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May 28, 2006

◇「GOAL」を見る

▼2週間ほど前アメリカに住む、移民の人たちを制限しようとする法律を作ろうとしている事に抗議してヒスパニックなどの人たちが全米で1日抗議デモを行った。TVを見ていたらロスアンゼルスでは、何と65万人が行動に立ち上がったと言っていたので多い人驚いた。わたしは球技が嫌いなので実はサッカーとかに興味はまったくない。ゲームのルールさえよく分からない。また素ポコン物かと思ってあまり期待しないでこの映画を錦糸町バージンシネマで見た。
◇「GOAL」主人公はサッカー好きの少年だが、父親に眠っているところをたたき起こされ、生きていくためにメキシコ国境を不法越境するところから始まる。主人公はサンチアゴ・ムネスが労働力として一人前になるのはそれから10年後の事だ。毎日父と一緒に親方のトラックに乗せられてお金持ちの庭清掃に出かけて稼いでいる。父の口癖は人間には二種類いる、豪邸に住むヤツとそれを掃除するヤツ。だが後者になってはいけないと。そして仕事が終わったあと、地元サッカーチームで遊んでいる。持っているのはトランクス、シューズ、それにTシャツくらいだ。脚に防具を付けないと怪我すると言われて、汚物を入れてあった段ボールを割いて靴下の中に入れる。あるとき幼い息子の試合を見に来ていたスカウトから、目を付けられ一枚の名刺を渡される。良かったらトライアルさせてやるからイギリスまでまで来ないか、と言われる。シューズの底にためておいたカネは、父がハーフトラックを買うために使い込まれてしまう。イギリスに行くにはどうしたもあと400ドル必要だ。父からは、そんな夢を追わず地道に仕事をするように、と嫌みを言われる。だがそのとき同居している祖母がそっと手を差し伸べ、虎の子でイギリスまで行く航空券を手渡してくれる。
▼ヒースロー空港について、「どうやってマンチェスターまで行くのだ」と聞くサンチェ。喘息持ちを隠していたことから、噴霧式鎮静剤を踏みつぶされたり、テストの段階で仲間から集中攻撃にあって、入団のチャンスはなくなる。まぁ後は努力と根性でのし上がれといった内容だ。何度となく訪れるピンチ、そして1軍に上ってから父親が脳梗塞で急死してしまうので、これを潮時に帰国しようと思う。だがそれを理由にして帰国したら自分の人生に悔いを残すことになると空港から引き返す。一攫千金をもくろむ怪しいスカウトは、「俺と契約すれば大金持ちにしてやる」と言い寄る。そしてチームリーダーの酒と女の甘い誘惑。おおそうだベッカムなど、ホンモノが最後に出てくる。サンチェはチーム専属の真面目な看護師と恋におちて、やはり俺は遊ばずロスに住む祖母や弟のためにもサッカー一筋で生きて行こうと決意する。
▼ありきたりと言えばそれまでだが、虐げられた移民と、イギリスという厳然たる階級制度が生き残る社会においては実力しなかい、という事を知らされる。監督は何という人なのか分からないが、渋くて格好が良いこと。彼が女遊びと酒を飲んでばかりいるトッププレイヤーに小言を言う。「君はプレイだけでなく生き方、日常生活がチームの見本にならなければならない」と。日本代表の中田たちのように茨城県鹿島のキャバクラに行って、他の客に鮨を投げつけて騒ぐような連中、尊敬の「そ」の字も値しない。

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