« November 2005 | Main | January 2006 »

December 31, 2005

冬はコートが重くて肩が凝る

aizumusume
▼どうもこのところ肩が凝って仕方ない。体力がなくなったのか?それとも着ているコートが重すぎるのか?家族からはもう歳なのだから歳相応のものを着るように言われているので、錦糸町のエディ・バウワーから銀座の阪急まで軽いフリースのコートを探したがどこにもなかった。結局バナナ・リパブリックでマフラーを一枚だけ買ってきた。これは細長い流行りのマフラーなので、これでヨン様巻きができる。考えるにわたしは今まで冬もコートまで入れて3枚以上重ね着をしたことはなかったのだ。Tシャツ、ユニクロのフリース、そしてコート。厳寒の佐久でもこれで済んだ。母に電話したら3日間家を空けたら、水を抜いて行かなかったので、水道管が破裂して大変だったという。帰りに駅ビルのユニクロを覗いたら、いかにもというデザインのフリースが山積みになっていた。ユニクロでは新規にフリースを生産しないので、在庫限りという事らしい。買っても良いが家の外では着てくれるなと言われているので、それは見合わせて、近くのスーパーでフリースの半袖Tシャツを3枚買った。これで3枚にすることができるだろうか?
▼レンタルCDショップに立ち寄ったら、24日に発売になったばかりの中島美嘉ベストがあったので、さっそく借りてきて取り込んだ。これで正月に出歩く時も退屈しなくて済む。仕事関係の年賀状はポストに入れた。書き損じた11枚は近くの郵便局に行って手数料1枚につき5円を支払って交換してきた。後は個人的な年賀状100枚に一言書いて投函するのみ。
▼朝日の投稿欄に長距離介護の体験者の話が載っていた。筋力は介護される方もする方も落ちていく一方なので、それを鍛える訓練をしなければいけないという。歩く以外にも何かしなければいかんと思う。夜は某読者からプレゼントされた、写真のような日本酒を久しぶりに堪能した。別に催促をしている訳ではないので、軽く聞き流して欲しい。日本酒の名前で「朱雀四番隊」などとあると、「これは一体何だろう」と、またまたわたしはインターネットの隘路にはまりこんでしまうのである。
▼先日上野で「ボーン・スプレマシー」の○賊版DVDを1000円で買った。最近は○賊版DVDもRWではなく、本格的プレスで作られている。ところがこの真性版DVDが昨日秋葉原で880円で売られていた。がっくり。
▼みなさん紅白見てますか?アクセス数は増えているのですが、かき込みがまったく増えません。どうかお気軽に何でも書いてください。元気のある人!紅白終わった、丸の内のミレナリオ行きませんか?元気ある人いないかな?JRの電車は終夜運転です。画像は本日既に5回ほど換えています。お分かりですか。
▼クッキーを分析していませので分かりませんが、午後7時過ぎから一生懸命アクセスしてくださっている方がいらっしゃいます。05年中のオール7の夢は果たせそうにありません。もう一つ来年中に10万アクセスもどうやら実現不可能になりつつあります。ブログの内容がつまらないからアクセス数が増えないのか、どうも分かりません。紅白の審査員の一人真鍋かおり嬢は先ほど一日20万アクセスだと公言していました。彼女のブログはニフティにありますが、そんなに面白く、素晴らしい内容なのか、ちょっと首を傾げてしまいます。まぁそう言ってもみなさんのお力でここまでこぎ着けた事を心から感謝しています。本当に1年間高地の戯言におつきあいいただきまして、本当にありがとうございました。来年も読者のみなさんに好感を持って待たれる『鍵盤乱麻』メルマガとブログにするため、力を尽くしていく所存です。どうぞ良いお年をお迎え下さい。

| | Comments (0)

December 30, 2005

◇「ディック&ジェーン」を見る

▼頼りが途絶えて幾星霜、年末年始で帰省されているみなさんが多いのであろうか?メールもアクセス数もグッと減り、年内オール7の達成はおぼつきそうにない。先日Maさんから「絶対オール7取るからね」というメールを頂いた。これは本気だろうかと思って電話した、あっち(S浜の別荘)にはいつから行くの?とお聞きしたら29日からだという。どうーも調子よすぎる。Maさんは過去にも自分で勝手にキリ番と決めて、「ほら、珍しいでしょう。これがキリ番だよ」とおっしゃる。自分で勝手にキリ番を決められたら、わたしは破産してしまうのである。どーもこの分では1月2日当たりかなと思っている。RSSをやっているとトップページに入らず、直接ブログに入ってカウンターが回らない可能性もあるので、実数とは多少違うのかも知れない。それでここ数日はトップの画像を一日3,4回せっせと取り替えたり工夫をしている。
▼丸の内のミレナリオを撮影しようと思って昨晩も並ぼうとしたら、相変わらず2時間待ちだというから八重洲口で食事をして帰ってきた。しかしわたし同様貧乏人が多いので、ミレナリオでごまかしてしまのだろうか?今年やったら東京駅を改装するので4、5年は休止するという。わたしは今まで毎年行っていたが、もう再開の時まで生きていられるかどうか怪しい。
▼◇「ディック&ジェーン復讐は最高」ジム・ケリーは巨大IT企業に勤務するビジネスマンである。あるときビルの最上階にある社長(アレックス・ボールドウィン)室からお呼びがかかる、勇んで行くと会社の広報担当重役にするという。喜び勇んで出かけると広報担当重役にするという。もう自宅の庭は高級な芝を張り、プールまで作る準備をする。最初の仕事はTVのマネー番組に出てキャスターと会社のPRの話をする事だった。これは現実にある番組でキャスターもホンモノ、そしてあのラルフ・ネーダーも登場してやっつけられる。実は会社は社長(アレックス・ボールドウィン)が株を売り逃げして倒産していたのだ。そうなると庭の手入れどころではなく、失業だ。妻(ティア・レオーニ、もう40歳になるが近眼で潤んだような眼が好きだ。最近はウディ・アレンの「さよならさよならハリウッド」に出ていた。)妻にも仕事を辞めてしまえと言った手前必死に仕事を探すがどこにも、役職者の仕事などない。仕方なくメキシコからの不法滞在者と一緒に3Kの仕事をするがうまくいかない。夫婦は残されたのは強盗しかないと、息子の水鉄砲をもってコンビニや銀行強盗を試みるがいずれも失敗する。そんな時、逃げている元社長が売った株をマネーロンダリングしようとしていることが分かる。そしてサインを偽造してまんまと振り込む大金を、かすめ取る。そして会社の株で年金を運用しようとしていたが、倒産で失意の底にあった人たちにそのカネを当てる、というお話し。「スティング」など奪ったカネを当事者だけのものにしてしまう映画が多い。しかし今回のように社長から奪い返して社員一同にばらまくというのはさわやかな発想で、共感が得られるだろう。頂いたチケットで年内最後の映画館に行ってきた。

| | Comments (0)

December 29, 2005

◇「天空の草原ナンサ」を見る

▼年内最後の定期検診である。新しい医者を捜すのも面倒だったので、とりあえず今までの所に行った。このひと月ほど血圧は下がり続けている。普通寒くなると人間は誰でも血圧は上がるのだが、わたしは上が20ほど下がった。自分なりに原因を考えたのだが、一つは別の医師と相談して自分なりに考えて1年3ヵ月続けた食餌療法が効果を上げたこと。2つめは酒を家では飲まないようにしたことで、12月は2回しか飲まなかった。そして1日の歩数が少ないと思った日は、夕方1時間歩くこと。最後は事務所を維持するというストレスが一つなくなった事かな、と思っている。計測した数字はエクセルで表を作って持参したが、高い数字は左の欄に入れていただくと分かりやすいと言われた。さらにひと月前に血液検査をした結果がでていて、体脂肪やコレステロールも下がっていることが分かった。
▼◇「天空の草原ナンサ」外モンゴルの草原で羊を飼育しながら暮らす5人家族がいる。6歳くらいの長女ナンサがどこからか一匹の犬ツォーホルを拾って来て飼おうとするが、父から捨ててくるように言われる。父はそう言い残して、数日間オートバイに乗って町まで用足しに出かける。少女はその間母のチーズづくりや洋裁を手伝ったり、兄弟の面倒を見たりしている。一番大変なのは放牧してある羊の面倒を見ることだが、驚くほど器用に馬を乗り回し、羊を集める。あるとき雨にあって近くの老婆の家に避難する。そこで老婆から生前良い行いをした人間は人に生まれ変わる事ができるが、怠け者は動物になってしまうという不思議な話を聞く。2日ほどして父が町から帰ってくる。母にはプラスチックの柄杓、子どもたちにはそれぞれ土産を買ってきた。もうこの場所にも草が無くなったから移動しよう、という話になる。パオを解体して(この場面がわたしは一番面白かった)荷車3台に積んだものを牛に引かせて移動を始める。犬は別の猟師に新しい猟犬としてあげることにして、杭につないでくる。そして途中まで行くと、1歳半くらいの長男の姿が見えない。荷車から落ちてしまったのだ。父は馬を元の位置まで走らせ必死に探す。長男がヨチヨチ歩いている先には、何かの死骸にコンドルが群がっている。そこへ近づくとコンドルのエサにされてしまう。ところがそれに気づいたツォーホルは杭につないだ紐をほどいて、コンドルを蹴散らし長男を助けに出かける。そして必死に駆けつけた父も間に合って無事長男を救助する。そして父は犬を飼わないという考えを改め、ナンサに飼う事を許すというお話。ドイツの撮影チームは前作「ラクダの涙」に続くこの作品を作った。もう都会では感じることがなくなった自然と家族の強い絆を感じることができる。登場するのは実際の遊牧民バットチュルーン一家で素人である。しかし前作に比べて、やはり演出を感じる。日比谷シャンテ。今年はこれで映画の見納めかと思っていたが、昨夜某読者が12月限のチケットを下さったので、今日か明日には何かもう一本見に行こうと思っている。
▼年末28日から年始1月4日までパソコン相談はお休みします。

| | Comments (0)

December 28, 2005

市役所から返事を頂いた

▼帰宅途中の午後6時頃だったが携帯に一人の男性から連絡があった。先日誤送信したメールの件だった。わたしはご存知のように2点の問題点を指摘した。電話に出たのは市役所の担当部署のSさんとおっしゃる方だった。しゃべり方は9月になくなった親友のNそっくりだ。長野に住んでいるとこういうしゃべり方になるのか、あるいは親切な人柄がにじみ出ているのか。自宅に電話したけど留守番電話になっていた、というので携帯に電話をしてくださった。どうして自宅の電話をご存知なのだろうと思ったが、母に聞いたのかも知れないと思った。お答えによると一番目は、今後分かりやすくするという。二つめには国の法律があって、9月と10月分以降は見直しを計る。そして一回記入していただければ、それ以降は印字したものを発行するとおっしゃっていた。不思議だったのは、担当部署に出したメールが4回も戻ってきたので、総務課に送って転送をお願いしたら電話でご返事を頂いたことに関してである。つまり今まで市民は誰一人メールを使って意見を出した事がない。だからアドレスが間違っていることに気づかなかったと推測できる。アドレスの中に「;」(セミコロン)が出てくるのがまた不思議である。これでは絶対届くはずがない。
▼帰宅して先日お目にかかった市役所の担当者の名刺を見たら、電話を下さった方は同じ人だったことが分かった。なるほどだから最初に自宅に電話を下さった。わたしは外にいたので電話に向かって「初めまして」と挨拶したが、実は二度目だった。
▼月曜日の森本毅郎スタンバイで「スポーツ」のトップニュースが「有馬記念」だった。わたしは広辞苑を引いて貼付してメールを送った。つまり「肉体的鍛錬の要素を含む身体運動の総称」とある。競馬なんてそのどこにも当てはまらないではないか。再び「スポーツ・コーナー」に競馬が登場したら、メールを出そう。他のWebのニュースを見ても競馬がスポーツに入っている所などどこにもない。(以下忙しいので、夜に続くかも知れない)
▼昨夜「ガイアの夜明け」を見ていたら、四国のコロッケ屋さんがアフリカに進出する話をやっていた。世界の人口のもっとも飢餓が多いのはアフリカであるはずだ。この親父はバカじゃないかと思った。アフリカでとれたジャガイモでコロッケを作って自動車で販売するという驚くべき発想だ。アフリカでとれたものは現地の人が加工して、現地で安く食料をつくる方法だけを伝授すれば良いはずだ。そこで収奪してコロッケを作って売るなどとんでもない考え方である。毎日毎日コロッケばかり食っていたら病気になってしまう。先日のTVでアフリカのザイールでは、井戸の水を求めて、女性たちが2日も行列を作っていた。日本で儲かったお金で井戸を掘るとか、もっと人間が生きていくために援助をすれば感謝されるはずだ。

| | Comments (0)

