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November 13, 2006

◇「ナチョ・リブレ」を見る

▼夕方友人の通夜に出る。時間を間違えて2時間も早く着いてしまった。整えられた祭壇をを見ると、彼が生前勤務していた、会社のOB会らしい小さな花輪があった。実はこの老舗のデパートには複数の知り合いが勤務している。昨年もある葬儀に参列したが、そのとき喪主は現役だったので、会社から複数の大きな献花があった。会社都合で早期退職となってしまうと、扱いは随分違う物だと感心した。地方で葬儀を執り行うとき、有名企業の名前が献花にあると。「ああ、たいしたもんだ」その人の業績や人柄が、実績ではなく花輪の数や大きさによって評価されるという、奇妙な事が起きる。わたしは死んでから花輪などいらない。要するに家族や友人がしめやかに偲んでくれれば、後はどうでも良いと思ってる。
▼◇「ナチョ・リブレ」4,5年前に「スクール・オブ・ロック」という映画があったのをご存知だろうか?単館上映だったが、あまりえにも、マニアックな映画だったために、2週間ほどで終わりになってしまった。現在はDVDでも1500円のものが出ているし、WOWOWで2ヵ月一度くらいは放映されているので、ぜひご覧いただきたい。この映画で主演・怪演するのはジャック・ブラックという人物である。メキシコにある寒村の教会。主人公は教会の調理係である。だが料理は下手だし、材料を買う予算がないので、お布施を集めては何とかやりくりしている。この教会は親のない子どもたちを育てているのである。ブラックは材料調達にリアカーにエンジンを付けたバイクで町までやってくる。そこで残飯となっているチップスを貰うためだ。ところが先客があって袋にいれて貰ってくるチップスを横取りして食べてしまう猿のような男がいた。
▼ブラックは彼を懲らしめようとするのだが、気があってプロレスに出場して賞金を稼ぎ、子どもたちの食料の足しにしようとする。プロレスをまったくやったことのない二人はこてんぱんにやっつけられるが、負けてもファイト・マネーを貰えるので気を取り直す。しかしプロレスは、下品でお金を取ることは腐敗につながるとして、教会でTV見ることも禁止されている。覆面もスーツも端布をつかって自らミシンを使って縫い上げる。一度教会からは破門され、途方に暮れて家出をするブラック。しかし隣町からやってきた美人シスターとの気を引こうを工夫をこらすがことごとく失敗する。だが牧師はプロレスを禁止しているが、子どもたちの食料を得るために戦うのなら、神の教えに背かないのではないか、と諭され元気は回復し、メキシコ最強のプロレスラーとリターンマッチすることになる。体力、技から言ってもまったく勝ち目はないのだが、全力を尽くす。もはやこれまでと力が抜けたとき、応援席にやってくるシスターや子どもたちの顔を見て、萎えていた力が復活する。
▼ナンセンス映画だが、客席から笑いが絶えない。しかも最後は涙ぐませてしまう。シネセゾン銀座。

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