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March 31, 2007

誰から先にワクチン投与するか?

▼一部報道によると、先日厚労相の会議で新型インフルエンザのワクチンに関する論議がされたようだ。それは新しいワクチンは生産量が少ないので、誰から先に予防注射を受けさせるかというのだ。(案)によれば、確か警察、自衛隊、国会議員、国家公務員から始まり、ライフライン関係者が優先されるらしい。それが終わった後、あと一般市民が対象になるらしい。そのとき、幼児を優先させるか。それともお年寄りを優先させるか、というのが論議になっていた。
▼それと似たような話が「ディープ・インパクト」に出てくる。惑星が地球に衝突しようとする。すると地球の生物や人類は全滅するので、誰から脱出ロケットに乗せるべきかというので、一家離散なども出てくる。
▼厚労相の一部「有識者」によって簡単に論議されているが、これは実は「生命倫理」に関する重大な問題なのである。先に注射を受ける事ができる人が、心清らかな人ばかりならよい。しかし、現実には「新・天下り法案」で、定年後の自分の老い先だけを心配する人たちに、その優先権があるとは到底思えない。
▼国民投票法案同様、これは国民全体で論議すべき題材に思える。

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March 30, 2007

対戦車地雷撤去の話で盛り上がる

▼定期診断に行き薬を調合してもらう。今までの都立B病院から、紹介状を貰って近所のKクリニックに行く。担当医に会うのは二度目で、デスクの前には医師資格のIDカードを置いてある。前の病院より、わたしの現在の症状について詳しい説明がある。わたしがこれから来週の予定を話をすると、水分の補給を忘れないように、と注意を受ける。さらに「水をコンビニなどで買うと良い」、とアドバイスを受ける。コンビニなどあれば問題ないのだが、それを話すと「ウーン」と一言。
▼さらにボランティアか?などから地雷撤去の具体的な技術的な話になる。そして対戦車地雷の撤去方法にまで話は盛り上がる。わたしにはそんな技術はないし、撤去に命をかける勇気もない。
▼今朝多忙、夕方5時頃に続く。Web1面トップの写真はいかがですか?昨日ご紹介した投稿サイトに写真3枚が紹介された。ご覧になりたい方は第三ブログまたは、個別メールにてご案内します。

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March 29, 2007

コンビニで廃棄された食料の行方

▼4月から新しく始まる仕事の打合せに出かける。帰りにS堤通りを歩くと、桜の花は3分咲きくらいになっていた。早くも芸者衆の接待所が出来上がっていて、茶菓子の有料サービスをやっていた。昨年は確かセットで500円位だったような記憶がある。あるサイトにはS区で咲いている桜の投稿サイトがあって、「応募数が少ないので(まだ一人だ)投稿してみては…」と誘われたので、重いカメラを担いでいく。投稿した一枚が『鍵盤乱麻』のトップページにある写真である。ペンネーム可とあったので、また新しい名前を作った。投稿した大きな画像はデータベースにあります。(会員限定)
▼録画しておいた「ガイアの夜明け」を見た。放映された日は家にいなかったので、これと裏番組「プロフェッショナル/宮崎駿」を同時録画しておいた。「ガイアの夜明け」の方はコンビニ(この場合Rーソン)の賞味期限切れになった食料品の再利用について紹介していた。それが昨年暮れに取材で訪れた、ホームレスの人たちを助ける「さなぎ」だった。ちょうど取材に訪れた食堂が出ていた。訪れた時、食堂の定食が大体300円であったので驚いた。その秘密はコンビニで賞味期限2時間前に廃棄された、材料をこの食堂で二次加工するのだ。たとえばカツがあった場合、卵を絡めて火を通して、カツ丼に作り替える。一定の契約のもとに絶対賞味期限内に使い切る。衛生面をチェックするなどの契約を取り交わして、安価で提供する食堂は成り立っていた。
▼わたしたちが取材に行ったときは、そのほかに賞味期限ギリギリのパン類が並べられていて、「もしかしてあの包装はRーソンではないだろうか?」と言っていたのは正しかったのだ。さらに賞味期限の終わったものは、家畜の飼料として再生されていた。また浅草橋にあるXハーベストという会社は、パッケージが壊れたり、缶詰の缶が変形してしまった食料を一定の契約書を交わして引き取り、それを孤児施設に定期的に無料で配給している仕事をしていた。この日は千葉県K更津にある施設まで運んでいた。出迎えるのは宗教関係の施設のためシスターたちが並んで待っていた。
▼「資本主義の最大の矛盾は浪費」と決めつければそれまでだが、その中でも、その矛盾を少しでも少なくしようと努力している人たちがいる事を知って頭が下がる思いがした。

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March 28, 2007

認識しないメモリー

▼近所では桜が1分咲きくらいにほころんできた。今週中にメドをつけなければならないデスクワークが、急遽はいった。だが外での打合せや契約が目白押しなので、それに手を付ける時間が取れない。XPの入れ替えはうまくいったようだ。とにかく数人の読者にメールを返信してもすぐ戻ってきてしまう原因が分からなかった。メールの「仕分けルール」の問題だという事が分かった。
▼某日某女からDTPソフトの購入からパソコンの設定まで頼まれた。ソフトだけでわたしの給料1ヶ月分を超えてしまうほと高価なものだ。それをパソコンにインストールしようと思ったら、先に進まない。調べてみるとメモリーが不足している。忙しい最中秋葉原に行く。1Gのメモリーを注文すると、「仕様書」を見せてくれ」という。そういう事もあろうかと思って、パソコンから抜いて持っていった256Mのメモリーを見せて「これで大丈夫」というバルクものを買ってきた。メモリーの増設スロットは1個しかなかった。差し込んでもパソコンは再起動をくり返すだけだ。挿す順番や手順を変えてみたが、一向に改善しない。いちおうバイオスで確認すると、増設は認識している。これはメモリーの初期不良だと分かる。夕方またそれを持って秋葉原に行く。10分くらいチェックしたら、途中で不安定になることをショップも確認して、交換してくれた。バルクの残りは2枚しかなく、まるでおみくじを引くように「どっちにします」と言われて、「右」を引く。持ち帰って再び作業を続行する。ソフト一式のインストールだけで、約40分。やれやれ…。作業が終了したところで、わたしの貴重な休日の一日も終わっていた。

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March 27, 2007

◇「ハゲタカ」最終回を見る

▼このところXPマシンの調子が悪い。とくにメーラー関係である。夜に思い立ってXPの入れ替え作業を行った。今週中に終えなければならない仕事がたくさんある。峠を越えたと思ったら、夕方急ぎの仕事が入った。
▼◇「ハゲタカ」最終回。このドラマで強烈な個性を発揮するのは、鷲津を演じる大森南朋(なお)と研磨技師の加藤(田中泯)であろう。前回拳銃が暴発して足を撃ってしまった、鷲津はリハビリに励んでいる。自分が苦しんでいるとき、相手の弱い立場が分かるというのは本当だと思う。大空電気のレンズ研磨部門はアメリカの投資会社によって、軍事技術会社に売られることになる。しかしその部門198人のうち、新会社に残れるのはたった50人である。新会社からは「加藤らに給料は今の倍出します」と誘う。最初加藤は「技術者はその能力で生きているのだから、乞われればどこへでも行く」と呟く。
▼リハビリに励む鷲津のところに元上司で、つい最近まで敵対的関係にあった柴野(柴田恭兵)が「鷲津ファンドを作って一から出直そう」と説得にやってきて心を動かされる。カネはどうするか、銀行関係者の間を挨拶して回るが、悉く拒否される。銀行周りをする一方、銀行の貸し渋りで倒産寸前になっていた三島製作所の妻のところを訪ねて「いくらでも良いから」と出資を要請する。そこに立ち会ったのは三島由香だ。彼岸の墓参に三島家の墓に行っているとことに由香と偶然出会う。そこに母から託された328万円の小切手を渡し、「希望を託す」。鷲津らはEBO(用語解説は「ハゲタカ」のHPを見よ)でカネを集めることを計画していたのだ。
▼加藤は従業員に「自分たちさえよければ、首を斬られる圧倒的多数の253人の事は考えなくても良いのか?先代の社長はそんな自分本位の生き方をさせようとしていたのではない。新しい会社に行って希望はあるのか?もっと誇り高い生き方をしよう」と訴え、みんな涙を流して賛意を示す。経産省も武器輸出につながる大空のレンズ部門の売却に不快感を示し、中国のファンド、テクソン資金提供に協力することになる。あたらしいレンズ部門を担当することになった柴野は、三島製作所の小さな町工場の前にたたずむ。
▼見方によってはMファンドやLドアを一緒にしたファンドが行ってきた、カネ本位主義の生き方を、物作りの現場から否定して、労働者のもの作りと一緒に手を携えていくやりかたを肯定しているように思えた。