December 27, 2005

大掃除は夏にしよう

▼みなさん大掃除はお済みであろうか?最新の「週刊金曜日」によると寒い冬に大掃除をするのはナンセンスであり、梅雨が明けた初夏が最も適しているとある。まだ手の着いていない方はもう諦めて、来夏にされた方が賢明である。という我が家も12月だからと言って特別な掃除はせず、平常心でおみそかを迎える。
▼お気づきであろうか?昨日はトップページの画像を3回変えた。皆さんのご協力で、大晦日までになんとか念願のオール7を達成したいと考えている。
▼オンキヨーのミニコンポはおかげさまで嫁ぎ先が決まりました。ありがとうございました。
▼NHKBSで再放送された「世界の地域民族紛争」(シリーズなので正式なタイトルは不明)を全部見た。最初は昨日書いたスーダンで、この政府軍が操るジャンジャウィードのバックにいるのは中国の石油資本である。次はイスラエルからパレスチナを縦断する「ルート181」を作った映画監督の紹介だった。それにしてもイスラエルの入植地に住む人を守るという口実で作られた、巨大なコンクリートの壁。壁はベルリン崩壊でその無効性が明らかになっているのに、コンクリートメーカーを喜ばせるだけだ。パレスチナとイスラエルの人々の直接対話というのは、どんなものなのかその一端を知ることができた。
▼次のシリーズはトルコの中に居住するクルド人たちの紹介だった。トルコはオジャラン氏に死刑判決を出して、クルド問題は終息したかに思えた。しかしトルコの中にはクルドの言語から生活習慣まで禁止された人々が1500万人いるようである。そのトルコの弾圧の中でも、自主的に語学を学ぶ教室の開催を許可されて、一語一語たどたどしく言葉を習っているお年寄りが、印象に残った。そして青少年にクルドのダンスを教える大工さん。小指をつなぎながらヨコ一列に並んで呼吸を合わせて踊る姿は、やはり胸に迫るものがある。そして圧巻だったのはクルドの人たちが崇める5000メートルの山の麓で生活する人々と、23歳のお嬢さんの結婚式だ。言葉はトルコ政府に奪われても、ダンスや歌で心を一つにして文化を伝えようと真剣に生きている事が伝わって来た。これは数年前に公開された「アララトの聖母」に詳しい。
▼最後のシリーズはロシアの小学校を占拠したチェチェンのゲリラと、政府の対応だ。TVは公開されている映像だけだから、鎮圧作戦と小学校を取り巻く親たちの姿を追っただけだ。あの突入の真相はみんな言うことがまちまちだ。しかしおそらく市民に姿をやつしたロシアの特殊部隊というのが、真相ではなかろうかと思う。しかし占拠したチェチェンの人たちの声が全く出てこなかったのは、取材不足と言わざるを得ない。
▼毎年恒例の七福神めぐりですが、来年は浅草七福神に再挑戦しようと思います1月4日(水)正午浅草雷門大提灯下に集まる事ができる方は、ご連絡下さい。

| | Comments (0)

December 26, 2005

◇「ザ・カンパニー」を見る

◇「ザ・カンパニー」先週金曜日に発売になった「週刊金曜日」のメディア特集は最終回で「朝日新聞」だった。編集人の黒川氏も書いているが、記者は就職すると上司の気に入った記事だけを書かされ、記者はとりあえずデスクになるという出世競争に邁進する。会社は何のために存在するのか、というと増殖してシェアを広げることだけが自己目的となっていく。そのためには環境破壊も、発展途上国からの人的、資源的搾取もいとわない。現に第二次大戦の時アメリカの大企業フォード、シェル、IBMなどはナチスと手を組んでいた。それどころか退役軍人を使ってルーズベルトに対するクーデターまで準備していた。では会社がそうならば、そこで働く社員はどうなのかというと、大部分はその出世競争に乗ってしまう。現実にわたしはゼミなどで威勢のいい事を言っても、男は会社員になると出世以外に興味はなくなる。だから『鍵盤乱麻』なども読まなくなる、と言って来た。まさに男性読者でかろうじて残っているのは二人になってしまった。みんな一様にある日突然メールアドレスが変わったらしく、送ったメルマガが返送されてくる。どうもこういう分かれ方は、三行半のようでわたしとしては納得いかない。それならば「わたしは出世に邁進することにしましたので、今後はメルマガを購読を止めます」とはっきり言ってくださった方がすっきりする。いや別に彼らを非難することはしない。自分が信じる道を邁進してもらって、死ぬとき自分が、金銭的に潤って、それだけで満足したかどうか分かっていただければ良い。
▼たしかにこの映画に登場する一部の経営者も、デモ隊にコーヒーを振る舞うなどシェルの副社長のように太っ腹の人もいる。しかしそれはあくまでも個人的な範囲に限られているのだ。あくなき利益を追求していることには変わらない。そして現代の経営者はさながら独裁者のようにメディアを操り、スポンサーの意に従わない従業員(この映画では右派メディアFoxの記者)が大スポンサーの製品が危険であるという番組を作ったというだけで、クビにしようとする。右上がりの経営だけが市場経済論で「勝ち組」ともてはやされているが、いかなる収奪もせずに、リサイクル可能な会社をめざさないと、やがてそれは破滅に向かう。ノーム・チョムスキーやアイアコッカそしてマイケル・ムーアまでインタビューで登場するこの映画は企業倫理のあり方と、買うことだけが目的化している人間に警告を発している。渋谷インターリンクのみ(渋谷東急の前のY字道路を右折して200m進む、ローソンの向かい)。上映時間2時間25分。
▼この映画を見て録画したアグネスチャンがスーダンにジャンジャウィードに襲われた人たちのインタビューをみて、わたしたちはこんな事をしていて良いのかと思う。そして一部上場したインデックスの社長は、大量の資金を手にしたらM&Aすることが目的化してしまう、とNHKBSで夜11時に言っていた。まさにカンパニーを地で行っている現実の世の中である。

| | Comments (0)

December 25, 2005

電飾は人の集まるところに光る

▼みなさんヒルズの動画はどうであろうか?一応自分のメディア・プレイヤーでは作動を確認しているが、「作動確認」の問いかけにどなたからも返事がないので、少々戸惑っている。動いていますよね。お気づきだろうか?トップページの画像は今朝から3枚変えています。もう一回寝る前に変えるが、ご希望がないので、いずれも大きなサイズでは作っていない。
▼「ディープ・インパクト」と言ったらわたしの場合、あのパニック映画である。津波が来たのにオートバイや車で逃げるという発想は、大地震や核の実体験がないアメリカ人の書きそうな脚本である。ところがきょうは有馬記念とかいう競馬の大騒ぎである。わたしはそういうギャンブルには全く興味がないので、アリマ?ジーワン???だ。森本毅郎は猛烈な競馬ファンである。森本毅郎スタンバイ金曜日の午前7時半頃はスポーツの内容に切り替わる。競馬がスポーツであるかどうかは甚だ疑問だが、担当者に森本は一生懸命しゃべらせる。本当は自分が解説したいんだろうな、と思って聞いていた。▼昨日誤送してしまったメールでお一人の読者から、老人問題だけではなく、保育園に提出する書類も書き方が分からないと言う内容のメールを頂いた。同じような問題が役所のなかにはまだまだたくさんあるのだろう。
▼夜景の事で実家に帰ったときふとこんな事を考えた。もしわたしの実家でカメラを三脚に据え付けて30分くらいバルブを開放にしたとしても、フィルムに写るのは地球の自転による恒星の軌跡くらいである。夜景なんていう派手なものは何一つ無い。そういえば軽井沢駅前の電飾は昨年と同じだった。中軽井沢も場所が移動しただけで同じ。つまり電飾はお金の集まるところに集中するのである。昨日のTVを見ていたら佐倉市の住宅街で自宅にクリスマスの電飾を競って点灯している街があるという。銚子とか九十九里からわざわざ来る人がいて、「早く点灯してくれ」と催促するのだという。要するに町では客寄せに光らせる。わたしの二つとなりの町に塩名田という昔の宿場町がある。温泉に行くときそこを通りかかったら、ここには小さな商店街の名残があるので、小さな電飾を競い合っていた。
▼きょは午後から渋谷アップリンクシアターというところで「ザ・カンパニー」を見た。内容は明日朝に書くが、40席の小さな映画館で液晶プロジェクターを使った映画を見せてくる。今年の暮れから正月にかけては、これと「ロード・オブ・ウォー」の2本だけ見ればもう他のはみなくてもいい。

| | Comments (0)

December 24, 2005

再びヒルズで動画の撮影をする

▼てんぐささん夜景の投稿ありがとうございました。『鍵盤乱麻』は写真批評をするコーナーではないので、写す人が楽しければよいのだと思う。それにしても重い一眼デジカメを運んで撮影された努力には頭がが下がります。
▼そうそう、今日24日は中島美嘉のベストDVDの発売日である。買う?4000円以上するものを、まさかね。近所のレンタルCDショップに行ったら、もう貸し出していてなかった。正月までには借りられるだろう。
▼昨晩は『鍵盤乱麻』忘年会以来約2週間ぶりにお酒を飲んだ。この飲み会にいつも遅れて参加する人がいて、自分の信奉者はいつも正しい事を言っている。したがって自分も正しいのである、という演説を蕩々といつも同じ事をしゃべる。もうそういう演説には辟易としているので、演説が始まると早々に退散することにしている。しかし蕎麦焼酎をストレートで何杯も飲んだためか、夕方まで気分がすっきりしなかった。それで、こんな事ではイカンと思いながら午後3時頃まで、ダラダラと他愛のない津軽海峡のマグロ漁師さんのTVを眺めていた。
▼気分を取り直して、それから錦糸町のヨドバシに行く。そろそろ年賀状をつくらねばと、プリンターの詰め替え用インクのセットを買った。それから予告したように、六本木ヒルズに再挑戦した。先日はガラガラだったが、地下鉄六本木から上に登るまで長蛇の列だった。さらに帰りはもっと大混乱だった。なぜこんなことになったかというと、一つはイヴなのでカップルがたくさん出たこと。もう一つは本日から氷のタワーなる出し物が出たからだ。前回の反省とは夜景の場合ピントはオートにすると焦点を合わせるところはピンポイントになるので、ピンぼけになってしまうのだ。それでこれをマニュアルにして再撮影をした。うまく撮れているかどうかは画像をパソコンでフルサイズにしてチェックすると、ブレは一発で分かる。
▼もう一つの夜景は新宿高島屋にするか、ミレナリオにしようかと思案したが、後者にした。ところが東京駅で下車して丸の内北口の改札に向かったら、2時間待ちだというので、来週にしようと思って帰ってきた。
▼オンキヨーのミニコンポを差し上げます。FM、AMラジオ、カセット(録再)は着いています。CDだけ故障していて直さないと回りません。パーツはカセットと本体の二つに分かれていてスピーカーだけソニーの製品です。取りに来られる方に差し上げます。重いのでお送りする事は出ません。どうしてもという方には送料を受取人払いでお送りします。期限は今月末までです。
▼ヒルズの夜景を動画でアップしました。ご意見をお聞かせ下さい。

| | Comments (0)

