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August 31, 2006

「山椒太夫」を見る

▼昨晩NHKBSで放映されたが、わたしは小学生の頃にリアルタイムで見ている。ただし記憶に残っているのは安寿(香川京子)が入水自殺をする場面だけである。厨子王の父は筑紫の国司か何かで、年貢の取り立てを厳しくしない。そればかりか、人として生まれたからにぱ、幸せは皆平等に受ける権利があると説き、地方に追放される。あとは皆さん、ご存じのストーリーだ。論旨は福沢諭吉の慈愛精神に満ちている。しかし福沢は他民族蔑視の思想で満ちていた。森鴎外もまた、軍医として明治政府に尽くした人物だ。二人とも、行いと、論文や小説に書いている事が、随分乖離しているように思う。「椿姫」ではイギリスから彼を追って来た恋人を、自分の地位を守るために追い払う事すら、平然としている。こちらは肉親を探し求める兄弟に慈しの眼差しを向けるが、何か一段高い所から見下ろしている視線に見えてならない。ただし映像は監督の意図した、絵巻物のように仕上がっていてすばらしい。新幹線あさまの中から。
▼夏休みも本日で終わりです。常連執筆者でお休みのみなさんも、そろそろ復活してくださるようお待ちしています。
Kouchi(Mobile)

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August 30, 2006

「近松物語」を見る

▼昨晩NHKBSで放映された。54年の溝口健二の作品で、おさんは香川京子、茂兵衛は長谷川一夫だ。大きな店の手代とおかみは、使用人の娘を旦那の魔手から救おうとしているうちに、二人の関係を疑われる。家出は不足金の回収だったが、カネが目的の大旦那と違い、自分を大切にしてくれる茂兵衛にひかれて行く。追っ手は手代だけ捕まえ、おさんだけ連れて帰ろうとするが、本当の愛を知った彼女は拒否して、お縄につく。裸馬に乗せられ、市中引き回しをさせられ、不義密通で、磔の刑が迫っている二人は手をしっかり握りあい、ほほ笑みすらこぼれていた。映画の冒頭でも別の死刑囚の引き回しがある。それを見た町民の女は言う。男の浮気は大目に見られて、女だけ死刑にされるのはおかしい。封建制度のなかで、公家や武士よりも、商人が力をもちつつあるなかでの、矛盾点を余す事無く描いている。小沢栄太郎や浪速千栄子などの脇役も光っていた。原作は近松門左衛門の「大経師昔暦」。
Kouchi(Mobile)

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August 29, 2006

ER11が終わった。

▼朝晩は涼しい小諸にいる。昨夜こちらでERの最終回を見た。わたしはシリーズ3の途中からずっと欠かさずに見ていた。これは作者であるマイケル・クライトンの自身の生き方をカーターに反映させていた。研修医だった彼がマークやベントンにどやされながら成長して行った。またあるときは、仕事のストレスから、医局の麻薬に手を染める。普通なら即解雇だろうが、彼の将来を考え、更正施設へベントンが連れていく場面は印象に残っている。昨夜大きな事故が発生する。四人の重傷者が来るが、ベテランは全員カーターの送別会で不在だ。連絡も着かないので、新米や経験不足の医師達が能力の限りを尽くして難局を乗り切る。みんなこうやって成長していくのだ。みんないつかは独り立ちするときが来る。
▲昨日退院後二度目の診察日。前回の血液の精密検査はコレステロール値も含めてまったく問題がなかった。しかし血圧だけ高いので、薬の処方が変えられた。これで落ち着いたら、紹介状を書くので、住まいの近くの医者にしてくれと言われる。こういっては失礼だが、前の医者は遠い所にあり、交通費をかけて通ったが血圧は高値安定で薬は一度も変えてくれなかった。薬局へいくと南果歩によく似た薬剤師さんは前回わたしが喋った事を全部覚えていてくれた。二週間前はかなり混雑していたが大した記憶力だ。前の薬局はかなりおざなりだった。「何かお変わりありませんか?他にサプリメント飲んでいませんか」と、機械的に言うだけで、最新の薬に対する知識もはっきり言って心許なかった。
▲実家のセキュリティは今日完成する予定だ。
Kouchi(Mobile)

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August 28, 2006

ナースコールはサティだった

▼メルマガ読者サービスのお知らせ。国立劇場では10月から12月まで、真山青果原作の新歌舞伎「元禄忠臣蔵」を通しで上演します。それに先立ちメルマガ読者のみなさんにチケットを3割引きで斡旋します。第一部(10月上演)の締め切りは9月2日で、他は9月9日です。上演日程はデータベースにありますのでご覧下さい。希望日時と時間、第一希望と第二希望をお書きになって、メールでお申込下さい。一度申込みされた日時とチケットのキャンセルはできません。チケットが取れた段階でお知らせしますので、指定口座にお振り込み下さい。対象は『鍵盤乱麻』メルマガ読者で住所、電話を登録されている方に限ります。全席3割引きで斡旋します。
▼病院に入院しているとき、ナースコールはベルでなく、エリック・サティの「GYMNOPEDIE」だった。わたしの中学校時代の下校の曲は3年間ずっと「乙女の祈り」だったので、いまもこの曲を聴くと無条件で家に帰りたくなる。ここに働いている看護師さんもこの曲を聴くと、条件反射でたすっと立ち上がるに違いない。にゅういんして1週間ほどすると、評価委員の人だろうか「ナースコールを使ったことがありますが?」、「ボタンを押したら看護師はすぐ来ましたか?」と一人ひとり聞きに来た。わたしはERにいるとき一回だけベッドの操作が分からなくて使ったが、それ以外はなかった。看護師さんたちも週に一回評価されるとは、中々厳しいのである。
▼先週発売の「週刊朝日」に「もしものために知っておきたい脳卒中のいい病院」という特集があった。今回は東日本の特集なのだが、病院の一覧がでている。わたしは卒中ではなく、「切れた」のだが、基準は脳外科医がいること、年間患者の受け入れ実績が300例以上あること、24時間365日患者を受け入れ、MRIとCT検査が迅速に行えること、それにtPA(血栓溶解剤)の使用実績があることだ。とくにtPAは講習を受けた医師がいることと、この薬は使い方を誤ると返って脳出血を起こしてしまうことがあるという。幸いわたしの入った病院はいずれもクリアしていた。実家の近くは佐久総合病院と小諸厚生病院がはいっている。救急車の隊員もこれらを知らないので、自分で病院を指定すべきだとある。ご希望の方にはリストをPDFでお送りする。
▼この時間以降投稿はすぐHPに反映できません。31日夜までお待ち下さい。

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August 27, 2006

なぜ「ゴーストバスターズ」か?