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March 26, 2007

◇「ブラック・ブック」を見る

▼朝9時前からアクセスして下さる方にはありがたいが、わたしは様々な家事や仕事を終えてからでないでパソコンに向かうことはできない。書くという行いはただ読むのと違い、かなりエネルギーを集中して使うのである。その点ご了解いただきたい。
▼◇「ブラック・ブック」先日「カサブランカ」のクラブでドイツ兵が唄う曲のご質問をいただいたが、あれと同じ「ラインの護り」がこの映画の前半で歌われている。ドイツ語なので英訳だけでも出して欲しかったが、それはなかった。
▼ナチス占領下のオランダ、アンネのように屋根裏に小さな子どもたちを隠れて暮らすユダヤ人ラヘルがいる。たまたま爆撃帰りのユンカースが弾倉を空にして爆弾を投下したものが、隠れ家全体を爆破してしまう。行き先の失ったラヘルは、ユダヤ人の海外逃亡を手助けしている老弁護士を頼って、父の預けた宝石を現金を受け取って、海外へ行くための小さな貨物船に乗る。そこで両親や弟と再会するが、その行動はナチスにばれていて皆殺しにされる。ラヘルは川に飛びこんで九死に一生を得る。それからレジスタンスの人たちに助けられ、エリスと名前を変えて行動を共にするようになる。
▼レジスタンスの目的は、ナチスにとらえられている味方を救出し、かつ彼らに武力闘争を挑むことになる。困難な闘いが続く中、ラヘルは特殊な任務を与えられる。それは武器を運ぶ列車の中で偶然一緒になったナチスの情報将校に接触する事だった。「そのためにナチスと寝ることができるか?」という決断を迫られる。幹部の部屋にあったヒムラーの似顔絵の裏に盗聴器を付ける任務に関わる。それを手がかりに仲間の救出を試みようとするのだが、盗聴器の存在は彼らにバレていて、逆に救出に向かったレジスタンスは一網打尽にされる。そして2週間後ベルリンは解放されるが、レジスタンスと取引をしたという理由で、情報将校は「戦前の銃殺刑の判決は有効だ」と、処刑されてしまう。そして解放後ラヘルはナチスの協力者だったとして収容所に入れられ、二重スパイだったという濡れ衣で屈辱を味わう。
▼彼女を救出したのは、レジスタンスの生き残りの医師だった。しかし彼からも、二重スパイだったと決めつけられ、密かに事故を装って殺すためインシュリンを注射される。二転三転、最後に四転するエンターテイメントだ。現実にあった話と、想像を組み合わせているが、最後は「シンドラーのリスト」のラストと同じく、「イスラエルは永遠である」というテーマになっている。
▼なぜヨーロッパではレジスタンスが生まれ、日本では生まれなかったか?それは丸山眞男の分析に任せるとして、わたしは彼の分析を全面的に支持しているわけでもない。かといって拷問に耐えて牢獄に入っていただけで、「戦争に抵抗した」と自慢できるものでもないと思う。わたしの考えでは日本は元寇以来日本本土を外敵に侵略されたことはない。だから国民が一致して外敵に抵抗したという実績もない。「パリは燃えているか?」にしても、この「ブラック・ブック」にしてもレジスタンスは、右派から容共派、過激派、それに共産党まで一緒にレジスタンスに参加している。もちろん一枚岩でないからミスも多々起こるし、意見の不一致も起こる。それらを含めて祖国を愛することとは何かというテーマを突きつけられる。しかし人間だから、どうしても自己の利益だけが優先してしまうため、この映画のようなストーリーが生まれるのだろう。140分の作品だが、二転三転くらいにしておけばよかったのに…。と悔やまれる。「ブラック・ブック」とは、レジスタンス側のナチスの協力者の名前が書かれていたとされる手帳である。
▼明日はは「ハゲタカ」最終回について書く予定だ。

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March 25, 2007

◇「かもめ食堂」を見る

▼昨日の検索用語を見ると数日前にご紹介した浅田次郎の「雛の花」がトップに入っていて嬉しかった。様々な話が「霞町物語」には収録されている中で、あの話はとにかく一番光っている。
▼◇「かもめ食堂」WOWOW。金曜日は某大学の卒業式だった。たまたま仕事の打合せで構内を歩いていたら、和服で着飾った女性が沢山にこやかに闊歩していた。その中にえんじ色の和服袴の女性がひときわ目立った。何故かというと尼さんのような真っ白な被りものをしていたからだ。どうしたのだろうと見ていたら、イスラム系の女性がスカーフ(という表現が正しいのかどうか)を被った上に和服を着用していたのだった。
▼わたしは上下ともイスラムの伝統を重んじた方が似合っているのではないかと思ったが、彼女は一生の想い出に和服を着たかったのだろうと想像した。そこでふと5年ほど前に卒業して昨年結婚した某女の事を思いだした。彼女は朝日新聞に、フィンランド(ノルウェイだったかも知れない)で鰺が大量に水揚げされる写真を見て、半年ほど学校を休学して、彼の地で行ってきたという経歴を持っていた。フィンランドでも自販機は何一つないのが印象的だったという。映画はノルウェイでひょんな事で日本の食堂を開こうと考えた女性(小林聡美)が主人公である。日本の定番の朝食と言えばアジの開きと海苔とみそ汁である。鰺が好きならば同じメニューでも喜ばれるのではないかと考える。
▼メニューはいわゆる日本の大衆食堂にある、珈琲からカツ丼からアジフライなどだ。現地の人たちがこわごわやって来る。最初日本語を巧に操り、珈琲を飲む青年トシミだけだったが、シナモンロールを焼く匂いに釣られて3人の女性客が定期的にやってくるようになり、評判は高くなる。そんな中、飛行機に乗せた荷物が着かない、と困っている日本人女性(もたいまさこ)がガックリしてやって来る。試作品として日本のおにぎりを出したいと考えていた経営者は彼女が注文してくれた、おにぎりを出す。店にいたフィンランド人たちはその奇妙な食べ物に絶句する。
▼家出をして愛人の元に去っていった夫を取り戻すにはどうしたら良いか、「それに利く日本の魔術があったら教えて欲しい」という質問も寄せられる。すると小林らは、深夜に5寸クギを打つ呪いを教え、夫は無事戻ってくる。時間が日本と違ってあくまでもゆっくり過ぎていくフィンランドにあって、現地の人々の心暖かな交流が描かれる映画だった。アキ・カウリスマキの『過去のない男』の主演したマルック・ペルトラが、カッパライで出演している。

