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May 12, 2006

時代錯誤の「祝・新タワー」宣言

▼我が家にいる二匹の猫のうち知能犯のロクちゃんは、毎朝夜が白々と明ける頃、わたしを起こしにやって来る。今は大体午前4時頃で、「ニャン、ニャン」と鳴いて窓ガラスを開けてくれと催促する。こっちも毎朝のことで眠くてたまらない。無視して寝たふりをしていると、最近は机の上の物を蹴って床にバタンと落とす。昨日はメガネを、今朝はCDをけ落とされた。仕方なく起きあがって雀のエサを隣家の屋根をめがけてばらまく。落とされたCDはフランスのピアノトリオ「giovanni mirabassi,piano」とう頂き物だ。もうジャック・ルーシェの時代ではなくなったのだろうか。
▼昨日は両国駅に国労の取材に行った。対応してくれたのは国労千葉地方本部のS副委員長さんだった。主たるテーマは、4月から窓口が千葉支社内で7駅無人化された話だった。ついでにレール破損のことなどもお聞きすることができた。最後に「いつも対応してくれていたT副委員長を最近お見かけしませんが?」と聞くと、「2年前に脳梗塞で倒れて入院し、今年入院したまま定年を迎えました」という返事が返ってきたので大いに驚いた。みなさんも、食事とコレステロール値、それに運動不足にお気をつけ頂きたい。
▼墨田区内を歩いていると、「祝・新タワー」の張り紙が目立つようになった。朝日で日曜日から昨日まで5回連載で、しまなみ海道とそれで取り残された老人たちと、大儲けして造船バブルのように、投資会社を作って造船主たちのカネが、東京のマンションや世界を駆けめぐっている話が出ていた。この取材記事は「さすが朝日」と思わせる力作だった。つまるところ本四架橋が出来て地元が潤うと思っていたが、現実には人も車も素通りするだけで、地元にはお金は落ちなかった。そして平成の大合併でますます取り残されるようになった。とくに島に住むお年寄りが病院に通うことができなくなって、村を捨てなくてはならなくなった。というお金のない普通の人と、カネが余っている人たちの格差がますます広がっていることを、鋭く描いたルポだった。
▼東京タワーが出来たから、芝公園付近の人たちが豊になったという話など聞いたことはない。ヒルズだって同じことが言えよう。例え業平橋に高さ500mの新タワーが建ったところで、地元などは何も潤う筈がないのだ。

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