December 23, 2005

お役所の「言葉」について考える

▼何とか年内にオール7を突破したくて、多い日は一日3回ぐらい画像を取り替えているのをお気づきであろうか?取り替えたものはすべてデータベースに入れている訳ではないので、ご注意いただきたい。平日に介護で休んでいた分きょうは3つの仕事が待っている。家族が勤務している会社は「天皇制を認めない」ことを社是としているので、建国記念の日とかきょうは出勤である。わたしは休日は全部休みたいが、夜は外せない忘年会が入っているので、2週間ぶりに飲むことになる。
▼実家は20年前に作った建物なので夜の寝室も寒い。どうなっているかというと、居間の石油ストーブの暖房は寝るときに切ってしまう。寝室は便宜的に父のベッドを使っている。電気毛布を身体の下に敷く。そしてありったけの物を着込む。今回保温下着とかフリースなどを持参したので、それを着た。だが部屋全体の暖房は一切ないので、顔の外は冷たく寒い。これで風呂に入っていないから余計冷える。自宅の軽い布団と違ってこちらの地方の人は綿が入った重い布団が好みのようである。だからその重みにも耐えなければならないので、冬の帰省は辛い。もっとも寒くなるのは2月である。
▼役所や農協から訳の分からない書類がたくさん届いているので、わたしが帰省している時は全部目を通して、入らないものは全部破棄し、必要な書類は書き込んで郵便ポストに投函する。昨日来ていた訳の分からない書類は、介護保険の減免の書類なのだが、印字してあることと同じ事を延々と4枚の書類に書かせるのだ。さらに貼付の書類が必要だという。4枚書いて減免される金額は5千円弱。これはお年寄りが書き込むのが面倒になって、申請する数が減るのを待っているのではないかと思えるようなシステムだ。突き返されたらそれは仕方ないと思った。判子が好きな方々なのだから、これは判子一つで済むようにして欲しい。
▼さらに隣家の親戚で昨年夫を亡くして独居で暮らしているかたから、「書類を見て欲しい」と電話があったのでお待ちしていた。この方は息子さんは仙台、娘さんは松戸にお住まいである。書類とは我が家にも届いたものと同じで、市役所の老人福祉課からのもので、表題は「簡易家事補助員申請却下の件」とある。相談にいらした方は「いま自分が行っているデイ・サービスに行くことができるのではないか」と心配されていた。さっそく担当部署に電話した。「こういう書類が来たけど何でしょう?」というと、「民生委員を通じて申請のあった、雪かきの件です」という。わたしは大体見当がついたが、お年寄りが理解するには括弧して(除雪作業員申請の件)とか(雪かきの件)と書くのが親切なお役所のやるべき事ではないかと思った。これはいずれインターネットを通じて市役所に投書しようと思う。

| | Comments (0)

December 22, 2005

佐久平も吹雪になってきた。

▼明日は昼から仕事なので新幹線がストップしないうち、午後二時のに乗って帰る。今回帰省した目的はいくつかあった。今後の介護の方向をどうするかの調整。ケアマネとの相談、それに病院との調整など。今日午前中まで正味24時間車で移動した距離は約100kmになっていた。病院は3ヶ所行ったのだが、母と一緒に父の見舞いにも行った。若干痩せて、薬の投与のせいか前歯が3本ほどなくなっていた。ちょうどクリスマス会の最中で、可愛い看護師さんがサンタに扮して、ゼリーのようなものを配ってくださっている最中だった。大部屋には20人ほどの入院患者さんがいらして、それぞれ自分の好きな事をしていた。父はわたしの顔を見ると一瞬ニコっとした。わたしは近寄らなかったが、母が「あれは誰か?」と話しかけると、息子の名前をちゃんと言えた。そして次に母は「自分の事は誰か分かるか?」と聞いたら「バカにするな」という意味の事を呟いたそうだ。話を総合すると、徘徊しない、暴力的にならない薬は何なのか、色々研究しながら薬を投与し、散歩などをさせてもらっているようだ。部屋を見に行ったら硝子張りでカギのかかる個室に入っていた。もし退院できても、とうてい個人の家では介護などできる状態ではないと思う。
▼母は父が入院してほっとしたせいか、物忘れがでてきている。ケアマネさんと話しあって、「お母さんもMRIやCTで脳の検査を一応しておいて貰った方が良いのでは」という意見があった。そこでいつも行っている診療所で担当女医さんに話をして、紹介状を書いてもらことにした。すると最後に「もっと体力が弱った時将来的にどうするつもりか」と聞かれた。そこで母と以前から合意している内容を話したら女医さんも納得してくれた。
▼吹雪いてきたのと、ちょっと重い荷物も一個あったのでタクシーで佐久平の駅まで行く。毎回タクシー運転手さんと話が進む。20日夜の運転手さんは「死ぬ時期が迫ると、人間は怖くなるので惚ける」という説があるがどうかと言っていた。そんな話を前にも聞いたことがある。しかし生理学的に言えば、脳が縮小していくとうのは、止められない事実なのだ。そして22日午後の運転手さんは、わたしと年齢はまったく同じで、わたしよりひと月早く生まれていた。いつまで働くことができるのかお聞きした。25歳の時からこのお仕事を続けている。一応65歳で定年だが、本人が希望して健康ならば71歳まで働いている人がいる。だが自分はもう、仕事だけで終わりたくないので、65歳になったらひと月13日だけ仕事をして、あとは好きなことをしようと想っている、とおっしゃっていた。確かに惚けず、体力が残っているうちに好きな事をしておかなければと思う。そんな訳で車を降りるときは「身体に気をつけて頑張ってください」とねぎらいの言葉をいただいてしまった。
Kouchi(Mobile)

| | Comments (0)

December 21, 2005

ヒルズより旧軽井沢がネオンは映える

karuizawa1
ヒルズの写真を掲載したら、さすが編集長、まさか編集長がヒルズに行くとは思わなかった、ヒルズなんて知らないと言う三つの意見にわかれた。そこで今晩は急遽軽井沢の電飾をご紹介する。軽井沢は小諸よりも遥かに寒かった。三日前に降った雪が残っていて気温は零度だ。大きい画像は明日夜まで待たれよ。


| | Comments (0)

一人だから内風呂はもう立てない

と母は言う。仕方ないので、午後八時過ぎに近くの町営温泉に出かける。しかし何故か電気が消えていて入れなかった。仕方なく膝小僧を抱いて震えて眠る。今日電話で確認してから行ったら火曜日は定休日だとの事。変な温泉。これは後に定休日だと分かる。Kouchi(Mobile)

| | Comments (0)

December 20, 2005

六本木ヒルズは嫌いだけど…

▼昨日日経の記事をご紹介したら、うさこさんから「こうちさん 社交ダンスも始めよう そして一緒に踊ろう 人生はダンスだ」というタイトルのメールを頂いた。そーかー、人生はダンスねー。わたしは前にも書いたがダンスというのは中学校時代に習ったフォークダンスしか踊れない。「オクラホマ・ミキサー」、「マイムマイム」と情けない話だ。いまさらダンス教室にいくのもおっくうだし…。
▼十三間通りを歩いていたら、4年ほど前に駅ビルの夏の福引きで一等賞の北海道旅行が当たって、一緒に行ったTさんにバッタリあった。わたしより2つか3つ年下だ。彼女は旅行が好きなのだが、介護があって中々いけないという。まず自分の母親が同居していて、朝雨戸を開けるとあとは寝たきりらしい。しかし本音では「もう早く逝ってほしい」と言うことだった。義母も具合が悪くて月額48万!の施設に入れたら、上げ膳下げ膳でとても良かったが、支払い続けることができないので、自宅で見ようと退院させたら、自宅に戻ったとたんすっかり元気になったという。こういうパターンをまさに息子孝行のお母さんであろう。
▼日曜日の日経別刷り「プラス1」「読者3246人に聞く」アンケートによれば、「クリスマスを味わえる主な場所ベスト9」というのが載っていた。そのベスト3に入るのが、トップページの「六本木ヒルズ」である。あの建物のデザインも住んでいる奴らもみんな大嫌いだ。しかし「マクナマラ回想録」のような、ここでしか上映しない映画があるので、時々ここのバージンシネマまでやって来る。撮影の準備をしていたら、50歳くらいの太った女性の警備員さんが、「いまテストだから、もうちょっとすれば綺麗になりますよ」と話しかけてきた。これがヒルズが「ベスト3」に入るとお話すると、「警備の仕事は午後9時まであって、帰宅するともう11時になってしまう。自分の所の電飾を楽しむ気にもなれない」とのことだった。帰りの地下鉄で一眼デジカメのモニターをチェックしたら、あまりにも気に入らない写真が多くてイヤになってしまった。色々頭を絞って考えたらその理由が分かった。ヒルズは週末の24日か25日に再挑戦しようと考えている。
▼お台場もヒルズも機材を背負って往復するだけで、かなり疲れます。手間ひま、それにカネもかかっています。写真をご覧になった感想お聞かせいただければ、また次回も良いテーマを選ぼうという気持ちになるのですが…。どこかの見知らぬ叔父さんが、リリー・フランキーの「東京タワー」を手に持って東京タワーを撮影していた。何とバカバカしいことだ。
▼クリスマスが近づいて来たので、ネットワークウォークマンの曲を入れ替えた。ベートーベンの3番と、9番を削除して、ヘンデルの「メサイア」とバッハの「クリスマス・オラトリオ」これをあと一週間ほど聞く。きょうから3日間投稿の更新はできません。あしからず。
▼メルマガの若干の訂正と補足柴田哲孝著「下山事件」の本紹介で「国同民道右派」とあるのは「国労民同右派」の間違いです。「民同」とは何か法政大学大原社研のサイトをお読み下さい。

| | Comments (0)