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March 24, 2007

かくとだに えやはいぶきの さしも草…

▼某日編集会議でM編集長から一枚のハガキを手渡された。某新聞のコラムに書いた記事でわたしの身辺に異変があった事を知って送ってくださった内容だった。このコラムについては、過去に会員制の第三ブログでご紹介したことがある。お葉書によるとどこかの施設に入所していらっしゃるようだ。だがわたしの映画紹介をお読みになりたいという事で、わざわざ編集部までバックナンバーを求めにいらしたという。とてもありがたいことなので、ご返事を書こうと思っている。
▼某日NHKラジオ第二放送を聴いていたら、「高校国語」の番組を放送していた。聴いていると「プレゼンテーション」というテーマだった。この言葉はプレゼントという言葉に語源があるように思うという。方法論もそれはそれで面白かった。たとえばタダ珍しいところ紹介と発表しても、人を引きつける事はできない。選択肢を4つか5つ選ぶ方式にして、「このうちのどこか?」と考えさせるようにすると、興味を引くという。
▼講師はプレゼントの選び方とコミュニケーションについて話を進める。講師は奥さまに「今までもらったプレゼントで一番嬉しかったのは何か訪ねる。すると子どもがまだ小さかった頃、「お母さんありがとう」という手作りのメッセージカードだったという。もちろんそれは子どもが出来る筈もなく、保母さんが作ってくださったものだ。しかし無我夢中で育児をしているとき、あたかも自分の背中におんぶしている子どもからメッセージを貰ったような気持ちがして、余計子どもが愛おしくなったというのだ。心が通じ合うには物とか高いものを贈る事ではない。相手が今何を思っているか、それを考えてその心に訴える。という事が大事だという当たり前のような話だったが、これにはグッと来た。
▼さらに講師は最後に百人一首のなかから「かくとだに えやはいぶきの さしも草 さしも知らじな 燃ゆる思いを」(藤原実方朝臣)をとても好きな詩だと紹介していた。さらに彼は「いまそう思われても怖いものがある」とも言っていた。

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March 23, 2007

◇「アサルト13」を見る

▼◇「アサルト13」今から30年も前の事だが、「警察小説」に凝っていたことがあって、古今東西の警察小説を読みあさった。なぜ警察小説を読むようになったかというと、名探偵が困難を解決するストーリーに飽きてしまったからだ。そのときであったのが、早川文庫の一連のシリーズである。とくにエド・マクベインの「87分署」にはまってしまった。その少し前に出会ったのがウィリアム・P・マッギヴァーンの「悪徳警官」である。
▼それまで警察は善、悪は犯人というパターンであった。今の日本の大体のTVシリーズや小説はまったく同じパターンだ。ところがマッギヴァーンのそれは現実の悪徳警官を書いたので、一躍評判になった。
▼デトロイトの13分署ボロになった分署は12月31日で閉鎖されて、元旦から新しい場所に引っ越しを予定されている。当直の責任者はローニック(イーサン・ホーク)がいる。ところが雪の降る悪天候で囚人護送車がスリップをして、たまたま警官5人がいる、この分署に明日の朝まで待避することになる。誤送する容疑者の一人にマフィアのボスで、警官殺しの犯人であるビショップ(ローレンス・フッシュバーン)がいる。収容作業が終わって一杯やろうか、と思った矢先、警察の電話が切られ、携帯や無線も通じなくなる。そして電源が切られ、何者かが警察を襲撃してくる。向こうは大勢いてノクトビジョンも備えて万全だ。ところが分署は拳銃も扱ったことのない女性警官も2名で、戦いにならない。
▼それでは囚人も仮釈放して銃を持たせて闘わせようということになる。襲撃者の目的はどうやらビショップらしい。それは過去に警察と取引して、「警察の悪事」を知り尽くしているから彼を抹殺しようとしていることが分かってくる。容疑者と一緒に殺されてたまるか。いっそのことビショップを差し出して、命を助けて貰おうという葛藤もある。そうだ、おそってくるのは味方であるはずの警官グループ(ガブリエル・バーンら)だった。WOWOW録画で見る。映画館で見たかった一本だが、とても面白かった。

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March 22, 2007

「蝉しぐれ」の朗読を聴く

▼明日納品の仕事がある。昨日仕事をしながら、例によってNHKラジオ第一放送を聴いていた。ちょうど公開放送で「朗読」がテーマだった。スイッチを入れたとき、松平知久アナウンサーがリアルタイムで藤沢周平の「蝉しぐれ」を朗読している最中だった。最終章二人が寺の離れで会うシーンだ。お福がいう「お子は何人おいでです」という名場面だ。「あなたの子がわたしの子で、わたしの子があなたの子」という道はなかったのでしょうか?という。聴いているだけで涙がこぼれて止まらなかった。
▼そのほか石坂浩二郎が太宰治の「斜陽」を読んで聞かせた。某大学構内の桜は蕾さえ膨らんでいなかった。明日は某グループのお花見会が開かれるというのに…。
▼朝のラジオニュースを聞いていたら、イラクで、「自爆テロをする車に子どもを同乗させていたから、怪しからん」という米軍のコメントを喋っていた。もちろんそれはよくない事だとおもう。しかし米軍は1年以上前のファルージャ攻撃の時に女子ども、そして結婚式を挙げている新婚夫婦からその親戚友人までも、殺害しているではないか。高遠菜穂子さんのブログではそういう米軍の犠牲になった、子どもたちの酷い写真が時々掲載されているからご覧いただきたい。米軍は自分が子どもたちを殺害していることに口をぬぐって、イラクの抵抗勢力だけ批判するのは間違っていると思う。

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March 21, 2007

浅田次郎「雛の花」を読む

Nanohana1エッセイでは「菜の花」も重要なポイントになる。川崎市にて。
▼昨日は「ハゲタカ」を見出のキーワードにしたため、アクセス数が異常に増えて150人を越した。わたしはアクセス数を増やす目的で書いている訳ではない。興味のある方はどうか原作を読んでいただきたい。インターネットにある情報がすべて正しいわけではない。玉石混淆という言葉があるが、某学者に言わせれば「インターネットとは石石石玉混淆」の世界である。
▼さらに昨日の検索用語で「S久の葬儀」というので入って来られた方がお二人いらっしゃる。これはまったく理由が分からない。
▼日曜日の夜NHK第一ラジオで午後10時から文学作品を朗読する番組があって、寝しなに聴いていた。朗読しているアナウンサーは一時期歌舞伎の解説をしていた葛西聖司アナウンサーである。彼は都内の私大の出身で在学中から歌舞伎研究会に所属していたという経歴の持ち主だった。それで山川静夫アナが退職してから、その分野で活躍するようになった。この日朗読していたのは、浅田次郎の短編で「雛の花」という作品を朗読していた。この作品を読むには浅田のエッセイ「霞町物語」(講談社)をお求めになるとよい。浅田には興味がなかったので、彼の作品は今までまったく読んだことがなかった。もしあなたが歌舞伎とくに先代萩がお好きなら、余計本書を楽しむことが出来るだろう。ラジオを聴いているだけで、最後の「おなりこまっ」のかけ声には涙がとまらなかった。ラジオは千穐楽の柝の効果音で締めくくられていた。

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March 20, 2007

あなたは「ハゲタカ」を見ているか?

Desk1
▼先日の郵政公社に引き続き、某クレジット会社から連絡文書が来て「あなたの個人情報が流出した」というお詫びが書いてあった。わたしの情報だけ流出している事はないだろうが、どうなっているのだろうか。今は「通知」だけすればよいのだろうか?漏洩した個人情報が出回る、恐るべき事態である。というのはこのところ明らかになっている原発の隠蔽されていた一連の事故のことだ。当時は臨界(原子炉の爆発直前)事故であったにもかかわらず、原子力保安院や地元自治体に連絡することなく、もみ消されていた。それが企業ぐるみで当然のように隠蔽されていることが、いかにも旧態依然たる日本らしい方法なのだ。だから、カードの「住所氏名電話番号以外の情報は流出していなかった」と言われてもまったく信頼できない。大体以上3つの情報流出自体がおかしいのだ。
▼本日午後8時はメルマガの締め切り、及び送信予定時間です。すでに過半数の方の原稿が集まっています。わたし?まだ一行も出来ていません。
▼みなさんはNHK土曜ドラマ「ハゲタカ」をご覧になっているだろうか?6回連続で今週末が最終回だ。T局の「華麗なる…」は出演俳優が嫌いなので、まったくスイッチを入れていない。「ハゲタカ」はNHKのサイトをご覧になれば大体の様子は分かるから書かない。女性経済記者三島由香を演じるのが栗山千明だ。「キルビル」の時は全然良いと思わなかったが、今度は髪をアップにして聡明な記者を演じていてとって良いのだ。そしてサイトでは三島のデスクがトップページ右中央に再現されている。ついでにわたしの机も左上にアップした。
▼話は老舗旅館を乗っ取られた西野(宇崎竜童)が自販機をたたき壊して小銭を揃えて銀行に助けを求めに行くが、拒否される。その帰りに彼は自動車事故で死亡する。その息子が(松田龍平)が復讐するのだ。外資ファンドの企業再建という目標にされたのは青空電気のレンズ部門だ。何故かというとその工場のレンズが優秀で人工衛星の監視カメラに使われ、軍需産業に売れば使えると考えられたからだ。そこから3巴のバトルが始まる。レンズ職人加藤を演じる田中泯(「たそがれ清兵衛」の悪役)はセリフは殆どないがもの凄い存在感を出している。資本のカネの論理が通るのか?それとも初代社長で急逝した大木(菅原文太)の「首切りをしないで人間を大事にする」という社是が貫かれるのか3月24日の最終回が見所である。

