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January 03, 2007

貧富の格差を助長するグローバル化

▼毎年2日は東京在住の親戚の集まりが表参道であるので、出かける。昼食はいつも、「とんかつまい泉」だ。午前11時半に着いたらガラガラだったが、1時間後出るときは長蛇の列ができていた。早く行くと素敵な手帳が貰えてる。そして手帳の最後の頁にはナンバリングが打ってあり、前年の当選者がこのとき発表される。いただいたのは2100円の新春の特別膳だったが、3000円以上の価値がありそうだった。しかもお土産に一番搾りの缶ビールが一本ついていた。
▼昨日はのべ8時間ほどのドキュメンタリーを録画して2倍速で見たが、NHKBSで放映された印象に残った1本をご紹介する。「地球特派員スペシャル再放送グローバルに翻弄される世界」まず江川紹子がイギリスを訪問して賃金を上げろとストライキをしている、外国人労働者の姿を紹介する。労働者に聞くと地下鉄の初乗りが900円で時給よりも高いという。一方イギリス人は顔をしかめ、「イヤなら母国に帰ればよい」とこともなげに言う。しかし現実には外国人労働者がいないとイギリスという国は成り立たない。ゲストの伊藤洋一はデトロイトに出かけ、荒廃した自動車工場跡を歩く。そしてメキシコ国境に立ち、有刺鉄線が貼られている現場を目にする。有刺鉄線とは名ばかりで手で持ち上げて潜れば簡単に越境はできる。つまり建前では拒否していて、現実には彼らがいないとアメリカ経済は成り立たないのが現実である。越境に失敗してメキシコ人は「こっちでは食っていけない。だsがアメリカは子どもの教育費もタダだ」と言う。もう一人早稲田の大学院教授は中国を訪ね、先端技術に挑戦する大学生たちを取材する。ここで姜尚中が発言するのだが、根本は政治の問題であるが、それを考えている政治家が不在であるという。伊藤は「政治家不在で片づけるのは簡単だが、現実の問題はそれだけでは片づけられない」、と富の集中を図解して見せる。つまり今までの富の集中はいわゆる経済先進国が、後進国を収奪・搾取していた現実が一目で分かる。だが今や後進国の努力と、それに投資するファンドの存在がある。
▼では現在の冨の偏りが一時的なものなのか。それとも政治の力で偏りを変えて行くことが可能なのだろうか。グローバル化により現実に貧富の格差がさらに拡大していることを警告していた。また伊藤のかねがねの主張であるが、イラク戦争の失敗を見ても、アメリカのような超大国の横暴がそのまま通用する時代ではなくなって来ている。イギリスはアフリカのカカオを低価格で叩きつぶす、鶏肉にしてもアフリカは経済援助がないので、先進国の経営に太刀打ちできないのだ。WTOは現実に冨の集中を促進するだけだったという事が明らかになっていた。
▼NHK夜9時「青海チベット鉄道世界の屋根2000キロをゆく」も見たが、これは凄いというしか表現できない。これは早めに乗りに行かなければいけない。

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