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October 15, 2006

◇「ブラック・ダリア」を見る

◇「ブラック・ダリア」を見る。ブラック・ダリア事件とは1947年1月ロサンゼルスの郊外で起きた、白人女性の切断され、内臓を抜かれた死体が見つかった事件である。余りにも猟奇的な事件だったため、新聞に一報がでると、「目撃者」やら「実行犯」であるという情報が殺到した。その中に一つ「犯人」でなければ知り得ない情報もあったが、犯人は見つからないまま迷宮入りとなった。映画はこの事件をテーマにした、フィクションである。ロスの警察の殺人課の二人の刑事リーとハッキーは、かつてボクシング選手として好敵手であった。警察上層部は二人を使って、シャリティ・試合(実は八百長試合)をすることを目論む。その資金で警察署を立て直し、職員の給与を上げる。さらに二人を花形の職場である、「殺人課」に栄転させてやるというものである。試合は「成功」し刑事ハッキー(ジョシュ・ハーネット)は前歯を折る大けがをする。
▼ある時二人が行動を共にしているとき、ギャングの所有する建物で、ギャングの大物が「撃ってきた」としてリーは相手を射殺してしまう。そしてその近くで上記女性の殺害死体が見つかる。ハッキーがそのリーの振る舞いに疑問を持って単独で捜査をしていくといくつか不思議な事が見つかる。ある大金持ちの不動産屋の娘(ヒラリー・スワンク)に当たりをつけて聞き込みをする。両親を紹介してくれと、不動産屋の豪華な家に乗り込む。そこで分かったのは精神状態が不安定な母と、ハリウッドのロケに使った家のセットを使って建売住宅を造り大儲けしたという話だった。
▼娘に話を聞いていくと、ら殺害された娘が自分と酷似していたと証言する。さらに父親の友人が今は誰もいなくなった建売住宅の一室を使ってポルノ映画を撮影したいたという事実だ。さらにその母親が殺害に加わっていたらしい事だ。実はハッキーの相棒であるリーはインチキな建売や、ギャングの麻薬取引の事実を掴んでおり、それをネタに巨額の蓄財をしていた。取り調べを進めていくうちに相棒がそれに気づき始めたので、先制攻撃ですべてを知っているギャングの親玉を射殺してしまったのだ。実際の事件を下敷きにしたことと、フィクションを複雑に織り込んだため、かなり分かりにくい映画になってしまった。セットを使って安普請の建売を作るなど、現実にありうる面白い筋立てなのだが難解である。「ホワットライズビニーズ」同様、ヒチコックの生き残りスタッフが作った映画にロクな作品はないという見本だ。

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