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March 19, 2007

卒業文集に書いた原稿

▼学校にパソコンの講師として授業を受け持たせていただいて、今年の4月で早くも5年目になろうとしています。それまでパソコンを成人にお教えすることは多々ありましたが、学生さんにお教えするのは初めての経験でした。普段わたしはネクタイをしない生活をしているので、まず何を着て授業をしたらよいのか大いに迷いました。結局授業の初日だけネクタイを締めましたが、あとは普段と同じ、季節に合わせるラフな服装に戻りました。
 それまでの授業に使われていたのは分厚い「Word」と「Excel」の2分冊のグリーンテキストでした。生徒さんのほとんどは「教科書が重い」と言って授業にテキストを持参する事がありませんでした。これでは授業にならないのでわたしは、授業が始まる30分前には学校に到着して、必要なページをせっせとコピーしていました。せっかくコピーしたのだから、授業が終わったら持ち帰って欲しかったのですが、それでも机の上に置きっぱなしで帰ってしまう生徒さんが多く見受けられます。「持ち帰るように」と話かけると、10ページ足らずのコピーすらも、相変わらず「重い」という答えが返ってきます。
▼2年たってから重いテキストは止めて、「Word」と「Excel」が一冊にまとまった薄いテキストに変えました。それからは早出をして、コピーをする仕事から開放されるようになってきました。しかしみんなの理解が進むに従って、テキストだけでは間に合わなくなり、別の教材からコピーして使うことも出てきました。
▼みなさんアルバイトなどでお疲れになっているのか、授業に集中できない方も見受けられました。それで授業を工夫してDVDの映画を数回上映して、感想文を書いていただく事も試みました。授業の90分以内で終わる映画を選ぶのも難しいのですが、チャン・ツイー・イーが主演した中国映画「初恋の来た道」は、「自分のふる里を思い出した」と感想を書いてくださった方が多くいました。しかし残念なことに西欧の映画はあまり興味を示して鑑賞していただけませんでした。
▼オリエンテーションも出来る限り参加させていただきましたが、場所を教室から観光地に変えるだけで生徒と講師という関係をこえて、親しくなる事ができました。箱根の地獄谷で温泉卵を食べたこと、生徒の一人Kさんと雪投げをした事などが、親しみを感じていてくれていることが言葉だけでなく、肌で感じることができた瞬間でした。
▼パソコンやインターネットは、年齢や年代を超えたコミュニケーションツールとして、ますます日常生活の中にも広がって行くことを期待しています。

*以上は学校の卒業論文集に書かせていただいた原稿です。

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March 18, 2007

◇「バッテリー」を見る

Anbataこれが「あんバター」の中身
▼◇「バッテリー」なぜ野球をするのか?というのがこの映画のテーマのようだ。わたしは元来スポコン物が嫌いだったし、もしTVで野球とドキュメンタリーがあれば、後者を選ぶ。この「バッテリー」とは先週のTVで、撮影秘話の特番があったが、800万部の大ヒットをしたあさのあつこのマンガが原作なのだという。まずは、そういう先入観を捨てて映画を見に行った。
▼父の都合である街にやってきた原田一家。長男の巧はまだ中学生だが超速球を投げる豪腕投手として知られている。この街に引っ越して来た理由はもう一つ、祖父が妻に先立たれた事がある。そして次男の青波(せいは)が喘息気味で、ここで健康な身体を取り戻せればという、父母の期待もあった。街に着くと一人の太った中学生永倉豪が、巧に獲ったばかりの川魚をプレゼントして、「お前が巧か」と近づいてくる。そして俺とキャッチボールをして、お前の速球を受けることができなければ、明日の引っ越しを手伝いにいくと約束する。豪は実は医者の子息で小学生の時だけ野球をする事を許されている。だから塾に行く時間になると携帯が鳴り出す。だから豪は母親から「野球をさせて貰っている」という。ある時豪の母をあって巧は「何とか言ってやって」と忠告される。だが巧は「野球はさせてもらうものではななく、自分からやるものです」きっぱり言い切って母親を唖然とさせる。
▼中学に入って最初の日校門には風紀委員が腕章をして髪の毛の長さや、服装チェックをしている。巧はそのときの上級生の「警告」を振り切って学校に入る。しかしそれは野球部の先輩で、その後一貫して恨みを買うことになる。職員室に呼ばれた巧は監督に身体を触られただけで、筋肉の状態や走り込み不足を指摘される。そして入部を許可される。1年生は当然どこもボール拾いや球場整備などから始める。ところが監督は巧と豪にキャッチボールをやらせてみる。その結果レギュラーとして入ることを認められる。ところがそのことでさらに上級生海音寺の恨みを買い、体育用具準備室でリンチを受ける。
▼その見張り役をさせられたのが、同級生で寺の息子だった。彼はそのことで悔いて登校拒否を続けようやく立ち直ったとき、職員室に訴えに行こうとするが、上級生に拉致されてリンチをうけそうになる。危機一髪で監督に救出されるが、その戸村監督は怪我をして病院に運ばれる。そのとき海音寺は「俺は別に野球が好きだったのではない、内申書が良くなるから部員になって風紀委員にもなった。先生ここは取引をしよう」と監督を脅迫する。その事件を知った校長は「体面があるから事件はなかったことにして、野球部は1年間体外試合の出場停止にする」ことで決着を付ける。この一連の事件と決着の付け方はどの学校にもありうる事件のように思われる。
▼対外試合を禁じられたのだが、巧の豪腕を聞いた隣の横手二中のスラッガー門脇は挑戦してくる。最初はバッティングの対決だけだったが、無届けの試合にまで発展する。試合の途中横手二中は速球をキャッチャーの豪が受けられない事に気づいて、振り逃げをすれば勝てると判断する。それから巧は豪にスピードをセーブした玉を投げて事々ことく打たれてしまう。横手の監督が「許可を得ない無届け試合だ」と乗り込んで来て試合は中断して一週間後に再試合となる。
▼豪は巧が信じられなくなり、練習にも来なくなる。巧はどのような制球で投げたらよいのかわからなくなる。つまりバッテリー最大の危機になる。さらに青波は緊急入院する。母親からは「これは青波を野球に引きずり込んだ巧の責任だ。もしもの事があったら巧を絶対許さない」と責め立てる。だが病床の青波は気力を振り絞って「お兄ちゃん頑張ってきて」と苦しい息をしながら、励まして巧を試合に行くように促す。巧は試合の始まったばかりの球場まで自転車をひた走らせる。マウンドに立つと仇敵門脇がバッターボックスで不敵な笑いをして待っていた。野球好きでなくて、野球が嫌いな人でも信頼できるバッテリーがどれほど人間の成長に必要か痛いほど伝わってきた。そして映画館では観客のすすり泣きが絶えない。

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March 17, 2007

パスモで快適生活になるか?

