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July 11, 2006

今こそ「ロボット三原則」

▼北朝鮮のミサイル発射で、わたしは「打ち上げ花火」をもじった記事を書いたが、田中宇氏の分析でも、ミサイル発射はその位置からロシアのウラジオストックに入港していた米軍の船艦に対するけん制だと報じられている。そしてミサイル防衛網にしても実用段階とはかなり遠く、晴天でうまく行って50%の確率だという。防衛網は1発でも届いたら役に立たずそれで終わりだ。このAMM(antimissile missile)構想は、わたしが高校生の頃アメリカの大陸間弾道弾がはじめて飛んだとき、当時のソ連の学者によって発表されたが、実現は夢のまた夢の話である。儲かるのは軍事産業だけだ。似たような話が昨夜のNHKスペシャルだ。
▼「危機と闘う②軍事転換用の戦慄・ロボット」日本の某大学で(TVでは名前は出てきたが忘れた)でロボットスーツの開発を密かに進めていた。開発を公にしたのはつい5ヵ月ほど前のことで、ちょうど「エイリアン2」のシガニー・ウィバーのように重いものを持つときにそのスーツを着用していると、人間の3倍くらい重いものを持ち上げられる。発表していない段階で米国防省が接触をしてきたのだ。実は米軍でも同じようなスーツの実験開発をしていたがコストがかかりすぎた。こちらは民生技術で安くできたのだ。この米軍のやろうとしている最たるものは無人ヘリコプターである。現在でもブレテダーというのがある。画像では白い着衣を着たビンラディンとされる人物を高空から撮影している。アルカイダ、ビンラディン自体田中宇は「もう存在しないでっち上げ」と言い切っている。
▼最初の画像は撮影するだけだったが、その後無人ヘリに爆弾を載せることができるようになる。事実爆撃をして人間を殺害する場面が映し出される。そして国防省の軍事ヘリ開発室、一人の日本人女性が登場する渡辺祥子さんだ。彼女は日本の無人ヘリの開発に携わっていて、日本語でヘリを操縦する技術を開発した。今彼女は国防省の実験ではヘリの編隊飛行ができるような研究開発に携わっている。渡辺さんは言う「軍事技術にはまったく興味がないのだけど、お金をもらって自分の好きな研究ができるのが嬉しい」と。これは一番危険な思想である。古くは731部隊の医師から、あのオウムの「研究者」の心をつかんで離さないのはこれだ。自分の技術が何に使われているのか常に考えなければならない。最初に登場した学者はアイザック・アシモフの「ロボット三原則」を忠実にまもり、米国防省の誘いを断った。彼の夢は障害者に先のロボットスーツを着て貰い、富士山登山を成功させることだった。

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