▼日帰りはさすがにきついです。ゴーストバスターズというのはこういう理由です。今までわたしは月に2度ほど介護帰省をしてきました。先月入院と退院したあとの経過観察があったので1ヵ月半ほど帰省できませんでした。その間母の状態が不安定になってきました。「不審者が家の周りを徘徊している」、「夜中にドアフォンを鳴らす」、「勝手口のドアをガタガタこじ開けようとしている」などです。妹夫妻も心配して夕方庭掃除をして、侵入者の足跡が残っているかどうか確認したりしてくれました。それによれば確か1,2個足跡はあるというのです。台所のドアの日は隣家に電話してわたしの従兄弟とその息子さんが裸足でかけつけてくれました。しかし何も確認できなかったのです。それが8月23日電話線が切断されて24時間不通になってから、不安は「自分が狙われている」と本格化してしまったのです。
▼旧盆に帰ったとき義弟には「錯誤」ではないかと話したので、妹は母を精神病院に連れて行って検査をしてもらいました。その結果、記憶力は前回の18から16に低下しているが、認知症以外のものではないという診断でした。義弟はこれはもはや錯覚ではなく、事件性があるということで母を一泊、自分の家に連れて行ってくれました。それでセコムをいれるとか具体的な方法を考えるべきだというので昨日日帰りをしたのです。
▼15年ほど前に義母が92歳でなくなっているのです。そう言えば義母も隣の家からコンコンという音が聞こえてくる。覗かれている。と言う錯覚をしているのを思い出しました。昨日午後はお世話になっているケアマネージャーさんと相談しました。わたしは母の死ぬまでの道筋について結論を出さなければなりません。電話線は別の隣家の工事に来たNTTの工事関係者が切断したことがわかりました。田舎ですから電話線が細く1本の回線を数件で使います。1本を修理したつもりで実家の線も切断してしまったようです。しかしこのNTTの対応がまずく、「回線の切断は犯罪に関連あるかもしれないから調べてくれ」と義弟が依頼したのにもかかわらず、指定の時間に来なかったばかりでなく、謝罪にも来ませんでした。勝手口のドアの時、母は小諸警察に電話していますが、「戸締まりをしっかりするように」という話だけで見回りにも来ません。その結果不安が増幅していったのです。
▼ケアマネさんとわたしの信頼関係はできていますので、話し合って次のような方向をだしました。1)わたしが月に2度、1泊で帰省して母を安心させる。2)具体的にはここに書けませんが、数日中にセキュリティを3重にして母を安心させる。3)冬は2ヵ月ほどショートステイさせるが、今までの場所は母の場合退屈してしまうので、グループホームにする。(妹夫妻は母を引き取っても良いと云っているが、母と妹は合わない。1泊するとすぐ実家に帰りたがる。これはケアマネさんも承知している)4)体力的にそこで対応できなくなったら、父と同じ老健施設に入るのが母の希望なので、申込み書を提出する。5)28日から3泊して、セキュリティを完成させる。
▼医師はその受信した瞬間しか分からない。だからわたしはおそらく母の錯誤だと思っているので3日間(31日朝まで)で様子を見る。つまりゴーストバスターズというのはこういう意味なのです。現実に村の中にある美容院は最近2回、ガラス窓を切って泥棒に入られている。実家には現金も貴金属もないので、物取りならば既に入っている筈だと思う。なぜもっと早く行かないかというご不審をお持ちの方もいらっしゃるかと思うが、28日朝はわたしの定期検診で、2週間分の薬を貰わなくてはならないのです。

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August 26, 2006

日本版CIA創設に賛成が47%

▼これから長野まで日帰りで行ってくる。来週は一週間「ゴーストバスターズ」で現地滞在となる予定。従って28日(月曜)朝以降、9月2日(土曜日)午後までの投稿は更新することができません。
▼昨日朝TBSラジオ「スタンバイ輿論調査」は「安部が日本版CIAを作ると行っているが、賛成か、反対か?」というものだった。応募総数89票で、必要が47%で必要でないが52%だった。今の警察機構以上の何が必要なのだろう。あまりにもバカバカしいから、投票には参加しなかった。そんなにCIAって素晴らしいとみなさん思っているのだろうか。CIAの予算は不透明で腐敗は限りない。長官は政権と密接に結びつき、反対政党の弱みを探す立場になることは必然である。そしてなによりも映画「シリアナ」を見れば、CIAが一石油会社の手先になっているのが、ハッキリ指摘されているではないか。以下急いで新幹線に乗るので終わり。

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August 25, 2006

◇「マッチポイント」を見る

▼執筆中。しばらく待て!
▼◇「マッチポイント」テニスなどの球技で、その一打のワンポイントで勝負が決まる事。主人公クリスはプロテニスプレイヤーだったがレッスンプロに転向する。そこにレッスンに来ていたお金持ちの息子トムと知り合う。その家のパーティに招かれ、長女クロエと知り合い上手いこと父の経営している株取引会社に好条件で就職することに成功する。そればかりかその長女と結婚し逆玉になってしまう。それで落ち着けば万事順調、順風満帆なのだが男というものが仕方ないもので、トムの元恋人ノラ(スカーレット・ヨハンソン)に一目惚れをしてしまう。トムが彼女と別れた事を良いことに寸暇を惜しむ愛欲の生活に溺れていく。一方クロエは子どもが欲しいと「妊娠適齢日」だと出勤前にせがまれるが、それを振り切ってノラの元へと通い詰める。妻は妊娠しないがノラは妊娠して、お定まりの「奥さんと別れて私と結婚して」と迫られる。ノラリクラリと言を左右にするが、「奥さんに直接言う」という言葉に驚いたクリスは犯罪を装ってノラを射殺してしまう。警察が動いて出頭して調べられるが、決め手の物証がない。トムは警察に出頭する前に物証をテムズ河に投げ込んで来ていた。そのときノラの隣人から奪った指輪も河に投げ入れるのだが、柵に当たって道路に落ちる。それを拾ったのは麻薬中毒の浮浪者だったので、殺人事件はその浮浪者ということにされてしまう。
▼ウディ・アレンはニューヨーク大好き人間だったが、現在はロンドンに居を移しているようだ。だから前作「さよならさよならハリウッド」を作ったのだろう。アレンの映画は今まで殆ど見てきたが、サスペンスとも言えない、2時間以上もあるがアレン独特のシニカルさがない映画は退屈この上ない。恵比寿ガーデンシネマなど。

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August 24, 2006

シュレッダー事故

▼昨夜のNHK午後7時のニュースは、シュレッダーで子どもが指を失ったと言う事故がトップだった。子どもさんにはお気の毒だが、これは子どもに危険を知らせない大人に責任があると思う。確かシュレッダーは明光商会の特許があるように思う。ただ仕組みは昔の蕎麦打ち機と同じだ。小学生の頃手回しで二つの溝のあるローラーの間に打った蕎麦を入れる機械があった。だがしかし溝の間に蕎麦が詰まってしまって余り使い物にはならなかった。しかし仕組みは同じだ。業務用のマシンは今でもそれを大きくしたものだ。これは親が注意させること。使わないときは蓋をするようにする。家の中にはハサミ、包丁、針など危ないものはいくらでもある。人が死んでいるということで言えばパロマやナショナルをなぜ業務上過失致死で送検しないのだ。このシュレッダーでのマスメディアの煽り方はとてもおかしい。
▼ついでに言うとオシム監督の持ち上げ方もおかしい。オシムがそんなに優れているのなら、ジェフ・ユナイテッドは、日本一になったことがあっても良い。しかしオシムの一挙手一頭足が「さすが」と持ち上げる。ごく少数派ではあるが、高校サッカーなみの采配という声もある。どちらが正しいかは4年後に分かる。

