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January 07, 2006

戦争を考える二つの映画

▼5日と6日NHKBS1で夜11時20分頃から2夜連続で「映画で見る世界の地域紛争」というテーマの企画があったので録画して見た。初日は、エルサルバドルが舞台になった「イノセント・ボイス」だ。これはまだ内戦が続いていた頃のエルサルバドルの話で少年たちは12歳になると兵士になることが強制されていた。20年ほど前にもジェームス・ウッズがカメラマン役で主演した映画「サルバドル」が有名になった。もう大量虐殺が進んで大人の男がいなくなったので、12歳まで徴兵の基準が下げられたのであろう。22日公開なのでストーリーは省くが、政府の徴兵部隊が学校に乗り込んで来たり、町を一斉に捜索するので、少年たちは皆家の屋根に逃げる。ゲリラになるか政府軍になるか、どちらかの選択肢かない少年たちに取って苛酷な運命が待っている。
▼TVではこの映画の脚本を書き、監督になったまだ33歳のルイス・マンドーキが登場した。さらにカメラマンの長倉洋海氏も出演した。長倉は911事件の前日暗殺された、アフガニスタンのマスードと親交があり、ずっと撮影を続けていた。アナウンサーの私達はどうしたらいいのか?という問いかけに「確か何もできないかも知れないが、一生懸命働いて行きようとしている人が、貧困にあるという事は間違っており、様々な矛盾がつねに貧しい人たちにだけしわ寄せされる事を何とかしなければ、問題は解決できない」と締めくくった。
▼そして6日夜は「ホテル・ルワンダ」だった。この映画は日本で公開される見込みは無かったが、どうしても見たいという人たちの熱意と資金カンパが実ってようやく公開されることになった。ルワンダの虐殺についてはこのブログで何度も書いてきている。当時国連維持軍もいたが、虐殺が始まると外国人だけ救出し脱出させる。残ったのは200人ほどの維持軍で手も足も出せず、大量虐殺が続いている間も兵舎に籠もっているしかなかった。ホテルのマネージャーがこの映画の主人公で、この脚本を書いている。維持軍がいなくなったあとホテルに籠もっていると殺戮が始まる。籠もっているホテルには宗教者やシスターなどがいるのだが、容赦はない。そして殺す側は食料はドルと引き替えに渡すが、中にいるある男を引き渡せと言ってくる。それを拒否すると皆殺しにあってしまう。果たして国連という組織は何ができるのだろう、という点でも一石を投じているように思えた。これも公開されていない。TVでは6日有楽町で行われた講演会の模様の速報と、実在のホテル・マネージャーそして国連の関係者が出演してコメントしていた。

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