▼トラックバックとコメントを受け付け拒否に設定したら、とても具合がよい。一々許認可の連絡が来ないので仕事のジャマにならない。集中してやるべき仕事があるので、土日と夜は携帯を切ってある。これも精神衛生上とてもよい。
▼明日から首都圏は私鉄や都バス、地下鉄それにJRが一枚のパスモが使えるようになる。わたしは毎日行くべき場所が違うので1年半前からおサイフ携帯にしていた。だからサイフは忘れても、携帯は忘れると動きが取れなかった。ひと月ほど前にパスネットは切れてしまったが、中途半端で買うともったいないので、カードは買わずに待っていた。しかし昨年倒れてからあの南青山のパン屋さんには、まったく行くことが無くなったので、あまり必要ではい。それに地下鉄は嫌いだ。パン屋さんに行くことがなくなった理由は、昨年6月末からリニューアルと称して2ヵ月も閉店したからだ。K店長さん始め店員さんはとても親切だし、しかも女性は美女ばかりなので、行く楽しみはあった。そして映画の話も弾んだ。しかし今までのK店長さんは退職し、オーナーはリニューアルを強行したので、その間わたしはどこで無添加のパンを調達したら良いのか、かなり探した。表参道のNハウスにも無添加のパンはあるが、味が今ひとつである。
▼辿り着いたのは渋谷T急本店の地下にあるK国屋のパン売り場だった。ここではすべてのパンに何を使っているか表示してあるので安心して買うことができる。それに南青山の専門店よりは3割くらい安いし、普通わたしが食べるパンも置いてある。それにあの隣はルシネマもあり、ユーロスペースも徒歩数分の距離にあるのでとても便利だ。無添加のパンは他のK国屋も調べたが作っているのはここだけのようだ。
▼話は逸れてしまったがおサイフ携帯の話だ。先日某読者とお会いしたとき、N社の703に機種を変更されたので拝見した。たしかCDケースの薄さだが、かなり重量感がある。お聞きするとやはり電池の保ちは悪いというお話しだった。FOMAはそうなので、新幹線などスピードが速い電車に乗っている時など、基地局を探し続けるからすぐ電池切れになってしまう。こういう時は電源を切っておく方が賢明であろう。

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March 16, 2007

「カサブランカ」でドイツ兵が唄う曲名

▼他人に送ったメールの約半分が戻ってきてしまった。ウィルスバスターなど全部を外して見た。もうサポートしてくれる人がいたらすがりたい気持ちだ。でもサポートを仕事をしているので誰も頼ることはできない。24時間考えて、ブログのトラックバック拒否にニフティの「IP」アドレスを追加したせいではないかと思いついた。「IP」アドレスとはパソコン固有の、人間でいうと指紋のようなもので世界中のパソコンにすべて違ったIP番号が振られている。だからブログを誰が見にきてくれているかも分かるのであります。
▼一月前にある建物で会議をしているとき、わたしがそこの場所にいることを知る筈がないのに、建物の固定電話に「指名で」がかかってきた事を書いた。その後その人がなぜ電話をかけてきたが分かった。その後人を介してわたしに連絡があった。その人(仮にJ氏とする)は次のように語った。
▼あなた(つまりわたしこと、K)の「シネマ紹介」(ブログは速記録で、それを推敲して1本400字で書いている。メルマガでご紹介しているものだ)を読んでいるが、どうしたらあのように短く要領よく書くことができるか。自分は住んでいるところで手作りの新聞を作っていて、映画紹介を書くことにした。先月は第一回で53年のアラン・ラッド主演の映画「シェーン」を紹介したが、どれだけ読んで貰えたかは不明である。自分は800字で書いているが短くてストーリーだけでも書ききれない。
▼来月号は42年のアメリカ映画「カサブランカ」にしようと思っている。映画の後半でリックの経営する酒場に来ていたドイツ将校たちが、ドイツの歌らしいものを歌い出す。来ていた客はそれを苦々しく思っているが口では言えない。リックは楽団に目配せして「ラ・マルセイエーズ」を歌い出し、ドイツ兵の歌声をかき消す。そこでお聞きしたいのだが、ドイツ兵の歌った歌のタイトルは何か。というのがご質問の主旨だった。話は20分くらいして、表現方法など意見を交わしたのだが、お聞きになりたいことはこれだった。
▼わたしは5年ほど前に買ったままになっていて、未開封の「カサブランカ」のDVDを繰り返し3度ほど見たが字幕には一切でていなかった。次はインターネットで検索したら一発で出てきた。ドイツ軍歌で「ラインの護り」というのだった。これで約2時間消費した。お金にはならないが、人のお役にたって良かったと思う瞬間である。
▼ついでにカサブランカまでどのくらいで行けるのか調べてみた。JTBは50万円。安売りチケットでは航空券の往復だけでたったの5万円から6万円。語学が多少できて度胸があれば、あと10万円プラスで行って帰ってくるこlとができそうだ。

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March 15, 2007

卒業式でのあいさつ

▼「あんバター」ついでに、40数年前の通学電車のことをふと思い出した。小○線に15分ほど乗って高校まで通っていた。試験シーズンになるとその僅かな時間でも必死に一夜漬けの勉強をしていた。ある日向かいの席に座っていた、25歳くらいの美しい女性が話しかけてきた。「わたしは、なぜあなたがそんなに勉強しなければならないのかと考えていたら、とても悲しくなってきた」と言って目には涙を浮かべていた。わたしはおそらく「それは自分も疑問に思うが、いまはそうせざるを得ない」というような返事をしたと思う。今にして思うと彼女は、沿線の窓の風景を楽しんだり、友だちと楽しい話をしないで、という事を言いたかったのだろうと思う。
▼某日学校の卒業式だった。いつもは式典の間、「君が代」などを唄わなくても良い学校なので、座っているだけでよい。ところが式典が始まる直前に事務長さんが、「きょうは講師の先生方ひとりずつ、お祝いのメッセージをお願いしたい」と言われて慌てた。その間約30分だ。必死に考えたのだが、昨日の「初恋の人…」の話にプラスすることにした。制限時間はおよそ3分である。あの話にプラスした部分は以下の通り。
▼昨日も書いたように、わら半紙に鉛筆で書いた手紙は今も残って読むことができる。しかしパソコンのメールはマシンを取り替えたり、操作ミスで文章は簡単に消えてしまう。パソコンや携帯メールを早く打てたり、見かけの良いホームページを作っても、気持ちが伝わらなければ意味がない。みなさんも良い小説や映画を沢山みて、心が豊になるように心がけて欲しい。そうするときっと相手と心が通じることができる、という内容だ。
▼卒業式が終わってパーティになったとき、二人の方から、「先ほどのお話はとても良かった」と言われてとても嬉しかった。

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March 14, 2007

鉛筆で書けば永遠に残る

▼某読者に言わせると、わたしは「書くロボット」なのだそうだ。見かけの「K」(わたし)の中にはロボットが入っていて、そのロボットの腕がわたしを動かしているのだという。そうだと楽で良いのだが、実際はわたしが一字、一字考えながらキーボードを打っている。しかしブラインドタッチ30数年になるから、自分が考える速度では打てる。先週のNHK金曜日だったか、「初恋の人探します」という仕事をしている関西の女性を紹介する番組を放映していた。会社は6人くらいの株式会社なのだが、部屋には全国の電話帳がズラリと取りそろえてある。
▼登場した一人は82歳の男性で、上記の条件で結婚を約束していた女性がいた。しかし満州から帰国して、自信がなくなってしまったので、待っていてくれた女性には悪かったが結婚しないで別れた。できればあってお詫びをしたいということだった。というのは彼の姉が死ぬ直前、便せんに鉛筆で書かれた、彼女の手紙を預かっていて手渡されたのだった。そこには彼を待っていたが、「彼は翻意する様子がないので、自分は別の人と結婚するつもりだ」、という意味の事が書かれていた。社長である女性は、わずかなつてを頼って対象者を絞り込んでいく。このケースでは彼女はすでに他界していた事が分かる。依頼者の男性は調査依頼をした直後入院してしまう。調査報告書を渡さなければならないが、「彼」を傷つけないよう、表現方法を部下にパソコンを打たせて推敲を重ねる。
▼そして会社に来て貰って報告書を手渡し、読んで貰う。彼女は3人の子どもに恵まれて幸せな人生を終えたと書かれていた。彼の目にはうっすら涙が浮かんでいた。単に面白半分に、「初恋の人に会いたい」というのではなく、人生のしめくくり時期を迎えた人にとって、「良い想い出」を残して過ごしたいという思い傷つけたくないという経営者の配慮を見ることができた。
▼翌日某民放を見ていたら、青山で1本25、000円のペリカンの万年筆が、一番売れているという話と、銀座の小さな筆記用具店を紹介していた。後者は消えるボールペンを紹介していた。最初の話はざら紙の便せんに鉛筆で書かれていたから、40年たってもしっかりとして文字を読むことができた。しかし消えるボールペンでは、到底こういう話にはならないだろうと思った。