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August 23, 2006

◇「人間条件・第二部」を見る

▼◇「人間の条件・第二部」中国の炭坑で中国人労働者を工人として鉄条網の中で、銃剣を使った兵士に監視させて強制労働させている。あるとき工人が言うことを聞かなかったという事で「逃亡を企てた」として7人の労働者を公開処刑にする。梶は中国人も同じ人間で、逃亡などあり得ないので死刑を中止してくれと奔走し、憲兵や会社の社長に直訴するが、拒否される。それどころか憲兵から斬首処刑の立会人にさせられる。処刑が迫る中自分は何をすべきた逡巡する。中国人の指導者王(ワン・宮口清二)に「あなたはここで人間か人間の皮を被った鬼なのか試される。君は決して一人ではない」と声をかけられる。そして3人目の高(ガオ・南原宏治)は目隠しを拒否して斬殺される。そのとき梶は意を決して憲兵に「止めろ!」と割って入る。憲兵は「それならお前を斬ってやる」と抜き身をひっさげて梶に迫る。すると1000人はいると思われる工人の群は王の指示によって「日本鬼子」の大合唱が沸き上がる。状況が悪いと感じた憲兵は処刑をそれで止める。だが梶は憲兵隊に連行されて凄惨な拷問を受ける。そして釈放されると家に待っていたのは召集令状だった。
▼自分があの場にいたら、果たしてあのような勇気がある行動が取れるだろうかと考え込んでしまう。

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August 22, 2006

◇「ラウル・カステルスの戦い」を見る

▼NHKBS20日夜。「アルゼンチンの活動家ラウル・カステルスの戦い」というドキュメンタリー番組が放映された。アルゼンチンは上流社会と貧困層の二極化が激しい。大統領は立派な身なりをしているが、下層階級の人はフィリッピンのようにゴミ集積所で、有価物や食料がないかと漁っている。バラックの住宅街は汚水が溢れて衛生状態が究めて悪い場所に生活している。その民衆の気持ちをとらえたのが、ラウル・カステルスだ。例えば石油会社に押しかけて、「我々は燃料がないから煮炊きや暖房もできない。約束した石油を放出しろ」と石油工場を占拠してしまう。一見日本のかつての部○解○同○のような過激さをもっている。しかしカステルスは行動は理論的に裏付けられ、「IMFあ出て行け」などと紐付き援助も抗議の対象となっている。それに彼が指針としているのは。チェ・ゲバラの思想で彼の遺書を引用する。「自分は子孫に物質的な物を残してやれない。それは自分の生き方だけだ」、「常に他人の痛みを自分の痛みとして感じられなければならない」の二つだ。
▼彼はカジノや食料品工場を占拠して、目的のものが提供されるまで退かない。そのため警察に逮捕される。彼は今までに5回くらい投獄されているが、怯まない。そして今度は40日間ほどハンガーストライキを決行する。彼の支持者はもの凄い人数で鍋釜を叩き、刑務所の塀を棒で叩いて音で抗議活動をくり返す。107キロあったカステルスは水分も拒否するハンストで、味方の医師や弁護士にストップを命じられるが止めない。最後は無事釈放されるのだが、命がけのカステルスの戦いにはただ敬服するのみ。

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August 21, 2006

アスピリンの怪

▼午前中仕事で多忙。午後まで待たれよ。
▼日曜日夜10時から6chで「世界ウルルン訪問記」という番組がある。この日ゲストの嘉門洋子がルーマニアの農村を訪ねていた。彼女はルーマニアの農家の姉妹と親しくなるのだが、そこのお母さんが採取したブルーベリーでジャムを作ってくれた。そのときジャムにアスピリンを入れるのだが、どんな効果があるか、というのが質問だった。アスピリンの中に入っているアセチルサリチル酸という物質が防腐剤の役割を果たすのだという。大きな広口瓶には錠剤を1個、小さなのには半分入れていた。はたしてそんな事をして危なくないのだろうかと心配になった。
▼入院したときERに二晩いたのだが、そこで延べ二人の患者さんが、血液検査をした結果医者に怒られていた。というのはアスピリンには。民間療法などで「血液がサラサラになる」と言われていて、患者が医師に相談することなく勝手に飲んでいるのだ。緊急で入院するとまず血液検査をするから、飲んでいることは一発で分かってしまう。逆にいうとサラサラにもなるが、出血したとき血液が中々止まらないというリスクも負うので、自分で勝手に飲んではならないのだ。

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August 20, 2006

横浜銀蠅の嵐とキャンディーズの蘭ちゃん

▼朝日朝刊別刷り「Be sunday」に横浜銀蠅の嵐が登場している。彼はキャンディズの蘭ちゃんが好きでこの名前を付けたことは知っていた。蘭ちゃんは昨夜も10chで西田敏行と「人生の楽園」に出演していたが、ますます綺麗になってきた。元い、その銀蠅の嵐さんはわたしより10歳若いのだが04年小脳梗塞で倒れて大手術をした。だが回復がおそいことにイライラした彼は昨年2月には杖を手放し、3月には小走りできるようになり、4月にはステージにたった。だが無理がたたって、病状は再び悪化してしまったという。
▼わたし自身を見ると階段を下りる恐怖心はなくなったものの、頭がふらついたり、30分以上集中して何か考えるのが苦痛だったり、持った筈の紙が指から滑り落ちる、暑い日中出歩くことが苦痛になって不甲斐なさを感じる。まあこれも3ヵ月、半年、1年ごとによくなっていく事を信じて無理をしないようにしている。
▼土曜日NHK朝「首都圏ネットワーク」で料理記者の岸朝子さんが出演していた。彼女は82歳で現役。幼い時から父親にたべるときそれがどういう過程を経て食卓に載っているか考えてたべなければいけないと教育される。そして彼女の心情は家事と洗濯は人任せで構わないが、食事だけは自分でしなければいけないという信念を持つようになる。この日彼女は原点とも言える、人形町にある、どじょう専門店や甘味屋さんであんみつを食べる。うーむ82歳で現役か!あと20年健康管理に気をつけて頑張らねばと思った。

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August 19, 2006

◇「華氏451」を見る

▼入院して1ヶ月目の日。朝7時半にゴミ出しに言ったら、マンションの1階にすむ、熟年の婦人とあった。自転車に乗ってどこかに行こうとするので聞いたら、病院の順番取りだという。糖尿だが甘い物や肉が止められないと言っていた。わたしも病状の事を話す。
▼昨夜は「本当にあったアタックナンバー1」という全国高校バレーボール選手権にでる、いくつかの高校を紹介していた。中田久美が好きなのでどんな特訓をするのかと思っていた。その後川井とか三谷なども続々と出演した。テクニックよりも精神の集中力が相手にスキを与えないというのが、中田の主旨だったように思う。中田の生き方には色々共鳴するところもあるが、そのうち書く。結局2時間全部見てしまった。
▼◇「ターミナル」昔「パリ空港の人々」という映画があったがそのリメイクである。トム・ハンクスは嫌いなので映画館には行かなかったが、オリジナルよりも良くできていた。
▼◇「華氏451」近未来のファッショ国家では本の存在や本を読む人が犯罪者として取締の対象になる。特殊消防署がその焚書の役割を持っている。出世を嘱望されていた、焚書係の消防士は近所の娘に勧められ本に興味を持ってしまう。ところが妻に密告され逮捕の対象者にされてしまう。華氏451とは本の燃える温度。マイケルムーアの「華氏911」は民主主義が燃える温度であった。

