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November 29, 2005

ハシビロコウの取材原稿

▼本当はもう一日寝ていたいところだ。まだ足下はふらつき食欲も戻ってはいない。しかし今朝の仕事は外せない。半日出勤して後は寝ていよう。明日が学校の講義もあるし。まだ集中して原稿を書けないので、以下日曜に頼まれて書いた原稿をご紹介する。
▼ハシビロコウ(クチバシが広いコウノトリという意味)
千葉市動物公園に珍しい鳥がいるという。話によるとジッとして動かないのだそうだ。これは写真を撮る被写体としても絶好ではないか。南門で場所を確認する。するといたいた、一見何かの恐竜のようにも見える。コウノトリ科で誕生したのはウガンダとある。千葉市はウガンダと姉妹都市なのでそこから贈られたという。クチバシが巨大なので重くて歩くのは難しいのではないかと思える。動かないと云う前宣伝を期待して行ったが、結構ちょこまか動き回るので、シャッターを押すタイミングが難しい。金網の穴にレンズを持っていって線がジャマにならないようにした。それにしても何故動かないのか?それは展示室のビデオを見て氷塊した。エサの魚を取る知恵なのだ。動きが速かったり翼が小さな鳥は、上空から水面めがけて突入してパクッと取ることができる。ところがなにせこの図体である。死んだふりというのがあるが、地蔵さんのように水辺でジッと突っ立っている。そして魚影を見た瞬間サッとクチバシを突っ込んで魚をくわえるのだ。この捕食の方法はゴイサギとまったく同じである。そこで分かった、魚がいない動物園の檻にあって、魚は飼育係の人からもらえるからそんなにジッとしている必要はないわけだ。このハシビロコウは最近まで、千葉市動物公園にしかいない貴重な鳥で、愛好家たちからは「自分が死ぬ前に一度は見たかった」というくらいの垂涎の的だった。今まではコウノトリ科と言われていたが、わたしにはどう見てもペリカンのように見える。そして最近のDNA研究では分類群が、異なるペリカン目に近いのではという報告もあるようだ。帰りに風太君の所に立ち寄ってみた。あの人だかりがしていたウソの様に静まりかえっていて、二匹のレッサーパンダはのんきに追いかけっこをしていた。げに人の気持ちとは移ろいやすいものである。

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