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February 20, 2006

◇「空中庭園」を見る

▼◇「空中庭園」この映画を作った豊田利晃は撮影終了後麻薬事件で逮捕されてしまった。一時公開が危ぶまれ、お蔵入りになるかと思われた。しかし旧ユーロスペースのレイトショーで2週間ほど公開されただけで終わった。その後先週から飯田橋ギンレイホールで再公開されたが、長蛇の列が出来ていた。直木賞作家角田光代の作品。
▼家族とは一体何か?その実像を根本から考えされる映画だ。町田市の高層公団住宅に住む京橋家のルールは家族は何事も隠し事をしないとうルールがある。ある朝一番の会話は長女(鈴木杏)が、母親(小泉今日子)に「わたしは一体どこで仕込まれたの?」という質問だった。実は彼女は中央高速を八王子方面に走っていくと左手に見える「野猿」というラブホで仕込まれたのだと告白される。その後長女ボーイフレンドと共に「野猿」の現場を確かめに行く。この「野猿」をめぐって長男と家庭教師(ソニン)、夫と愛人のソニン、それに孫(長男)とソニン、祖母(大楠道代)が出入りすることになる。一見隠し事がない家族のように見えた平和な一家だったが、実は隠し事で覆われていて、それをお互いに知りながら「家族」を装っていたのだ。小泉の唯一の趣味はと言えば10階くらいの自宅の広いベランダで、草花の庭園の手入れをすることだった。毎日せっせと水を撒き、手入れを欠かさないのだが、ある日紫陽花が枯れていることに気づいて、ハッとする。庭園などちょっとでも手を抜けばそんな状態になってしまうのだ。
▼夫も妻の言うとおりになって、出勤前にゴミ出しをするなど、何食わぬ従順なようでいる姿にも、愛人の存在はある。そして小泉と入退院をくり返す大楠(実年齢はわたしと同じくらい)の間にも確執がある。高校時代登校拒否をくり返していた小泉の事を本当は、生まれて欲しくなかったという思いが断ち切れない。そして夫と愛人関係にありながら、塾の派遣講師として何食わぬ顔で京橋家に乗り込んでくるソニン。実はこの京橋家は小泉の好きな家庭庭園同様、彼女の広大な構想の下に設計された「空中庭園」だったのだ。文部省推薦的な「良い」映画ではないが、24日までで終わりなので、映画館でご覧になることをお勧めする。
▼昨日の日経新聞に「ボケない努力」という特集があった。任天堂のDSPも良いが、こっちの方が安価で実用的だ。その一部分をご紹介しよう。日常生活のちょっとした工夫でも脳は鍛えられる。
1)朝、昨晩食べたものを詳しく思い出す
2)新聞記事から「の」を拾い出し、いくつあるか数える
3)電話番号を覚え、逆から言う
4)テレビのニュースいながら耳ざわり
 「あ」と聞こえたら右の耳、「き」と聞こえたら左の耳
5)好きな本ではなく、難しい本を読む
6)新しい料理にチャレンジする
7)日記を手書きで書く
認知症をチェックリスト、早期発見のポイントを知るHP

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