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August 18, 2006

◇「二人で歩いた幾春秋」を見る

▼◇「二人で歩いた幾春秋」62年の松竹映画、NHKBSで16日放映されたので録画して見た。話は昭和20年、夫(佐田啓二)が故郷の山梨県に復員してきたところから始まる。妻(高峰秀子)は夫の帰りを心待ちにしている。道路でお互い腕を握りしめて生きている事を確認しあう。帰国してから夫の仕事は道路工夫だ。へこんだ道路をツルハシやシャベルを使って黙々と補修する仕事をしていく。唯一の楽しみは家で焼酎を数杯飲むことだ。雪の日も雨の日も、バスに泥を跳ねられてもひたすら丁寧に穴を埋めていく。両親は衰える一方だが親孝行の彼は父をリヤカーに乗せて花見に連れて行く。夫婦の唯一の楽しみは一人息子の成長だけだ。高校に入学したときは、着るものがないからと息子を校門まで送って式に出ずに帰ろうとする。息子は帰る二人を追いかけ「格好なんかどうでも良いから出て」という声に気持ちを変える。そして大学進学、「俺たちは息子に何も残せるものはないから、学問だけは」と京都の大学に行かせる。だが息子は1年で学費も足りなくて学問について行けないと山梨に帰りたいという手紙が届く。怒り落胆する佐田、妻は息子に会いに行き「無理しなくて良いから」と連れて帰る。叱りとばそうとした佐田は息子に頭を下げ「カネがなければ父ちゃんは好きな酒も止める。爺ちゃんも内職をしてくれる」と励ます。なおも弱音を吐く息子を高峰は張り倒す。息子は自分の現実を逃避する性格を反省し再び京都へ戻る。映画は京都大学の卒業式に出席した夫婦が「仰げば尊し」をうたう場面で、「これからももう一苦労するだろうが、頑張ろうな」というセリフ終わるが、主人公の設定はわたしより4歳年上で、自分の生き方とオーバーラップして涙が流れて仕方なかった。
「ルートヴィヒ」も見終えたが、長いので明日か明後日書く。20日はメルマガの締め切り日です。
▼今朝ポストに入っていた来年の参議院選挙の候補者のチラシを見て驚いた。同じ小諸の出身という事は知っていたが、出身中学も高校も同じだった。

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August 17, 2006

「人間の条件」第一部を見る

▼お盆休み最後の日だった。もっともわたしは8月中は約束した特別の用事がない限り休む。それと3ヵ月間は経過観察だから無理のない仕事だけして、極力自宅で静養する。それで岩波ホールで12日から上映が始まった故黒木和雄監督の「紙屋悦子の青春」を見に行こうと思って電話した。すると朝並んでも午後1時半に入れないかも知れない。9月になってから来た方が良い」と言われたので止めた。こんな体調では並んでいるうちに、熱中症で死んでしまう。
▼そこで方針を変えた。WOWOWでは13日の朝9時から、「人間の条件」の一挙放映をはじめた。録画しておいたので、第一部を見た。わたしは中学3年の春休みに友人とこの映画の一部と二部をリアルタイムで見ている。所々覚えているが、仲代達也の出世作品となった。新珠美千代の初初しいこと、当時よくもこんな大規模なロケができたと思う。安部徹の憲兵役は本当に怖くなるほど上手い。中国人捕虜の扱いを巡ってどのようにヒューマニズムの立場が貫けるか主人公梶の人間性が試される。
▼近くのレンタルビデオショップの、契約更新時の無料券があったのでジョディ・フォスターの「フライトプラン」を見た。航空保安官が爆破事件を企んだ犯人で、CAの一人がそれに協力していた。フォスターの子どもを他の旅客に知られず貨物室に連れて行くなの不可能な事ばかり多く、説得力に欠ける。

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August 16, 2006

高血圧で血管が切れる家系だった

▼実家に着いたのが午前10時半だった。新幹線の車中にも母から電話がかかってきたが内容は分からなかった。着くと旧盆なので義弟の尽力で父が一時退院してくるということだった。実家から5分ほど離れた森の中(おそらく昔の古墳だ)にある墓参りから戻る途中で義弟が運転する父の乗った車に出会ったので再び墓に戻る。父は車椅子に乗せて担ぎ上げる。もはや自分で何もできず。線香に手を添えるマネをするだけだった。父は感染症に罹っており、老健施設に隣接した病院に入院している。医師の許可を得た外出だが、万一の時は救急車を呼んで戻るようにという指示があった。
▼そのため近くに住む父の弟妹が集まってくれた。点滴の針を付けたままの腕は骨に皮が付いただけの太さになっており痛々しい。眼の光はあるが喋ることは殆ど分からない。かろうじてお粥を食べさせて貰って自分の力で嚥下できるが、噛めなくなったら鼻から栄養を流入させるか、胃に穴をあける方法になろう。もし胃に穴をあける事になったら、それは本人の幸せにならないから拒否しようという話も出た。
▼父の兄妹たちと話をすると驚くべき事が分かった。もう大昔になくなった祖父、祖母、そして叔父、叔母それに父のいずれもが一度脳内出血をしていたことだ。(そのうち脳梗塞が二人)わたしをこよなく大事にしてくれた祖母は、わたしが小学校に上がる年になくなっているが、当時は治療方法がなかったので顔が歪んでしまったままだったという。叔母も一度倒れて近所の医者に通っていたが原因が分からず原因が見つかるまで治療に6年もかかったと言っていた。叔父は60代で経験しており、父は確か70歳くらいのとき、朝食時に箸を落として母が気づいて入院した経緯がある。
▼わたしの場合不整脈がでたりしたことがあった。6年ほどお世話になった担当医は循環器の専門家だったので、三ヶ月に一回の血液検査も1年に一度の検査も心臓機能だけやっていた。だから薬を飲み続けたが一度も血圧が下がったことはなかった。診察に行っても、聴診器で心臓の音を聴き、「お変わりありませんか」とただ体重を減らせ、たべる物を気をつけろというだけだった。
▼今度の医師は前にも書いた脳外科の医長だった。そして2週間の血圧測定結果を見て、上が150を超えない状態に保たないとまずいと言うことでコレステロールを下げるPの錠剤の量を増やした。薬は毒と紙一重だという事は十分承知しているが、わたしはまた2週間も入院したくないのでそれに従った。するとその日から血圧は安定してた。
▼別に今までの医師を信頼していない訳ではないし、感謝の気持ちが変わらないがやるべきことが違っていたのである。月曜日のTVで「主治医が見つかる」という番組があって見ていたが、出席した医師たちは病気が確定する(原因が見つかる)率は30%だという。だから一様に誤診と言われるのは心外である。試行錯誤しならら、この薬がダメならこちらはどうかと探っていて、最短で解決方法が見つかればベストである。たまたま転院したときに、その医師は過去のデータを患者が持参した場合に、探る手順が減っていて、原因解明に到達する手順が減っているので早い場合がある。そのときに「名医」だと言われることがあるのだ、という説には納得できた。わたしも同じような事だろうと思っている。

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August 15, 2006

シンドラーのエレベーターに乗る

Sindore
日曜日千葉県の都市整備公団で乗ったシンドラーのエレベーター。
▼金曜日の夜だがNHKハイビジョンで映画音楽特集をしていて、様々な歌手がハリウッド映画を中心に歌っていた。最後に出演歌手に、「好きな映画」を聞いていた。その中の一人オペラ歌手の錦織健は「デスペラード」と言っていたので嬉しくなった。アントニオ・バンデラスの出演したB級映画だが、わたしも大好きだからだ。さてこれからあさまに乗って日帰りしてくる。

