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February 28, 2006

出世はしてないけれど…

▼結婚式に出て困るのは、周囲の方々はわたしの顔をご存知で、わたしが相手の名前を全く知らないことだ。高校卒業して上京しているのは、まった分からない。「まぁHちゃん、大きく立派になって、出世したようだね」と言われたりする。高校までは病気がちでひょろひょろしていたから見かけは、そう見えるのだろう。「いや出世だけはしていません」と言い訳してごまかす。一番困るのは「叔父さんにそっくり」とか「わたしの事だれだか分かる?」などと聞かれたときで、「すみません。どなたでしょう?」とお聞きすると「○○○の妻です」など言われるが、それでも半分以上は分からないので冷や汗をかく。
▼日曜日の日経に「死んでから夫婦同じ墓に入りたいか?」というアンケート結果が載っていたが、その8割りは「ノー」と答えている。理由は「夫だけなら我慢するが、義父母とは一緒の墓に入りたくない」というのがその理由だ。土曜日の新聞を見ていたら、「夫婦と一緒の方が長生きする」という全国の統計結果が出ていた。その理由は夫婦一緒の方が、食事や健康に気遣ってもらえるから、そして話し相手がいるから、というものだった。わたしの父は豆類が好きで、ご馳走はいらないが、大豆の煮転がしさえあれば何も文句は云わなかった。昨今の健康TV番組を見ていると、納豆や大豆の効果が強調されているから、何となく納得がいく。
▼昨日いつものケアマネージャーさんとお会いして20分くらいお話しした。するとケアマネさんのご両親も80歳を超えたばかりだが、夫婦でペチャクチャひっきりなしに喋っているという。しかし「自分たちが年老いたら、あんなに仲良く喋る話題はあるだろうか?」と苦笑していた。
▼わたしが冬季オリンピックで一番好きなのは、ご想像のように「トライアスロン」だ狙撃銃を背負ってスキーで駆けめぐって標的を撃つ。失敗するとペナルティがあって、もう一周させられて、息が切れて悪条件が重なるから的を外す可能性が高い。日本の場合他の種目は選手が大勢行っていたが、この種目はたった一人で、17位くらいだったと思う。そもそもこのトライアスロンは北欧の軍事教練の科目である。彼らは実生活、実践でこれをマスターすることが、国を守ることに繋がっていたから真剣で、選手層も厚い。ところが日本の北部方面隊は、ソ連が仮想敵国でなくなってから、現実にソ連と戦う可能性はほとんどないので力を入れていない、と考えられる。選手と言ってもクレー射撃と違い小銃や狙撃銃を扱えるのは、自衛隊員以外まったくいない。弾も銃も個人的に使え、撃つ場所を持っているのは自衛隊だけだからだ。層の薄さがそのまま競技の強弱に反映してくる。
▼もう一つ警察官の拳銃暴発事件。これも銃を扱う基礎がなっていない。日本の警察はニュー南部式という日本独自のリボルバーを使っている。オートマチックと違い、安全装置(実際には暴発予防装置と考えてよい)は銃本体にはないので、半円形のゴムのアダプターを引き金の後ろに差し込んで、引き金を引けないようにしてある。これを外さない限り引き金は引けない。当事者は「何か分からない」と言っているようだが、手のひらに向けて引き金を引いたら弾が出た、というのが本当の所だろう。それにしても拳銃の扱い方の初歩を知らない、お粗末なお話である。
▼明日は面白いスクープ記事を書く。期待して待たれよ!

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February 27, 2006

農機具メーカー主導の驚くべき披露宴

▼ドコモはメールで送ることができる字数は250字に限られている。それでブログを更新するときには画素数によって文字が制限される。それで先ほどのは画像が一緒に送ることが出来なくなってしまった。
▼昨日の結婚式。K市のCホテルで行われた。わたしは父の見舞いを先に行ったので村人を出迎える送迎バスには乗らなかった。驚くべき事は来賓に挨拶だった。新郎の勤務先がこのK市では有名?らしい農機具メーカーらしい。来賓はまずその親会社というかN県支店支店長が出てきた。それで新郎が高校を卒業して研修に行っていた茨城県の研修センターの時の卒業レポートを探し出して来て、それを読み上げた。支店長が当時研修センターの所長をしていたという。この挨拶が15分くらいで、E社の農機具がいかに優れているかというような宣伝だ。次が新婦が勤務している病院長で5分くらいの挨拶、これはまあ常識的な線である。次がK市の農機具販売店の社長が創立85周年になるという会社の生い立ちから、セールスマンの心得を30分くらい延々と行う。場所間違えているんじゃないかと思う。そんなに会社の宣伝したければ、披露宴の会費を全部会社で持つべきだろう。さらに宴会のパフォーマンスが同社社員一同の変なのが15分。極めつけは同社会長が出てきて彼だけカラオケを使って、五木ひろしの「お前とふたり」を延々3番まで大声で歌う。こんなのアリかよ。このW農機具販売店の宣伝で何と披露宴3時間のうち一時間を占領したのだ。田舎の結婚式ってみんなこんなの?参列者200人、絶好のPRの場と考えてやったことなら思い知らせてやる。
▼新婦さんはわたしと同姓で、どこかで親戚なのだろう。看護師さんをしていらっしゃる。もし八角さんがウェディングドレスを着たら、このようになるのだろうと思って見とれてきた。
▼実家の片付けをしていたら大正元年8月14日の「信濃毎日新聞」が出てきたので一部分をスキャナーで読みとってデータベースでご紹介する。
▼父は病院から自宅にお試し外泊の許可が出た訳だが、本当に自宅で面倒見ることができるのだろうか?今週末は自分の目で確かめるべく、再び帰省しなければならない。

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February 26, 2006

将来老いても自活できるためには…

▼現在朝6時50分、「こちは雪が降っているから、あまり良い格好をしてこなくてもいい」という母からの電話がかかる。今回は近所の結婚式に代理で出てくれというので、礼服を持参しなければならない。面倒な事だ。これから8時40分の新幹線に乗る。先日読んだ本で著者は誰だったか忘れてしまったが、イギリスは真夏でも摂氏14度くらいなのに、その倍の気温がある亜熱帯の日本で背広ネクタイというのはバカげていると言っていたが、まさにその通りだと思う。大体制服、軍服というのは、敵味方を一目瞭然に見分けるために出来たものだ。その意味では、背広も同じ仲間だという記号でしかない。
▼だから商取引をするとき、帝国データバンクで相手の企業を調べる事がまず一つある。もう一つは目の前に来たセールスマンなりが、高いスーツと高い時計を身につけている事で、相手が信頼できるかどうか判断するのだろう。先日帰省していたときも、作業着の若い男がやってきて「N町のペンキ屋ですが、お宅はそろそろ塗り替えた方がいいじゃないですか?」という。これは怪しいと思った母はすぐ追い返した。こういう場合、背広を着て会社経歴書を持って、まず名刺を差し出さなければ信用されないという事になる。
▼金曜日午後11時過ぎにメールが入って、土曜日の仕事の打合せを月曜日に延期してくれということになった。わたしは月曜は帰省しているので、火曜にしてくれと注文をした。このように予定が急に変更になるとやりくりが難しい。ドメイン転送のお金を払い込んで、旅行の申し込みに行ったりした後は、ずっと仕事をしていた。
▼今回の帰省は本日の長々と続く結婚披露宴に出席することが第一。それと父が3ヵ月ぶりに一時お試し帰宅するという。担当医曰く、(父の担当医はツーガールさんと同名の女医さん)会社の役員とか経営者など社会的地位が高かった人は、支配願望があるから帰宅してから配偶者に暴力を振るうことがあるので、やってみなければ分からないといいう。父は薬による抑制でかなり温厚な顔になっている。前回は椅子から立ち上がるのも出来なかったが、ケアマネージャーさんによると体力も回復したので、デイサービスもやってみたいとおっしゃっていた。試し帰宅には妹夫妻が泊まり込みで付き添って監視してくれることになっている。自宅での介護に切り替わるのか。老健施設の空きもあってそちらも確保できたので、その分かれ目だ。
▼社会的地位の高いあなた。将来は薬で抑制されて檻の中に入れられて一生終わりだよ。指示待ち人間もダメ。ちゃんと配偶者の言うこと聞いて、家事を何でもできるようにしておかないと。明日27日は夜にならないと更新できません。

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February 25, 2006

健康診断の結果におびえる人

▼会議が終わって弁天町の飲み屋さんまで行ったら、「店主が急病のため本日臨時休業にします」という張り紙がしてあった。同じ建物の中にも飲み屋さんや小料理屋さんはあるが、高そうなので駅ビル地下に行った。Maさんは昼間「白バラ」をご覧になって泣きはらしたとかで、人前に出るのが恥ずかしいとかおっしゃっていたが、特段変わった風には見えなかった。ところが乾杯の段になったら、いつもの冷酒をやめて烏龍茶である。「どうしたの?」と聞いたら、健康診断の数値が悪かったという。わたしはそれに対して次のようにお答えした。
▼漣日夜遅くまで、飲めや食えの生活をしていて、しかも運動不足。それで良い数値がなどでる筈がない。ここでひと晩冷酒を飲むのを止めても延命など出来ない。飲む日を週に一度に変えないとダメだ。というと、「心配ごとがあって、それを忘れるために毎日飲む」という。そうならもう勝手にするがいい、もし心配だったら次回診断書を持っておいで。あなたの場合は規則正し生活、深夜の飲み食いと栄養バランス、それに運動不足だろうから、生活改善メニューを作ってあげるよ。
▼悪酔いするといけないので8時半ころには切り上げて電車に乗った。するとある男から、「どこで飲んでいる?」という電話があったので、「もう解散しました」と答えると残念そうな声が返ってきた。先月も自宅にいたら「どこで飲んでいる」という電話がかかってきた。この方はお父さんが亡くなってお通夜をしている最中だったらしいが、そこを抜け出して飲み会に来るという、凄い方なのだ。わたしは大酒飲みではないが、あいつに聞けばどこにいるか分かるだろう、という事で電話がかかってくるようだ。
▼『鍵盤乱麻』南米特派員から、先日ブログにコスタリカの事を書いたら、以下のサイトをご紹介してくださった。
▼本日多忙につきこれまで。今WOWOWで「ソフィーの選択」が放映されている。もちろん新潮文庫の小説の方が遙かに良いが、映画でも子どもと別れる場面など、涙なくして見られない。
▼先日HPのドメイン「kenbanranma」の2年間の取得料約1万円を払い込んだ。ところがこのところ同じ会社からまた5000円の請求書がくり返し来る。そして「入金が確認出来なければ、2月28日で切る」いう。おかしいと思ってメールを出したら、1年間のドメイン転送料だという。やれやれカネのかかる事ばかりだ。