December 19, 2005

TV「相棒」の「欠陥ヒーター」

▼浅草寺(せんそうじ)の「納めの観音」と、羽子板市が重なったので電車で出かけた。歩いて行っても小一時間なのだが、この日は電車にした。祈願するとき、いつも家族健康と両親の長寿を願うのだがふと、ある矛盾に気がついた。「何時までも長生きしますように」と言っていたのだが、これに「惚けないで」を付け加えないと意味がないように思えてきた。日曜日の日経新聞に「ボケ予防に7つの習慣」というのが出ていた。詳しくはデータベースに入れておくが、項目は以下の通りだ。1)散歩を日課とする。2)日記をつける。3)恋愛をする。4)料理を作る。5)旅行の計画を立てる。6)社交ダンスをする。7)囲碁・将棋・マージャンをする。となっている。わたしは6)と7)以外は大丈夫だ。詳細を読むと5)でも「お仕着せのパックツアーはダメだ」とある。みいなさんどうかお気をつけていただきたい。ご覧のようにここには、酒を飲むというのは入っていない。『鍵盤乱麻』の忘年会以後一滴も飲んでいない。今年はあと1回は飲む機会がありそうだが、あとは飲まずに済むのかも知れない。
▼ナショナルのFF石油ファンヒーターの、陰鬱な声の「欠陥回収告知CM」は依然として毎日のように流れている。実は10chで「相棒」というドラマが毎週水曜日夜9時から放映されている。11月16日放映された「殺人ヒーター」がこの事件と酷似していた。ヨツバ電気という会社の労働組合が舞台になっている。主人公の女性労働組合委員長(TVでは組合長と言われる)がある日残業中に、同社の蓄熱式暖房機の事故で火災によって死亡する。この事件を調べるのが、警視庁特命係の水谷豊課長と部下の寺脇康文だ。特命とは名ばかりでかなりの閑職で、他の部署がやらないことを押しつけられる。組合長は新開発された蓄熱式暖房機の側で死亡しているのが発見されるが、その死因は絞首による窒息死と鑑識から報告される。調査していくと、同社で発売になった蓄熱式暖房機は欠陥商品ではないかと、組合長が様々な部署にクレームを付けていたので、車内では嫌われていた存在だと分かる。元開発部長も今は閑職に追いやられているが暖房機の設計ミスを指摘されていた。工場長もそれを知っていたが、販売時期が遅れると販売店などに迷惑がかかると逃げる。そして社長もそれを知っていたが、発売を遅らせると莫大な損害になると握りつぶしていた。組合長の死亡原因は元婚約者による殺人なのだが、会社の殺人暖房機の責任は法律によっては何も問われないという話だった現実にもナショナルのやっている事は同じなのだが、事故が社会的に発覚する前だったので、「放映禁止」にはならなかったのだろう。録画してあったものを昨晩見た。
▼母は二日に一回くらい、それも朝晩二度も電話してくる。原因はちょっと書けないのだが、当事者は母の悩みを理解しようとせずに苦しめる言葉を、毎日のように投げ続ける。
▼昨日の映画「ランボーの銃」の正解。1はM60で、2はAK47、そして3の「怒りのアフガン」はRPG7となっていた。
▼メルマガ1202は明日20日正午が締めきりです。できれば今晩中にお送り下さい。今まで書いた事のない方もあなたの「05年ベスト」をぜひお送り下さい。

| | Comments (0)

December 18, 2005

◇「ロード・オブ・ウォー」を見る

▼寒い夕方のお台場に約2時間ねばってトップにある写真を撮影した。シャッターを押したのは約80枚、だが使えそうなのは10枚程度だ。
▼◇「ロード・オブ・ウォー」武器商人ユーリーはひょんな事から武器売買に手を染める。もちろんこの業界には大物の武器商人がいるから、彼の参入する余地はなく、メジャーの商人に「取引」を申し込んでも相手にもされない。それで朝日の松本仁一編集員が書いていた「AK」(朝日の潤沢な取材費を使って、世界を飛び回って書いたにしては全くお粗末なルポだった)を専門にして売り込みを図ることになる。『鍵盤乱麻』Webの「兵器規制を求める署名」でお分かりのように、全世界の戦争で死んでいる8割以上の人は核爆弾ではなく、自動小銃(小火器)で殺されているのである。映画のトップで主人公のユーリー(ニコラス・ケイジ)は現在の小火器の普及率が地球の人口の12%なので、普及率を10割りにすることが目標である、とうそぶく。争いごとがある限り武器はなくならない。81年ソ連が崩壊したとき、TV画面のゴルビーにキスをするほどの喜びようだったユーリー。それはソ連で使わなくなった武器を世界各国へ「輸出」できると考えたからだ。たまたま出身国ウクライナの大将が彼の遠戚であったため、そのコネを利用すべく出かけて、書類をごまかす方法を伝授し、同時にアタッシュケースに詰まった、ドルを手渡す抜け目のなさを発揮する。危ない橋をわたるには、信頼できる右腕が必要だ。それを彼の実弟を使う。実弟は婚約もしてレストランを作って独立するのが夢である。最初はジャンキーになる弟を、再度引っ張り出して手伝わせる。だがまともな弟はウガンダに売り込みに行った時、兄が売った武器が少数民族の虐殺に使われる事を目のあたりにする。そして武器を載せていたトラックを手榴弾で破壊するが、自らも殺害されてしまう。
▼ファッションモデルをしていた女性を、自家用飛行機を見せびらかせて結婚する。純真な彼女はユーリーがどこへ出張しても疑わない。しかしICPOの捜査の手(隊長はイーサン・ホーク)が身辺に及ぶと夫の仕事に疑惑を持ってくる。そして尾行してある倉庫に着く。ダイアル錠はなかなか開かないが、息子の誕生日の数字を入れると、難なくあく。そこで見たのは武器とそれらを売り渡す偽造書類の山だった。彼女は「武器取引」から手を引くように促す、半年ほどはそれも続いたが結局止めることはできず、再度取引をはじめるが、ICPOに捕まってしまう。取り調べ室の会話。ホーク「お前には様々な罪が加算されて一生かかっても、外の空気を吸えない」という。ユーリーは「俺を有罪にしてお前はこの部屋を出る。すると上司から勲章ももらえる。しかし銃器売買の一番の親玉はブッシュなど国のトップなのだ。彼らができない事を俺のようなフリーランスがやることになるから、すぐ釈放されるのだ」というのだが、まさに映画は釈放される場面で終わる。実際にあった事件のノンフィクションなのだが、中々説得力がある。
▼ウガンダの大統領であり独裁者は、対立する部族にもユーリーに小銃を売らせ、その代金は麻薬かダイアモンドで支払う。独裁者のドラ息子が「俺は土産にランボーの銃が欲しいな」という。ユーリーは「ランボーは1、2、3があるがどれだ?」という。「俺は1本しか見ていないから分からない」。「じゃあ1でM60だな」というシーンはマニアでないと分からない。

| | Comments (0)

December 17, 2005

◇「アフガンゼロ年」を見る

▼昨日マンションの扉とベランダの塗装日であった。こういう時はカギを誰かに預けるわけにはいかないので、自宅に待機していなければならない。そのことは一月前から分かっていたので、自宅で仕事をできる準備をしていた。レポートの作成と集まったものを分析することだった。ペンキ屋さんが10時ころ一度きて、まず防錆剤を塗ってあと2時間ほどしたら来ると言った。第一次作業が終わったのが正午過ぎ。第二次の本塗装が終わったのは5時だった。さらに2時間はドアを閉めずに風通しをよくして乾燥させてくれという。この間暖房なしで我慢しなければならない。その間ずっと外に出ることができず、歩数は総合計で200歩くらいである。これでは身体によくないので、家族が帰宅した午後6時半から、いつものコースを1時間かけて歩いた。
▼夜二人のMちゃんからメールが来た。最初のMちゃんは一年ぶりくらいで、携帯のアドレスが変更になったという連絡だった。メルマガは読んで下さっているようだが、ブログは1面の写真しかご覧になっていらっしゃらない。うーむ、今はブログに力を入れているので、こちらをぜひご覧頂きたい。写真だけでもご覧になっていただければ、それは嬉しい。昨夜も都会のクリスマス・イルミネーションを撮影に行こうと思っていたが、そういう訳で行くことができなかった。「WebT日報」に載ったパレードの記事は「データベース」に入れてあります。本当はこういうのは著作権上はいけないのだが、朝10時にはあったが、昼には削除されていたので、こうするしかない。
▼◇「アフガンゼロ年」(原題:「オサマ」NHKBS15日深夜放映)まだタリバンが活躍しているアフガニスタンのカプール。父を失った子オサマ(中学生くらい)と母とその両親の4人家族である。父はどうやらタリバンに連れ去られて死亡してしまったようだ。祖父の薬を貰ったり、病院に診察を受けに行こうとするのだが、病院は破壊されて医師も看護師もいない。点滴を受けさせようと看護師さんを探し出して一回だけやってもらう。ところが病院に行く道路自体がタリバンが、狙っているので危険である。その家の母は一人娘のオサマの髪を切って男の子にすれば、タリバンに襲われないだろうと思いつく。ところがタリバンは、ある日子どもたちの一斉徴集をして、軍事訓練をはじめようとする。そしてオサマも他の子と一緒に引っ張られていく。周りの子どもたちはオサマを「女だ」と疑いだすが、幼なじみの香屋の親友だけはオサマを「男の子」だと言ってかばい通す。しかし風呂の入り方の実習というのがあり、裸にならなければならない。それは無事ごまかすことができたが、風呂から出たあと生理になった事を見つかり、タリバンの「裁判」にかけられる。最初の外国人はビデオカメラを持っていたので、銃殺刑、二番目の男は石打の刑、そしてオサマはタリバン幹部のお目こぼしで「無罪」になるが、自分の父親くらいの男と結婚させられる。泣きながら馬車に乗ってその家に行くと、犠牲になって無理遣り結婚させられた女性が大勢いた。みな一様に「こうするしかなかった」と男を口々に罵る。しかしオサマに逃れる術はなく、「初夜」が迫ってくる。タリバン支配下のアフガニスタンでは、いかに女性が無権利の状態に置かれ、人間として扱われなかったかという事を告発した映画であった。

| | Comments (0)

December 16, 2005

メルマガの締めきり時間は20日正午

▼『鍵盤乱麻』メルマガ12月2号締めきりに関するお願い。20日夕方から3日間介護帰省をします。そのため締めきり時間を早めます。投稿してくださる方は20日正午までにお送り下さるようお願いします。何せ実家はダイアル回線で、局から6kmではメール接続もままなりません。締めきり時間の繰り上げにご協力下さい。当然その間のブログの更新は携帯だけになり、投稿の更新できるのは24日朝になります。
▼本当はクリスマスの夜景を撮ってご紹介したいのです。しかし夜景が美しい夕方の時間がとれないこと、カメラだけで2kgもあって重いことです。さらに夜景では三脚が加わりますが、これがさらに10kgほどあります。車でもないと、」これらを背負っての移動はかなり困難です。いま1面トップ写真に写っている夜景の左側の建物の左脇をじっくりご覧頂くと、小さい点が見えますが、これは金星です。
▼『鍵盤乱麻』の読者にはなぜか福島県出身の方が多い。同じマンションに住んでいる方も、ご両親が向こうにお住まいで雪かき帰省をされているという。先日お会いしたとき、「福島のどちらですか?」とお聞きしたところ、「二本松です」とおっしゃていた。今年の冬はわたしが30cmの雪かきで大変です、とお話ししたら。「うちなんが軽く1mです」とおっしゃって、「先日帰省したら、もう雪は降っていて、新幹線もよく止まるんです」という場所なのだそうだ。長野新幹線はトンネルが多いこともあって、携帯は通じない場所が多い。しかし雪で止まってしまうことは少ない。
▼「クライマーズ・ハイ」のことを書いたらさっそく某デスクがメールを下さった。あのTVの中ではいくつかの業界用語出てくるので解説したい。
1)大久保事件:1971年15歳から28歳の女性を言葉巧みに誘い出し、2ヵ月の間に8人を絞殺した事件のこと。大久保清は76年41歳で死刑になった。
2)レンセキ:1972年群馬県榛名山中での連合赤軍が「ゲリラ基地」を作った事。立松和平の「光の雨」(現実とはほど遠い描き方)の中にも出てくる。あさま山荘で逮捕される前に、彼ら連合赤軍の一部は榛名山など群馬県内で訓練ををしていた。
3)げはん:下版、校正の最終チェックを終えたもので紙型をつくり、それから鉛版になり印刷に回されること。
4)パーレン:電話送稿のところで、記者が読み上げる場面で出てくる。丸括弧のこと。
▼昨日ご紹介した某大学のパレードは千葉日報のWebでも紹介されました。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