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August 14, 2006

退院後定期検診の日

▼退院して2週間後の検査の日だった。血圧は一日4回計測して持参した。脳外科の医局長が対応してくれた。「入院直後の血液分析によるとコレステロール値が異常に高くなっているので、それが血圧が上がったと考えられるので、それを下げる薬を処方しましょう」と言ってくれた。説明をした上で、いずれもいまTVのCMで登場するジェネリック薬遺品を処方してくれた。今呑んでいる薬を示したら、「知らない薬だ」と言って薬の事典を開いて確認していた。念のためもっと詳しい血液検査をしましょう、と言われて中央血液採血室に行く。そのあと支払いをして病院の外にある薬局へ行く。4つも薬局が並んでいるので迷う。結局空いている薬局に入る。医師の処方したジェネリック薬品は置いてないから、代替えというか、いくつかは今までと同じ薬品になる。待ち時間が20分あったので入院していたA12ナースステーションに花束を買ってお礼に行く。N看護師さんと主任看護師さん(入院しているときは全く知らなかったがとっても可愛い女性だった)に「すっかり元気になって良かったですね」と言われる。
▼コレステロールにさえ気をつければ、ストレスを感じないように普通の生活をして構わない。○○○をしてはいけないと言うと返ってストレスになるから、リラックスするようにという指示だった。
▼今わたしが心がけていることは、締め切り時間でギリギリ詰められる仕事は敬遠する。夜や土日は仕事をしない。夜は午後7時に携帯を切る。土日は必要最小限のメールだけ対応して、携帯電話には出ない、などだ。
▼ひと月半ほど実家に帰っていないので、明日は家族の監視付きで、日帰りで介護帰省する。母の勘違いが多くなってきた事と、最近は幻覚症状が出てきたように思う。

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August 13, 2006

◇「太陽」を見る

▼マッカーサーと昭和天皇が並んだ写真が新聞に掲載されたときの、人々の驚きはどうだっただろう。それを契機に彼、天皇(イッセー・尾形)は「人間」であることが周知されたのだ。おそらくそれはは占領軍の緻密な計算の一つとして演出されたのだろう。「太陽」は天皇裕仁が「現人神」から白日の下に晒されたという意味でつけられたのであろう。場面は皇居の地下壕で身なりを整えて御前会議に向かう彼が映し出させる。妻である皇后も皇太子も租界させてしまい、彼は孤独である。身の回りの事は執事(佐野史郎)たちが行い。彼がするのは二本の足で自分の身体を動かすだけ。かれはチックであり、言葉を一つはき出す前に唇をブルブル小刻みに振るわせる。軍服で正装してサーベルをつけて会議に望む。陸軍大臣の「物資はないが戦争継続」の主張に彼はクビを振らずに戻ってくる。空襲場面はこのロシア人監督アレクサンドル・ソクーロフの腕の見せ所である。池に泳ぐ魚をB29に見立て、あくまでも幻想的なタッチで表現する。
▼敗戦でGIたちは彼の住居へとやってくる。そして米本国から15時間もかけて取材のカメラマンも到着する。彼はバラの咲く庭園でチャップリンのポーズを取ってみせる。彼は洋画ファンで執務室の引き出しにはハリウッド女優や男優の2冊のアルバムがあり、時折それをじっと眺める。そう、もう一冊家族のアルバムもあり、妻の写真にキスをするのが微笑ましい。そしてマッカーサーとの対面。最初通訳がいるが、彼が英語をできることが分かると、将軍の希望で二人だけの会話になる。
▼マッカーサー(演技が下手でどうしようもない)はヒトラーのような人物を予想してきたが、平凡な男なので拍子抜けしてしまう。さらに彼はヒトラーに会ったこともないと語る。マッカーサーはこの時彼をどのように処遇しようかと考えていたに違いない。これほど影響力のある人間なら、戦争責任は軍人などに被せて、生かしておいたほうがずっと価値があると考えたに違いない。
▼焼け野原を二重橋を通って宮城に帰る場面も、監督の手にかかるとファンタスティックに描かれる。そしてマッカーサーから数箱の段ボールに入った贈り物が届けられる。侍従たちは一様に慌てふためくが、入っていたのは「ハーシー」のチョコレートだった。彼が口に入れようとすると侍従たちは、食したことがないので「毒かもしれない」とそれを制止し、「毒味役」を引き受けるが、その甘さに恍惚となる。
▼やがて疎開先から妻(桃井かおり)と子が帰り、日常生活へと戻っていくところで終わる。敗戦時の天皇と宮内庁の動きはダワー著の「敗北を抱きしめて」上下巻の方がずっと詳しいが、彼の日常や癖については監督ですら知る立場になく、おそらく内部の協力者があってできたものだろうと推測される。天皇の敗戦時における心理状態を描いた作品として評価できる。それにしても、なぜこのような映画が日本で作ることができなかったか?1年前の2月ベルリン映画祭で大評判になったら、「おそらく日本では陽の目をみないだろう」といわれていた。しかし勇気ある元新聞記者が個人で買い付けをして、またダミーの配給会社が介入し、正規の配給会社に権利を譲るという形で上映にこぎ着けた。わたしは、「右翼の妨害」などで上映禁止にならないうちに駆けつけた。銀座シネパトスのみ。座席は140席で立ち見はできないから、見ようとする1本前にすら和ないと見ることは出来ない。

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August 12, 2006

週に三日の筈ではなかったの?

▼上記の問い合わせが数人の方から寄せられた。たしかそう書いている。自分でもどうすると血圧が上がるか一日3回医師の指示に従って計測している。高いときも深呼吸を5分くらい続けていると平常に戻る。例えば昨日程度の映画紹介を書くのに約1時間かかるとする。その間わたしは音楽などはすべて消す。一般的な雑音は構わないが、音楽と会話はダメ。家の中に人の気配があってもダメだ。集中している時は明らかに呼吸が減ってしまう。だからその後で計ると血圧は上がる。従って今日程度の日記だと5分で書けるから上がらないという事になる。
▼医師から40日分もらった薬が一種類足りないので、どうしたら良いか手紙で問い合わせをした。午後7時近く、千葉で通っている病院の担当医から直接電話があった。薬だけならこちらは遠いから、今行っているB病院に14日いくのなら、そちらで薬を見せて同じ物を1ヶ月分も処方してもらえば良い。涼しくなったらこちらに来たらどうかと親切に「大変でしたね。どうぞお大事に」とおっしゃってくださった。現実にあそこまで電車賃をかけて通う必要性はなくなったように思う。こちらなら歩いても15分の場所にある。
▼わたしの書いた佐倉連隊の記事を読みたいとおっしゃる方が出てきていますので、メルマガ次号でご紹介させていただきます。