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February 24, 2006

海自「秘密情報」とは何か?検索する

▼既報のように24日朝9時から午後6時まで、わたしが使っているテプコの光回線の工事で断続的に回線が切れるので、メールの送受信ならびに、HPの更新はこの時間帯遅れます。もっとも今晩も再び飲み会があるので、更新が出来るのは午後11時頃になる予定です。そして明日土曜日もまた仕事、日曜日は帰省、今回は近所の結婚式に出席です。向こうは結婚式の葬式も一日仕事です。これはわざと遅れて車で参加して、飲まないようにします。
▼この数日ある自治体の保育士さんと仕事で、連絡を密にしています。電話で打合せが始まり、パソコンメール、最後は仕事が忙しいからと携帯メールを指定してきました。昨日は3回くらい連絡をして、ある合意に達しました。この方は、メールの署名欄に赤いハートマークとご自分の姓は省いて名前だけ入れてあった。ある意味で「バレンタインのチョコよりもときめきを感じます」と送ったら、「みなさんに感謝の意味を込めて送っています」と舌を出した笑いの絵文字が送られてきた。例のメール事件だが署名欄からして怪しいと思っていたら、どうやら真性メールであるという証拠は出てこなかった。しかし先日のHP研究会で一枚の夕刊新聞の切りぬきが出てきた。昨年暮れの話なのだが、堀江と武部が合弁会社を作って、自民党の週刊新聞を作る構想が明らかにされていた。だから二人の結びつきは、近鉄買収の口利きをした事などから、わたしたちが知る以上に緊密だったのだろう。
▼オリンピックのフィギア?そんなの徹夜してまで見ない。今朝6時にスイッチを入れたら荒川の演技のライブが流れていた。表彰台では「君が代」を演奏に合わせて口ずさんでいた。わたしはどうもドラマというのは苦手だ。その中でも一番面白いのは木曜日夜10時からのフジテレビ「小早川伸木の恋」だ。ひと月ほど前に偶然見始めた。原作は柴門ふみの同名のマンガだ。(全4巻)片瀬那奈演じる妻役の小早川妙子の演技が絶妙だ。つまり彼女は精神不安定でもの凄く嫉妬深い性格なのだ。彼女の機嫌の良いときと、夫が携帯にでない時など一転して怒り狂う、これがもの凄くリアルで怖い。毎回お互いのウソがばれないのか、あるいはばれたときどうフォローするのかと思ってヒヤヒヤしてみている。
▼昨日あたりから、長崎県佐世保基地所属の護衛艦「あさゆき」乗員の私物パソコンから秘密情報が漏れているという事件が報道されている。これ以前にも自治体や病院、社会保険庁などで情報漏れが次々でてくる。問題は「ウィニー」と言う、ファイル交換ソフトを自分パソコンに入れていることだ。どうしてこういうものを入れておくのか。それと「秘密データ」をどうして持ち出すのか、その感覚が理解できない。さっそく一生懸命にインターネットで「秘密情報」を検索しているのだが、2chでも一向にヒットしない。唯一海図だけ出てきたが、教科書か社会の地図帳レベルでどう見ても「秘密」には見えなかった。
▼「白バラの祈り」を千葉で見ることが出来るのは、きょうまでなので、見たい人は京成ローザまで急げ!Maさんはいらっしゃるという事だったのでハンカチではなく、タオルを2,3枚持参するようにお話ししておいた。

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February 23, 2006

家電リサイクル法のねらい

▼一日中調子が悪かった。午前中はコーヒーや紅茶をガバガバ飲んだ。昼休みには、夕方の速歩を早めに繰り上げて行い。午後からスポーツドリンクの2リットルボトルを買ってきて飲んでいた。やはりこういう時は水泳に行くとか、サウナに入ることを同時並行してやれば良かった。
▼パソコンリサイクル法が出来たとき、ふと疑問に思った事が現実化してきた。実は2年前にこの法律が出来てから、中古ショップで中古パソコンは売られなくなってしまった。それどころかメーカーが直接中古市場に出てきた。そして中古パソコンは高値安定してしまった。当然と言えばそれまでだが、中古パソコンからはOSなどはすべて抜き取られ全部新品のOSを買わされる事になった。
▼それが降ってわいたように、今年4月からの家電製品リサイクル法の施行だ。法律自体は出来ていたが、今までは猶予期間だったのだ。この法律を遵守するには「PSE」マークがついた家電でないと売買が出来なくなる。という事はマークのない家電を抱えたリサイクルショップなど倒産してしまうことになる。それどころか、わたしたちが持っている家電のこの「PSE」マークが付いていないと粗大ゴミとして引き取ってもらうしか方法はなくなる。良心的に解釈すればナショナルの石油式温風暖房機のような事故を未然に防ぐという論理も成り立つ。しかし実際は経産省主導による、国民に家電を買い換えさせてメーカーの売り上げを促そうというのが本当の狙いであろう。
▼わたしがよく行くソフマップにも「重要なお知らせ、PSEマークがないものは買い取れなくなります。当社では2月28日までに順次買い取りを終了します」とサイトにでている。該当商品を持っている人は今すぐ売り飛ばせ。またはマークがない中古家電は、リサイクルショップで価格がグンと下がっているから買い時でもある。
▼先日ご紹介した茨木のり子さんの「わたしが一番きれいだったとき」は以下のサイトに全文が紹介されていますのでご覧下さい。

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February 22, 2006

第一空挺団の反戦万引き自衛官の事

▼24日は朝9時から午後4時までテプコ光回線の工事をする、という連絡が来た。ブログのアップはそれまでに終えないといけない。メールもその間は送受信ができなくなるので、面倒な事だ。読者の皆さまも編集長のやついつもより返事が遅いと思ったら、そのような理由によります。お急ぎの方は携帯メールにお願い致します。
▼1月ヒマだったツケが今頃でてきて、もう分身の術でもつかわないと身動きがとれなくなってきた。わたしは飲んでも二次会に行くことはほとんどない。ところが昨夜は改札口に向かったら呼び止められ、引き戻された。それだけではなく、またもう一軒という事になって意識不明状態で帰宅した。従って今朝は頭が回らない。何を書いていいのか分からない。昨夜話し合ったこともほとんど忘れてしまった。昨夜のNHK「プロフェッショナル」は第一回目の再放送だったが録画してある。
▼土曜日の午後脳科学者の茂木健一郎が登場して自由自在に喋る番組があって録画して見た。会場参加者から質問を受けていたが、「どうしたら茂木さんのようになれますか?」という質問があった。茂木は「人間ダラダラやっていてもうまくいく筈はない。要するに30分でも集中する力をつけることだ」と答えていた。そして他のゲスト同様にバッグの中身を見るコーナーがあった。彼も普段はリュックでこの日は8kgで「軽い方」なのだそうだ。出てきたのはノートパソコン、デジカメ、ICレコーダー。それにたくさんの本とノート類だった。やはりここでも書くと言うことの重要性を強調していた。だが落書きや絵などもたくさんあり、その理由を聞かれた茂木は「学会でつまらないときに書く」と語っていたのが印象的だった。
▼今朝のTBSラジオは「男たちのYAMATO」を撮った佐藤監督がゲストだったようだ。ようなというのは耳を使う仕事をしていたので、まったく聞いていないからだ。アナウンサーの大沢悠里は「これは反戦映画だ」とくり返していた。話を聞いていないので、わたしは何とも云えない。しかし「反戦映画」とは言い切れないと思う。そのことはブログに書いた通りだ。もしそう思ったなら、現実に起きている戦争やその準備の仕組みを作る事に反対して立ち上がらなければ全く意味はない。映画館で涙流して終わってしまっては仕方ない。
▼今朝のもう一つのニュースに習志野第一空挺団の隊員が万引きで逮捕されたというニュースだ。その万引きの理由というのが、「イラクに行きたくなかった」というのだ。第一空挺団は先月からイラクに出動をはじめている。この事もブログに書いた。逮捕された隊員は、イラクに行く予備隊員として登録されていたようで、それがイヤだったようだ。上記映画の理屈でいうならば、こういうのは「反戦万引き」という事になろう。
▼我が家は花粉症の人が多いので洗濯物が屋外に干せなくなってきた。この状態は5月末頃まで続くことになる。月末には父が入院している病院の支払いなどがあるから帰省しなければならないが、日程がうまくとれない。

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February 21, 2006

「わたしが一番きれいだった時」

▼多忙のため今朝は書くことが出来ません。メルマガお送りしました。投稿できない方は感想をお寄せいただきたいのですが、こちらもゼロ。
▼2時まで待ったがブログが代わっていないというおしかりメールが来た。1面トップの写真を撮影に行っていたのだ。参ったな。今朝の回遊系は時間の段取りが大変だった。昨日夕方までは、西千葉と宮野木だけで済むはずだった。ところが別件で本千葉まで来てくれという連絡が来た。車がないわたしにとってどう合理的に無駄なく回るがかというのが大切だ。時間を組み直し、本千葉、西千葉、宮野木の順番にした。本千葉着が朝8時46分頃。荷物は近くのコンビニで自宅宛送る。そして次々要件を片づける。最後は先週パソコンの初期設定に行った所からだ。金曜日に再び来て欲しいという連絡があった。お聞き期すると、業者はインターネットの接続だけやって帰ってしまったというのだ。そこで再びわたしの登場となった。セキュリティソフトのインストール、メールの設定、そしてデータの移行を2時間やって終了した。携帯できる40GのHDDを持っていったら目を丸くしていて、「すぐ買いに行く」とわたしを最寄りの駅まで送って下さった。わたしは弁当を持参したので、そこの事務所で食べさせてもらった。すると「インスタントですが」とみそ汁を出して下さった。何やら生協のインスタントだというが、昔の登山用の乾燥みそ汁より遙かに美味しかった。それにネギが生のように感じられた。
▼最近オリックスの広告が新聞などに載っている。若い男がロフトに100万円掛けてホームシアターを作ろうかな?というのだ。俳優の渡辺徹は自宅に4000万円かけてホームシアターを作ったというが、そんなの無駄。映画館は出入り禁止という空間だから例え詰まらない映画でもジッと見ていることができる。ホームシアターだなんて言ったら、早送りや寝てしまうに相場は決まっている。もし100万あれば、わたしの場合1000本の映画を見ることが出来る。所詮コレクションなんて見る機会はなくて眠ったままになるはずだ。もしそんなものを作ろうとお考えの方がいらっしゃったら、映画館でリアルタイムに実物の映画を1000本見た方が、流行の先端を先取りすることになる。
▼昨日の朝刊に詩人の茨城のり子さんが死亡したという記事が載っていた。その代表作名を見てハッとした。「わたした一番きれいだった時」とあったからだ。たしかこれは歌手の吉岡しげみ(文字は忘れてしまった)が同名の歌を唄っていて、それをわたしはFM放送で聞いてすぐLPレコードを買った記憶がある。詩ははっきり覚えていないが、次のような内容であった。「わたしたいちばんきれいだったとき、街々はがらがら崩れていって、とんでもないところから青空なんかが見えたりした」というもので、学徒出陣してなくなった愛する男性の事を歌っていたように思う。探さなければ。本日これから夜のHP研究会で夜の会議と飲み会。