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March 13, 2007

TV「相棒」の撮影場所はここ

▼昨晩作詞家の小椋桂の番組をNHKで放映していた。ちょっだけ見た、(読みたい本が沢山あるのでそちらを優先する)そこでは子息が15歳で脳梗塞をやって完全に治るまで10年かかったという。最初言語障害が残っていたが10代という若いせいもあって心配されたが、今では日本では3人しかいない楽器の琵琶製作者として活躍している。わたしは自分の病状をここに書かないだけで、若くはないので、完全になおるには何年かかるかわからない。
▼先週水曜日午後9時から10chで「相棒/殺人シネマ」が放映された。往年の頑固な映画監督(森山周一郎)が、場末の映画館で自分の作品を見ている間に、ナイフを胸に突き刺されて死んでいるという場面でスタートする。彼は映画は映画館で見るものだという一家言をもっており、自分の作品のDVD化を一貫して拒否していた。その劇中映画は「海峡の虹」という映画で、ラストシーンは江東区某読者がお住まいで、某「(株)K社」の脇のTの森緑道公園だった。撮影最中にわたしのところには撮影真っ最中の画像が送られて来た。いつ放映されるかと楽しみにしていたら、1ヵ月も待たされなかった。
▼劇中映画の主演を演じる島加代子を演じたのは星由里子で、彼女が犯人かと思ったら別の人だった。それでTV「相棒」のラストシーン右京と薫が歩いて去っていくのも、この公園だった。今朝は忙しいのでこの辺で終わり。
▼昨日はX県から「きょうの目」をキーワードにして複数の方が見に来てくださった。このブログ解析では「検索キーワード」とどのページに何分滞在したか。過去に何回見に来て下さったかもわかります。大した事を書いていないけど見に来てくださってありがとう。
▼昼休みだけで8通の無意味なトラックバックが来ました。承認、削除の手間が省けるのでコメントも含めて、一切これらを受け付けないことにしました。あらかじめご承知下さい。

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March 12, 2007

◇「華麗なる恋の舞台で」を見る

▼電車で移動していたら、前のシルバーシートに座っていた70歳半ばのお年寄りのバッグの携帯が鳴り出した。着メロは「もしもピアノが弾けたなら」だった。10数回大きな音がしたあと、バッグの底からようやくひっぱり出した。そしてそのあと「法事」の事で延々と大きな声で長話をしていた。シルバーシートはお年寄りに限らず、すべての携帯の電源を切るようにと書いてあるが、そんな事はお構いなしだった。わたしはつまらない事で諍いを起こしたく無いので、黙って見ていた。窓の外の新宿御苑は辛夷や避寒桜、そして紫色のダイコンの花が咲き乱れていた。
▼◇「華麗なる恋の舞台で」(原作はサマーセット・モームの「舞台」)舞台女優として名声を博しているジュリア(アネット・ベニング)。夫のマイケル(ジェレミー・アイアンズ)と別居して大学に言っている息子と3人で生活をしている。人気はあるものの夫と出資者の間にあって休暇も取れず、毎日同じ事の繰り返しで疲れ切っている。そして何かにつけて夫に辛く当たる。そして幻影のように現れる今はなく演出家は、「俳優にとって舞台が現実の世界であり、現実の世界は架空の世界であることを忘れないように」、と言い聞かせる。そんなときジュリアの元に夫の会社で仕事をすることになったTOMを紹介される。アメリカ育ちのトムは、会計処理の面で腕を上げてマイケルに評価される。
▼ある舞台が終わった日トムのアパートに行くとジュリアのブロマイドがあって、サインをせがまれる。それどころか長年のあこがれだったと告白され、息子と同じ年齢の彼と深い仲になってしまう。そしてカルチェの時計などを彼に貢ぐが、最後はお定まりの「借金をしているのでカネを貸して欲しい」という要求に代わっていく。それでもジュリアはトムの要求を受け入れる。ある夏の終わりに夫婦の別荘でパーティを開く。そのときトムに恋人がいることに気づく。一度は焼き餅を焼くが、何気なく装う。そして舞台の出し物の入れ替えを機会に、念願の長期休暇を取る事が出来、友人が住む田舎に行く。そして夫にはトムの友だちに有望な女性がいるから、新しい芝居の役としてオーディションを受けさせて欲しいと伝える。留守中のオーデションでトムのガールフレンドは無事合格する。
▼しかし通し稽古でジュリアは控えめな演出と洋服を選択したが、舞台の幕が下りると驚くような復讐をする。意地悪の大人の恋。だが幻の演出家は、「ジュリアはこれで舞台女優の本質を会得した」と絶賛するのだった。渋谷ルシネマ。

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March 11, 2007

◇「サン・ジャックへの道」を見る

▼昨晩「ディープ・インパクト」が放映されていた。映画館では見ていないが、前に一度だけTVで見たことがある。ちょっと確認したいことがあったので、部分的にみた。前日この映画の事をY和夫は「核の優位を謳った映画だ」と驚くべき断罪していた。監督は「ピースメーカー」などを作ったミミ・レダーで、彼女は「ER」シリーズⅠの最初の2、3本も監督している。だから普通のアクション映画と違って肉親との別れの辛さというのが時々出てきている。出演俳優では「ER」のウィーバーが生後間もない子どもを育てている母親として出演していた。また美少女の代名詞のように言われていたリリー・ソビエスキーもでていた。彗星に核弾頭を仕掛ける宇宙船が「メサイヤ」であった。毎年12月には携帯オーディオプレイヤーにはヘンデルの「メサイヤ」を入れて置いて、何度も聞き返すのだが、昨年暮れはあわただしかったので、まっうく聞かなかった。
▼NHKBS金曜深夜にはベルディの歌劇「アイーダ」をやっていたので録画して見た。2時間半の大作だが新解釈で中々迫力があった。
▼◇「サン・ジャックへの道」3人の仲が悪い兄妹がいる。一人は学校の教師をしている女性。兄は会社の経営者で仕事人間、そして弟は酒飲を飲むことにしか生きがいを感じていない。ある日それぞれのところに遺産管理人から一通の手紙が舞い込む。「○月○日までに公証人のところまで来て欲しいというのだ。そこには亡くなった母の遺言があった。それによると「遺産の家と現金は全部教会に寄付することにした。ただし3兄妹が揃って同宿して、スペインの聖地サンティアゴ(サン・ジャック)まで、1500km(2ヵ月)の巡礼路を一緒に歩くこと」これをやってのければ莫大な財産を3兄妹に与えるというものだった。
▼学校の教師をしている女性は2ヵ月も生徒を放りっぱなしにして休暇を取るわけにはいかないといい。兄は株取引や会社の経営で忙しくてそれどころではない。末の弟はすかんぴんで、およそ歩くタイプではない。兄妹は途中とっくみあいのケンカをするが、それでも遺産が欲しくてイヤイヤ歩き始める。その巡礼には6人の青年たちも参加する。出発点の教会で「願い事」を書くように促される。みんな欲の深い事を書きつづるが、シスターの検閲で削除されてしまう。それどころかイスラムの青年の書いた願い事は「異教徒」という理由だけで一瞥もされずにゴミ箱に捨てられる。
▼兄はとびきり重いリュックを背負って携帯から生活用具一式を詰め込む。弟は文無しで普段着で荷物は何も持っていない。ガイドは食料を現地で手に入れて、自分で調理して参加者に振る舞う。泊まる所は教会の宿坊があれば良い方で、学校の体育館や露天ということすらある。教師をしている女性は、無神論者で歩くことが大嫌いだから、「巡礼や礼拝など教会の坊主が金もうけのためにやっていることだ」と切って捨てるようにいう。金持ちの兄は上り坂になると部下を携帯で呼び出してリュックだけ運ばせるなどをして、楽をしようとしている。やがて車も来ない道になる。みんな荷物で余計なものを持って来すぎていることに気づいて捨て始める。余計な物を持っているために人生は重荷を背負って歩かざるを得ないのだという事にみんなは気づいていく。
▼やがてフランス国境からスペインに入る。ガイドは「実は遺言は最後まで歩かなくても、ここのでいいのだよ」という。教師の女性はここで止めようと一緒に歩くのを思いとどまる。しかし物欲の固まりのような男だった兄は、歩き始めて持病も治って薬すら不要になっていた事に気づく。そしてみんなと別れるのが辛くなり、「最後までみんなと歩くよ」とみんなの後を追いかける。すると別の兄妹も後を追うことになる。映画は物欲とカネに目がくらんだ現代人に対する大いなる警鐘と皮肉を突きつける。銀座シネスイッチで。

