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April 12, 2006

VSJ5サイゴンはバイクの波

Uh1UH1とバルカン砲
▼1週間前に38度の所にいたと思ったら、昨晩は帰宅する時、吐く息が真っ白だった。あらかじめ真冬の格好はしていったが、この温度差には全く参ってしまう。
ベトナム・センチメンタル・ジャーニー5(VSJ5)証跡博物館から徒歩で10分足らずの旧大統領官邸に向かった。今は統一会堂という名称になっているがこの周りにも、日本語を話す物売りが沢山いた。とくに絵はがき売りは「5個○万ドン」と云ってしつこく食い下がってきた。75年4月30日北ベトナム正規軍の戦車を先頭にこの独立宮殿に入場する場面は、今思いだしても涙が出てくるほどだ。そのときの戦車が2両、広い庭の片隅に展示されている。入ろうとすると午後1時からだと書いてあるので、まだ11時半だったが早い昼食にすることにした。メニューの文字が分からないので宮殿の脇にある、外人観光客がいたオープンカフェに入ることにした。BLTサンドを主として食べたのだが、ふだんの倍はあろうかと思うくらいの量があった。食べ終わっても時間にならないので、コーヒーをもう一杯注文した。時間になっても切符売り場は開かない。直接入ればいいのかと思って、入ろうとすると二人のベトナム人からしかめっ面で「ノー」と叫ばれた。他の観光客も時間になっても開かないので戸惑っていた。
▼ホテルの朝食で食べたフランスパンはとてもうまかった。このレストランで食べたサンドウィッチも美味しかった。できることなら持って帰りたい程だった。最終日スーパーで買ったフランスパンが美味しかったら持ち帰ろうと思ったが、そこのパンはそれほどではなかったので、余分には買わなかった。ご覧のようにわたしは「証跡」を中心にして書いている。この日の後のことはMINさんの報告を待っていただきたい。
▼外にでてもう一つ疲れるのはオートバイの群である。サイゴン以南のカントー方面にもかつて鉄道はあったが、ベトナム戦争戦争で破壊されて今はなくなっている。公営バスもあるにはあるが時間が不定期と車内が不潔ということで、多くの人々はオートバイで移動手段となっている。老若男女みんな駅前にある駐輪場の自転車を一斉に引っ張り出したようにバイクの暴走が始まる。いや実際は暴走ではないのだが、朝6時半頃から午後4時半頃までが、間断なく暴走が行われているように見える。最初右側通行というのに違和感を覚えたが、それだけではない。どこへ云ってもサイゴン市内は、数百台バイクの集団が襲いかかってくる。それで目が回ってしまう。市内は信号を守っているが一方通行のところなど、バイクは歩道を自由に逆行する。それに右折するときは、日本の左折とほぼ同じで、歩行者はいようがいまいか信号は無視される。ここで問題なのは歩行者が歩道を横断する方法である。バイクは切れ目がないからいつまで待っていても止まってはくれない。だから多少少なくなったら、バイクの運転者の目を見ながら渡り始める。そのとき決して走ってはならない。走るとバイクの運転者は歩行者を避けられないからだ。バイクは切れ目がないから、あくまでもゆっくり相手の眼と運転の呼吸を見て渡りきるのだ。このタイミングをつかむまで時間がかかった。バイクの運転者は当然ノーヘルメットで、排気ガス予防にどれだけ効果があるかどうか分からないが、日本の花粉対策より洒落たマスクを付けている。そして2人乗りどころか3人乗り、4人乗りは当たり前である。この1日中続くバイクの波はサイゴン名物だが、始めて見る人は圧倒され、しばらくは船酔いのような気分になってしまう。

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