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February 20, 2006

◇「空中庭園」を見る

▼◇「空中庭園」この映画を作った豊田利晃は撮影終了後麻薬事件で逮捕されてしまった。一時公開が危ぶまれ、お蔵入りになるかと思われた。しかし旧ユーロスペースのレイトショーで2週間ほど公開されただけで終わった。その後先週から飯田橋ギンレイホールで再公開されたが、長蛇の列が出来ていた。直木賞作家角田光代の作品。
▼家族とは一体何か?その実像を根本から考えされる映画だ。町田市の高層公団住宅に住む京橋家のルールは家族は何事も隠し事をしないとうルールがある。ある朝一番の会話は長女(鈴木杏)が、母親(小泉今日子)に「わたしは一体どこで仕込まれたの?」という質問だった。実は彼女は中央高速を八王子方面に走っていくと左手に見える「野猿」というラブホで仕込まれたのだと告白される。その後長女ボーイフレンドと共に「野猿」の現場を確かめに行く。この「野猿」をめぐって長男と家庭教師(ソニン)、夫と愛人のソニン、それに孫(長男)とソニン、祖母(大楠道代)が出入りすることになる。一見隠し事がない家族のように見えた平和な一家だったが、実は隠し事で覆われていて、それをお互いに知りながら「家族」を装っていたのだ。小泉の唯一の趣味はと言えば10階くらいの自宅の広いベランダで、草花の庭園の手入れをすることだった。毎日せっせと水を撒き、手入れを欠かさないのだが、ある日紫陽花が枯れていることに気づいて、ハッとする。庭園などちょっとでも手を抜けばそんな状態になってしまうのだ。
▼夫も妻の言うとおりになって、出勤前にゴミ出しをするなど、何食わぬ従順なようでいる姿にも、愛人の存在はある。そして小泉と入退院をくり返す大楠(実年齢はわたしと同じくらい)の間にも確執がある。高校時代登校拒否をくり返していた小泉の事を本当は、生まれて欲しくなかったという思いが断ち切れない。そして夫と愛人関係にありながら、塾の派遣講師として何食わぬ顔で京橋家に乗り込んでくるソニン。実はこの京橋家は小泉の好きな家庭庭園同様、彼女の広大な構想の下に設計された「空中庭園」だったのだ。文部省推薦的な「良い」映画ではないが、24日までで終わりなので、映画館でご覧になることをお勧めする。
▼昨日の日経新聞に「ボケない努力」という特集があった。任天堂のDSPも良いが、こっちの方が安価で実用的だ。その一部分をご紹介しよう。日常生活のちょっとした工夫でも脳は鍛えられる。
1)朝、昨晩食べたものを詳しく思い出す
2)新聞記事から「の」を拾い出し、いくつあるか数える
3)電話番号を覚え、逆から言う
4)テレビのニュースいながら耳ざわり
 「あ」と聞こえたら右の耳、「き」と聞こえたら左の耳
5)好きな本ではなく、難しい本を読む
6)新しい料理にチャレンジする
7)日記を手書きで書く
認知症をチェックリスト、早期発見のポイントを知るHP

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February 19, 2006

◇「プロミス」を見る

▼明日メルマガ締め切り日。前回の宿題「わたしの生涯のベスト10」に応募される方もお忘れなく。
▼昨夜「出没アド街ック天国」は軽井沢特集だった。さしもの星野温泉の二代目も長袖Tシャツででていた。
▼金曜日夜隔週刊誌「朝日パソコン」をいつものリサイクルショップで買った。すると次号で廃刊であるという。わたしも初期の頃は定期的に買っていた記憶がある。パソコン雑誌が過当競争であることが、原因の一つと考えられる。もう一つ朝日パソコンは「辛口批評」を売りにしていた。他の雑誌はレポートと称して提灯持ち記事ばかり書いている。しかしこの雑誌は、率直に使用感のプラスとマイナスを書いていた。そのためメーカーの協力が得られないこと、広告収入に影響して来たのだろう。文月凉の「デジタルフォト脳内探検隊」などとても楽しみにしていたので残念だ。
▼◇「プロミス」と言ってもあの井上和香の「プ・ロ・ミ・ス」のアレとは違う。中国映画「PROMISE」だ。チェン・カイコーの最新作品。幼い頃死人からおむすびを奪って食べようとした姫は、その行為を神から見とがめられる。そして今後一生真実の愛を受けることは出来なくなることと、命を引き替えにする事を約束させられる。それがヒロインの傾城だ。そして野心家の真田広之演じる隣国の王はたった3千の兵で、2万の王の国に攻めてくる。その働きを実際にするのは、命を救った奴隷(チャン・ドンゴン)だ。彼に自分の来ている無敗の鎧と仮面を貸し与えて、王の命を取った(屋根から滑り落ちた)。しかし皆は真田が王を殺したと信じて疑わないので、逆に真田は刺客から命を狙われる事になる。
▼いやはやチェン・カイコーは「覇王別姫」一作で能力を使い果たしてしまいましたなー。その後作った作品「始皇帝暗殺」は酷評され、「北京バイオリン」「キリングミー・ソフトリー」などみんな評判が悪いです。とくに今回の「プロミス」と来たら、監督は精神分裂症ではないかと思ったくらい。これは見ているわたしが悪いのかと思って、見た人にプログラムを借りて見たけど、やはりわからんです。そして悪いことに傾城が命を賭けたくなるような絶世の美女でないことも失敗の原因と言えます。間違っても映画館でご覧にならない方がよろしいかと思います。
▼帰宅して週刊ポスト」の映画評を見たら、一人の評論家は「かつての巨匠の壮絶な乱心ぶりはある意味必見である」といい、別の一人は「話が支離滅裂なぶん、ドキドキしながら観た」とある。この批評を先に見ていれば行かなくても済んだのにと悔やむ。
▼先日TVでヒロシが1万円で八戸に日帰り旅行をしていた。一生懸命探していたら、昨日そのチラシをついに見つけた。往復新幹線「はやて号」で古牧温泉につかるコースで11800円だ。決行日時は3月7日(火)で8時56分東京駅発の列車に乗る。同行希望者は至急連絡されたし。チラシはデータベースにあり。

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February 18, 2006

◇「クラッシュ」を見る

▼回遊系の典型の様な日だった。午前中の11時までという約束の仕事が1時間もおしてしまった。この場合先方様が、仕事に夢中になってしまったから、ある意味でか仕方ないとは言える。だが時間の厳しくしているわたしはそれでは困る。多少遅れる可能性はある事を予測して次の仕事を組み立て、会う約束を取り付けてある。お詫びに3日遅れのチョコを頂いたので、グチを一こと言って次の約束に向かう。現時点で1時間も遅れて仕舞ったので、プラットホームに行って平身低頭して謝る。これからが大変で7つくらいの案件を全部片づける。夕方2日前に完成しているパスポートを受け取りに有楽町まで行く。すると「クラッシュ」上映まで15分だったので迷わずシネシャンテに向かう。
◇「クラッシュ」意味は潰すという意味である。車の衝突が話の発端になっているので、そうつけたのだろう。映画の狂言廻しを務める黒人刑事が「ホテル・ルワンダ」で、支配にを演じたドン・チードルだ。最初話がもたもたしていて10分くらい眠ってしまった。アカデミー賞自体わたしは全く評価しないが、本作品は6部門でノミネートされてるという。人間誰しも「あいつは気に入らない」「事故にあって死んでしまえばいい」と思う相手は数人いるはずだ。だが現実にそうならないのは、理性が働いているせいだと思う。この作品では少なくとも10組くらいの人々の話が複雑に絡んでいる。その2つくらいに絞っても良い作品になると思うほどだ。とりあえず3組くらいの話に絞ってみよう。上記語り部はロスの警察署に勤務するグラハム刑事だ。あるラジオ番組の演出家は職場から帰る途中警察の検問に出会う。車には妻と二人で乗っているのだが、人種差別主義の警官から「車のなかで性行為をしていたのでは」と因縁をつけられ、妻はライアン巡査(マット・ディロン)から執拗で痴漢がするような身体検査をさせられる。そして「逮捕されたいか?」それとも「穏便に扱って欲しいか」という。いつでも撃つたいせいにある警官に対して夫は後者を選択せざるを得なくなる。だがパトカーが去ってから妻は夫の行動を卑怯者、臆病者となじる。なぜ二人が検問を受けたかと言えば、黒人なのに高級車に乗っていたからだろう。夫は職場で録音作業を終えた時、別のディレクターから、黒人俳優の発音が黒人らしくないからもう一回録音しなおそうと提案される。再生して良く考えてみるとそれは白人の発音だったのだ。やはり迎合すべきではないと考え直す。休憩時間に撮影所を訪れた妻は、昨晩の事を蒸し返すが彼は仕事中だと追い返す。ところが妻は帰宅途中車の衝突事故を起こし逆さに転倒してしまう。近くの車は燃えだし、彼女の車まで引火しそうな気配である。そこに救助に来たのは昨晩のライアンだ。彼女は彼の顔を見たとたん、死んでもあなたには助けられたくないと絶叫する。だが彼は自分の危険を顧みず危機一髪で引火爆発直前に救い出す事に成功する。中々良い場面だった。実はライアンは家に老いた父と二人で暮らしていて、老父は頻尿か尿道炎で夜中に何度もトイレに連れて起きなければならなかった。
▼福祉事務所か保険会社に「父親の面倒はもう見切れないから、区分の変更をしてくれ」と申し入れに行くが、担当の黒人女性は息巻くライアンに「お父さんの経歴からして無理です」と答える。父親はかつて黒人を20人も使って会社を経営していたが、移民や被白人も会社の経営が出来る法律が出来たので、無一文になっていた。だからライアンの人種差別という憤りの根元はこういうところにあったのだ。一方ライアンのパトカーにの相棒である新任警官ハンセンは、ライアンの人種差別の態度が気に入らないので同乗勤務を拒否し、単独勤務になる。
▼ダウンタウンで雑貨店を開いているペルシャ系の店主ファハドもまた、「アラブ人」だと偏見と差別を受けて暮らしている。ドアのカギが壊れたので修理を依頼すると、サービス会社の黒人社員がやってきてカギは交換しますが、ドアが壊れていますからこちらを直さないと直りませんという。それに腹をたてたファハドは怪しからんと彼を追い返す。社員もそれなら料金はいりませんと引き下がる。ところが夜に泥棒に入られて店は滅茶苦茶にされる。ファハドはこれはあの黒人店員が腹いせにやったに違いないと、泥棒よけにかねて用意した拳銃を持って破り捨てられた伝票から社員の自宅を探り当て押しかける。5歳くらいの可愛い少女と妻は、夕食を作りながら夫の帰りを待っている。そこにファハドが拳銃を持って詰め寄ると少女が家の中から飛び出して父親に飛びついた瞬間引き金が引かれる。
▼このような思いもかけない事件が次々と起きて善人と思えた人が善人ではなく、悪人と思われた人も実は違う側面を持っていたことが分かってくる。日比谷シャンテ。
▼きょうはこれから管理組合の理事長を1年間やってきたので、その監査理事会がある。やれやれまた土曜日が潰れる。

