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April 16, 2006

タロイモの試食(VSJ9)

Kuti2わたしもマネして入ったが出られなくなってしまった。
▼金曜日夜はHP研究会。「週刊金曜日」7日号に「雅子さん皇室止めませんか?」を書いた某通信社のOBと、前日に懇談したジャーナリストから、ここには書けない裏話の提供があった。さらに民主党の小沢の登場に関して、自民党のポスト小泉と云われる人々には、もし総裁に当選しても、党を引っ張っていく力はない。だから小沢は福田あるいは公明党と組んで時期首相を狙っているという説が有力であるという話になった。
▼◇「美しき運命の傷痕」銀座テアトルシネマで見た。監督は「ノーマンズランド」のダニス・タノヴィッチ監督。3人の女性の恋物語だが、末娘の恋には胸が張り裂けるような気持ちになってしまった。「VSJ」の連載は今週半ばあたりに終わるのでそれからご紹介しよう。
ベトナム・センチメンタル・ジャーニー9(VSJ9)クチとはなにか少し説明しなければならない。メコンデルタにあってクチ、チャンバン、ベンキャットは鉄の三角地帯と呼ばれた。すなわち解放戦線の南部の強固な根拠地となっていて、米軍が何度となく一斉攻撃をしたが跳ね返していた。証跡博物館には1トン爆弾が展示されているが、その効力は実質的に原爆に劣らない。つまり数百メートルを一瞬にして焼き尽くして真空状態にして、さらに10mくらいの地下工作物も破壊する。これはその後第二次湾岸戦争で、フセインの隠れ家を破壊するという目的で使われた。クチの解放勢力は延べ250kmに及ぶトンネルを掘ってこれに抵抗したのだ。そうは云っても犠牲も多かったはずだ。あるとき米軍がトンネルを破壊すべく爆薬を仕掛けた。そしてスイッチを押したが爆発はおきない。「what happend」と云って見に行くと仕掛けた数分の間に爆破装置のリード線は切断されて、大量の血が延々とトンネルの奥まで続いていたという話がある。つまり爆薬が仕掛けられたと分かった時点で、解放戦線の兵士は身を挺してそれを切断して、穴の奥へと爆薬を持ち去ったのだ。爆薬は再生して敵を攻撃する地雷に作り替えられる。
▼昨日ご紹介した、穴にわたしも入って写真を撮ってもらったが、足場がなくて身体が抜けなくなり、人民軍の兵士とガイドさんに引っ張り上げてもらった。わたしの身体でそうだから巨漢の米兵は頭くらいしか入らない。現実にアメリカ人観光客も大勢見に来ているが、潜ろうという人は一人もいない。しらばく歩くと初日に紹介した破壊された米軍戦車が出てきた。本多と石川は解放後2ヵ月後に、国際記者団の一行50人ほどと一緒にここを訪れているが、そのとき破壊された戦車は3両ほどあったらしい。その後観光用に現在の1両だけ残され、誰でも上って写真を撮ってもらえる。さらにブービートラップが沢山の展示されていた。「ランボー1」を見るまでもなく、痛たそうーだ。ガイドさんはわたしたちは別に残酷な事が好きな訳ではない。米軍と戦うには武器が不足していた。だからイノシシなど野生動物を捕獲する技術を転用しただけだと語る。
▼さらに進むと米軍が投下した不発弾を解体して、手榴弾や地雷などを作る地下工場や着衣を作る工場があるが、これは電源スイッチを入れると人形が動き出すので驚く。爆弾の解体など危険な仕事は男が行い。危険でない作業は女性が担当したという。ホーチミンサンダルを作る実演もやっており、これもトラックなどの大きいなタイヤをくりぬいて貼り合わせていた。これは10年持つというのはガイドさんの話だ。子ども用のサンダルも売り出していたのはご愛敬。さらに当時の解放地域の人々が常食していたというタロイモの試食もあった。ほっかりとサツマイモのように蒸してあった。岩塩と胡椒のようなものが置いてあってそれを付けて食べる。3つほどいただいたが、始めて食べるには良いが、毎日食べると飽きが来るだろう。ついでにいうとベトナムの食生活に欠かせないのは味の素であるという。そしてその原料となるのが、このタロイモで味の素はすでに昔からベトナムに進出していたのだ。
▼きょうで終えようと思ったがまだ続く。時間的に前後するが明日は射撃だ。

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