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February 12, 2007

◆「21グラム」(FOXTV)を見る

▼昨日は疲れ切っていたので外出はできなかった。
◇「21グラム」昨晩のCATVのFOXで見た、4年前の映画。人間は死ぬと身体の重さが21グラム軽くなると言われている。21グラムとはコイン数枚の重さであるが、身体のどの部分にその差があるのだろう。大学教授のショーン・ペンは心臓に欠陥があり、移植手術をしないと1年も命は持たないと言われている。それであるとき移植手術を受け入れるのだが、どうしても心臓提供者の家族の事を知りたくなる。ようやくその妻のところに辿り着くが、娘と夫を失った彼女(ナオミ・ワッツ)は重い薬物依存症になっている。そして彼女の夫を交通事故で死なせたのはベニチオ・ベル・トロは収監され、先の見えない牢獄でただ自殺願望を持っている。そして事故を起こす前はまったく興味がなかった宗教への興味を持ち始めている。この疲れ切った叔父さんを演じるベニチオは迫真の演技を見せる。
▼ペンは戻ってきた妻(シャルロット・ゲンスブール)から不妊症なので人工授精手術をしたいと迫られている。ところがペンはナオミのことが頭から離れず、最初は興味本位だったものが、次第に彼女の不思議な魅力に引き込まれていく。そしてナオミの夫の命を奪って出所してきたベニチオを殺せば、ナオミの気持ちも晴れるのではないかと密かに銃を手に入れる。
▼復讐すれば、それで問題は解決するか?それは例えば国家による、犯罪者の「死刑」をもってしても解決する訳がない。単なる国家を維持するための暴力装置でしかないのだ。映画はそこまで描いていないが、生きていくことの難しさと死んでしまうはかなさのようなものを、宗教や人間の力では解決しえない出来事として取り上げている。

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