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February 17, 2006

コスタリカの地殻変動

▼移動しているとき、ふと昔撮った一枚の写真の事を思いだした。もう10年以上前になるが、千葉地裁の前で某電力会社の思想差別(もっている思想によって賃金、昇級差別を何十年も続けた)裁判の判決があった日だ。被告は当然電力会社で原告は社員である。わたしもカメラを持って取材に行っていて、撮影した親子3人が泣きながら抱き合っている一枚の写真がある新聞に使われた。
▼某駅で下車してバスの順番を待つ。わたしの前には一人の中年女性がいて、バスはどうやら発車したばかりだった。わたしの名前を呼ばれたのでびっくりして顔を見たら、上記の写真に登場した奥さまだった。以心伝心なのか、不思議なこともあるものだ。「雨の日はバスは来ないから一緒にタクシーに乗りましょう」と行き先がまったく同じだったので、その職場までご一緒させていただいた。ご主人は今何をなさっています?とお聞きする。確かに写真を撮るのがお好きだった方で、色々な写真展にも出品されていた。5年前に退職されて、1年間はブラブラ好きな事をしていたが、今では近くのゴルフ場でアルバイトをなさっていらっしゃるようだ。朝は早いことがあるが、それでもかつてと違って深夜勤務もなく、時間に振り回されない生活を送っていらっしゃる。このような時間に追われない生活というのは理想である。
▼そうこうしているうちに目的の場所に着いた。きょうはここの責任者に頼まれて新しいパソコンを2台セットアップすることだった。本部の方からシステムを新しくするので送って来た。インターネットやらLANの設定をする業者に連絡したら、セットアップまでは自分でやってくれ、と言うことになった。そこで「編集長にぜひ」というお声がかかったわけだ。回線の接続はないからごく短時間で作業は終わった。こういう簡単な仕事は大歓迎だ。責任者に最寄りのバス停まで送っていただいた。助手席に「週刊金曜日」が置いてあった。最初は期待して定期購読していたが、その後一時止めて再び今読み出したということだった。最近号のトヨタの生産ラインでの事故告発や、辺見庸の記事は読ませますよね、という事で意見は一致した。
▼今朝朝日朝刊9面に「コスタリカ」について「平和の国近く変動」という特集がある。現政権のアリアス政権に新興勢力のソリス候補が接近した大統領選挙の事だ。得票がアリアス氏40.52%でソリス氏40.27%となり開票がもう一度手作業で行われているという内容だ。日本でも一部で「軍隊のない平和の国」ともてはやされて来たコスタリカだ。わたしは一貫して批判して来たが、地球上にもし善人ばかりいればそれは実現可能かも知れない。しかし実態は04年に前大統領が汚職で捕まったり、90年以降大統領が3人も汚職疑惑が出てきた。つまり今までは過去の虐殺などの歴史に踏まえ、対アメリカとの関係では基地を提供するなど、絶妙な政治バランス感覚で政権を維持したきた。それに他の南米の諸国と違って単一の鉱物資源だけでなく、観光資源など複数あってクーデターが起こしにくかった。この好条件を見た外資が飛びついたため8年間で貧困人口が27%にも増えてしまった。7,8年ほど前に日本に来たコスタリカの外務大臣に話を聞いた事がある。彼でさえ当時、カラシニコフを使った強盗事件が多発して治安が悪化していると言っていた。
▼現政権を続けようとするならば、もっと世論をバックにした運動を起こさないと、大統領選挙の結果はボリビアやチリとは逆の道を歩くことになりかねない。コスタリカに行ったことのある人の言葉を借りれば、「コスタリカは貧乏だから軍隊を持てないだけの話ですよ」という事になる。所詮地球上には理想の国などないというお話。

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February 16, 2006

時間を守られない人の分析

▼卒業試験は易しい問題と、難しいのと二種類作って行ったが、顔ぶれをみて考え直し、易しいものにした。制限時間は一応50分にしたのだが、誰も時間内には完成しなかったので、10分間延長した。別にふるい落とすことが目的の試験ではなく、理解度を確かめるためのものなので、その程度の自由裁量はある。そして出席率と授業態度、それに今日の試験点数を加味して全員の採点をすませて帰ってきた。
▼休憩時間K先生との会話。K先生は英語を教えていらっしゃる方だ。「今年は命をかけて自分自身に課した課題がある」とおっしゃる。「課題」は英語でお話しされたが、ちょっと分からなかった。何かとお聞きしたら、「時間を守る事だ」とのこと。きょうも授業が終わってから石神井の方に住んでいる人生の先輩を訪ねるのだが、1時間ほど早く着くようい努力すると、早めに腰をあげた。そのときわたしは時間に遅れる、身近な人の例を分析してお話しした。まず第一に到着までの時間がまったく読めない人。第二は自分のやっている事が並列的に出てきて、どれから手を付けて良いのか分からなくなってしまう。だから思い切りが出来ず、あれこれ手を付けてしまい、収拾がつかなくなって結果として、約束の時間に遅れることが日常化してしまう。K先生にお話しすると、先生は後者のようであった。何でも100%出来ることなどあり得ないので、その割り切りが必要であると思う。
▼もう一つイギリス人のK先生は採点を一生懸命されていた。最近見たイギリス映画「偏見とプライド」のお話しをする。先日の飲み会の時も水玉さんが「原作は『傲慢と偏見』であり、映画の内容紹介で書いた内容よりもずっと深い」という意味の事をおっっしゃっていた。わたしもそれを受け売りして、「オースティンの作品を映画で表現するのは無理がある」と、知ったかぶりをしてお話ししてきた。イギリスの最新作はわたしが先に見て、ご紹介するのだが最近忙しくてあまり見ていないとおっしゃる。その中でも、小さな時から親しんでいる物語が映画化されたようだ。原題を英語でおっしゃるのだが、日本で公開されるタイトルとは当然異なる。何やら「ハリポタ」」のような内容なのだ。もう一人の日本人と聞いていたのだが、日本語のタイトルはとうとう分からなかった。
▼トリノ冬季オリンピックはどうだろう。役員が種類は問わず5個のメダル、と最初言っていた。日本のマスメディアだけが家電の販売を促進するように、「トリノオリンピックは地上デジタルで」と騒いでいたが、どうやらそれは世界の実力では井の中の蛙と言ったところだったようだ。わたしが見たのは初日の女子モーグルだけで、後はオリンピック放映のために他の番組が犠牲になっていることを、苦々しく思っている。今朝の朝日でも「苦戦日本3つの理由」として、その3番目に「高すぎる期待」というのが入っていた。

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February 15, 2006

NHK「プロフェッショナルの仕事流儀」を見る

▼昨日の女医さんの結婚指輪の事を書いたところ、某読者から「編集長の妄想」ではないかというご指摘をいただきました。単なる観察力の問題ですから、深い意味はありません。「AERA」に登場する女医さんは、患者さんが「不潔」だと心配するといけないので、仕事の時は結婚指輪を外す。しかし外していると医局の人たちや看護師さんたちが、「外した意味」を「離婚するのでは…」とか深追いするのでイヤだというのです。先日は結婚指輪というのには細いので、一瞬ファッションリングかと思いましたが分かりません。どうでも良いことです。
▼上記某読者の表現によると編集長は「回遊系」の仕事をしていることですが、確か言われて見ればそんな気もします。「♪あれも愛、これも愛、多分愛、きっと愛」これは松坂慶子の「愛の水中花」でしたね。昨日午後は「弥生会計」のソフトのインストラクターと一緒でした。30歳くらいで指は綺麗でしたが、指輪はありません。きょうは三鷹で卒業試験、今回は難しい出題をして生徒を虐めてやろうと思っています。(冗談)
▼先日の飲み会でも、土曜日の会議でもNHK地上波火曜日夜9時15分からの、「プロフェッショナルの仕事流儀」の事が話題になりました。昨晩は本日納品の仕事を持ち帰っていたので録画も見るのも忘れてしまった。それまで放映されたのは、第一回から全部見ている。このコンセプトは順調に右肩あがりで成功している人が出てこないという事だ。例えば第一回は中軽井沢にある、星野温泉の二代目社長星野佳路で特に印象に残っている。彼は二代目として家業の温泉を引き継ぐ。そのまえにアメリカに留学して、経営資格を取ってそれを帰国後実践しようとする。つまりアメリカ式というのはトップダウンで、上が決めた事を社員に命令して実行させる。
▼そうしているうちに社員の3分の1が退職してしまい、温泉の塀に「星野にいたら殺される」と落書きされ、ふと考える。みんなで考えて、その部署の部下に全責任を負わせる方式に転換する。それまで赤字だったブライダルも、式場専属カメラマンに責任を持たせるために成功するようになる。書くと簡単だが、試行錯誤と苦しみは当然あったはずだ。それからその腕が見込まれて全国の旅館から経営コンサルタントとして腕を見込まれる。
▼手法はまず全社員集会を開く。そして全員の発言をしっかり聞いて、軸になってくれそうな社員を探す。第二回は自分の分析をパワーポイントで示して、それを実現させるためには何が必要か、部門別の分科会を開く。そしてリーダーを見つけてその人に取り仕切りをさせる、というものだ。おそらく一ヶ所1週間くらいだろうと思う。姿格好はTシャツ一枚(わたしのユニクロと違ってブランド物で高そう)に、トレーニングパンツのようなズボンだけ。そしてキャスターに着替えと本に道具一式を詰める。ノートパソコンだけは常に使えるように別の手提げバッグに入っている。現場にヒントがあるという姿勢で、あそこで成功したからと言ってこちらでも成功するとは限らない。徹底した調査で「共感を得る」事をモットーとしている。この番組登場するキャスターの脳学者の茂木健一郎も中々ユニークな人で著書を見つけたのでリクエストを出してある。なお第一回目に登場した星野は2月21日に再放送されるが必見である。

