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February 07, 2006

◇「偏見とプライド」と「曾根崎」の違い

▼定期検診は常に朝一番の予約をする事にしている。うまくいくと、9時半には会計を済ませて、薬局に行くことができる。この日会計をしていると、一人の男性に挨拶をされたので反射的に返礼をした。顔は何となく覚えがあるが、誰なのか分からない。一瞬やばいことになったナーと思う。10分ほどしてどこの誰なのかわかった。しかし名前が出てこない。それから5分くらいしてようやくZ氏だという事が分かった。
▼実はメルマガを発行してから都内の大学で病理学を研究されている医師の方から「降圧剤」の件で詳しいメールを頂いた。内容はご本人に掲載の許可を頂いている段階なので、しばらくお待ちいただきたい。結論から言えば素人考えで止めるのはとても危険である。80歳過ぎれば、どのみち人間は惚けてくるのが当たり前である。小さな脳梗塞などで半身不随とかになって車椅子で不自由な暮らしをするより、五体満足の方がよいではないか、という主旨であった。脳細胞は次第に死んでいくので、ぼけは仕方ないと考えれば良いのだ。ならば常に脳に刺激を与えて、衰えを少しでも遅らせることに努力した方が良いということになる。松島菜々子がゲーム機で「自分の脳は52歳か、ケケケ」と笑うCMの訓練もあながち無駄ではないのだ。
▼昨晩12chで午後10時から「懐かしのムード歌謡」という番組があったので見た。歌だけ聴いている分には良いのだが、画像を見ると敬老会のアトラクションみたいでどうもいけない。
▼日曜日午後7時に移った10chで「旅の香り」で俳優の山本学が女優の山本陽子と出演していた。山本はかつて朝から三食肉を食べていたが、腸にポリープが見つかったので、肉は一切やめて魚にしてウォーキングを始めてかなり時間がたつのだそうだ。それで歩いているとき偶然山本陽子にあって、それ以来ウォーキング仲間なのだそうだ。こっちだって山本陽子がいれば毎日励みになるが、毎日旧中川の川縁を歩いているのは年配者だけ。足首を痛めないようにこの芝生を歩くようにしているのだが、山本陽子の登場まで修験者のように厳しい顔をして歩く日々だ。
▼◇「プライドと偏見」18世紀のイギリス5人の子だくさんの一家がいるが、当時女性は不動産を引き継ぐことができなかったので、母親は娘たちを何とか良い家の男と結婚させようと必死である。まず長女ジェーンを(飯島直子似)とビングリーを考えるがどうも相手とのマッチングが良くない。主人公は聡明でプライドの高そうな次女のエリザベス(「ベッカムに恋して」のキーラー・ナイトレイ)である。彼女は大金持ちで土地持ちのダーシーに目を付けてダンスに誘うが「興味がない」と袖にされる。だが実は彼はエリザベスに恋をしてしまうのだが、素直に言えないのと、彼女は取り澄まして取り憑く島もない。ダーシーは実は貴族の娘と幼い頃から婚約をさせられている。その母(ジョディ・デンチ)はエリザベスが気に入らないので、人前で恥をかかせるようなピアノ演奏をさせたり、挙げ句の果ては家に乗り込んで来て、「婚約などしたら承知しない」と脅して変える。だが二人は妨害がでる程に結びつきが強まっていく。簡単に言うとこういう話なのだが、小説は読んでいないので内面までは分からない。この原作は「ブリジットジョーンズの日記」にもなったいとうのだがちっとも知らなかった。わたしが考えたのは日本のそれらは「曾根崎心中」のように死ぬが、彼らは小説の中とは家恋を成就させてしまう。この違いは何かだ。たしか身分差別があって女性は底辺の階級に賊している。だが曾根崎と違うことが徳兵衛は、何不自由ない大金持ちであることだ。やはりイノシシ社長ではないが、カネさえあれば何も出来ないことはないのか?カネがなければ、いや曾根崎の場合人のカネを使い込んで仕舞ったという設定だが。死んで責任を取るしかなかった。しかも曾根崎は遊女のお初が身請けされて、九州の方に嫁に行ってしまうという話がメインなのだ。やっぱり話が違いすぎるか。
▼今朝の朝日35面に丸谷才一が「袖のボタン」というコラムでとても面白い事を書いている。それは旧日本海軍の軍艦がなぜ沈没したかという分析なのだが、係留している港で沈没しているケースがとても多いのだ。あの戦艦三笠でさえ不審火で爆発。そのほか松島、筑波、河内、陸奥が原因不明の爆発で沈没している。丸谷はそれと最近の海上自衛隊の自殺者が非常に多いのは、旧海軍からの引き続きで海上自衛隊でも陰湿ないじめがあるからだとしている。それは「男たちのYAMATO」を見ていても感じた。中井久夫さんの分析「関与と観察」によれば「日本の艦はおく爆沈するが、少なくともその半数は制裁のひどさに対する水兵の道連れ自殺という噂が絶えない」と指摘する声があるくらいだ。海上自衛隊の数が00年が73人で04年が94人と自殺者が増えているのは上部の締め付けが厳しいほど下部へのいじめとなって現れるのだと思った。

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