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August 11, 2006

◇「蟻の兵隊」を見る

▼◇「蟻の兵隊」を見る。午前中多忙夕方まで待たれよ。
▼8月15日に靖国神社にいくと時代を間違えたかと勘違いするほど異様な雰囲気に包まれている。軍装に三八式歩兵銃を担えつつして、「天皇陛下万歳!」を叫ぶ一団がいる。その中でひときわ目立つのはあの戦後40年も経って帰還した小野田寛夫だ。彼はハイテンションに演説をして演壇を降りる。そこにこの映画の主人公奥村和一氏(80歳)は語りかける「小野田さんあなたは好戦派なんですか?」と。小野田は血相を変えてつかみかからんばかりに、奥村氏に「君は陛下の終戦の詔勅を読んでいないのか?」と言葉を投げつけて去る。
▼奥村は北支派遣第一軍(59000人)にいて敗戦を迎えた。ところが実際帰国したのはそれから10年後だった。その10年の戦闘で500人もの日本兵が死んでいる。なぜこんな事が起こったか?上記軍団の約2600名がポツダム宣言に違反して武装解除をされることなく、国民党軍に編入され人民解放軍と戦わされていたのだ。
▼日本政府は彼らは勝手に居残って戦闘をしていたので、傭兵であり戦後補償はしないという立場をとり続けていた。現実に高裁で最近控訴棄却を宣告されている。そして現在は軍人恩給の支給を求めて最高裁に上告している。奥村は当時の軍団長と国民党の司令官との間に密約があったと考えて単独(カメラマン兼監督と)中国山西省に渡る。そこで公文書館に行って密約文書を見つける。そこには日本軍の指令官は卑怯にも日本軍を協力させるが、自分は戦犯として逮捕されないように変名で日本に帰国すると記されていた。
▼そして奥村は調査をすすめていくうちに、監督に自らが初年兵教育で銃剣の刺突訓練で人を殺していることを告白する。これは山本薩夫の「戦争と人間」第三部あたりで山本圭が演ずる同じ場面がある。現地で文書を当たると、初年兵は「肝試し」として刺突をやらせるようにという、訓令が発見される。奥村もまた自分ももう一年現地で戦っていたら部下に刺突を命令する立場になっていたに違いないという。そして山東省で日本軍に強姦された女性や、肉親を殺害された人たちに会う。中国の人々は「よくぞ告白してくれた。今のあなたは過去を心から悔いているのだから、悪い人には見えない」とあくまで寛容である。
▼そして帰国してかつての上官を報告かたがた訪ねる。上官は士官だから「閣下」と呼ぶ。戦後60年たっても兵隊時代の階級は厳として残っている!90歳の閣下はすでに病院の病床にあり、意識はなく娘さんが介護をしている。だが奥村が現地の報告をすると、分かるのだろうか、悔しさに涙を溜めて何やら喚いている。娘さんは「わかるのでしょうか?」と驚きを隠さない。
▼奥村らは戦いたくて残留して戦後10年も戦ったのではない。上官の命乞いの取引の材料にされたのだ。奥村はその上官の家を探し当ててカメラとともに訴えに行くが「そんな60年も昔の話は覚えていないよ」と門前払いされる。方や軍人恩給を貰って靖国神社で祀られる人。方や何の保障もなく、妻たちに支えられ寂しい老後を送っている人たちがいることを忘れてはならない。渋谷イメージフォラム。表参道下車、青山学院側を歩いて渋谷駅方向に進む。10分ほど歩いてスタバを左折したところ。1時間前に行かないと入れない。
▼イッセイ尾形の「太陽」も見ていますが、これは銀座シネパトスは130席ですから日曜で2時間前に行かないと入れません。13日の日曜日あたり書きます。

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August 10, 2006

◇「ヘカテ」を見る

▼プールに行きたいが、果たして行って良いものかどうか担当医から聞いてくるのを忘れてしまった。飛行機にも乗って良いかこれは退院するときに聞いたが、次の診断で担当医に聞いてくれということだった。
▼既報ダニエル・シュミットがなくなったので追悼する意味で「ヘカテ」を引っ張り出して来てみた。ヘカテとは電子辞書によれば「ギリシャ神話の女神。呪術・妖怪変化・魔女の支配者とされ、地獄の犬の群れを従えて夜間出没して道行く人をこわがらせると信じられた。」とある。フランスの新任外交官となった青年は赴任先の「地の果て」(映画の説明)アフリカでパーティの夜に不思議な女性に会う。その女性に一目惚れして仕事をほったらかして、彼女にのめり込む日々を過ごす。彼女の正体を知ろうとするが彼女は明かさない。何やら夫も外交官らしいが、シベリアに派遣され彼女とは別居しているらしいことまで分かる。親密な関係にあった二人だが、ある日から彼女が自分を見る目が違ってくることに気づく。するとますます執拗にまとわりつく青年。青年の上司は見るに見かねて、赴任先を中国に変えてやる。本来なら即クビなのだが、上司が本国外務省に友人がいたため、青年の能力を考えた特別な計らいで、解雇されずに済む。その次はシベリアと次第に外交官としての頭角を現していく。そのコツとは「目立たないようにすること」だそうだ。そこで彼女の夫と会うが彼の正体に何となく気づいている。そしてパーティのとき再び彼女に会う。そのときのセリフ。「随分出世したみたいね」「まあまあだ。君は?」「相変わらずよ」とさりげない言葉を交わしてサッと別れる。あんな親密な関係にあった二人がこんな事できるかなー。大人だからできるのかしらん。ストーリーはどうでも良いがハリウッド映画とは違う、狂おしいような大人の恋を描いた映画であります。
▼先日「週刊新潮」を見ていたら広告にルキノ・ヴィスコンティの「ルートヴィヒ」(復元完全版)が出たという。今までの完全版は4時間だったが、これは制作スタッフによる「復元完全版」で全6時間である。近く九段にあるイタリア文化会館で上映会があり、読者プレゼントの記事が新聞に出ていた。それとて午後7時上映開始だからこれとは違うショートバージョンだろう。東大本郷へ行った帰りに秋葉原の石丸電気で探したらあったので買ってきた。これは1時間半の4分の1だけ見た。

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August 09, 2006

ダニエル・シュミットの死

▼14日の退院後の検診日まで、1日1仕事をこなすことにしている。一日一回電話をするか、文書や手紙を送る。もしくはメールを送る。昨日の場合、日曜日に録画したHDDビデオがたくさんあったのでそれを見た。以下ランダムに「ドレスデン空襲」、「硫黄島の戦い」、「日本が作った幻の原爆」、「九州大学のB29の米軍乗員生体解剖」、「劣化ウラン弾」、「ER12」、「コンバット」などだった。
▼7日の朝日夕刊に佐倉の歴博で開かれている「佐倉連隊展」について紹介されていた。わたしがローカル紙の取材で書いた、「佐倉連隊展」もすでに活字になっているが、「読みたい」というご希望もなかったので、そのままHDDに保存してある。
▼朝刊で印象に残ったのは、スイスの映画監督ダニエル・シュミットの死である。興味のないひとには何を書いても仕方ないが、15年以上前に見た彼の「ラ・パロマ」と「ヘカテ」は強烈だった。とくに前者はシュミット独特の耽美的世界を描いている。最初に見たのはどこだったか、大塚の映画館だったかも知れない。吐き気がするほどだったが、それからその世界に引き込まれて行く。映画上映があるたびに探して出かけた。最終はユーロスペースで2本立てだったが出かけた。まだご覧になっていない方はDVDになっているのでどうぞ。

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August 08, 2006

八重山商工か千葉経済か?