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February 14, 2006

病院から連絡のメールが入る

▼昼の仕事の打合せは上野駅だった。時間があったので秋葉原から30分ほど歩いた。毎日同じコースばかり歩いていると嫌気が差してくる。
▼そうしている間病院からメールが入った。帰宅してあとで確認したら内容は「診断書の誤送付に関するお詫び」だった。土曜日会った元病院関係労組の方は、わたしの性格を知って「ああ言う所は謝ることはないが、あまりカッとならず、手心をくわえるように」と言われていた。担当女医さんは誤送付したことを丁寧に謝ってくださって、「来てくだされば直接お母様とお話しするなど、きちんとフォローもさせていただく」という内容だった。わたしは相手が女性となると、そんなにカッとなることもない。しかも相手は初めてあった美しい女医さんである。まぁ薬指には結婚指輪をしていたけど。
▼2週間ほど前のAERAに、なぜ結婚指輪をするか、しないかという特集がでていた。「夫にも自分の所有権を示すためにきちんとさせる」という怖いのもあった。中に一人女医さんからのものもあった。指輪をしていると患者さんから「不潔」だと思われる。しかし実際計測してみるとばい菌は指輪にはたまらない。外していると病院関係者から「なぜしていないのか?」といぶかしがられてイヤだというのがあった。
▼10日に「一太郎」というワープロソフトの06年版が発売になった。ちなみに我が家でいま食べているのは、愛媛の「小太郎」という小粒のみかんだ。昨年からバージョンの呼称はなくなったので、この調子で行くと毎年新版が出てくるのだろう。先週発売になたった「週刊アスキー」というパソコン週刊誌を見ると、この一太郎のCMがでている。曰くアスキーの編集者もN氏も「自分の原稿チェック」に使っているという。今度の一太郎は右クリック一つで誤字脱字、表記のゆれをチェックし、数字や固有名詞などの注意すべき語句も抜き出してくれるというのだ。わたしの手許には2年前の一太郎Ver.13しかないが、昨日の朝さっそく試した見た。実験は昨日の「きょうの目」を一太郎に読み込んだ。たしかに固有名詞だけは赤の波線が入るが、後は指摘がない。それで安心してブログに貼り付けて見たが、ちっともなおっていないじゃん。
▼結局手作業で4ヶ所ほど直さざるを得なかった。果たして今年のバージョン06はどれだけ精度が増しているのだろう。昨年はATOK05だけ買ったが、返って使いにくくなっていた。やはり自分の目でやるのが一番確かで安価であるようだ。
▼ツーガールさん3ヵ月ぶりの「ストライブ」復帰です。

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February 13, 2006

◇「僕のニューヨークライフ」を見る

vietnam東京都写真美術館で19日まで開催中・本文参照(チラシはデータベース)
▼「第三の男」のテーマ曲が発着のメロディになっている駅に行った。ウディ・アレンはわたしがもっとも好きなアメリカの映画監督であり、上映作品はほとんど見るようにしている。だが最近は年に2作品も上映されることがあり、全部フォローできない。従って前作の「メリンダ…」は見損なってしまった。
◇「僕のニューヨークライフ」コメディ作家ジェリー(ジェイソン・ビッグス)はガールフレンドと同棲しているが彼女とは別れ、あるパーティで知り合ったアマンダ(クリスティーナ・リッチ)と同棲を始める。「綺麗だね、一目見たときピンと来たんだ」「単なるデブよ」。また、このカップルが再び別れる時、「浮気をしてきたな?」「いいえ、SEXの相性は大事だから一回確かめただけ」など、アレン独特のウィットに富んだ会話がちりばめられている。今回は売れないコメディ作家と、先輩作家で変人のドーベル(アレン)の絡みが中心になっている。アレンはセントラル・パークを歩きながら、様々な秘伝を授ける。例えばどこか痛いと言って医者に行くのはバカだ。痛い所を押さえなければ良い、というようなのだ。またある時「美しい妻を守るためにはサバイバル用品を揃えて置かなければならない」と、ロシアの中古軍装品を扱っている店に行って一式買わせる。救急セット、汚水浄化剤、防毒面NYに住んでいて一体こんなものはいつ使うのだろうとアマンダは首をひねる。さらにライフル銃(SKSセミ・オートカービン、バヨネット付き、マズルはM16のものに改造されていた)まで買わされる。アレンの映画には欠かせない精神分析医も登場するのだが、医師は「ライフルで物事を解決させるなら、診断は断る」と宣告されて銃器類は手放す。
▼ジョーのスランプは彼のエージェント兼マネージャー(ダニー・デビート)が無能の為だと断じるドーベル。新に発生する3年間の契約書を破り捨て、一緒にロスへ移住して放送作家になろうと勧めてくれる。そして家財道具一式をイエローキャブに積み込んだとたん。アレンは急に行くのを取りやめ、ジョーは一人旅立つことになる。タクシーの中からアマンダを見かけるが、その相手は何と彼女がSEXできない症候群になって診察を受けた医者だった。
▼恵比寿ガーデンシネマと同じ敷地に東京都写真美術館があって、現在「発掘された不滅の記録VIETNAM、そこは戦場だった」写真展」が開かれている。実は今回はこれを見るのが主目的であった。2月19日まで開催されているが、ベトナム戦争当時公開されなかった写真も含めて大量の写真が展示されているので、ぜひご覧いただきたい。わたしなどリアルタイムで半分くらいは当時の新聞・雑誌に掲載された写真として見ている。キャプションが「ベトコン」と表示してあったり、逮捕した解放戦線の女性を後ろ手で縛って、メコン河で水責めにしている正視に耐えない「拷問」写真を「尋問」と言い換えたりして気に入らないが、一見の価値がある。
▼終わってからいつものパン屋さんに立ち寄る。わたしはいつも事前に電話か、メールで連絡して予約をしておくのだが、行ったら店内は服装と化粧で一見してハイソと見受けられる中年女性で溢れ返っていた。その人たちが帰ってから店長さんにお聞きしたら、表参道ヒルズがオープンしてから、そういう人たちで賑わっているのだそうだ。カメラは持っていったが、余りにも混雑しているというのでまっすぐ帰ってきた。

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February 12, 2006

中古ビデオを3本買う

▼朝から仕事があったのだが、わたしは昼に別の仕事が打合せが入っていた。先の方はわたしが行かなくても別の方々がやってくださる。しかし正午の方はわたしが直接引き受けている仕事だから、わたしがその場にいなければならない。仕事の打合せの他にもK氏と色々話した。すでに「ミュンヘン」はご覧になっていて、様子をお聞きしたがどうやらあまりはっきりした結末ではないので、納得がいかなようだった。きょうは「単騎千里を走る」をご覧になるとおっしゃっていた。
▼二番目の会議は終わる時間が通常5時頃までかかるので、昼食を食べることにした。某駅ビルの2階にある「東京ブギ」というレストランに入ったら松島菜々子が秋葉原のメイドカフェのような格好をして出てきたのには驚いた。「今の時間は全部禁煙席だけですが、よろしいですか?」と聞かれたので、「もちろんんOKです」と答え、今日の定食というのを頼んだが、これはビーフシチューにフライドポテト、それにニンジン、みそ汁はコーヒーカップに入っていた。肉などはなるべく食べないようにしているのに、さらにポテトなど最悪の選択だった。妙なものを食べてしまった。
▼会議の方は朝からやっていたので、ほとんど終わって結末を集約していた。しかも午後3時になったら、反省会でビールが出てきた。わたしは午後5時以前には飲まないことにしているので、烏龍茶を2杯だけ飲んで帰ってきた。ここで病院の対応ミスに関してみんなに話をしてきた。「ああ言うところは頭はと成績は良いけど変わった人が多いから」となぐさめられる。
▼秋葉原で途中下車して危ないものを売っている裏路地を観察して帰宅する。地元の駅を下りたら街頭で古いビデオを安く売っていた。とても懐かしくDVDでも手に入らないジェイミー・リー・カーティス(往年の二枚目トニー・カーティスの娘)の「ブルー・スチール」と、トム・ベレンジャーの「山猫は眠らない1」(「2」は詰まらなかった)、それに爆発ものの最高傑作「ジャガー・ノート」。これは昨年の「交渉人・真下正義」の中でも、配線を切断する瞬間にパロディが出てきたがこれを上回る爆発映画は未だ存在しない。この3本ビデオを800円で買ってしまった。

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February 11, 2006

ピアノの監督の新しい映画?

moekeiこれが秋葉原萌え系のメイドさん。
▼昨日昼休みに母から電話があって、「高原病院から手紙が届いたが、開けていいかだろうか?という。まさかと思ったが、父の事で病院から連絡がある可能性もあるので開けるように指示した。午後6時過ぎに再び母から電話があって、「自分の診断書が入っていた」というので、腰がぬけるほど驚いた。病院の担当医師と受け付けの人には自宅の名刺を渡して切手を前払いして「東京に送ってくれるよう」念を押して頼んできたにもかかわらずだ。母は現金の管理ができなくなりつつあるので、今回の診断書を見て色々判断をしたほうが良いというのがケアマネージャーや市役所の老人福祉課の考えだったのだ。自分の病状を知ってしまった母は、がんの告知を直接されて、余命を直接言い渡されたようなので、多少落ち込んでいるようだ。どうしてこんな初歩的なミスが起こるのか、病院長に朝一番でメールを送って返事を求めた。この数ヶ月だけで検査を間違えたり、余命を直接患者に言ったり、変な医療機関と巡り会う事が多くてイヤになる。
▼Maさんと某駅で待ち合わせてMINさんちへ向かった。バスを降りて歩き始めたら、なぞなぞのような話になった。「ピアノの監督が新しい映画を作ったが知っている?」というのだ。いきなりピアノと言われても困る。ピアノと言えばジェーン・カンピオンの「ピアノ・レッスン」(原題:ピアノ)しかない。しばらく話していくとそれは「戦場のピアニスト」を作ったロマン・ポランスキー監督と「オリバー・ツイスト」であることが分かった。Maさんは「戦場のピアニスト、つまらないからよせ」と言ったのに行って、あとで行かなきゃ良かったと懲りていないのに、また「オリバー?」大体子どもをダシにしたお涙頂戴映画などろくなものがないのだ。
▼飲み会はMaさんが被害にあった事件の詳細を聞くことから始まった。Maさんの場合一貫してすぐ人を信じたり、同情してしまうという陥穽に陥りやすい傾向がある。大きなお金が動く取引の時はそれなりにちゃんとした、専門家やしかるべき機関が発行した証明書を持った人に頼む事がリスクを避けること繋がると思う。それにしても人が良すぎる。
▼そうこうしていると、Maさんがロシア民謡を歌い出した。何やら自宅で夕食の準備をして貰っているとき、夫のSさんから毎日リクエストがあるので、歌いまくるのだそうだ。何曲か歌って下さっているうちに、MINさんが中島みゆきの歌が好きでかつてLP全集を持っていたという話になった。それから中島の好きな曲を歌いはじめた。さらに性善説と性悪説から宗教、毛沢東まで話が弾む。そうこうしていると水玉さんが駆けつけて下さった。それからアイドルの話。「キャンキャン」で出てきた山田優から蛯原有里など、伊藤美咲に話は弾んで、てんぐささんは実は一旦売れてそのご売れなくなったアイドルの研究家であることを知る。
▼解散の時間が近づくとMaさんは足を確保すべくSちゃんに電話する。近くの診療所まで来て貰って、わたしもついでに同乗させてもらう。ひつじねえさんの話によると何でも「Sちゃんは編集長なんか問題にならないほどの、いい男なんだから」と事前に言われていたので緊張が走る。わたしはそんな事で勝負しようとは思わない。でも初めてお目にかかったが気さくな方なので安心して、3ナンバーの高級車で某駅まで送っていただいた。