December 15, 2005

NHK「クライマーズ・ハイ」前編を見る

▼昨日朝のトップニュースは経団連が賃上げを容認した、というものだった。一体労働組合の役割はどうなってしまっているのだろうと驚いた。経団連のトップはトヨタの奥田会長。そのトヨタは賃上げなどを一切ストップしたまま、マスメディアは「1兆円の利益を確保した」ともてはやす。日産だって会社の所有地を売り払い、大量リストラしたゴーンをまたベスト・ドレッサーなどとしても持ち上げる。労働者に犠牲を強いて利益を上げるなんてとても「経営」などと言えないと、とわたしは思う。もはや労働組合はなめられているのだ。
▼先日の忘年会で某大学の大学院生が「学校に暖房が入っていないので、学生はコートにマフラーをして授業を受けている」という話があって驚いた。たしかこの大学は独立行政法人になって「利益が上がっている大学」のベスト5くらいに付けている筈だ。だから勉強するのに、必要最低限の「暖房」さえ削ってお国に褒められようと、尻尾を振っているのが大学理事者の姿なのだ。学校当局者にしてみれば、文部科学省の監視がついているから、意に従わないわけにはいかないのだろうが、やることがどうもえげつない。昨日朝起きて午前6時にメールチェックをすると、某読者からメールが入っていて、「14日昼に学内パレードをやる」という。応援に行きたいところだが、残念な事にわたしは毎週水曜日は三鷹で授業をしなければならいので、パレードの時間に合わせて携帯メールを送る事しかできなかった。後でお話を聞いたら、デモとかパレードを全くしたことがなかった学生のみなさんが30人くらい集まって行動をしたという事でホッとした。知り合いの新聞社や通信社に連絡をしようと思ったが、この日ばかりは電話を掛けてこられても対応できないので、そのままになってしまった。ただ地元T日報だけは来たというので、今朝の紙面にどう反映されているか興味はある。
▼「クライマーズ・ハイ(前編)」NHK10日夜放映。この小説と著者である横山秀夫の存在を知ったのは、『鍵盤乱麻』読者ならご存知の某通信社某デスクによってである。20年前の日航機御巣鷹山墜落事故をめぐり、その取材スタンス、地元紙(現実には「上毛新聞社」)記者の力量とは何かを縦糸に、同僚、上司との確執を描いた力作である。放映当日は『鍵盤乱麻』忘年会だったので、録画して昨晩前編を見た。主人公はデスクの佐藤浩一。谷川岳をロッククライミングで登っていた同僚で営業部の赤井英和が脳梗塞で倒れる。日航機事故が起きて佐藤は社運をかけて、取材の全権を任される。どこに落ちたか分からない深夜、現場が写植で作ってきた見出し群馬が先か長野が先か迷うが二者択一で「群馬」を選んで作業は進められる。現場に二人の記者を派遣するが現在と違ってハンディ・トーキーはおろか携帯電話すらない。「現場雑報」を待っているが間に合わないので、上司の岸部一徳は共同配信の記事にTVを見て記事を書かせたことに佐藤は怒り狂う。圧倒的な物量や記者の数を誇る全国紙に対して、地元紙の存在とは何なのか現場の論議は深まる。そして疲れ切ってボロボロになって二人の記者が本社に戻ってきたとき、佐藤デスクは「雑報」を書かせる。「トンボの赤いリボン」という片腕を失って死亡した少女を抱いた自衛隊員の写真と、それを見た記者の記事。もうそれは現場に足を踏んだ記者しか書けないのだが、「自衛隊の宣伝になるような記事」は部長も社長にも掲載を拒否される。社長からは「たかがデスク風情で何を」と一喝される。そして居酒屋で部長と地方紙記者の存在価値を巡ってつかみ合い寸前の口論が始まる。新聞社社内の事だけでなく、佐藤自身は自宅に着替えに戻っても息子は登校拒否でパジャマ姿のままだ。それには父親を拒否する一つの事件があった。続編は17日夜9時から。
▼秋の写真をご紹介しています。まだ点数はこの倍以上あります。しかし良いとも悪いともご意見はないので、そろそろ切り替えようと思います。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

December 14, 2005

◇「美しい夏、キリシマ」を見る

▼今週から手帳を切り替えた。わたしの場合アドレスはパソコンに入っているから修正したものを、プリントアウトして切り貼りすればそれでOKだ。あとは年内の予定だけ書き写す。
▼昨日書いたニコンとナショナルの違いはデータベースに「nkon」で入れたので、対比してご覧頂きたい。
▼昨日デジカメを今年2月に購入したが、ディスプレイ部分に色々余計な表示が出てくるので、それを初期状態に戻したいという方のお宅を訪問した。扱った事のない、リコーのデジカメだったが、それはスイッチを押して何とか元に戻った。記憶媒体の中にはこの10ヵ月の間に撮りためた画像がたくさん入っていた。それを何とかしなければならない。カメラに付属していたソフトはとても使いにくかった。言葉が何一つでてこなくて図だけで指示してくる。この画像編集ソフトを作った人は本当に「使いやすさ」というのを理解しているのだろうか?と思った。このお宅ではわたしが映画紹介を書いている新聞をお読みになって下さっていたので、すぐ親しくお話をすることができた。1階にはご主人のパソコンが2台あり、2階では奥さまがパソコンを使いたいのでLANで何とかしたいとおっしゃるので、無線LANはよしたほうがよいです、と対応策をお話しして辞去した。
▼◇「美しい夏、キリシマ」1945年8月のキリシマ。戦争が終わろうとしている2週間ほど前の霧島だ。米軍のグラマンの編隊が次々とやってくる。兵士たちは米軍機を横目で見ながら防空壕を掘ったり行軍の訓練して、民間人は竹やりで刺突訓練をさせられている。主人公の少年は友人を米軍の空襲で失って、自分は何もできなかった事を悔やんでいる。箸の上げ下ろし、食事中の姿勢まで細かく注意する厳格な祖父とそれを取りなす母。一家は富農だが、それをとりまく親戚や小作人、特攻隊でまもなく飛び立つであろう兵士たちの日常を淡々として描く。見方は感じ取る人によっていろいろあろう。体調を崩した主人公が、出征兵士が行進するとき整列して見送らなかったという事で、配属将校から半殺しの目に遇うところが印象に残った。こういう狂信的な体制擁護派というのは、体制が変わったとき素早く変身して反体制派に変わってしまう。そしてそれを支持しないものに対して同じ手法で対処する。やがて戦争が終了して、占領軍はジープを戦闘に行進してくる。一人の少年は竹やり訓練を真に受けて竹やりで、米兵たちに突進していく。執拗な刺突に呆れた米兵は空に向けてM1カービンを一発発射する。その音で少年はようやく我に帰る。戦闘シーン一つ出てこない戦争映画だが、庶民の日常生活から終戦を境にめまぐるしく変わっていく価値観の転換を見るだけでも一見の価値はあろう。13日WOWOW。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

December 13, 2005

企業の責任、無責任

▼企業の責任、無責任。この1週間ほどのラジオやテレビを聞いていると「松下産業株式会社からのお願いです」というのを重々しい声で放送している。要するに最初にナショナルの旧型FF暖房機の設計ミスで死亡者が出ている事を謝罪すべきなのである。ところが開き直りとも聞こえる、「この暖房機を使っていると死亡事故につながる危険性があります」という言葉にはあきれて物が言えなくなる。もっと謙虚に事故によって何人の人が亡くなり、何件の火災事故が発生している事をまず謝罪すべきである。この云い方ではまるで使っている方が犯罪者であるかの様な印象を与える。
▼昨日帰宅すると一通のDMらしき物がニコンカメラ販売株式会社(日本光学株式会社)から届いていた。それはわたしがかつてニコンのD70というカメラのユーザーであり、ユーザー登録をしていたからだ。文面によるとそれらの一眼デジカメで使われていたリチュームリチャージバッテリーEN-EL3の不具合に関するお知らせだった。それによればこの製品を使ったために発火した事故が全世界で4件起きているとある。だから自主回収をすることになったとある。つまりこういうやり方が常識的なのであり、ナショナルは殿様商売なのだ。しかも買った人を把握していないという事も、ズサンでまた不思議なことである。
▼3日ほどかけて秋にGさんからいただいた「皇帝のいない8月」を見終えた。何せ2時間20分の長編である。これは小林久三原作の小説を映画化したものである。当時の内閣が弱腰だというので、陸上自衛隊西部方面隊にいた渡瀬恒彦らがブルートレイン「さくら」を乗っ取って爆薬をしかけ、乗客の命と引き替えに要求を受け入れさせようとしたクーデターをテーマにしている。憲法改正やら、自衛隊の自衛軍への格上げなど、いかに今日の日本の状況と似ているかが迫力があった。そして実はこの計画にはCIAが絡んでいて、さらに当時の首相は反対派を潰すためにこのクーデターを最大限利用したというお話でした。映画としてははじめて登場する火を吐くプロップガンの64式小銃は中々の迫力でした。しかし最後に鎮圧のために登場する自衛隊の特殊部隊の銃がM3グリースガンというのにはクビをひねってしまいました。M3の45ACP弾なんて室内接近戦用のものではないので、跳弾が危険で使えない。91年の松竹作品だから仕方ないのかも知れない。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

December 12, 2005

日曜日に見たテレビ

▼昨日昼間は出かけていたので、いくつかのTVを録画した見た。日高義樹のワシントンレポート。彼はNHKワシントン支局長だった人で、キッッシンジャーにも予約なしで会える唯一の日本人として豪語されていた。たしかそうなのだろうが、この日は太平洋空軍司令部(在ハワイ)の役割について司令官のポール・ヘスター大将からサシでインタビューしていた。果たして日高とかどこの国のひとなのか、ペンタゴンの代理人ではないかというような番組の作り方だった。アメリカの国益を優先し、それに日本を従属させることに何も疑問を感じていない、日本人のお面を被ったアメリカ人に見えた。おかしいのは大将に「中国軍が旧ソ連の戦闘機を導入する本音が見えない、北朝鮮は装備は旧式だが、空軍力は巨大だ」と言わせることだ。だから日米が一致して軍備を増強するという短絡した論理の展開になる。つまりアメリカの行う事はすべて善であり、中国、北朝鮮のそれは全部悪であるという詭弁でなりたっている。軍事衝突を避けるのが政治・外交力なのにそれが全く登場しない力だけの論理を推し進めるとこうなってしまう。
▼週末に公開される「男たちのヤマト」の撮影風景から乗組員の証言を12chで放映していた。これも「愛する者を守るために死んだ乗組員はすべて美しい」という論理の飛躍からなりたつ番組である。忘年会のときにてんぐささんから「ヤマト」のパンフレットをいただいてパラパラ見た。どうも映画に挿入されている逸話が「お涙頂戴」という感じがしていかにも怪しい。あの当時戦争は制空権をどう握るかに移っていたのに、日本海軍は巨艦巨砲主義で時代錯誤のヤマトなどを作り上げる。原寸大のセットを作るものバカげているが、あのヤマトを作った三菱重工の責任は大きい。そして三菱の言いなりになった軍部・政治家の責任は重いが追求されていない。その思想は現在の自衛隊にもつながっている。例えば三菱重工の作った陸上自衛隊の90式戦車はものすごいIT戦車である。しかし戦争において戦車は短期間に大量にかつ安価に作ることができなければまったく意味がない。そういう事をナチスドイツは巨大なティガー戦車を作った失敗反省として受け止めている。だからスターリングラードでソ連に巻き返されてしまった。またアメリカも安価なM48戦車を大量に作ることによってヨーロッパ戦線でナチスに巻き返すことができた。高性能な戦車が少量にあっても実戦には、対して役に立たない。戦後60年たっても三菱重工はまったく懲りていないのだ。なぜか?防衛庁幹部がそこに天下りしているからだ。要するに軍需とその幹部にとって自分の給料さえ出ていれば、作ったものが役に立とうが立つまいが関係ないのだ。
▼この他3本ほど見た。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