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March 10, 2007

光1000メガは快適

▼夕方近くの中央公園まで行ったら、毎年きれに咲き乱れる杏の花が3分咲きだった。しかし花の蕾が小振りで、「咲き乱れる」という事にはなりそうもない。これも暖冬の影響なのだろうか。寂しいことだ。
▼光ファーバー共用1Kの工事は無事終わった。早いか?それはまったくストレスを感じないほど早い。いままでテプコの100Mを3年ほど使ってきたが、それでも最初はストレスを感じなかった。しかし光を使う人が増えてきたのだろうか、ここ1年くらいは随分遅くなったと感じるようになっていた。設定は自分でも出来ないことはない。やってみたがどうやっても接続できない。付属のマニュアル通りにやってみてもダメなのだ。
▼技術者がやってきて、MSDOSのコマンドを打ち込んで「変ですね」と呟き、あれこれやった。ウィルス対策ソフトのファイアーウオールを停止し、クッキーを削除したがうまくいかない。最終的には前の光接続ソフトを削除したらうまくつながった。お陰で仕事は随分遅れてしまったので、今日明日と取り返さなければいけない。

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March 09, 2007

◇「今宵、フィッツジェラルド劇場で」を見る

▼◇「今宵、フィッツジェラルド劇場で」ミネソタ州にあるこの劇場はカントリーウェスタンやいわゆるジャズで人気がある、フィッツジェラルド劇場はライブで人気があった。この日はWLT放送局の公開録音をしているのだが、最終ステージである。それは経営者が売れない歌を聴かせるよりも、駐車場などにした方が経営的にうまみがあるのではないかと考えているからだ。歌手たちは明日から何をして食べていけば良いのかという不安を抱えながら、最終ステージに望む。
▼カントリーソングを唄うジョンソン姉妹、姉のヨランダの娘はその舞台の脇で進行係を務め、いつかは歌手になるのを夢見ている。もう一組シモネタで下品なカントリーウエスタンを唄う男性デュオが続々と登場する。最終ステージという事もありみんな張り切る。とくにこの番組で人気があるのは、司会者ギャリソン・キーラ(本人が出演)で司会の合間に巧みにCM提供者のコメントをそつなく入れていく。そして歌手の準備が出来ていないときには、楽器演奏者と巧みに物まねでつなぐ。
▼もう一人ステージの用心棒を自称するガイが舞台裏を仕切る。この日白いトレンチコートを着た美女がやってくるので、ガイはこれは我々を救う「天使」に違いないと考え、みんなに吹き込む。そして不吉なことに演奏者の老人が休憩中、眠るように息を引き取り、その脇には「天使」がたたずんでいる。だがそのことがみんなに知られると動揺するといけないと、スタッフには固く口止めする。
▼そして終幕に近づくと経営者のマックスマンがリムジンに乗って舞台の様子を確かめにくる。ガイの問いにマックスマンは「劇場閉鎖に変更はない」と冷たく言い放つ。そしてVIP席にと導く。彼はその席から熱のこもった演奏を聴き、何かしら心を動かされる。そして残り6分の時間が余っているとプロデューサーから司会者に告げられる。ガイはトークで引き延ばそうとするが、ヨランダは娘を登場させる絶好の機会だと思って娘のローラに唄わせる。これは下手でどうしようもないのだが、聴衆からは最後の曲と言うことで心を和ませてくれる。そしてマックスマンは最終便の飛行機に乗るため近道を運転手に命じるのだが…。
▼取り壊された劇場の跡にはスポンサーの一つだったミルク会社の経営するレストランが寂しく建って、元出演者たちが次の一歩を踏み出す相談をしているのだった。とくに劇的なストーリーではないが、ロバート・アルトマン監督最後の作品として、彼の素朴な気持ちが伝わってくる。長満員で1時間前に並ぶ必要がある。
▼本日から自宅の光回線100メガから1Kになりました。

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March 08, 2007

ベトナムに投資する日本人

▼先日の「ガイアの夜明け」を見ていたら、ベトナム投資をする日本人が紹介されていた。団塊の世代で多額の退職金をもらった人たちが、「ベトナム金融ツアー」でホーチミン市の証券取引所を見学する。口座の開設は現地でしなければならない。現地の人たちが札束を持って株を買いにくる様子に圧倒され、つい口座を開設してしまう日本人が多かった。数年前中国株を買うため、ツアーに参加した事のある人に話を聞いたことがある。朝刊によれば中国の安定した株は3分の1だとあり、今はベトナムにその投資先が移ってきたのだろう。
▼昨年11月ハノイで開かれたAPECは、「ドイモイ」でベトナムは安定した国であるというベトナム政府の方針をアピールする絶好の場となった。TVに登場した日本の投資家で31歳の男は5年ほど前、証券取引所ができてから200万円投資した。ところが今はその元手で2億8円千万になっており、放映中3億まで行った。だがこの世界同時株下落で1800万の損失が出ていた。抗米救国のベトナム解放戦争を支援することもなく、ただ投資の対象だけとしてしか見ない欲の皮の突っ張ったさもしさをみた。
▼その点先週放映されたいくつかの番組で、カンボジアに植林でしたり(ウルルン)、作物の育成、織物の技術指導で協力している日本人もいる。またネパール各地を歩きまわり無料で鍼灸治療をして、病気の痛みを緩和する仕事をしている、まともな若い日本人もいることを知って心強く思った。

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March 07, 2007

郵政省のUSBは丸裸状態

▼このまま「国民投票法案」が与党の賛成多数で可決されてしまうのだろうか?通るともう「改憲」されたようなものだ。都知事候補にAが立候補を表明したら、マスメディアは一斉に彼の事だけを取り上げる。Aはそれほど優秀な人なのだろうか?だったらなぜ宮城県知事を辞職して大学教授などをやっていたのだろう。
▼昨日郵政省から一通の手紙が来た。何かの催促かと思って開封する。先日東京貯金事務センターの職員が持っていたUSCBメモリーが車上荒しにあって盗まれた。その29万件のデータの中にわたしの情報も入ってたらしい。それで住所。口座記号、加入者名、口座開設日時などが流出している可能性が高い。もし問い合わせなど不審な電話などがあったら注意して欲しいというのだ。ローソンのデータが流出したときは、一人500円の商品券が配られたが、郵政省は何もなしだ。先月号の「日経PC」を見ると、USBにパスワードを設定する方法が書かれているが、職員にこういうセキュリティの指導はしないのだろうか。
▼先週もどこかの会社でノートパソコンが盗まれて、個人情報が入っていたと問題視されていた。その言い訳がLANで使うためのパスワードの設定になっていたという。しかしデータはHDDを抜き出せばデータは簡単に読み出すことができる。「パスワードの設定がある」などというのは、子どもだましの説明だ。数年前も千葉県の某土木事務所で入札情報の入ったパソコンが盗難にあった。そのときもLANのパスワードと言い逃れをしていた。そんなの気休めにしかならない。大体大事な情報は外付けHDDに入れて、帰宅する時は取り外して金庫にでもしまわないとね。
▼昔警察官の拳銃が盗難にあったとき、「安全装置がセットしてあるから大丈夫」という説明があったが、あれは暴発防止装置程度のものだ。そういう意味での安全装置はトリガーが動かないようにカギをかけるのだ。

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March 06, 2007

中国の軍事費は本当に増えているのか?

