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October 30, 2006

N社の「不審者発見システム」

▼一人で歩いていると誘拐される。集団で登下校すると車が突っ込む。学校に行けば教師や友だちに虐められる。では顔見知りのお母さんが本当に安全かというと、いくつかの例でも明かなように、殺害されてしまう場合もありうる。NECで「不審者発見システム」というのを開発したとパソコン雑誌に出ていた。本当に「不審者の頭脳」まで分析できるとしたら凄い発明だと思う。しかしこれとて「挙動不審」として歩き方がおかしい程度しか分からないと思う。現にわたしが先週金曜日午後、某大学付属小学校の脇で携帯を使って仕事の連絡をしていたら、腕章をしたお母さんに「不審者」のような目つきで睨まれた。取り締まるなら、親子三人乗り自転車とか、無灯火の自転車を取り締まった欲しい。だが「PTAパトロール」とプラスティックの表示を付けた自転車がそれを率先してやっているので、まったく期待できそうにない。
▼かくなる上は「正常者証明書」などを胸に縫いつけるか、IDカードをぶら下げなければいけない。では警察官やIDカードを持った人が安全かどうか誰が判断するのか。こうなってくるとアメリカの「テロリスト国家」の認定と同じで、先に「お前はテロリストだ」とか「あなたは不審者ね」と言った方が勝ちだ。かくして「不審者発見システム」は、開発したメーカーだけが儲かる仕組みになる。最もこのシステムで発見されるのが、政府高官だったりしたら、傑作である。
▼「魂萌え!」を書いたら先週末から、この検索用語でブログを見に来る人が増えている。土曜日の夜など何の検索用語か分からないが、夜11時代だけで60人もの方がいらして下さった。さてTV版「魂萌え!」の第2回目だ。原作では宇梶演じる野田はカプセルホテルで働いているだけで、一作目の弔問に霊園のパンフレットを持って現れる設定にはなっていない。2話で妻はいきなり携帯を使いこなしているが、原作は夫の携帯のメモリー移すかどうか迷うところがある。そしてカプセルホテルのおばあさんとの絡みで、人生ってこんなもんかと眼を開かせられる。2作目で印象に残ったカメラワークは、夫が愛人の経営するそば屋に500万円を貸していたことが発覚するシーンだ。真珠のネックレスを引きちぎり、その真珠が道路に散乱するシーンをクレーンを使って俯瞰したところだ。これも原作にはないが、妻の心理をうまく表現していて映画にしても良いと思った。

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