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April 22, 2006

◇「プロデューサーズ」を見る

▼日曜日と月曜日は介護帰省をするから、きょうはこれから出勤。このところ飛びこみでパソコン相談が多い。昨日午後はその一つに伺った。自宅のパソコンでHPを作って職場で更新しようとしているが、うまく行かない。お金はいくら払っても良いから何とかして欲しいとおっしゃる。ありがたいことである。しかし世間相場というものもあるから、暴利をむさぼる訳にもいかない。方向を勘違いして、場所を探すのに1時間もかかってしまったのは失敗だった。確かにサーバーと接続出来ない。2時間見たが、パスワード類はまったく問題ない。ウィルス対策ソフトが問題かと思って、セキュリティ関係を見たが「HPビルダー」は「スルー」になっていて問題ない。2時間以上やっても無駄なのでパスワード類だけ預かって自宅で実験することにした。昨晩は夜もレッスンが一件あった。夜帰宅してから自分のパソコンに預かってきたパスワードでアクセスしたら、問題なく更新できた。そこで成功した印として、あるページに「TEST060421」と入れてアップデートしておいた。こうなるとお使いのノートパソコン固有の問題であろう。来週はソフトとノートンを全部削除してやってみようと思っている。
▼◇「プロデューサーズ」先週発行されたある新聞で、この映画の事を「ナチスを皮肉っているから良い映画である」と書いていたがバカじゃないかと思う。わたしに言わせればナチズムとスターリニズムは共通している。それに某国のマスゲームなんてナチスの分列行進と何も変わりはしない。両方に共通しているのは自分の頭で考えず、「号令一つで動く」人間を作る事である。そういえば映画館の予告で「マスゲームの少女」というイギリス映画が上映される。予告を見ていたらNHKBSで放映された、イギリスのドキュメンタリーと同一のものだった。つまり「将軍様」の前でマスゲームをすることを夢見ていた少女が選抜試験を勝ち抜いて、見事その「栄誉」を勝ち取るまでが描かれている。
▼さてどうやったらカネが儲かるかを考えるのがプロデューサーであるとしたら、どうやって顧客が節税できるかを考えるのが会計士であろう。前者が映画に登場するマックスで後者がレオである。カネがないプロデューサーの顧問会計士を務めているのがレオなのだが、仕事に行っても文無しで逃げ回るだけのマックス。それに金庫にはカネは入っていない。マックスはお年寄りの老婦人を騙してカネを集めるのが得意である。ならば上映作品をでっち上げて、カネだけ集めて逃げれば良いではないかというグッドアイディアを思いつく。まずはその詰まらない脚本選びだが「春の日のヒトラー」という本を探し出す。書いたのはビルの屋上でハトを飼っている、ヒトラー信奉者フランツだ。ナチスのヘルメットを被って、ルガーP08を振り回す気むずかし屋だが何とか契約にこぎ着ける。あとはキャストとスタッフ選びである。
▼事務所には背の高いスウェーデン出身のウーラ(ユマ・サーマン)である。困っている様子にほだされて、芝居が始まるまでとりあえず秘書として雇うことを決める。マックスは一張羅の赤いスーツを着込んで、介護施設に入っている老女たちを言葉巧みに口説いて、200万ドルを集めきる。集まってきた演出家やデザイナー、振り付け師たちはみんな怪しいゲイの男たちだ。難儀のすえようやく上演にこぎ着ける。初日に「幸運を」と云うのは業界の禁句なのだが、「脚を折れ」というのが正しい。ところがヒトラー役は本当に脚を折ってしまい、代役を立てることになる。公演の幕があくとナチのPRのように見えた観客の一部はブーイングで立ち上がって帰ろうとする。しかしよく見ているとヒトラーを賛美しているように見えて、こき下ろしていることが分かってくる。そして大ヒットのロングラン。プロデューサーは止めるに辞められず芝居は続けられる。だがウーラとレオは儲けたカネを握って二人は海外に高飛びしてしまう。ユマ・サーマンは現実に1m85くらいある人だ。「ムーランルージュ」」のニコール・キッドマンも同じくらい背の高い人だが、この映画ではきれいに撮れている。巨人のユマと他の俳優がこびとに見えて浮いている感じがした。セリフは面白いが、ナチをパロディ化しているところが分かりにくい。
▼仕事が終わってからナタリー・ポートマンの「V・フォー・ヴェンデッタ」を見てきた。時間があったら明日朝帰省する前に書こうと思う。そのまえにこれから締め切りを過ぎたシネマの原稿を執筆する。

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