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February 10, 2006

生きることは課せられた仕事

▼3日前にネパール軍の写真が掲載されていた。3人の兵士が写っていて、手前がマシンガンなのだが、イギリス製のスターリングL2A3で口径9mmで今となっては旧式で34連発。後ろの二人の兵士が持っているのは同じくイギリスのFALの突撃銃でL1A1でこれも旧式と言える。しかも右の兵士は遠足で疲れた小学生のように、だらしなく銃をクビからぶら下げている。これではイザという場合すぐ撃つことができない。経済的に豊でないと軍備にカネをかけることもできないから、もはや世界の旧式に類する武器を使わなければならない。そして兵士がいかに士気がないか一枚の写真から判断することができる。
▼いつも発行当日でしか届かない「週刊金曜日」が木曜日に届いた。寝る前にパラパラとめくっていたら、辺見庸が「自分自身への審問」という連載が始まっていた。辺見はわたしとほぼ同じ年だが、病気で倒れるまで大活躍していたジャーナリストだ。今は脳出血とガンで右手右足は麻痺で、左手は点滴の管につながれているというから、誰かが後述筆記しているのだろう。
▼辺見がここでこう言っている。「死ぬまで例えごく短い期間であっても、脳の病気が再発して私がただ生物学的な生としてしか存在できなくなるとしたら(著作権上の問題で引用を中略)いまここにあり、意識し想像する私としては甚だつらい」。わたしが薬を飲むのを一時的にせよ止めようと考えたのは病院に入院中の父の姿を見てからだ。両親とも降圧剤を10年以上飲んでいて、こうなったのではないかと思った。幸いな事に現時点で父はわたしの事を「東京から見舞いにやってきた息子」と認識できるようだ。両親とも数年のうちに、そうできなくなる日がやってくるのだろう。健康状態をすべて管理されて、自己が認識できず、たんに生かされている状態で果たして幸せと言えるだろうか?それが怖くなって薬を中断した。
▼しかし考えてみれば、そうなったときは死への恐怖自体がなくなってしまっているのだろう。この疑問に答えるべく、辺見の連載ではV・Eフランクルの言葉が引用されている。「生はいまや、与えられたもの(ゲゲーベンハイト)ではなく、課せられた(アウフゲゲーベンハイト)ものでもあるように思われます。生きることはいつでも課せられた仕事なのです。このことだけからも、生きることは困難になればなるほど、意味あるものになる可能性があるということが明かです」(「それでも人生はイエスという」山田邦男・松田美佳訳)
▼本日夕方からMINさん宅で、ささやかな飲み会を開いています。参加ご希望の方はどなたでもお出かけ下さい。

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February 09, 2006

◇「イノセント・ボイス」を見る

▼都内の大学で病理学を研究している医師からの「降下剤」に関する投稿は「投稿欄」に掲載しました。
▼火曜日の夕方あるところから電話があって、水曜日の仕事が急にキャンセルになった(1週間繰り延べ)。さてこんな時時間をいかに有効に使うか?「そうだ京都に行こう」というのはJRのCMだが、「そうだパスポートの申請に行こう」と思い立った。どのみち今週の土曜日も出勤で仕事だし…。近くの区役所の出張所に行ったら「本籍は隣の区」だと言われた。そうか免許証もそうなっている。そのまえに顔写真を撮らなければならない。下手だとは分かっていたが、神社の近くにある某写真館に行った。入ると水道橋の大学の芸術学科を出たという卒業証書が麗々しく飾ってあった。表に展示してある記念写真からして下手なのだが、時間がないから仕方ない。店に入って何度も大声で呼んでも出てこない。出てきても愛想が悪い。照明もギンギンでのっぺらぼうの平面的な写真で、まるでこれはレントゲン写真を見ているようだ。近くの区役所の出張所を聞くと、ぶっきらぼうに駅の隣にあると教えてくれた。ああそうだった。戸籍謄本を取って見たら、わたしの出生届を出した、当時の村の名前が誤植なのか、入力したときのミスなのか明かに違っていた。「岡」であるべきものが「国」となっていた。どうでも良いことなのでそれには目をつむる。
▼これで書類は全部揃った。有楽町に行くと順番待ちに並び、事前調査を受けて書類の不備などが指摘されるが、ここは問題なかった。それから10分ほどして正式な受け付けに回されたが、ヘボン式表記が間違っていた「U」だけ削除され「「KOC」となって、今後はこれでサインするように言われた。時計を見るとちょうど「イノセント・ボイス」の上映時間10分前だった。ここから歩いて5分足らずなので行かない手はない。家を出発して、途中仕事を一つこなしたが、正味1時間半ですべて終わった。
▼「イノセント・ボイス」エル・サルバドルの1989年頃の話。当時のエル・サルバドルは政府による腐敗・不正がはびこっていた。それに対して農村部を中心に反抵抗勢力によるゲリラが組織され12年ほどの内戦状態が続いていた。映画はその内戦がテーマになっている。両勢力とも兵士が足りなくなって、子どもたちが12歳になると学校にやってきて、「適齢者」を徴発していく。主人公チャバは父親がいなくなったあと母と年下の二人の姉弟と暮らしている。父が家出したあと、母は外に働きに出ていたが、内戦の拡大で、村の近くで撃ち合いが起き、子どもたちが心配になってくる。そして母親の資金援助でミシンを買って、子どもの洋服の仕立てでお金を得るようになる。あるときひょっこり叔父(母の弟)が帰ってきて、ギターの弾き語りをしてくれる。おそらくビクトル・ハラ(チリのアジェンデ政権当時の抵抗のギタリストだったが、クーデターでピノチェトの兵士に両手を切断されて殺された人)の曲を演奏すると、「それは禁止されている曲よ」と顔をしかめる。叔父が家にいるときも撃ち合いが始まる。そして驚くべき事に叔父は拳銃を抜き出して撃ち合いに参加する。そう叔父はゲリラだったのだ。叔父はチャバに一台のトランジスターラジオを渡し、ゲリラの「ベンセレンモス局」にダイアルを合わせて聞くように、と念をおしてどこかに去っていく。
▼チャバがラジオを聞いていると兵士に咎められるが、機転を利かせた街の牧師さんが教会のラウドスピーカーから同じ局をかけて、チャバを助ける。ゲリラと政府軍の撃ち合いがあった時もゲリラを鐘楼に導いて、彼らを有利に導く。政府軍が少年たちを徴発しようとした時、前の晩チャバの知り合いのゲリラが、「明日徴発があるから少年たちは身を隠せ」と知らせてくれるので、ノートを引きちぎって「明日は身を隠せ」というチラシを作る。少年たちはみんな屋根の上に隠れているので、政府軍の徴発は失敗に終わる。3人の少年たちはここにいても仕方ないからゲリラの基地に行こう、と相談して教わった夜道を歩き始める。所が寝始めた途端政府軍の攻撃が始まり、牧師を含めた良心的な人たちは皆殺しにされてしまう。そして3人の少年たちも引っ立てられて「刑場」へと連行される。これがポスターの写真だ。そして河原で一人またひとりとガバメントで頭を撃ち抜かれる。そしてチャバの番が来て引き金を引かれた瞬間、ゲリラが撃って来たので逃げて一命を取り留める。
▼村は焼き払われ、母や祖母たちは難民となって逃げ始める。チャバがいなくなった事を知った母は半狂乱になって息子を捜し始める。諦めて焼け果てた自宅に戻ったときチャバが逃げ帰って来る場面に再会を果たす。そして母は生活資金を稼ぐ貴重なミシンを売り払ってチャバをアメリカに脱出させる。
▼わたしが一番印象に残ったのは、アメリカの軍事顧問団が来て、子どもたちにガムを与える。チャバも無邪気に「美味しい」とそれを噛んでいるのだが、村人が「そんなの吐き出しなさい。アメリカ兵は政府軍を訓練して、わたしたちを殺そうとしているのだから」という場面だった。チャバは疑問に思いながらもガムをはき出す、この場面だった。シネスイッチ銀座のみ。
▼ひつじねえさんは毎日北海道から写真レポートを送って下さっています。「投稿欄」をご覧下さい。

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February 08, 2006

旧東独のシタージを取材した人

▼昨日から秋篠宮家の第三子懐妊のニュースが大々的に報道されている。朝刊を見て驚いたことは、左翼政党幹部も「お慶び申し上げる」と談話を出していることだった。可愛そうに紀子さんもすっかり「皇室顔」になってしまった。庶民のように大口開けて大笑いする事などもう出来ないだろう。「女性天皇の皇位継続」が国会で問題になっている折に、タイミング良く発表されたのはかなり政治的意図があると思われる。衆議院で民主党元代表の岡田が質問するとき、「お慶び」と言ったら、国会議員たちの拍手で涌いたのにはさらに驚いた。先週学校の講師控え室でも話題になったことだが、憲法第一章、第一条では「この地位は、主権の存する日本国民の総意に基づく」とあるのだが、国民の総意どころか一部国会議員だちだけが「存続」の意味について論議をしている事に問題があると思う。
▼「読者のたより」で図書館の話題が盛り上がっているので、図書館の下巻が先に来る話の続き。日曜日にネットで4冊ほどリクエストカードを出しておいた。わたしが映画を見に行って、帰宅したら「係の人が電話を下さった」と家族が言っていた。要件は直接お話しするからという事であった。夕方カウンターに言って登録カードを出すと、係員はわたしの氏名を確認してうなずいた。「これが噂のうるさい高地というヤツか」という雰囲気だった。本を3冊渡されると説明があった。説明は以下の通り。このたびはご迷惑をおかけしました。実はネットで申し込む時は上下巻などセットでの時は窓口か館内の端末を使って「セットの指定」をしていただくと、上下巻揃ってからご連絡を差し上げる事が出来ます。お手数ですがネットで申し込んでから、窓口までご足労下さい、というものだった。一体何のためのネット注文システムなのか分からないが、聞いて帰ってきた。みなさんそういう事だそうです。
▼昨日Fさんに久しぶりにお目にかかった。先日息子さんと一緒に1週間ほどドイツに行ってきたという。一瞬「ドイツに高い山はあったのかなー」、と思った。Fさんは登山がお好きで世界中の高い山を登っていらっしゃる。今回は登山ではなく、息子さんがシタージ(元東独の秘密警察)に興味を持っていてそれを現地まで調べに行ったという。『鍵盤乱麻』に連載執筆をお願いしたのだが、「イヤー」とおっしゃるので以下その要旨と内容。シタージツアーやガイドブックなどないから、全部自力で調査して歩きまわった。ベルリンに4日、旧東独のライプチヒに2日間。旧西独は英語の道路標識もあり、英語教育も始まったので多少通じるが、東独はまったく通じない。事前にネットで調べた場所に行った。東独のシタージは人口の7人に1人と言われる巨大な密告組織になっていた。そして驚くべき事にその密告記録が全部残っている事だ。東独が崩壊する時デモも起きたのだが、軍隊や警察が発砲できなかったのはデモ隊の中に大勢のシタージが含まれていて、味方を撃ってしまう危険があったことだ。そして記録に残っている記録には夫婦がお互いを密告したり、子が親を、親が子をというようなのがたくさんある。
▼当然崩壊とともに証拠書類は燃やされたり、シュレッダーに掛けられたのだが、量が多すぎて裁断機が故障してしまった。だが断裁された書類もつなぎ合わされて復元されていた。シタージの本部はもう博物館のようになって入ることができなくなっている。ところがライプチヒの支部ではボランティアの案内人(ドイツ語しか話せない)などがいて人数がまとまると案内していた。ソ連軍がドイツに入ってきたとき、ユダヤ人の強制収容所は開放されたが、ソ連はそこに反ソ分子を逮捕して1950年くらいまで収容していた。立場が変わっただけで、ソ連もナチと実質同じ逮捕拷問をやっていた。
▼東独が崩壊して今までの支配体制の根本的な見直しや、再教育が行われたかと言えばゼロ。ではそのシタージが今何をしているかと言えば、言葉巧みに相手を落とす特技を生かして、セールスマンに転身しているケースが圧倒的に多いのだという。