December 11, 2005

忘年会お疲れ様でした。

▼みなさん場所を間違えずにご参加いただきありがとうございました。今度は温泉に行こうなどというプランも持ち上がっていますので、お楽しみに。撮影した写真は個別にお送りします。昨日話題になった「朝日新聞」12月10日の人生相談はデータベースに入れてありますので、ご覧下さい。わたしが見るTV番組をもっと早く事前に教えて欲しいというご意見もありましたが、わたしも番組表を見てから決めますので、ちょっと無理だと思います。どうしてもという方には、送料だけご負担いただければ、ビデオかDVDに撮ってお送りします。以下映画を見に行ってくるので、夜に更新します。
▼◇「ある子供」「大体「息子のまなざし」という作品は映画評論家が言うような良い作品だとは思わなかった。ところが今回の「ある子供」と来たら「週刊金曜日」から「AERA」まで大フィーバーぶりである。予告を見ても眉唾だったが、一応話題作だったから恵比寿ガーデンシネマに公開二日目に行ったがガラガラである。いくら天才兄弟監督といえども、当たりはずれの率で言えば誰でも2、3割行けば良い方だと思う。まだ二十歳くらいの若い男女は生活に基盤がないまま男の子ジミーを出産して、病院から退院する場面から話は始まる。夫の方はと言えば子どもの不良をたきつけて車上狙い、かっぱらい、こそ泥をやって現金収入を得ている。妻は退院したもののまともな暮らしをする気配はない。再三妻に催促されてようやく、市役所に行って長男を認知して戸籍を作るほどだ。たまたま妻が市役所で何かの手続きをしている時、乳母車に乗った子ども散歩して見ているように言われる。夫はふと故買をしている友人が、「子どもを買う人がいる」と言ったことを思いだして、バスに乗って取引場所に出かける。受け渡し方法はあるマンションのある場所に子どもを置いていけという指示だった。ドアを閉めて待機していると、やがて子どもを連れ去って行く気配がする。ドアの前には袋に入った大金が残されていた。喜び勇んで妻の所に戻ると、「赤ちゃんはどうしたの?」と詰問される。そして札束を見せ、「また作ればいいよ」とうそぶくのではり倒される。妻の怒りように慌てた夫は、取引相手に「子どもを戻して欲しい」と懇願して戻るが、それからもう妻は心を開かない。文無しになった夫は妻の歓心を引くには、カネを手に入れる事だと短絡的に考えて、再び不良少年を誘ってオートバイでかっぱらいをするが、逃げても逃げても警察は執拗に追いかけて来るので、少年が先に捕まってしまう。そして夫は自首し警察の面会所に妻が面会にやってきたとき、手を握って二人泣き崩れる。それで終わり、わたしは真っ暗な映画館で「何だこれで終わりかよー」と叫んでしまった。駄作の一言、見るべきではない、他愛のない映画、「息子のまなざし」だってあり得ないシチエーションだったけど。
▼今週の「週刊金曜日」「貧困なる精神」269で本多勝一がフェアトレードの事を書いている。ここのところエスペラントについて語っている。その中でエスペランチストの木村護郎氏が「一人ひとりの消費者がふえることでファアトレードは実際広がってきている」と語る。それに答えて本多氏は「今、私の家が野菜や米などでも加わっているのは東都生協かな。この生協を通じて取る(購入しているという意味)コーヒーも、多分それではないかと思います。と語っている、そして木村氏は「それを今、急にすべての人がやるというのはなかなか難しくて、気づいた人からやるしかない」と返している。つまり、アメリカ食料メジャーに頼らない食生活をという事の第一歩なのである。ちなみに我が家の東都生協の組合員であります。八千代牛乳も扱っているしね。
▼昨日朝日朝刊「be」でベルギー王室の儀仗兵の写真を見たとき「アッ」と声をあげてしまった。儀仗兵の銃がM16じゃん。ベルギーと言えば銃器の天才ブローニング生誕の地。ブローニングの小銃と言えば、誰が何と言ってもFALだよ。本場アメリカの儀仗兵だって木製の銃床であるM1ガーランドかM14を使っているのに、ブラスチック銃床のM16とは情けなくなる。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

December 10, 2005

クストーの「沈黙の世界」を見た

▼WOWOWでクストーの「沈黙の世界」を見た。この映画はわたしが小学校の頃(1965年)に体育館で見せられたような気がする。クストーはフランス海軍の軍人だった人だ。戦争が終わってからその潜水技術を民間人にもできるよう潜水具の改良を重ねて、「アクアラング」(商品名:「鉄の肺」の意)を開発した。つまり戦争用で潜水するときは、炭酸ガスをブクブク出していたら、すぐ敵に発見されてしまう。そこで危険だが全酸素で循環式のものを使っていた。映画で見るとボンベは3本使っている。普通わたしなど素人(オープンウォーターのCライセンス)が潜るときは空気のボンベが1本で30mで空気が持つのは30、40分くらいだ。くらいというのは初心者は緊張で呼吸の量が多くなるので、空気を早く消費する。そして深く潜るほど早く消費してしまう。
▼3本のボンベを背負っていたという事は撮影などで、長い時間潜る必要があるからだろう。ひと月前に発行したメルマガで、アメリカ東海岸沖で沈没していたUボートを引き上げる話をご紹介した。あの時も長く潜っていると身体の中の窒素が増えて、船酔いに似た症状がでたり、悪くすると死んでしまう。だからゆっくりゆっくり浮上しなければならない。映画の中でも鎖に捕まって時間を調整している場面がでてきた。上記の本の中でも1時間ほど海上から5mくらいの所に滞在して窒素を抜くという話がでていた。さらに映画の中では窒素酔いになった研究者が、船上で減圧タンクに閉じこめられる逸話が出ていた。これは閉じこめられたタンクの中から撮影した映像もあったので、後にヤラセだと言われた。
▼それにしても59年にカラーでこれだけの映像を撮影した技術はもの凄いと思う。ビデオでも発売されていたが、8千円とかなり高かったので買わなかった。後に「グランブルー」を撮影したリュック・ベッソンも実はこのときスタッフに加わっていたのだという。若い世代はダイビングをはじめるきっかけが、「グランブルー」を見てから、という人が圧倒的に多い。ところがわたしくらいの年齢では絶対に「沈黙の世界」を見てからなのだ。
▼本日午後5時からMINさん宅で『鍵盤乱麻』忘年会です。個別にご案内した方もいらっしゃるのですが、なぜかご返事がありません。メルマガ購読者ならばどなたでも参加できますので、ふるってご参加下さい。
▼データベースの「大きな画像」をご覧になるには「パスワード」が必要になります。メルマガ読者にはお知らせしますので、忘れた方はご一報下さい。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

December 09, 2005

免疫学者多田氏のひたむきな生き方

▼NHK日曜日夜9時から「脳梗塞からの再生」という番組が放映された。当日は見ることができなかったので、翌日深夜に地上波で再放映されたものを録画して見た。ここで紹介されたのは免疫学者の多田富雄さんだった。多田氏は千葉大医学部出身で東大名誉教授で免疫学では国際的な権威で、4年前に脳梗塞で倒れて身体や言語のリハビリをしている。もちろんお金がなければできない事だが、倒れてから家を建て替え、ワープロしか使えなかったのが、パソコンを習得して、動く左手だけを使ってキーボードを押して会話ができるようになった。
▼驚くべきは身体が不自由になってからも、研究所に顔を出したり原稿を執筆している事だ。家を新築するにあたって今まで5千冊あった本を1冊に減らす。残ったのは能と美術関係の本だけになったという。多田氏は免疫学だけではなく能楽にも造詣が深く、能に関する著作をも何冊か著している。今回取り組んだのは、被爆がテーマで聞いている限り「裸足のゲン」のような話で、科学が核を造り出したことによって、人間によっていかに誤った方向に進み、人類を破滅させようとしているか。というような話だった。多田氏はさらに、前立腺ガンも発見され、「満身創痍でもうこれでお終いか」と発言しながら、それでもなおかつ前向きに生きようとしている事だった。
▼そうなっても好きな晩酌は止められない。問題は嚥下ができないので、研究した結果酒をゼリーで固めて飲む方法を「開発」した。奥さんに「きょうは来客用の高いブランデーを飲みたい」というと、「ダメ」と言われるが、それでも自分の主張を通す場面は微笑ましかった。人間が死ぬ原因は血管が切れるか(梗塞など)かガンのどちらかだと言われる。だれでもやがてそうなるのだが、それでもこの多田氏のひたむきで、命があるかぎりそれを大切に必死に、かつ明るく生きる姿に励まされた。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

December 08, 2005

「クリスマス・コンサート」のご案内

▼皆さまにご連絡するのが遅くなりましたが、隠していたわけではありません。たった今わたしの手許に案内が来たのです。12月9日(金)大江戸線勝ちどき下車、第一生命ホールでクリスマス・コンサートがあります。演目は毎年似たり寄ったりです。今年はチェコ少年合唱団:ボニ・プレリの演奏をお届けします。ご希望の方4名にチケットを差し上げます。応募資格:きょうから遡って1ヶ月間に『鍵盤乱麻』に投稿してくださった方です。もう送る時間がありませんので、会場入り口に午後6時半においでになれる方にチケットを手渡しします。今すぐ、ふるってご応募下さい。(詳細はDBにpdfで入っています)
▼きょうは真珠湾奇襲攻撃のあった日だ。ひと月ほど前にDVDで「トラトラトラ」という映画を見た。タイトルは「奇襲攻撃命令」の暗号電報で、船橋の行田団地の近くにある円形の公園に、その電報を送った海軍の電信所があった。映画は「パールハーバー」よりもまともだと思えるが、宣戦布告が電報の手違いによって「奇襲」になってしまったというのが、その主な伏線である。真珠湾奇襲自体は、米英から石油を断たれたれた日本政府が、逆転を狙って山本五十六に立案させたものである。従って単に「手違い」などという手順の問題では片づけられないものだと思う。
▼先日ノルマンディ作戦の事を書いたが、NHKBSでは11月に昔30年ほど前にTVで放映されていた、「COMBAT!」の再放送をしていたので、全部録画して懐かしく見た。TVでは100話くらいあったはずだが、BSでは選りすぐりの16話を紹介していた。第一話はノルマンディ上陸作戦だった。ここでヘンリーとサンダースは階級も同じ同僚だった事が分かる。だからその後の会話でも現実の階級を超越した、会話が出てくる。そしてもう一つの発見は無線を使った呼び出し方である。わたしたちが聞き慣れているのは、「チェック・メイト・キング・トーこちらホワイト・ロック」だ。ずっとそうだと信じて疑わなかった。ところが後半になって翻訳家と声優たちが、元の音声を確認していくと「ホワイト・ロック」ではなく「ホワイト・ルーク」チェスでいう城(rook)つまりwhite rookではないかという結論に至ったというのだ。前者もチェスの「王手」だから後者もホワイト・ルークで納得がいくわけだ。という話をサンダース軍曹の吹き替えをしていた、田中信夫が話していたので納得した。
▼この初回の上陸作戦の撮影はかなり力が入っていて、「プライベート・ライアン」のようだった。もっと「プライベート…」にしても、空挺部隊を扱った「バンド・オブ・ブラザーズ」にしても戦闘シーンそのものに力点が置かれすぎた嫌いがある。監督の名前には今をときめく大監督ロバート・アルトマンなどが出てくる。夜間戦闘のフラッシュ、山のスモークの逆光シーン一つ取って見ても、1本の映画を作るくらいのカネをかけている事も分かる。そして単なる戦争場面ではなく、ストレートが描き方ではないが、引き金を引くことに疑問を感じる苦悩がにじみ出ていることが分かる。
▼昨日帰宅すると『鍵盤乱麻』日本酒の大権威から「賀状欠礼」のハガキが届いていた。もう一年以上メールも戻ってきて音信不通だったので、わたしの事など忘れてしまったかと思っていたが、覚えていてくれたのでとても嬉しかった。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

