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December 05, 2005

「Mr&Mrsスミス」を見る

▼「Mr&Mrsスミス」南米コロンビアの首都ボゴタは、現地の貧しい仕事がない少女たちにとっては、映画「ひと筋のひかり」にあるように、麻薬を嚥下してニューヨークに運ぶ地点である。しかしアメリカの観光客にとっては、単なる通過地点でしかない。ブラピとジョリーはたまたま現地のホテルに滞在していたとき、警察の「単独行動をしている外国人」という指名手配で、その対象とされたが、ブラピは夫婦を装って難を逃れる。極限の状況において「恋が燃え上がる」のは「スピード1」の最後のセリフを見ても分かる。二人は帰国後結婚して、5、6年が経過し(ここですでに夫婦の認識が異なる)、しっくりいかないことから精神分析医のカウンセリングを受ける。(映画はこの場面から始まる)ブラピはA歯さん同様建設監査の仕事をしていることになっている。そして妻は個人または、小規模のパソコンのシスアドをしている、ことになっている。だが実はそれぞれ別のエージェントに雇われた殺し屋だった。あるとき二人は移送中の男を別々の組織から「殺せ」という命令を受ける。ジョリーは大規模な火薬を使い、ブラピは携帯対戦車ミサイルで消そうとするが、失敗する。そしてお互い残された画像などを分析すると、相手が夫あるいは妻ではないかという疑念がはたらく。家は武器倉庫と化しているが、疑念が働いてからはナイフ、包丁、あるいは乾杯の酒までが、「武器ではないか」と思えてくる。そして5,6年も一緒にいるのに、相手の事が何一つ理解できていなかったことに気づく。「俺は実は再婚なんだ」(これは現実のブラピの生活)、「あたしの父は俳優だったの」(これもジョリーの現実生活)などよく見ていると面白いセリフがジャンジャン出てくる。「ローズ家の戦争」は共倒れになって最後は二人とも死ぬ。だがこちらは、エージェントを共通の敵とする事で、共同して戦うことになる。M4ナイツを使おうとするジョリーに「それはジャムるから気をつけろよ」などというセリフが出てくる。もちろん英語だけど、こういうのは理解できる。
▼キッチンで戦うなら、「キルビル1」のシリアルに隠された銃を使うとか、包丁で渡り合うという意外性が欲しいが、この映画には何の意外性もない。当たり前の事をやって大体想像できるところに落ち着く。それはカウンセリングの最後のセリフ、「危機にあってから二人のセックスは良くなった」という他愛のない言葉で分かろう。
▼今晩午後8時はメルマガの締めきり時間です。

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