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February 07, 2006

◇「偏見とプライド」と「曾根崎」の違い

▼定期検診は常に朝一番の予約をする事にしている。うまくいくと、9時半には会計を済ませて、薬局に行くことができる。この日会計をしていると、一人の男性に挨拶をされたので反射的に返礼をした。顔は何となく覚えがあるが、誰なのか分からない。一瞬やばいことになったナーと思う。10分ほどしてどこの誰なのかわかった。しかし名前が出てこない。それから5分くらいしてようやくZ氏だという事が分かった。
▼実はメルマガを発行してから都内の大学で病理学を研究されている医師の方から「降圧剤」の件で詳しいメールを頂いた。内容はご本人に掲載の許可を頂いている段階なので、しばらくお待ちいただきたい。結論から言えば素人考えで止めるのはとても危険である。80歳過ぎれば、どのみち人間は惚けてくるのが当たり前である。小さな脳梗塞などで半身不随とかになって車椅子で不自由な暮らしをするより、五体満足の方がよいではないか、という主旨であった。脳細胞は次第に死んでいくので、ぼけは仕方ないと考えれば良いのだ。ならば常に脳に刺激を与えて、衰えを少しでも遅らせることに努力した方が良いということになる。松島菜々子がゲーム機で「自分の脳は52歳か、ケケケ」と笑うCMの訓練もあながち無駄ではないのだ。
▼昨晩12chで午後10時から「懐かしのムード歌謡」という番組があったので見た。歌だけ聴いている分には良いのだが、画像を見ると敬老会のアトラクションみたいでどうもいけない。
▼日曜日午後7時に移った10chで「旅の香り」で俳優の山本学が女優の山本陽子と出演していた。山本はかつて朝から三食肉を食べていたが、腸にポリープが見つかったので、肉は一切やめて魚にしてウォーキングを始めてかなり時間がたつのだそうだ。それで歩いているとき偶然山本陽子にあって、それ以来ウォーキング仲間なのだそうだ。こっちだって山本陽子がいれば毎日励みになるが、毎日旧中川の川縁を歩いているのは年配者だけ。足首を痛めないようにこの芝生を歩くようにしているのだが、山本陽子の登場まで修験者のように厳しい顔をして歩く日々だ。
▼◇「プライドと偏見」18世紀のイギリス5人の子だくさんの一家がいるが、当時女性は不動産を引き継ぐことができなかったので、母親は娘たちを何とか良い家の男と結婚させようと必死である。まず長女ジェーンを(飯島直子似)とビングリーを考えるがどうも相手とのマッチングが良くない。主人公は聡明でプライドの高そうな次女のエリザベス(「ベッカムに恋して」のキーラー・ナイトレイ)である。彼女は大金持ちで土地持ちのダーシーに目を付けてダンスに誘うが「興味がない」と袖にされる。だが実は彼はエリザベスに恋をしてしまうのだが、素直に言えないのと、彼女は取り澄まして取り憑く島もない。ダーシーは実は貴族の娘と幼い頃から婚約をさせられている。その母(ジョディ・デンチ)はエリザベスが気に入らないので、人前で恥をかかせるようなピアノ演奏をさせたり、挙げ句の果ては家に乗り込んで来て、「婚約などしたら承知しない」と脅して変える。だが二人は妨害がでる程に結びつきが強まっていく。簡単に言うとこういう話なのだが、小説は読んでいないので内面までは分からない。この原作は「ブリジットジョーンズの日記」にもなったいとうのだがちっとも知らなかった。わたしが考えたのは日本のそれらは「曾根崎心中」のように死ぬが、彼らは小説の中とは家恋を成就させてしまう。この違いは何かだ。たしか身分差別があって女性は底辺の階級に賊している。だが曾根崎と違うことが徳兵衛は、何不自由ない大金持ちであることだ。やはりイノシシ社長ではないが、カネさえあれば何も出来ないことはないのか?カネがなければ、いや曾根崎の場合人のカネを使い込んで仕舞ったという設定だが。死んで責任を取るしかなかった。しかも曾根崎は遊女のお初が身請けされて、九州の方に嫁に行ってしまうという話がメインなのだ。やっぱり話が違いすぎるか。
▼今朝の朝日35面に丸谷才一が「袖のボタン」というコラムでとても面白い事を書いている。それは旧日本海軍の軍艦がなぜ沈没したかという分析なのだが、係留している港で沈没しているケースがとても多いのだ。あの戦艦三笠でさえ不審火で爆発。そのほか松島、筑波、河内、陸奥が原因不明の爆発で沈没している。丸谷はそれと最近の海上自衛隊の自殺者が非常に多いのは、旧海軍からの引き続きで海上自衛隊でも陰湿ないじめがあるからだとしている。それは「男たちのYAMATO」を見ていても感じた。中井久夫さんの分析「関与と観察」によれば「日本の艦はおく爆沈するが、少なくともその半数は制裁のひどさに対する水兵の道連れ自殺という噂が絶えない」と指摘する声があるくらいだ。海上自衛隊の数が00年が73人で04年が94人と自殺者が増えているのは上部の締め付けが厳しいほど下部へのいじめとなって現れるのだと思った。

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February 06, 2006

「カルビ丼」セットを食べるはめになる

▼誤解のないように一言。昨晩お送りした映画の無人島に持っていく映画ベスト10は雑誌「AERA」の読者が選んだものです。最近読者の投稿が低調なので、何を書いたらよいのか良いか分からないという方のために「みなさんのベスト作品」を書いていただきたくて書いた宿題です。どうか次号での投稿をお待ちしています。
▼昨日は昼から有楽座で「プライドと偏見」を見ている。本当は「イノセント・ボイス」に行くべきところだが、前日に「白バラ…」を見て連続して「イノセント…」を見たのでは精神的にかなり負担になってしまうから止めた。原作はジェーン・オースティンの「高慢と偏見」なのだが、こういう精神的な内面が充実した文学作品を映画化するのはかなり難しい。風景は美しいが今イチである。きょうは病院の定期検診なのでヒマがあったら夕方でも書こうと思う。
▼有楽町に着いたら映画上映開始15分前だった。映画が終わるのが午後4時近いので、今食べておかなければまずいと思って、急ぎの時にはいるシネシャンテ脇の中華食堂に入って「カルビ丼」を頼んだ。他の匂いが強そうなニラレバなどでは周囲の人に迷惑がかかる可能性があるので、遠慮した。ところが出てきたのは「カルビ丼セット」でラーメンと一緒になっている。以前書いたようにわたしはラーメンは大嫌いである。ほんじゃまかの石ちゃんではないので、「まいう」などと言って両方食べることは苦痛だ。図書館の下巻から2冊も来た事とか、ラーメンとかきょうはコミュニケーションがうまくいなかい日だと思いながら食べた。
▼そして夜メルマガを送ろうと思ったら、一斉送信の読者のアドレスが読み出せなくて1時間ほど悪戦苦闘していた。送ったと思ったら中身がないものを送ったことが分かり、いつもとは異なるノートパソコンから送った。だが東レの女子テニスの決勝戦はとても面白かった。

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February 05, 2006

◇「白バラの祈り」を見る

▼ヒンギスは強かったですなー。サービスエースをとるともう球を自由自在に扱ってシャラポワを翻弄する。後半シャラポワが高く打ち上げた球を前方へバシッと叩きつけて返す。そして手を挙げ白い歯を見せてニッコリ笑う。今朝の新聞を読むと、どうやらこのヒギンスの作戦でシャラポアの「戦う意欲が萎えてしまったようです。」もう余裕としか言えません。シャラポワだからあそこまで食いついて行くことが出来たんでしょうが次回に期待しましょう。
▼昨晩知らない人から携帯メールが届いて「いますぐNHK3chTVをみるように」と書いてあった。携帯のアドレスは限られた人にしか知らせてないが、読まずに削除してしまった。タイトルのないメールも同様に「見出しくらいつけられないのか?バカもん」と全部削除してしまう。
▼3日に発売になった「週刊金曜日」の編集後記で同紙編集部の成澤宗男記者は「日本は憲法第2章があっても非武装国家ではない。『共産党』を自称する集団が権力を握る中国は『共産主義』とは何も関係ないし、『民主主義人民共和国』だという隣国も同じ事だ。こうした建前と現実の乖離はよくあるが、」と書いている。同様にナチスは国家社会主義ドイツ労働者党と言われていたが「社会主義」とは何も関係ない。ナチス支配下のドイツも、翼賛体制で戦争に突入した日本も組織的に戦争に反対する勢力は抹殺されていた。殺害されるか、兵士として前線に送られるか、あるいは監獄に入れられた。だから監獄に入った人の頭の中に「抵抗」する考えはあっても、それは「抵抗組織」と呼べるものではなかった。
▼◇「白バラの祈り」ドイツ国内でも同様に抵抗組織は抹殺されていたが、唯一ミュンヘン大学の医学生を中心にして「白バラ」という7人ほどの抵抗組織があった。映画ではその中心人物ショル兄弟の事、とくに妹のゾフィ・ショルの事を中心に描かれている。国立大学の医学生は義務として衛生兵として前線に行かなければならなかった。東部戦線(ドイツから見て東という意味で、ソ連つまりスターリングラード)で彼らが見たものは、ナチス軍による市民や女性、子どもの殺害や拷問であった。勇敢であるべきナチスの兵士がこんな事であってよいのか素朴な疑問を持つ。そしてスターリングラードが陥落したとき、これ以上無駄な死があってはならないと、市民のポストにビラを投函したり、郵送で大勢の市民に真相を知らせようとビラを作る。見ているとビラづくりには手動回転式謄写機を使っている。ところがミュンヘン大学でビラを撒いているとき、ソフィが余ったビラをもったいないので3階から投げ落として外に出ようとしたとき、逮捕されてしまう。映画はこの時の取調官とゾフィの息を詰めるようなやり取りが大半を占める。最初ゾフィは自分は関係ないとシラを切って一旦は釈放されそうになるが、動かぬ証拠を突きつけられ「自分のやっていることがいかに正しいか証明しよう」という気持ちに変わっていく。取調官が一丁のルーガーP08をカバンから取り出す。「この銃に見覚えはないか?」と突きつけられる。ゾフィは「兄の持っていた銃に似ている」と答える。
▼彼ら白バラは何か政党の指示で動いていたのかと警戒されるが、自らを「ノンポリ」であるとし、自分の良心と神との誓いにおいて戦争に協力しないという抵抗運動であることが分かっていく。執拗な取調べ官の追及に「間違っているのはあなた達であり、自分たちは人間の良心に従って間違ったことはしていない」ときっぱり証言する。まだゾフィが22歳という若い事を気の毒に思ったゲシュタポの係官は、「まだ前途があるのだから、お兄さん一人がやったと書く事もできるのだが」と甘言を囁くがそれも毅然と拒否する。
▼そして驚くべき事に逮捕から5日後には判決が下される。公開裁判とは名前だけ、傍聴人は軍人だけで占められている。裁判官が入ってくると全員が起立して「ハイル・ヒトラー」と叫ぶのを見てもどんな判決がでるのか結論は分かっている。そして国選弁護人もいるのだが、何も「異議」は云わない。そして異端者審問よろしく、3人の魔女裁判は開始される。国費を使って反戦運動をしたことが裏切り行為である。まだ総力戦で戦えば戦局は変えられると裁判官は絶叫するが、ソフィは「そのうちこの被告席に座るのはあなただ」と裁判官を指さす。通常判決から死刑の実行まで99日あるのだが、それを待っていると戦局が悪化するのではという判断なのか、即日ギロチンで処刑になる。独房に戻ったとき看守に「すぐお別れの言葉を書け」と言われてさすがに動揺するゾフィ。最後の面会に訪れた両親(父親は元共産党員)に「お前の事を誇りに思うよ」と言われ、母には「天国で逢いましょう」と別れを告げる。最後の瞬間看守は「本当は規定違反だけど」と3人を一緒の部屋に入れてタバコを1本与える。タバコを廻しのみして、肩を抱き合う3人、自分たちのやってきたことに間違いはなかったと確信してギロチンの露と消える。逮捕されてからたった5日目のことだった。日比谷シャンテのみ。「白バラ」のただ一人の生き残りが5日の朝日新聞2面「ひと」欄に出ている、フランツ・ミュラーさん81歳である。
▼本日午後8時はメルマガ原稿締め切り日です。