December 07, 2005

またまた監視カメラの「有効性」が登場

▼高橋尚子選手が走っているのを見て、思わず「TVと同じだ」と思った。というのはあのTVCMに出ている「健康ネックレス」である。昨日の「物欲」の話ではないが、彼女の「ネックレス」を見て、あれを身につければ強くなると思った人も多いだろうと思う。こうなるとサブミリナル効果のようある。それさえ身につければ、「強くなったような」気持ちにさせてしまうと言う…。
▼月曜日の「思いっきりTV」を見ていたら、美味しいチャーハンの作り方だった。ゲストの一人、リサ・スティックマイヤーさんにまず作らせた。彼女がフライパンを持ってスタジオのレンジに立つと、みのもんたが慌ててやってきて、「リサさんが着ているのはカシミヤではありませんか?」とエプロンを付けさせた。彼女は慌てず「ユニクロだから大丈夫ですよ」と軽くいなしていた。つまり高い物を持ったり、着たりしなくても着る人が着れば高くも見えるというお話である。
▼耐震構造が偽造されたマンションの話だた、住んでいる人にはお気の毒としか言いようがない。わたしが疑問に思うのは、自治体などがいち早く様々な救援策を出していることだ。阪神大震災の被災者、新潟地震の山古志村の田んぼを破壊された被災者、三宅島噴火の被災者い対しても、あれほど速やかに対応策は取ってこなかった。何故か?票田だから?国交省がらみだからか?都会の人間は騒ぐとうるさいからか?片一方は「自助努力」と見殺しに近い状態にして放って置くのはなぜだろう?
▼全国各地で続発している、小学生誘拐殺害事件は痛ましい事件である。だが同時にそれにかこつけて、「監視カメラの設置」を急いでいる。そしてマスメディアを動員して「監視カメラの必要性・有効性」を声高にPRする。
▼先週の日曜日高浜原発だったかな?施設が外国人テロリストに占拠されたという設定で、救出訓練を行った。「週刊金曜日」によれば、実際警備していた自衛隊員すら、「実際事件が起きれば別部隊が出動してくるらしい」と言って、携帯メールを打っている隊員もいたという。今なぜ警察や海保、自衛隊の装備がマシンガンを含む重装備に切り替えれているのだろう。それは日本遠くない未來に、少数の富裕層と多数の貧困層の二分化してくる。そのときに凶悪犯罪や、人質事件が多発すると考えている。それはアメリカなどではSWATなど特殊部隊の存在が知られている。東京の警視庁ではSATがすでに動いているが、凶悪犯罪には有無を言わさず突入して、早く決着をつけて制圧するという思想である。
▼監視カメラの増設もそれらは、住民の監視・制圧思想と一体となって、「幼児誘拐事件」の多発など、住民が反対できない雰囲気の中で着々と準備は進んでいる。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

December 06, 2005

自戒「欲望と理性のバランス」

▼わたしがNHKラジオ午後11時からの「ラジオ深夜便」で火曜日のを聴くのが楽しみである。それはアナウンサーが須磨佳津江さんだからである。先週のまくらはこんな話だった。最近本を出版してそれが人気があるという。それは「心に花を咲かせて」という本であるという。もう一つ獣医から見離された自宅で飼っているうさぎちゃんが、必死にエサを食べて生きようとしていると言う話だった。こういう事に素直に感動できる人は素晴らしいと思った。昨晩の担当は遠藤蕗子アナだったが、インタビューするときの間の取り方が下手で、聴いている者をヒヤヒヤさせる。準備不足が聴いているこちらにも伝わって来るからだ。その点須磨さんは相手にできるだけゆっくり話をさせようとする努力をしていて、しばらくすると相手もアナウンサーのペースに合わせてくれるようになる。また前から思っていたのだが、この須磨アナウンサーは、フートンさんそっくりなのである。
▼昨日朝西千葉駅の階段を下りていると、幼稚園児を連れている一団に会った。その保母さんたちなのだが、一人はバッグがプラダ、もう一人はバッグと帽子がコーチだった。これだけブランドが揃うとちょと恥ずかしいなー。日曜日新宿御苑に行ったら悪天候にもかかわらずカメラを持った中高年グループに大勢であった。それとなく話を聞いていると、カメラサークルの人々であるらしい。見るからに高そうで重いカメラと三脚をもって雨具を着て重い足取りで歩いてる。そして指導者の指示に従って同じ位置にカメラと三脚を置いて一斉にシャッターを切る。まー良いんだけどねー。良いカメラを使えば良い写真が撮れると思うのは素人の浅はかな考えであろう。例えば有名作家がモンブランの1本5万円くらいの高い万年筆を使っているからと言って、それと同じ万年筆を使っても、素晴らしい小説は書けない。カメラのカタログを見ると、キヤノンは有名写真家が「このカメラを使って撮った写真」が推薦文と一緒に掲載されている。その点ニコンは技術的な説明に終始している。やはり宣伝としてはキヤノンの方が一枚上手であろう。シャッター速度が30分の1から8000分の1というのは、昨今の共通したスペックになっている。
▼それで「傑作」が撮れれば良い。例えばロバート・キャパがノルマンディ上陸作戦を撮ったカメラはシャッター速度は最高で250分の1だった。要は高いカメラを買うことではなくて、撮るべき場所に自分の身を置くことだ。良い写真を撮ろうと思ったら良い絵、良い映画をたくさん見る事ではないかと思う。従って小説家になるには、たくさん小説を読み、作家が言おうとしている行間を読みとることだと思う。いや今朝書いているのはお説教ではなく、「レインボー・ダアリー」に今朝Frotteeが書いていらっしゃる「欲望と理性のバランスがとれますように」という言葉への自戒である。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

December 05, 2005

「Mr&Mrsスミス」を見る

▼「Mr&Mrsスミス」南米コロンビアの首都ボゴタは、現地の貧しい仕事がない少女たちにとっては、映画「ひと筋のひかり」にあるように、麻薬を嚥下してニューヨークに運ぶ地点である。しかしアメリカの観光客にとっては、単なる通過地点でしかない。ブラピとジョリーはたまたま現地のホテルに滞在していたとき、警察の「単独行動をしている外国人」という指名手配で、その対象とされたが、ブラピは夫婦を装って難を逃れる。極限の状況において「恋が燃え上がる」のは「スピード1」の最後のセリフを見ても分かる。二人は帰国後結婚して、5、6年が経過し(ここですでに夫婦の認識が異なる)、しっくりいかないことから精神分析医のカウンセリングを受ける。(映画はこの場面から始まる)ブラピはA歯さん同様建設監査の仕事をしていることになっている。そして妻は個人または、小規模のパソコンのシスアドをしている、ことになっている。だが実はそれぞれ別のエージェントに雇われた殺し屋だった。あるとき二人は移送中の男を別々の組織から「殺せ」という命令を受ける。ジョリーは大規模な火薬を使い、ブラピは携帯対戦車ミサイルで消そうとするが、失敗する。そしてお互い残された画像などを分析すると、相手が夫あるいは妻ではないかという疑念がはたらく。家は武器倉庫と化しているが、疑念が働いてからはナイフ、包丁、あるいは乾杯の酒までが、「武器ではないか」と思えてくる。そして5,6年も一緒にいるのに、相手の事が何一つ理解できていなかったことに気づく。「俺は実は再婚なんだ」(これは現実のブラピの生活)、「あたしの父は俳優だったの」(これもジョリーの現実生活)などよく見ていると面白いセリフがジャンジャン出てくる。「ローズ家の戦争」は共倒れになって最後は二人とも死ぬ。だがこちらは、エージェントを共通の敵とする事で、共同して戦うことになる。M4ナイツを使おうとするジョリーに「それはジャムるから気をつけろよ」などというセリフが出てくる。もちろん英語だけど、こういうのは理解できる。
▼キッチンで戦うなら、「キルビル1」のシリアルに隠された銃を使うとか、包丁で渡り合うという意外性が欲しいが、この映画には何の意外性もない。当たり前の事をやって大体想像できるところに落ち着く。それはカウンセリングの最後のセリフ、「危機にあってから二人のセックスは良くなった」という他愛のない言葉で分かろう。
▼今晩午後8時はメルマガの締めきり時間です。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

