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December 08, 2006

徹夜でひとり父に付き添う。

Minitoer徹夜でひとり父に付き添う。「大人の休日」は二日目、朝七時ジャストに函館をでる。ホテルでも軽食の用意があった。しかしそれは朝7時からでないと食べる事ができない。準備の匂いを嗅ぎながら、函館駅前市場に向かう。寒いから朝からカニドンやイクラ丼を食べる事はできない。やっと焼き魚定食を探す。秋田で羽越本線に乗り換える。この路線は携帯の電波が中々届かない。▼タクシーと自分の車を乗り継ぎ、病院に着いたのは、午後七時半頃だった。親戚の人も半数は帰っていた。夜どうするか?という話になり、わたし一人が残る事にした。静まり帰った病室で怪我をして、父に助けられた幾つかの事を思い出した。父は衛生兵として従軍していたから、軽い怪我の手当てはお手のものだった。目蓋の裏に麦の穂先が突き刺さり、夜に痛くて転げ回っていたのを、抜いてくれたのも、父だった。童謡を歌って聞かせてくれたのも父だった。極め付けは芥川の「杜子春」を繰り返し繰り返し語り聞かせてくれた事だった。今だに父のその拘りと思いは分からないままだった。病床の父のベッドサイト・モニターをみながら、そんな事を考えていた。今は朝6時半になった。モニターの見方を教わった。一番下から、1分間の呼吸数、その上「酸素飽和度」、上「血圧」(右上限、左下限)、一番上が「脈拍」だ。
Kouchi(Mobile)

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