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▼きょうは困った事に午後4時からの高校野球の試合は地元千葉経済付属高校と沖縄の八重山商工である。なぜ困るかと言えば八重山商工は石垣島にある。その石垣島には親友が経営している八重山毎日新聞社がある。その親友は昨日夜タイミングよく、写真のようなお中元のパイナップルを4個も送ってくれた。もちろんこちらもお返しはするのだが、先を越されてしまった。きょうはお世話になっている千葉よりも、八重山商工を応援することになりそうだ。接戦逆転の結果八重山商工が9対6で千葉経済附属高校を下した。
▼明日はニフティのメンテナンスが正午までありますので、更新は午後になります。

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August 07, 2006

田中康夫知事が落ちたわけ

▼「田中康夫知事が落ちた」と母が喜んで電話をかけてきた。田中の脱ダム宣言は確かに見識がある物だったと思う。しかし与党が少なかった田中にとって政治の世界で不可欠の根回しをする事がなかった、というかできなかった。そしてスタンドプレイが多い事が足を引っ張られる原因になってしまったのだろう。
▼田中が当選したとき、「田中与党」を自認していた政党の機関紙も今朝は「改革を前進させるために積極的に全力でたたかいました」とまったく訳の分からない事を書いている。事前に「田中を応援する」とは一言も言っていなかったので、おそらく「自由投票」だったのだろう。
▼10日ほどまえ入院しているとき見た「週刊SPA」の巻末で田中はあの小林よしのりと旧知の間柄だと言うことで対談をしているのを見て、わたしは仰天した。新党日本党首に就任したときも驚いた。しかし田中はパフォーマンスには優れているが、それらに表出することが長野県民にどんな影響を及ぼすのかまったく計算していないのではないかと思う。
▼もう一言言っておかなければならないことがある。それはマスメディアの田中に対するスタンスである。この2年ほど地元県紙「信濃毎日新聞」は田中の枝葉末節をあげつらい、批判することで終始一貫していた。それに県政記者クラブの記者たちは「俺たちは知事を落とすのも書き方一つでどうにでもなる」とうそぶいていた。社会の木鐸など望むべくもないが、このように国家権力の悪を暴かず、高給を懐にして権力に癒着していくのが、一部特権記者の姿でもある。

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August 06, 2006

富士山駅伝、自衛隊と民間の差は12分

▼朝ベランダに出たらもの凄く暑かった。本当は渋谷に出かけようと思ったが、熱気が強いので自宅に籠もってTVを見ていた。CATVで「ガイアの夜明け」の再放送をしていた。これは高級軽井沢のゲストハウスの結婚式から安い天王洲アイルの49000円(挙式と写真のみ)まで紹介していた。軽井沢の豪華な結婚式で、外国人歌手が歌う披露宴に、2,3秒だが義弟が映ったような気がした。午後相談事があって電話して確認したら、やはり本人だということだった。
▼富士山駅伝を見た。最近は一般の部と自衛隊の部に別れている。自衛隊の一位と民間の一位との差は12分もあった。やはり鍛え方が違うのだろう。
▼見舞いメールが戻ってきたという方が、わざわざハガキで励ましのお便りを下さって恐縮した。
▼涼しくなってから、図書館に行ってきた。

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August 05, 2006

単語登録で失敗しないために

▼天山さんはPDAマニアである。この間佐倉連隊展にご一緒したときも、バッグの中から次々マジックのように取りだした。最初はソニーのクリエ、電子辞書、普段はそれにデジカメがある。この日はオーストラリアに取材活動に持っていて貸してあるとのことでそれに携帯だけだった。実は入院7日目の26日、患者のわたしに執拗にも4回ほどメールがあった。それはPDAが壊れたので、携帯で住所録とデジカメを一緒にできるものはないかという質問だった。メールは面倒なので、退屈しているから見舞いに来てくれれば説明するからと言ったが、来てくれなかった。だったらわたしと同じFOMAにしたらと入院前に言った事の確認だった。わたしの場合携帯のアドレスには350人(団体)ほど入っているが十分だ。それに日常電話する人は50人以内で済む。そのことをお話しすると、天山さんは3000人いる」とおっしゃる。3000人いるかも知れないが、それはパソコンに座っている時にあれば良いというだけで、持ち運ぶ必要はないでしょう、という事で納得なさったようだ。
▼それで単語登録の話になった。天山さんは単語登録も3000ほどあって自宅と職場のパソコンで整合させるのに苦労しているとおっしゃるので、ATOKシンクをお教えしたら、えらく感謝された。天山さんはかつて「ほし」で「星野○○太郎」とか変換するようにしてあったそうだ。ところが奥さまとパソコンを共有なさっていて、学校の先生をなさっている奥さまが宿題のプリントを作って学校で生徒に配ったら全部「星野○○太郎と宇宙」になっていてエラク叱られたということだった。この場合の教訓、単語登録は「ほし1」など数字と組み合わせて、誤変換の心配のない言葉を選ばなければならない。
▼きょうは一日寝ていた。Maさんは足が痛いけど、長老が老骨にむち打って「平和行進」で歩くので自分は車で行進すると言って外房に出かけた。ご自分も骨の病をもっているのに、本当にいい人だ。

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August 04, 2006

東大本郷安田講堂前も暑い

東大本郷安田講堂前も暑い

水分を補給して仕事をする図。
Kouchi(Mobile)

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「佐倉連隊にみる戦争の時代展」に行く

▼昨日午前9時頃一枚のファクスが届いた。85000ゲットの印字されたものだったが、電話番号とお名前がないので困ってしまった。筆跡と書いてある内容でヤマカンで鵜の目さんのお宅に電話したら正解だった。さっそく記念品をお送りした。実は星林さんからたくさんの記念品をいただいているので9万番くらいまでは安泰である。
▼明日は『鍵盤乱麻』メルマガの締め切り日です。わたしは一冊も読んでいないが、執筆されている方は早めにお送りいただきたい。
▼かなり暑かったが午後から佐倉市の歴史民族博物館で開かれている、「佐倉連隊にみる戦争の時代展」にMINさんと天山さんと3人で出かけた。わたしはM編集長から依頼を受けた取材だ。沿線に住むMaさんもお誘いしたが化粧が間に合わないという事で参加されなかった。モデルガンの38式歩兵銃をたくさん揃えて兵舎の模型が作ってあるところが面白かった。これは今日中に原稿を書き上げる予定だ。6時から某市役所職員組合主催の夏祭りに招待されていた。わたしは今呑むとどうなるか分からないので、呑む方は先のお二人にお任せして、始まる前に辞去した。みなさん一様に「もしかすると葬儀になっていたかも知れないので、無理をしないように」と励ましてくださった。佐倉連隊の原稿は完成していますので、ご希望の方が多ければ明日のメルマガに添付します。
▼今パソコンにスイッチを入れるのは午前8時半から午後6時までです。ブログは8時半から9時の間で書ける内容にしぼっています。
▼このところ複数の方から高地あてに送ったメールが受信拒否になってしまうと云う連絡をいただきました。きょうもフートンさんから、お見舞い方々電話をいただきそのようにおっしゃるので調べてみました。どうやらウェブメールの設定が間違っていることが分かりました。大変失礼しました。今後は大丈夫です。お便り頂戴ね。

