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June 14, 2006

「これは暗殺ではない」、とは

▼昼間移動するときは沢木耕太郎の「一号線を北上せよ」を読んだ。ああ、ベトナムに行く前にこれを読んでおけば良かったと、悔やまれることしきりだ。旅というものはこうしなければつまらない。言葉は不自由でもコミュニケーションはこうすれば良いのだという事が分かる。夜11時からNHKハイビジョンで「世界の街角をゆく」という番組があり、時々見ている。昨晩はフエで数人のスタッフがビデオを担いで歩きまわるという内容だ。古都フエでは王朝の命令で女性はズボンを穿かなければならない、という布告があった。それをおしゃれにした原型がアオザイである。さらにフランスの統治下にあってデザインに工夫され、痩せて見えるように細見で襟が付けられたという。
▼昨日朝メールをチェックしたら、「小西真奈美です」という迷惑メールが来ていた。一応ゴミ箱を空にする前に、必要なメールを間違って削除していないか、名前だけ確認している。小西といえば、アサヒ、キリンの雑酒戦争で張り合っているらしい。小西のCM「ぐびなま」というのを試しに飲んでみたが、とてもまずかった。
▼「これは暗殺ではない」とはイラクの聖戦組織の指導者ザルカウィを殺害したアメリカのセリフである。さらに手回し良く、アナン国連事務総長のコメントまで載せている。わたしに言わせれば、狙撃兵の存在はそもそも暗殺であると思う。ハーグ陸戦条約によれば戦闘行為をする場合の服装の規定まである。戦闘に関係ない一般市民を殺害してはならないは言うまでもない。服装は一見して敵味方の識別ができるものでなければならない。狙撃兵が着るのは、ギリースーツと言われる草か木の葉のようなボロを全身をすっぽり纏って草むらに潜む。だから1メートルとなりにいても気づかないほどだ。
▼一例が、アメリカ軍がイラクのファルージャで行った殺戮は何だろう。NHKの映像ですら、結婚式の参列者全員を花嫁、花婿とも爆撃で殺害した画像を流していた。現場に残されたビデオカメラにはその晴れやかな結婚式の模様が写されていた。突入に当たり、米軍の指揮官は「ならず者をやっつけろ」と鼓舞し、気勢を上げる。
▼もう一つキューバのグアンタナモ基地での、アフガンで逮捕された人々に対する虐待。これも上記陸戦条約をタテに取り、「ゲリラは兵士ではないから戦時捕虜としての扱いはしない」と言って、鶏小屋のような金網の収容所に入れて取り調べる。法律で保護されないから、いつ釈放されるかと言う見込みはまったくない。だから昨日報道されたように3人もの自殺者を出してしまう。それで「手を下したのは自分ではない」と責任逃れをするのは、理屈が通らない。まるでシンドラーエレベーターのように、「自分の責任ではなく、メインテナンス会社の責任」というのと同じレベルだ。捕虜扱いしていない事、正当裁判にかけず拷問や取り調べをしている事が問題なのだ。
▼昨日朝のTBSラジオでコメンテーターが日本とオーストラリア戦の事を「まるでこびとと大人の戦いだ」とうっかり言ってしまった。おそらく彼は「子どもと大人」と言いたかったに違いない。15秒あとにすぐアナウンサーの「こびとは差別用語であった」とお詫びと訂正が入った。「こびと」というのは電子辞書の使用例でも出てこない。だからもう「森のこびと」という童謡は公式には歌えないのだ。
▼昨日の海外からのアクセス。米国1、中国語1。この方はgooからある中国映画をたどって入ってきた。だがそれはわたしの見ていない「至福の時」という映画だった。
▼トップ写真は熱川ハーブテラスの草花を、10日間ほど日替わりでご紹介します。

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