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March 17, 2006

◇「ミュンヘン」レイトショーを見る

▼午前中銀行のシステム・エンジニアにお会いした。いや別に近くハリソン・フォードの「ファイアー・ウォール」が公開されるからではない。仕事の打合せである。午後から台東区某所に向かった。ひと月ほど前に三次会まで行って、「個人ブログの設定をして欲しい」と頼まれたことを想い出したからだ。ライブドアの無料ブログはこの先どうなるか分からないので、インフォシークの無料ブログにした。設定は30分で済んだ。その後バスに乗って帰宅する。隅田川を渡るバスの窓から台東区側を見ると避寒桜なのだろうか5、6本の桜が五分咲き状態になっていた。
▼ブログと言えば1ヵ月ほど前に某ジャーナリストがご紹介下さった「きっこのブログ」というのがある。週刊アスキー3月28日号歌田明弘の「仮想報道」によると「きっこ」さんが現実に存在する人なのかあちこちで筆者探しが行われているのだという。5年分の「きっこの日記」を通読して「一貫して書き続けているのは実在する一人の女性」と結論づけているのは「絵文録ことのは」だ。ここでは03年度ベスト・アーティクル・ブログの第三位に選ばれている。このブログは公安調査庁出身のジャーナリスト野田敬生のブログ「ESPIO」から「意外な疑惑」をかけられている、のそうだ。また「日刊サイバッチ」でも「きっこ」を追いかけ続けている。わたしにとっては書き手が誰でもよいことだ。ただあのいくつかのブログを一人で書き続けるのは驚異的なことだ。わたしのこのブログでさえ、一日最低1時間はかかっているのだから…。
▼わたしが購読している新聞の一つに某写真研究所の生徒募集の広告が出ていた。そこで使われている写真は、往年のビートルズのレコードジャケットとうり二つなので疑問に思ってメールを送った。返事がないので翌日はジャケットの写真も一緒に送った。この団体のリアリズムを追及する観点からすると、オリジナリティが全く感じられない。そのことを指摘したら「それは十分承知している、こちらは家族を使って撮っている」というメールが来た。こういうのが通用するのはマッド・天野の世界だけだ。構図が全く同じでモデルだけが違う、なんていうのは芸術の世界で通用するはずはない。返事をくれた人は知人の娘さんで、彼女のことは生まれたころから知っている。そんなことで言い争っても仕方ないので「パロディだと思うことにします」とご返事しておいた。
▼帰宅してから雨が降り始めたが映画のレイトショーに行くことにした。夕食は牛丼の素があった。我が家では猫とわたし以外に肉を食べる人はいないので、いつこんな物を買ったのだろうと不思議な気がした。それだけ食べても仕方ないので、玉葱を刻み、それに豆腐をくわえて煮込んだ。結構満足できる味になった。
▼◇「ミュンヘン」ミュンヘン・サッポロ・ミルウォーキーというのは往年のサッポロビールのCM。映画は1972年9月5日、ミュンヘン・オリンピック開催中にイスラエル選手団が パレスチナ・ゲリリラ「黒い9月」の襲撃を受け、移送中に11人が死亡したという事件があった。映画はイスラエル政府が首相の肝いりで、秘密情報機関モサドからより抜きの隊員を募って復讐する話だ。読者数人から「たいしたことはない」という意見と「結構面白かった」と両方の意見が寄せられていた。わたしが暴風雨の夜のレイトショーにわざわざ行ったのは、この映画館限定の3月中のチケットを持っていたからだ。この後確実に行くことができる時間は取れそうにないので、この夜にした。モサドのさほど有名でない男性はチームリーダーとして選ばれてドイツへと向かう。彼は出産を2ヵ月後に控えた美しい妻がいる。だが首相直々の依頼は断れる筈もなく、自分の所在を否定する契約書に署名して、軍隊の籍から社会保障番号まで末梢されて任務に就く。人間を殺すことが楽しい筈はなく、一人またひとり殺害するたびに嫌悪感が襲ってくる。テロに加わった人物を特定するのに、フランスのコネクションを使う。彼等は「政府には与しない」というのをモットーにしている。イスラエルのグループの動きに国家の意図を感じた彼等は一度は協力を拒否して「パパ」と呼ばれるトップとの面会を要求してくる。そして復讐を続けるイスラエルのグループも、CIAなどに狙われ始める。爆発による復讐を続けるのだが、家族や子どもの巻き添え事故はできるだけ起こすまいと気遣う一面もある。しかし眼には眼をという復讐のむなしさを、リーダーに子ども生まれてから余計感じる。そして任務を終えて国に帰ってから勲章一つもらう訳でもなく、その存在さえ否定されることで孤独感が一層募る。一人になったとき報復テロが怖くて、ベッドを切り裂き、電話やテレビまで解体して床に直接寝る気持ちは痛いほど伝わってくる。

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