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October 09, 2006

◇「セプテンバー・テープ」を見る

▼みなさんはあの911事件は、ビンラディンやアルカイダがやったと真剣におもっているだろうか?わたしはきくちゆみさんや、「週刊金曜日」で成澤宗男氏がずっと指摘しているように、アメリカの諜報機関が関与した内部爆発説の方が説得力あると思っている。事件が起きたとき「これは戦争だ」だと言ったのはブッシュで、いち早くそれを支持したのは日本の小泉、それに某政党である。事件から一ヶ月後に開かれた、某政党の屋外大衆集会に、たまたまわたしは行っていた。同政党機関紙M外信部部長は、「わたしは髭を生やしていますが、ビンラディンの親戚ではありません。しかし911事件はビンラディンの仕業に違いありません」(会場から拍手)と断言したとき、開いた口が塞がらなかった。貿易センタービルは近隣に7つ建っているのだが、ごく低いビルも内部から崩壊(英文)しており、中にいた人たちは全員「無事脱出」している。救出に向かおうとしていた消防隊員は、突入を「拒否」されている。某政党の911事件に関するスタンスは、ここから狂いはじめてしまった。だから飛行していたことすら証明されていない、「ユナイテッド93」や、インチキ「ワールド・トレード・センター」なる映画を政党機関紙の映画欄で褒め称えている。
▼◇「セプテンバー・テープ」アメリカ人って、本当に911がビンラディンがやったと思っているだろうか?虚虚虚にちょっぴり事実を交えた、お粗末な映画。ドキュメンタリータッチだが、実は「ブレアウィッチ」同様の作り物の映画だ。アメリカ人ドキュメンタリー監督が単身アフガンに乗り込んで、ビンラディンを撮影したいと言い出す。現地の通訳、カメラマン、ソニー、それに運転手を雇って、ビンラディンの情報を持っている人たちを訪ね歩く。最後に彼の掃討作戦を行おうとする人物にくっついて行くことになる。だがそこで「敵」に見つかり、監督は自らAK47銃を持って戦うことになる。ここら辺が安直で、ジャーナリストは絶対銃を持ってはいけないのに、アメリカ映画はすぐ記者も銃を持つ。そして監督は5年間軍隊にいたけど、人を撃つのははじめてだ、なんて告白させる。大体ビンラディンなんて裏でCIAとつながっている。もし捕まったらアメリカの言う正義の戦争の論拠がなくなってしまう。大体あの最後に監督の妻が乗っていたと明かされるユナイテッド機の飛行していたという事実すら問題になっている。監督が常に持っていたICレコーダーには、飛行機の乗っていた妻の声が入っている。飛行機が飛んでいる上空から携帯など通じないのは数々の実験で明かにされている。ブッシュが見たら手を叩いて喜びそうな映画だった。最後の方でカメラマン、ソニーが死んだ事になっているのに、照明を点けたカメラが回り続けるのはいかがなものかと思う。確か弾丸や洩光弾それに、ロケット砲が身をかすめて飛び、迫力満点ではあるが、ドキュメントを装った新手のサギ映画。シアターN渋谷(昔のユーロスペース)で上映中。

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