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February 04, 2006

今週も土曜日が仕事

▼疲れてしまったので夜はグラミー賞の授賞式をずっと見ていた。スイッチを入れたらちょうどマットディロンが司会をしていた。次々ハリウッド美女が登場するのだが、スクリーンで見るときよりみんな老けて皺っぽい。それもそのはず映画では照明さんがいて、その女優さんがもっとも美しくなるようにライティングしているのだ。それいメイクアップだって専門家がついている。とくにグウイネス・パルトロウなんてひどかった。エマ・トンプソンはもっと若い役をやりたかったが、今回は年相応の役でしたと一言行って笑わせた。表彰されたある男優は「表彰されるとは思わなかったが、演説を何も準備して来なかったが、この段に上がる直前妻にこの紙を渡された」と、一枚のメモを読み始めたが、その内容は妻への絶賛の言葉で会場を多いに沸かせた。レニー・ゼルヴィガーは何年か前のアカデミーのとき、某国少子化対策大臣のような体型と着衣で雑誌の標的となったが、今回はダイエットの効果があってまともだった。
▼本日これから出勤なので、シャラポワとヒンギスは録画して帰宅してから見る。

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February 03, 2006

佐久地方の変わった節分の豆まき

▼今回寒い事を覚悟していったのだが、意外と気温は暖かかった。前夜から降った雪は5センチもなく、道路から自宅玄関に続く道は、母がホウキで掃いてあった。やるべき事、調整しなければならないことはたくさんあった。父にもも面会に行ったが、前回の様子では、もう先は長くないと思っていた。しかし風邪を引いていたのが治ったせいか、ピンピンしていたのでこれには驚いた。風邪で投薬を中止していたせいではないかと思う。話も今まで一番活発にできるし、目も輝いていて家にいたときと同じ程度の会話ができた。そして一緒に帰ろうと言いだしたので慌てた。「外は寒さが厳しいので桜の花が咲く頃まで待っていて」と説得してきた。しかし一端椅子に座ると立ち上がる力が残っていないので、体力はまだ回復してはいないようだ。病院玄関にあるつららも融けつつあった。(1面写真参照)
▼市役所で行った話し合いは以前にあった介護福祉士とケアマネ、老人福祉課の担当者、それに身内の5人の話し合いだった。主として母の現在のお金の不安を解消するにはどうしたら良いかというルール作りだ。成人法定後見人というのが一番良いのだが、その資格を得るにはまず、簡易裁判所に申請書を届け出る。すると身辺調査から交友関係、借金の有無まで調査される。そして一人10万円くらいかかり、さらに本人がちゃんと業務を適正に遂行しているか定期的にチェックがはいるという、かなり面倒なものである。それほど巨額な財産があるわけでもないので、現地で使ったレシートをわたしが貰って、母と一緒に金融機関に行って支払うという現在のルールでよいだろうということで5者の意見は一致した。
▼ケアマネさんが現金がどうなっているかチェックして目録を作っておいた方が良いという。それで今朝は金融機関を回って記帳してもらう。予想通り大金はない。N協の信用組合に行くと、前から聡明そうな美しい人がいて、ようやく顔見知りになって挨拶をするようになった。もう結婚なさっているのだが、母の話によるとその信用組合を利用しているおそらく800世帯くらいの顔と印影を全部覚えているという、評判の看板娘(?)さんなのだという。わたしは行くたびに、実家の印鑑を間違えて呆れられている。窓口にいるときに近所の人が動脈瘤破裂で亡くなったという話を聞く。母よりも一歳年下の人だということだ。明後日あたり葬儀になるのだろう。
▼帰りがけにちょっと早かったが節分の「豆まき」をしてきた。佐久地方は独特の方法があるのだ。普通に「鬼は外、福はうち」と叫んだあと神棚に向かって「恵比寿、大黒目を開けよ」と叫ぶ一言が付け加わる。まきおわった終わったあとマスに入った大豆を年齢の数だけ食べる。そして残りは神棚に供え、その年最初のカミナリが鳴ったとき(およそ6月頃)、神棚から降ろして五穀豊穣を祈っていただくのである。

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February 02, 2006

浅間山は夕べの雪で真っ白

只今軽井沢通過中
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司馬旅太郎が嫌いなわけ

▼ポルトガル語の質問に関して国内のてんぐささんから以下のご返事をいただいたのでご紹介する。「手元にスペイン語の辞書があったので(当然ながら私の物ではないです)、ひいてみたところ、1年代記・編年記、2記事・ニュース・欄・面、3新聞、とありました。」という事でした。つまりこのばあい英語訳の「タブロイド」で良かったわけです。ありがとうございました。
▼まず昨日の血圧降圧剤に関してですが、該当する方はまず浜氏の著書をじっくりお読みになってから、自己責任で始めて下さい。他に病気がないとかいくつかの条件があります。わたしの場合唇の痺れを訴えて薬剤師さんは「Bという薬を数日中止してみたら」とか心配してくれるのですが、医師はそれを無視するのです。それと体重を落とし、体脂肪とコレステロールを、指定の数値まで自力で下げてから始めることだと思います。
▼昨日のキヤノンの詰め替えカートリッジの逆転判決の問題。アメリカなどは詰め替えインクを買うことが当たり前になっているようですが、日本は特許権をタテに首を振りません。プリンターは2万円を切る商品がありますが、インクだけ高いのは困ります。もし販売されなくなったら、あの詰め替え注射器のようなものを買ってきて詰め替えるしかありません。あれでも4,5回は手を汚すことだけ気をつければ4、5回はいけます。さすがキヤノンは新しい経団連の会長をだしただけ、やることがえげつないと思いませんか?
▼昨日講師控え室での事、K先生がお読みになっている司馬遼太郎の「峠」という図書館の本がおいてありました。K先生はわたしに「司馬遼太郎はお読みになりますか?」とお聞きになる。わたしは「司馬は嫌いなのでほとんど読みません。今まで読んだのは「関ヶ原』だけです、と答える。K「なぜお嫌いなのです」、編集長「立身出世とか偉人伝は大嫌いで、NHKの大河ドラマはその最たるものです」、K「ふーむすると藤沢周平はお好き?」編集長「そうです。庶民の生活を描いたり、下級武士階級と庶民の生活を書いた普通のものが好きなのです。」とお答えした。大体わたしは権力志向の話は嫌いで、塩野七生の「ローマ人…」も最初は面白かったが、いまは読む気が起きなくなってしまった。家の書棚にも父が読んだ司馬の著書がたくさん並んでいるが、手にした事はない。きょうは母の介護の問題を行政担当者などと話し合うためにこれから厳寒の佐久まで出かける。昨夜は5センチほど雪が積もっていたという。
▼防衛施設庁の構造汚職が問題にされているが、天下りのもっと凄いのが防衛庁なのだが、はやくこっちも問題にして欲しい物だ。今朝の報道によると防衛施設庁と防衛庁を統合することで逃げ切ろうとしているようだ。

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February 01, 2006

イラクに出発した第一空挺団

▼前は時々ご紹介していた歌舞伎鑑賞券の斡旋です。詳しいチラシはデータベース(「kabuki」というPDFファイル)にいれてありますのでご覧下さい。3月5日から26日まで、国立劇場で上演される猿之助十八番の「冨世流小栗判官」(とうりゅうおぐりはんがん)上演日程はチラシ裏面にあります。おそらく土日はかなり混雑されると思いますので、土日はご希望に添えない場合がありますので、平日の第二希望もお知らせ下さい。このチケット通常一等A席8500円を5950円にて斡旋します。わたしはこれで一円も儲けるつもりはありません。ご希望の方は希望日のチケットを2月10日までにお知らせ下さい。申し込み資格はメルマガ読者で、ここ1年以内に何らかのコンタクトがあり、住所を登録されている方に限ります。
▼今朝から3ヵ月後に、血圧降圧剤をどのように薬を減らしていくかエクセルで表を作った。病院とは、あと2回でさよならだ。
▼先日「タブロイド」の事を書いたが原題「CRONICAS」はネットでポルトガル語から英語に訳して、それを日本語に訳した。ポルトガル語を使う現地にいらっしゃるNAMさんや、スペイン語圏のDUKAさんに正しい日本語訳をぜひ教えて欲しい。
▼今朝の朝日新聞朝刊「声」欄にこんな投書が載っていた。1月末習志野第一空挺団からイラクに出発する場面にあった。道路の反対側には100数十人がのぼりを立ててある政党がイラク派遣反対の演説をしていた。だがその演説内容は「銃を置き、服を脱ぎ捨てて逃亡しなさい」と言っているようなものだった。自分だったら、「派遣には反対です。力及ばず派遣という形になってしまいましたが、今後は隊員のみなさんが一刻も早く帰還できるよう、国会の場で努力します。全員が無事帰還されますよう、お祈り申し上げます」。このくらいの事が言えればこの政党も支持されるのではないか、というのだ。中々説得力に富んでいた。

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