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January 30, 2006

◇ヒルズで「タブロイド」を見る

▼人物を紹介するときに、マスメディアは必ずと言って良いほど「大手家電メーカーに勤務していた○○さん」とか「一部上場企業に勤務する○○さん」という紹介の仕方をするが、こういう書き方が吐き気がする。そういう人たちが何をしたか、最近良い例がたくさん出てきた。LDしかり東横インの責任者の言動はみな社会的規範や常識から外れている。そして法律を破った事を知っていても社員から内部告発が出た気配もないから、その部分においては責任の一端は背負っている。
▼土曜日帰宅したらNHK地上波で一青窈が京都の歌舞練場(都をどりをするところ。一度行ってみたい)で懐かしい往年の流行歌をメドレーで歌っていた。それからわたしの頭の中を彼女の「お江戸ポルカ」がずっと聞こえてくる。
▼◇「タブロイド」(原題:CRONICAS:ポルトガル語でおそらく「病みつき」「扇情的」というような意味だと思う)TVのドキュメンタリーというのは、画面の切り取り方、コメントの付け方でどういう番組にでもなってしまう。マイアミのTVの人気レポーターであるマノロ(的場浩司に似ている)はエクアドルに「連続殺人犯」の取材をすべくプロデューサーとカメラマンと二人でやってくる。連続殺人犯は12人もの少年少女を暴行した上に殺害をして、死体を埋めて立ち去っているが、警察はまだ真犯人のメドもつけていない。たまたま最近殺害された学校の同級生にインタビューをしようとする。カメラをセットした瞬間友だちに呼ばれて行ってしまう。ところが学友の父親ビニシオが運転するトラックの前に倒れて頭を打って死んでしまう。群衆や学友の父はビニシオが殺したんだとリンチを始め、ガソリンを掛けてマッチで火を付けようとさえする。火が身体に点いた頃、息子が呼びに行ったため、子どもを抱いた身重のビニシオの妻が駆けつけて火が消される。警察官も来るのでが群衆が多くて近づけない。実際に止めさせたのは、妻なのだが、レポーターも「止めた方が良い」と言ったため、彼が「危機を救った正義の味方」だとしてTVで紹介され、エクアドルの人気者になってしまう。
▼少年を轢いたビニシオは告訴され留置場に入れられるが、彼にガソリンを掛けて火を点けた父親もビニシオの妻の告訴によって警察に逮捕され留置場に入る。「殺人犯」は中々探すことが出来ないでいると、ビニシオはマノロに「俺は真犯人を知っている」として「ある場所を掘ればまだ発見していない子どもの死体が見つかるはずだ」という。果たして深夜に掘ると指定した場所から死体が見つかる。だがそれを知っているという事はビニシオが真犯人ではないかという疑いも出てくる。それ以上の情報を聞きだそうとすると、自分が被害者であることをTVで番組を作って放送してくれ、と頼まれる。有名なレポーターの力は絶大だと思って取引を持ちかけてきたのだ。真相は何なのか?自分の名声をさらに高めるためにビニシオの言いなりになるべきか、迷うマノロ。スクープをして有名になりさえすればそれで良いのか。現代のジャーナリズムの原点はどうあるべきかまで、問題点を投げかける。六本木ヒルズの中にあるバージンシネマのみで上映。

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