ああこれが一台になれば楽なのに」と思ってきたが、キヤノンが率先してシャラポアの「ダブルOK]というのを作った。それから各社で同様の方式を定着させて今日になった。しかし使い勝手なのだが、シャッターの位置が悪い。写真を撮るときは構図もそうだが、カメラをブレさせないというのが最大のポイントになる。だからもしみなさんもそれに自信がなかったら、どんな写真でも三脚に載せて撮れば見違えるほど腕が上がって見えるはずだ。スチルカメラでは試して見れば分かるが右手の角度が全く違っているので、ちゃんと保持できない。ブレ補正デジカメというのがパナソニックで発売されて、その機構が今朝の新聞によれば携帯電話内蔵カメラにも採用されるのだという。
▼今朝のTBSラジオ「スタンバイ世論調査」は沖縄の米軍基地移転をどう考えるか」というものだったので、さっそく応募した。おそらくアメリカは今後の紛争の火種を東南アジアに作るのだろう。アメリカはマッチポンプ戦争を世界中に繰り広げ、その戦争会社(軍産複合体)の幹部を、閣僚に入れているという恐るべき国だ。だから常に「敵」を作っておく必要がある。今は石油の利権がらみでイラクだが、次が核開発を口実にイランを狙っている。中東が「平定」できれば、その矛先はアジア、中国、北朝鮮に向かう。戦争をする側で言えば、基地はテロ攻撃などがなく安定して「紛争当事国」により近い所にあることが望ましい。日本人は米兵による婦女子暴行事件が起きても大人しい。先日のフィリッピンで22歳の女性を暴行した米兵6人は逮捕され、起訴されようとしている。数年前の韓国でも女子高校生が米軍の戦闘車両に轢殺され抗議行動は韓国中に広がった。これらは事件を報道するマスメディアの姿勢にも責任があるとわたしは思う。
▼翻ってわが日本は沖縄の海兵隊がグアムに移転する2400億円まで、負担してやるという気前の良さだ。最近号の「週刊金曜日」で本多勝一が「最近読売と同じになってしまった」と朝日を嘆いていたが、その朝日でさえ、「支出の法的根拠は苦しい」と書いている。
▼片一方で「お年寄りが長生きして本当に良かったという世の中にしたい」などと政治家は口を揃えていう。だが実際は老人医療費を切り下げる一方で、初診料すら値上げする。こういうのは病院に行ってみればすぐ分かる。値上げになった直後の待合室はガラガラなのだから。ひと月ほど前もある病院に行ったら、ガラガラで前の予約した人がいないので、診察時間が繰り上げられた。そしてそんなに必要はないと思うのに、レントゲン写真撮影など予約させられた。わたしは貧乏人なのだから、そういう検査漬けにするのはお金持ちにやってほしい。そのクセ、カネが足りないカネが足りないと消費税の増税をはじめ次々と、弱い者に犠牲を強いてくるのが我が国の特徴です。
▼本日午後から2週間、金土日3日間連続のハードワークが始まります。
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