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June 03, 2006

◇「URINARA祖国」を見る

Kantoku右端が河真鮮監督(会場で)
▼昨日の朝日朝刊を見ていたら、一本の映画上映会が紹介されていた。内容はともかく、一枚の写真を見ただけで行くつもりになってしまった。それは在日の秋留台高校に通う高校生が徴兵制で、韓国軍に体験入隊することになった話だった。写真とはK2という韓国の大宇が開発したアサルトライフルを手に持っていたからだ。映画が出来た経緯は、朝日の切りぬきをデータベースに入れてあるのでご覧頂きたい。
▼◇「URINARA祖国-母のまなざし、息子の声」在日韓国人の安裕祥さんは高校生だ。小学校5年の時か母と姉と一緒に日本に来て暮らしている。実は映画を作ったのは母の河真鮮さんだ。彼女は韓国にいたとき、38度線で勤務する将校の夫と結婚するが、地位から来るつき合いのプレッシャーに耐えきれず離婚して、二人の子どもを連れて日本にやってきた。在日のためにアパート一つ探すにも苦労するのだが、二人の子どもはすくすく育って、日本の友だちも出来る。長男の安君は高校時代韓国に一時帰国したとき、韓国には徴兵制がある事を知って驚く。どうするか兵務局に相談に行くと、国内の青年は30歳、海外に住んでいる人は35歳までに兵役を終えれば良いと言われる。つまり35歳まで帰って来なければ兵役は、免除される。どうするか葛藤する。言葉では出てこないが、韓国にいる幼なじみや親戚と対等の立場でつきあうためには、同じ徴兵義務を果たさなければならないと考えたのだろう。
▼昨年韓国に帰った時、陸軍の体験入隊を1泊で、海兵隊の4泊5日の体験をすることになる。前者は大したことはないが、後者のそれはすさまじい。ここには申請すると一般民間人も、女子高校生も親子でも受け入れをしてくれる。だが訓練は新兵のそれと、まったく同一だ。水を飲まずに長距離歩行訓練。泥水の野原に張られた、高さ30cmくらいの鉄条網の下をM16A1の重さと形状だけど同一の模擬銃を持たされて匍匐前進。また腹を上に向けた状態で、鉄条網を手で避けながら指導教官に罵声を浴びせられて前進する。そして臨場感を出すために紫色のスモークがたかれ、M60重機関銃があたり空気をつんざく。飛行機からの降下訓練では10m位の高さからロープ一本で降りる。さらにレンジャー訓練では30mの岩場からの降下を体験する。そしてわざとボロボロに作った吊り橋を渡る訓練や、ロープ一本の渡河訓練もある。
▼前に週刊文春の不肖宮島の記事で読んだが、日本のビジネスマン向けに6泊7日でもっと苛酷な訓練も請け負っているところだ。敬礼の挨拶も日本のそれと違い、「団結」、「必勝」などだ。安君はこの訓練を通じて変わっていく。そのまえに祖母に連れられてソウルの「戦争記念館」に行って朝鮮戦争とは何か見せられ、「お前もこうなったら私たちを守ってくれるかい」と話かけられた事もある。そして同年配の若者と話し合ったことも影響している。ここ韓国の前線にあって敵は何か明確で、家族や愛する者を守るにはどうしなければならないか、極めて明確だからだ。
▼帰国して大学の合格が発表される。だが安君は2年になったら休学して、2年間兵役に就くことを決めた。この映画会を主催したのは、江東区潮見にある日本カトリックメディア協議会(シグニス・ジャパン)だった、この訓練風景は韓国軍の特別許可を貰って撮影したものである。韓国軍は日本の方々の感想を求めているから、必ずアンケートを出して欲しいと言われた。オタク的意見では、韓国軍の訓練についてもっと書きたいが、省略する。自衛隊の基礎訓練よりも、銃の取り扱いなどではもっと安全に留意されているという事だけ付け加えておく。
▼ログ解析の事。昨日のアクセスは98件でした。そのうちトップページから入った方は20名。アクセスが集中したのは午後10時台でした。この解析で何が分かるか?実はどのページを誰が何時に見たか、検索用語は何だったかが分かるのです。わたしは普段Web『鍵盤乱麻』にアクセスしてくださる方々のプロバイダー、パソコン、OS、そしてアクセスしている国名を把握しています。従って90%は誰かが分かります。ただこれは第三者に決して公開することはありませんからご安心下さい。なぜこんな事をしているかと言えば、何を書いたらアクセス数が上がるのか。みなさんが何に一番興味を持っていらっしゃるか把握したいからです。殆ど毎日アクセスして下さる方にアメリカの方が一人いらっしゃいます。いまわたしはアメリカに友人はいません。この方はアクセスするとき、ヤフージャパンに入って、『鍵盤乱麻』をたどってくるという、複雑な手順を踏んでいます。つまり身元が特定できない方法を選んでいます。CIA?NSA?まさか、わたしのような雑魚を狙う筈はないでしょう。

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