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December 22, 2005

佐久平も吹雪になってきた。

▼明日は昼から仕事なので新幹線がストップしないうち、午後二時のに乗って帰る。今回帰省した目的はいくつかあった。今後の介護の方向をどうするかの調整。ケアマネとの相談、それに病院との調整など。今日午前中まで正味24時間車で移動した距離は約100kmになっていた。病院は3ヶ所行ったのだが、母と一緒に父の見舞いにも行った。若干痩せて、薬の投与のせいか前歯が3本ほどなくなっていた。ちょうどクリスマス会の最中で、可愛い看護師さんがサンタに扮して、ゼリーのようなものを配ってくださっている最中だった。大部屋には20人ほどの入院患者さんがいらして、それぞれ自分の好きな事をしていた。父はわたしの顔を見ると一瞬ニコっとした。わたしは近寄らなかったが、母が「あれは誰か?」と話しかけると、息子の名前をちゃんと言えた。そして次に母は「自分の事は誰か分かるか?」と聞いたら「バカにするな」という意味の事を呟いたそうだ。話を総合すると、徘徊しない、暴力的にならない薬は何なのか、色々研究しながら薬を投与し、散歩などをさせてもらっているようだ。部屋を見に行ったら硝子張りでカギのかかる個室に入っていた。もし退院できても、とうてい個人の家では介護などできる状態ではないと思う。
▼母は父が入院してほっとしたせいか、物忘れがでてきている。ケアマネさんと話しあって、「お母さんもMRIやCTで脳の検査を一応しておいて貰った方が良いのでは」という意見があった。そこでいつも行っている診療所で担当女医さんに話をして、紹介状を書いてもらことにした。すると最後に「もっと体力が弱った時将来的にどうするつもりか」と聞かれた。そこで母と以前から合意している内容を話したら女医さんも納得してくれた。
▼吹雪いてきたのと、ちょっと重い荷物も一個あったのでタクシーで佐久平の駅まで行く。毎回タクシー運転手さんと話が進む。20日夜の運転手さんは「死ぬ時期が迫ると、人間は怖くなるので惚ける」という説があるがどうかと言っていた。そんな話を前にも聞いたことがある。しかし生理学的に言えば、脳が縮小していくとうのは、止められない事実なのだ。そして22日午後の運転手さんは、わたしと年齢はまったく同じで、わたしよりひと月早く生まれていた。いつまで働くことができるのかお聞きした。25歳の時からこのお仕事を続けている。一応65歳で定年だが、本人が希望して健康ならば71歳まで働いている人がいる。だが自分はもう、仕事だけで終わりたくないので、65歳になったらひと月13日だけ仕事をして、あとは好きなことをしようと想っている、とおっしゃっていた。確かに惚けず、体力が残っているうちに好きな事をしておかなければと思う。そんな訳で車を降りるときは「身体に気をつけて頑張ってください」とねぎらいの言葉をいただいてしまった。
Kouchi(Mobile)

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