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August 03, 2006

カード送金の上限が10万円の怪

▼14日までは仮釈放だから、極力じっとしている。医師がクビを傾げていたのを、月末だからどうしても退院させて欲しいと頼んで出てきてしまった。快気祝いもそれまで待って欲しい。
▼家にいるときは音楽を聴くようにしている。昨日はバッハの「ヴァイオリンとハープシコードのためのソナタ」ヴァイオリンはヨゼフ・スークでハープシコードはズザナ・ルージイッコヴァだ。ヨゼフ・スークの風貌はベトナム戦争当時アメリカの国防長官だったマクナマラそっくりだと思う。CDプレーヤーにかけたら音飛びが酷くて聞くに耐えない。パソコン経由でICレコーダーに取り込んで聞き直した。TVもDVDも疲れれるかた、あとはベッドにひっくり返って曲を楽しむ。
▼朝刊で銀行カードで送金できる上限が来年より10万円にすると報道されている。マネーロンダリング対策と言っているが、これはウソだ。政府は国民背番号制を作るのが最終目標であるはずだ。今でもお金持ちや、一部のお年寄りは貸金庫や箪笥預金がたくさんある。近い将来デノミをやって、その次の手段は通貨を全面的に切り替える。それが箪笥預金をあぶり出す最大のチャンスである。来年1月から実施される送金の上限10万円というのはその布石である。
▼今朝の朝日に中東紛争が何故起きたかという連載が始まった。3回の連載だそうだが、今日のイスラエルがイギリスによって作られたという部分は正確である。わたしはレバノンとイスラエルの戦いで、みなさんとは別のところに興味がある。上記の第一次中東戦争で、イスラエルはアラブ諸国のソ連製戦車に大敗を喫する。そこでイスラエルは独自戦車の開発に勤しむ。その結果完成したのがメルカバ戦車というのだ。おそらく実戦で使われて改良に改良を重ねているはずだ。だから地球上で一番強い、筈だ。映像で見る限り装甲車もこのメルカバの車体を使っているように思う。もちろんわたしはイスラエルを支持しているわけではない。ヒズボラをテロリストのように書くメディアがあるが、ヒズボラはレバノンの合法政党で、政権に閣僚も入っている。だからよその国の政権に気に入らない政党が入っているからと言って、越境砲撃をしたり、戦車や爆撃機で攻撃するのは、もっとの間違っている。
▼久しぶりに別冊「ゴルゴ13」を読んだ。わたしはかつてビッグコミックの愛読者であった。今は仙台にいる友人に面白い連載があると教えてもらって、連載10回目くらいから愛読していた。2週間ほど前の「AERA」でも「ゴルゴ13」の特集があった。国際情勢を良く知っている専門家の協力があって、この原作が出来ているというのは、今回の連載「激突!-100vsM16」はM16とロシアの架空のAK100銃の対決になっている。その中にソ連共産党がアラル海から延長100キロに及ぶ水路を引いて、牧草地帯を一大綿花畑にした。しかし水が含塩地層まで達して、溶けた塩が地表に沸き上がった事件を取り上げている。これは事実でゴルゴはその塩害からM16をどうやって守るかがテーマになっている。また「歪んだ車輪」ではタイの地下鉄建設でドイツと日本が争う話だが面白い。
▼トラブル続きのニフティが突如8月2日からアクセスログの解析サービスをはじめた。これはブログの頁のみが対象だが、かなり詳しいログ解析が出来る。

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August 02, 2006

仕事を切る人、切られる人

▼ある取引先から電話があって、昼飯を食おうというので某市まで出かけた。外で食事をしようというのもとても珍しいことだ。わたしはある程度覚悟はしていったのだが、2時間余りして最後に出てきたのは、仕事の打ち切りの話だった。毎月の仕事なのだが、こちらはわたしの本来の仕事とは全く関係なく、人間的なつながりだけで7年間ほどおつきあいさせていただいた。入院中お見舞いもいただかなかったし、とくべつメッセージもなかった。病状と退院予定日は家族を通じてお伝えしておいた。ところが11日間入院したら、いきなり仕事の打ち切り。資本主義は非情である。他の団体や個人は退院するまでちゃんと待っていて下さった。こちらは拘束時間が長い割りに、かなりストレスがたまりそれほど収入が多いというわけでもなかった。わたしが通常二日働く程度の収入だ。幸い9月から新しいプロジェクトが始まるから、それで十分とりかえす事ができる筈である。何事も「人間塞翁が馬」だとおもっているから慌てない。
▼朝刊を見ていたらMaさんの団地にお住まいの、わたしと同年齢の人が亡くなったという死亡告知がでているので、メールを送った。果たして「旧知の間柄で、今晩(1日)はお通夜で涙が止まらない」とおっしゃっていた。
▼プール事故の話。わたしが行っている室内プールだが、かつては区の直営で、休憩時間になるとシュノーケルをつけた係員が全プールを潜ってチェックしていた。ところが最近いったら民営になっており、休憩時間には注意事項をアナウンスするだけだった。
▼呑み友だちの友人からお見舞いの電話をいただいた。都内の大学で独語教官をなさっているかたで、お互い飲み始めるとデスマッチとなり4,5時間は飲み続ける間柄である。この方は宗教学にも造詣が深い方である。病気とか怪我をするときは気力が弱っている場合が多い。だから呼吸を整えて気持ちを静めて物事に取りかかることが良い。こーちさんの場合、気力が弱くなっていたと思われるから、それが回復するまでゆっくり養生したほうが良いとおっしゃってくださった。家族の意見では「あなたは気力ではなく勢いだけで仕事をしてきた」と片づけられてしまう。何重ものストレスが重圧となって気力が弱まっていたのかも知れない。14日の検査が過ぎたら、ノンアルコールの喫茶店で「世相を斬るデスマッチ」をしようという事にした。

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August 01, 2006

「為人民服務」とは?

▼従妹のMちゃんはわたしより8歳年下で、関東地方某都市で中学校の教師をしている。C大の出身で4年ほど前に1年間休職して大学院に通っていた。そのときSゼミで、「現実の教師という仕事がどんな物か来て話して欲しい」という依頼があったので連れていった事があるので、もしかすると覚えていらっしゃる方がいるかも知れない。そう言えば話が終わって、哲学者S教授が「お礼にご馳走したいが何が良いか」とおっしゃった。Mちゃんはしばらく思案して「お寿司」と答えた。もう4年もたっているが、未だに実現されていない。もし「ご馳走するから来て」と言われても往復の交通費の方が遙かに高くなってしまう。もっともわたしのあるとき「こーちさんハンガリーのパプリカ上げる」と言われて5年もかかった事があるので、4年くらいでやきもきしてはいけない。
▼万が一の事があるといけないので、試験問題はメールで送って、自分が到着する時間も書いておいた。ところが9時20分頃に担当者から「大丈夫ですか?来られますか?」という電話がかかってきた。メールで送ったむねを伝えたが、「まだ読んでいない」というご返事だった。この方はメールは信頼せずにファクスを信じる方だ。そして机の引き出しには電卓でなく、四つ玉の算盤が入っている。
▼久しぶりに本郷の大学関係者から電話をいただいて帰りに寄ってくる。
▼御茶ノ水から電車に乗ったら、前に立った若い男性の布製のバッグに「毛沢東」の似顔絵が書いてあり、「為人民服務」と毛沢東の独特の右上がりの細い筆で書いてあった。本当にこうならば、経済特区による貧富の格差も、家父長的支配も、ドイモイで汚職が起きることもないのだろうが…。写真を撮らせて貰おうと思ったら一駅で降りてしまった。
▼8月中はこのような話になります。書くのは月、水、金だけです。

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