December 04, 2005

「ポビーとディンガン」を見る

▼昨日NHKBSで放映された、「パリコレ06春、夏」を録画してみた。着るものの組み合わせなどを見ているのだが、言ってみれば、まぁ目の保養である。さすがルイヴィトンのモデルは粒ぞろいだった。冨永愛も子連れで出たが、東洋のエキゾチックな所が利用されているというだけで大したことはない。
▼下らない事を書いたついでにもう一つ。長野の往復をこのひと月は毎週やっていた。嬉しいことに来週10日から長野新幹線「あさま」は全面禁煙になる。たかだか最長で1時間半くらい禁煙できないはずはなかろう、というものだ。先日も駅にタクシーで乗り付けたら発車2分前だった。とにかく何でもいいから指定席と頼んでホームに出た途端、新幹線も滑り込んで来た。ところが通路側の喫煙席だった。隣の男も通路の向こう側に座った若い女性も10分に1本くらいの勢いでタバコを吹かすので参った。もう行きは雑誌を読む気力はあったが、帰りはない。ネットワークウォークマンも順番に聴いていると飽きるから、シャッフルにした。信濃追分にある堀達雄記念館に行ってから、「田園」を聴いていることは書いた。ご存知のようにかなり退屈な交響曲である。シャッフルにして、第一楽章の最後は「チャンチャラチャンンチャン、チャンチャラチャンチャン」と鳴っていたら、「チャチャチャ、チャラララランララン」まったく違和感なくスムーズに曲が移動した。それは青江美奈の「伊勢佐木町ブルース」である。ベートーベンと青江美奈、全然違うジャンルだが、とても合うのである。
▼来週はシネマの年内最終原稿の締め切り日である。多少早いように思われるかも知れないが、その次は新年号になってしまうので、名刺広告が入るからわたしの出番はない。だから今週はできるだけ多く見て、読者のみなさんの正月映画を見る参考にしておかなければならない。
▼◇「ポビーとディンガン」みなさんは実態が見えないとその存在を否定するだろうか?例えばわたしは前に議員をしていた人に次のような話を聞いたことがある。病の床にあるおばあちゃんが、実家の庭にある何かの樹を、「罰が当たるから絶対切らないで欲しい」と訴え続けていた。周りの人たちは、ジャマだし、秋になるとハッパが落ちて掃除も大変だから切ろうと思っていたが、唯物論を信じ神の存在を否定する元議員さんという人は、お母さんの要望を、聞き入れて切らせなかった。そのごお母さんの病は快方に向かったという。つまりここでは神の存在よりも、こころの拠り所としての樹の存在であった。映画はオーストラリアにあるオパールの採掘で一山当てようという、一家の話だ。夫はイギリスから移住して1年、何とか一山当てようと苦心している。家族はサンドラ・ブロックを若くした美人妻と、11歳の長男、そして9歳の長女の4人である。長女は空想癖があり、表記ポビーとディンガンという架空の二人の子ども常に一緒にままごとなどで遊んでいる。両親ももうすぐクリスマスなのだから、そろそろそんな遊びは止めさせなければと思っている。兄も妹を見て「いい加減にしろよ」と腹立たしく思っている。そんなある日父親と息子はオパールを採掘すべく、廃坑の爆薬を仕掛けて爆破する。ところが妹は、二人の友だちもそこで爆破してしまったのだと訴え病気になってしまう。しかたなく深夜廃坑に忍び込んだところを、鉱山の持ち主に見つかり、さらに採掘組合からも除名され、「盗掘」と訴えられ裁判に掛けられる。弟は妹が病院に入院する前に、爆破現場に行って二人の様子を見てきて欲しいと頼まれる。やむなく二人をさがすべく、深夜の炭坑にもぐり込み、二人の持ち物(妹の書いた絵など)を発見して、さらに輝くオパールまで見つける。そしてこれは二人の葬儀をちゃんとしてやらないと、妹の病気は治らないのではないかと気づく。裁判の結果は「極めて軽微な犯罪で裁判に値しない」と判決がでる。そして兄は葬儀屋にオパールを渡して、大々的な葬儀をして欲しいと頼み込む。たかが子どもの遊びで、そんな葬儀につきあうヒマなどないと思っていた町の人々だが、当日一人ふたりと幼い妹の身を案じて架空の二人の葬儀に集まってくる。そして病院から、一時退院した妹も母に抱きかかえられて参列する。ぎすぎすした現代社会において、もう忘れてしまった優しさが問われる一瞬だった。恵比寿ガーデンシネマのみ。「フルモンディ」のピーター・カッタオネ監督作品。
▼「Mr&Mrsスミス」もきょう見たが明日書くつもり。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

December 03, 2005

葬式で聞いた区長さんの悩み

▼こちらの葬儀はかなり時間がかかって一日仕事になる。朝8時出棺で、葬儀場に行けない人はその家の前まで行ってお別れをする。そして迎えのバスは午前10時半に村人を乗せていく。わたしが斎場に着いたのは正午だったが、まだ読経は始まっておらず、「昼食をとるよう」に言われた。読経は午後1時頃に始まり、約1時間続いた。そして例によってこの地方独自の親しい人だけが招かれる、「灰寄せ」と称する食事会が行われる。葬儀委員長による挨拶から始まる。この葬儀委員長になるのは、とても名誉な事であるらしく、本日の委員長は長年この役職を熱望してきた。しかし周囲の反対によって実現できず、ようやく念願が果たせたらしい。元大学講師だという彼の口からは空虚な美辞麗句が並べ立てられる。そして献杯で各自机の前には杯に3分の1ほどの清酒が入っていて、その人の発声でそれを飲み干す。しかし地元名士である彼の挨拶も、「いつからクリスチャンになったのだ」、と思われるような「天に召される」などという言葉が連発される。まあセレモニーだからこんなものだろう。要するに大勢人が集まって花輪がたくさんならべば、パチンコ店の開店当日同様、「大したものだ」と言うことになる。
▼灰寄せの参列者は約200名で、その3分の1はわたし同様、高地姓である。だからと言ってみんな親戚ではない。おそらく明治時代になって地理的に高い所に住んでいるからという単純な理由で、寺の坊さんが適当に付けたのだろう。だから本当に血の繋がった親戚というのは、祖父か曾祖父の兄弟から別れた人たちで、姓は異なる。向かいはGちゃんと言う人で右は叔父で、そのとなりはIちゃんという。右となりも同姓の人で親しく話しかけてくれるが、知らない人だ。だが話をしていくと、母の弟とは仕事で若干のつき合いがあるようなのだ。
▼さて灰寄せが始まる前に色々な人と話をした。実家の上の隣は父の弟が住んでいて、通称「上の家」という。ところがもう一軒「下の家」という親戚がある。この家は祖父の兄弟の関係らしいが、姓は異なる。もう血縁でのつながりはないが、つき合いはかなり親しくしていただいている。その叔母さんがFちゃんといい、年齢は75歳くらい。みんながFちゃんというから、わたしもついついFちゃんで通している。Fちゃんが区長さんという人を紹介してくれた。彼女は区長さん夫妻の仲人であるという。わたしの村は3つの村の寄せ集めで昔からM岡村と言っていた。所が昭和28年頃の行政指導による昭和の大合併で、小諸市に編入させられ、郷土意識をなくすという行政の指導により無理矢理(住民による人気投票という手段は取ったが、実際にはすでに決まっていた)「M里」に改名させられる。ところがそれから50年くらいして、もう良いだろうということで再び「M岡」に戻される。
▼わたしの住んでいる村はそのM岡のまた3分の1の「A」という村になる。村はさらにB,C、Dともう一つEという4つの集落になる。さらに当地では「くるわ」と呼ばれる5人組みくらいの最小限のグループになる。話は区長さんが統括するのはA村の354世帯である。そして人口は先月あたりまで1002人だったが、相次いで亡くなったので今日現在999人だと言っていた。ところがその一つのC集落では3分の1が独居老人が住み、さらに5軒くらいは空き家だと言っていた。とくに昔から住んでいる部分でそれは顕著になっている。言葉は悪いが新住民のみなさんは、駅に近くに住んでそれなりににぎやかであるが、昔からの旧家は寂れる一方だ。そして国民年金だけで暮らす人だけになってしまうと、もう生活保護でも受けないと生きていけない。それに家は古すぎて不便な所にあるから売れないし、田んぼや畑など買い手どころか借りてすら出てこない。だからこのまま行ったら、村が崩壊してしまうのではないか、という危機感を持っておられた。
▼3日夕方6時TV朝日「人生の楽園」で長野県飯田市で行っているワーキングホリデーでを紹介していた。それは年配者が農業をしているところに、全国的に援農というのをシステム的に実験していた。昨日頂いた市役所職員の方の名刺には「高原に育む活力ある詩情公園都市」とあった。だが誰にも魅力がある町や村にするには、一緒に参加して何かを作り上げる目標がないと、展望が出てこないような気がするのだが。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

December 02, 2005

市役所で相談に乗ってもらう

▼実家に着いたのは午後7時過ぎ。帰って来たのもほぼ24時間後。デジカメは持参したが冬の日が暮れるのは早いのでシャッターを押す時間はまったくなかった。これでは例え高価なカメラを買ってもバッグの肥やしになるばかりだ。母とは年末年始をどうするか相談をする。第一案、二人で温泉に行く。第二案、先日の老健施設に泊めてもらう。第三、ジッと寒い家で息子と過ごす。最初第一案でまとまったが、打合せを終わって2時間ほどして戻ったら妹夫婦もご苦労を兼ねて一緒に連れていきたいという。別に宴会をしてもらいたいわけではない、父もたまたまないから、母に何十年ぶりにゆっくりしてもらいたいのが主旨だと話をする。みんなが行くならわたしはカネを無駄に使いたくはないので、参加は遠慮するというと、第二案に落ち着いた。この心の揺れは何だろう。
▼実家に一度戻って近所のおばあさんがなくなったので葬儀に参列する。数えで93歳の方で、「ちょっと具合が悪いから」と言って孫の車に乗って病院に行く途中息を引き取ったという。93歳だから大往生だ。ここの次女とは小学校の時同級生だった。チラッとみたが昔の面影は残っていた。だが向こうはわたしの事は分からないと思う。彼女は大事に育てられ、新婚第一日の朝、電気釜の外鎌に水を入れないで(当時は二重になっていた)スイッチを入れたという逸話を持っていた。まさにサラ金の井上和香のCMの様な話だった。それが近所どころかあちこち知れ渡ってしまうというのも田舎の怖さである。葬儀の話はまた明日。
▼葬儀の最中パソコンのカリキュラムで一件。東京に戻る新幹線に乗り込む瞬間デジカメの相談があった。
Kouchi(Mobile)

| | Comments (0) | TrackBack (0)

December 01, 2005

まるで開票速報のような容疑者特定

▼学校は受験志望校などの相談で忙しい。わたしはまったく関係ないので気楽である。休憩時間にK先生からつい先日出版になった著書を献呈された。S先生には先週発売になった週刊文春に「堀越学園D組」の特集があったので、切り抜いてお渡しした。先日ここでご紹介した、本田美奈子から長山洋子、岡田有希子などがズラリと並んだ写真があって、一人ひとり学生たちに話をすると、学生たちは一様に「キャー、キャー」と言っていた。「この子が一番名ついていた」という生徒が一人いたが、残念なことに全く知らない人だった。イギリス人のC先生に「最近映画をご覧になっていますか?」とお聞きしたら、「忙しくてDVDしか見ていない」とおっしゃる。お話では(早口になると、わたしには分からない)どうやらユアン・マグレガーの作品がお好きのようだ。「お勧めの作品は何ですか?」と聞かれたので、当然「灯台守の恋」の事をお勧めした。ブログの紹介欄には書かなかったが、あの島はブルターニュが舞台だが、古くからイギリスのケルト地方から移住してきた人々だったので、フランス人が来ることに警戒をしたのだった。
▼内モンゴルの出身のA君が何やら検索を続けているので、聞くと進学よりも旅行斡旋会社に就職したいという。そして近くモンゴルの少女が犬を飼う話が映画になったものが公開されるので、その話をした。さらに昨年公開になった、「ラクダの涙」の話をしたら。DVDで既に見ているということで、出産を控えたメスのラクダは映画のように出奔してして、野生のラクダの群れに戻ってしまったり、凶暴になり子ラクダに乳を与えないとう事は現実にあるのだそうだ。そして馬頭琴などを使って気持ちをなぐさめると映画のように落ち着くという事が、不思議なことにあるのだという。
▼夕方から帰省する。今回は母が金銭管理ができなくなってしまったので、金曜日朝にしかるべき公的機関と相談することだ。わたしに最初相談してくれれば良かったのだが、別の人に頼んでしまったので、多少トラブルが起きている。そうしていたら近所の人が亡くなったという連絡が来た。同じ金曜日に葬儀だというので、父が留守の間はこういうつき合いにも出なければならない。
▼しかしマスメディアは、選挙の開票速報のように、自分でしっかり確かめもしないで、警察発表だけで、広島の女児殺害容疑者が逮捕されたことを書き続ける。「下校姿をジッと見つめていた」なんて何の根拠になるのだ。わたしたちもこれからは、小学生の通学風景に出会ったら、地面を見つめていないと容疑者にされてしまう。バカらしい。それにもっとおかしいのは、ペルーの元大統領である藤森は、在任中政治犯を多数拷問で虐殺したとして訴追されていた。ところが日本に亡命したら、逮捕するどころか国をあげて「保護」していたのが実態だ。ではなぜ同じペルー人の藤森は殺人者であるのに逮捕しないのだ。こういう矛盾を追及しなければ、容疑だけで逮捕して名前を公表する論理のつじつまが合わなくなるのだ。明日朝は更新できません。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

« November 2005 | Main | January 2006 »