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December 04, 2005

「ポビーとディンガン」を見る

▼昨日NHKBSで放映された、「パリコレ06春、夏」を録画してみた。着るものの組み合わせなどを見ているのだが、言ってみれば、まぁ目の保養である。さすがルイヴィトンのモデルは粒ぞろいだった。冨永愛も子連れで出たが、東洋のエキゾチックな所が利用されているというだけで大したことはない。
▼下らない事を書いたついでにもう一つ。長野の往復をこのひと月は毎週やっていた。嬉しいことに来週10日から長野新幹線「あさま」は全面禁煙になる。たかだか最長で1時間半くらい禁煙できないはずはなかろう、というものだ。先日も駅にタクシーで乗り付けたら発車2分前だった。とにかく何でもいいから指定席と頼んでホームに出た途端、新幹線も滑り込んで来た。ところが通路側の喫煙席だった。隣の男も通路の向こう側に座った若い女性も10分に1本くらいの勢いでタバコを吹かすので参った。もう行きは雑誌を読む気力はあったが、帰りはない。ネットワークウォークマンも順番に聴いていると飽きるから、シャッフルにした。信濃追分にある堀達雄記念館に行ってから、「田園」を聴いていることは書いた。ご存知のようにかなり退屈な交響曲である。シャッフルにして、第一楽章の最後は「チャンチャラチャンンチャン、チャンチャラチャンチャン」と鳴っていたら、「チャチャチャ、チャラララランララン」まったく違和感なくスムーズに曲が移動した。それは青江美奈の「伊勢佐木町ブルース」である。ベートーベンと青江美奈、全然違うジャンルだが、とても合うのである。
▼来週はシネマの年内最終原稿の締め切り日である。多少早いように思われるかも知れないが、その次は新年号になってしまうので、名刺広告が入るからわたしの出番はない。だから今週はできるだけ多く見て、読者のみなさんの正月映画を見る参考にしておかなければならない。
▼◇「ポビーとディンガン」みなさんは実態が見えないとその存在を否定するだろうか?例えばわたしは前に議員をしていた人に次のような話を聞いたことがある。病の床にあるおばあちゃんが、実家の庭にある何かの樹を、「罰が当たるから絶対切らないで欲しい」と訴え続けていた。周りの人たちは、ジャマだし、秋になるとハッパが落ちて掃除も大変だから切ろうと思っていたが、唯物論を信じ神の存在を否定する元議員さんという人は、お母さんの要望を、聞き入れて切らせなかった。そのごお母さんの病は快方に向かったという。つまりここでは神の存在よりも、こころの拠り所としての樹の存在であった。映画はオーストラリアにあるオパールの採掘で一山当てようという、一家の話だ。夫はイギリスから移住して1年、何とか一山当てようと苦心している。家族はサンドラ・ブロックを若くした美人妻と、11歳の長男、そして9歳の長女の4人である。長女は空想癖があり、表記ポビーとディンガンという架空の二人の子ども常に一緒にままごとなどで遊んでいる。両親ももうすぐクリスマスなのだから、そろそろそんな遊びは止めさせなければと思っている。兄も妹を見て「いい加減にしろよ」と腹立たしく思っている。そんなある日父親と息子はオパールを採掘すべく、廃坑の爆薬を仕掛けて爆破する。ところが妹は、二人の友だちもそこで爆破してしまったのだと訴え病気になってしまう。しかたなく深夜廃坑に忍び込んだところを、鉱山の持ち主に見つかり、さらに採掘組合からも除名され、「盗掘」と訴えられ裁判に掛けられる。弟は妹が病院に入院する前に、爆破現場に行って二人の様子を見てきて欲しいと頼まれる。やむなく二人をさがすべく、深夜の炭坑にもぐり込み、二人の持ち物(妹の書いた絵など)を発見して、さらに輝くオパールまで見つける。そしてこれは二人の葬儀をちゃんとしてやらないと、妹の病気は治らないのではないかと気づく。裁判の結果は「極めて軽微な犯罪で裁判に値しない」と判決がでる。そして兄は葬儀屋にオパールを渡して、大々的な葬儀をして欲しいと頼み込む。たかが子どもの遊びで、そんな葬儀につきあうヒマなどないと思っていた町の人々だが、当日一人ふたりと幼い妹の身を案じて架空の二人の葬儀に集まってくる。そして病院から、一時退院した妹も母に抱きかかえられて参列する。ぎすぎすした現代社会において、もう忘れてしまった優しさが問われる一瞬だった。恵比寿ガーデンシネマのみ。「フルモンディ」のピーター・カッタオネ監督作品。
▼「Mr&Mrsスミス」もきょう見たが明日書くつもり。

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