▼昨日夕方からの予定が大幅に狂ってしまった。一応決着は付いたのだが、それが今朝の書くテーマだったので、今朝の時点では書くことがない。大体前日の寝るときまでにテーマが決まっている時は問題ないのだが…。
▼日曜出勤したせいか、昨日は集中して原稿を書くことができなかった。結局おカネになる原稿は1本書いただけだった。わたしが集中するには多少時間がかかる。まず狭い部屋に入ること。手ぬぐいで鉢巻をしてしっかり縛る。音楽は遮断して耳栓をする。きょうはこの体制を取ったから大丈夫だ。
▼昨日の新聞では中国の軍事費が前年比17%も増えたというのがNHKや各新聞紙面に載っていた。防衛白書はじめいくつか検索してみたが、朝の短い時間では調べきれない。中国人民解放軍というのは、中国の言い分だと、マルクス・レーニン主義の国家では、国民を弾圧する「軍隊」は持たないというのが建前である。だから人民解放軍は軍隊ではない。しかし歴史的に見れば、チベットや天安門広場の事件は知ってご覧の通りだ。
▼中国はソ連崩壊の直前と同様、人数の多い軍隊を食べさせて行くことが困難になっている。だから人民解放軍はかなり人数を削減している。全体として減らしている中での予算として考えた方がよい。
▼安全保障というのは、宮台真司に言わせると、食料の安全保障、エネルギーの安全保障、そして軍事がある。日本はアメリカに追随した「軍事拡大方針」があるので、我が安倍ちゃんは日米の軍事産業の圧力で日本は膨大な予算を使ってBMDにカネを湯水のようにつぎ込んでいる。国民の生活向上なんて何も考えずノーテンキな事だ。
▼日曜日帰るとき、読みたい本が5冊出てきた。買おうかと思ったがパソコンと一眼デジカメでとても重かったで、思い直してそのまま買わずに帰宅した。でも図書館で検索したら全部揃っていたので、すぐさまリクエストした。

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March 05, 2007

「アンバタ」は高校時代の味がする

▼本日午後8時はメルマガの締め切り時間です。投稿される方はお忘れなく。まだ読みになっていない方は、Web1面トップのフォーマットからお申込下さい。ただし編集長と顔見知りの方はこの限りではありません。
▼餡バターは高校時代の味がする。昨日は午前中が管理組合の理事会で、午後はあるところで仕事だった。その帰り道駅ビルで自分の食べるパンを買うために立ち寄った。すると時間限定なのだろうか、コッペパンにジャムをぬったものなどが販売されていた。3種類あったのだが、その一つが「餡バター」パンだった。パンを横に普通に二つに割る。その片面にマーガリンを塗り、片面には餡を塗る。高校時代購買部で昼にこれを販売していて「アンバタ」という名称でとても人気だった。あまり健康上よいとは思えないが、つい一個買ってしまった。これを一口ほおばると甘酸っぱい「高校時代」の、フォークダンスの想い出などが昨日のように蘇ってくる。
▼昨日某所で翻訳を仕事をしていらっしゃる方とお目にかかった。そこでこのチャンスと思って恐る恐る、「ダーティ・ハリー2」の疑問をお聞きした。すると専門家はすぐお分かりになった。それはスラングで「bull,s eye」でしょうとおっしゃる。つまり直訳すると牛の目なのだが、「牛の目玉を射抜く」=「的を射抜く」という意味に使われるというのだ。つまりハリー・キャラハンの対戦相手は「的を使った射撃か?それともコンバットシューティングか?」と言ったのである。これで長年の疑問は解決した。
▼ついでに「ドリームガールズ」の事。しかしトラックバックは3本付いたが、「ビヨンセのヌード」とか「中古車販売」など、ろくなものはないので、事前審査で削除した。映画紹介の記事の中身をちゃんと読めよな。あの映画で、スターを取り巻くカメラマンの持っているカメラが面白かった。最初はニコン1のフォトミックで、次に出てくる時は年代がもう少し後なので、ニコンF2のASとなっており、時代考証が極めて綿密なことがわかった。

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March 04, 2007

◇「ドリームガールズ」を見る

▼必要があって一眼デジカメのマニュアルを読み返しているのだが、とても難しい。どういう頭の構造をした人が書いたのだろうか?「ホワイトバランス」、「ヒストグラム」などと言うところは3度読んでも中々理解できない。今読んでいるヘーゲルの「精神現象学」(平凡社)のほうがまだマシである。頭のよい人は、他人に簡単に理解してもらうよりも、難しく書くことが自分が優れているように思うのだろう。困った事だ。
▼◇「ドリームガールズ」この間見た「子宮の記憶」の中で余貴美子が経営するバーでストレス解消のため、店を閉め切って5、6人で踊り出す場面があった。たしかあの時店の中に張ってあったポスターが60年代一世を風靡した、ザ・シュプリームスで、かかっていた音楽も彼女たちのだったと思う。この映画の主人公たちはこのシュプリームスがモデルであろうと言われている。1960年代のアメリカ。ロックンロールが生まれるかどうかという時だ。まだ泥臭いロック歌手ジミー(エディー・マーフィ)が活躍している。プロデューサーのカーティス(ジェイミー・フォックス)は彼のバックコーラスを歌う歌手を探している。コンテストで2位になったグループを口説いてどうやら成功する。それがジミーの音が気に入らないカーティスは独立を決意する。彼は歌を売るにはディスク・ジョッキーを買収する必要があると考え、経営していた中古車販売会社を売却してその資金を作り、それを競馬などギャンブルで増加させていく。というのはアメリカのラジオ放送局は数百もあるのだが、黒人の歌う曲は放送しないという不文律がある。だからレコードに現金を添えて一局ごとに頼んで回るのだ。
▼ヒットを果たしたがカーティスはそれに満足しない。やがてテレビ時代がやって来ることを予見した彼はリードボーカルを太って見栄えの悪いエフィからディーナ(ビヨンセ)に変える。しかし当然それはそれはエフィの猛反対にあって、仲間とトラブルを起こし、レッスンを放り出すなどして彼女は離脱していく。この時仲間から言われる「あんたは何かと言うと被害者のような顔をして、最後には大声を上げて叫き回る」と。
▼そしてカーティスは常に時代を先取りした曲を作るよう作曲家に求めるが、彼ともたもとを分かつ。それどころか彼がエフィの為に作曲した曲をこっそり買い取って、あたかも自分の曲のように編曲して大ヒットさせるが、元仲間の恨みを買い訴えられる。そして妻となったディーナ(ビヨンセ)からも、束縛しすぎたことによる反発を買い離婚を迫られる。ついに解散コンサートがやって来る。当時は黒人というだけで実力があってもマイアミやラスベガスでコンサートをすることは出来なかった。しかしカネを使ったとはいえ、実力あるものは一流のホテルに出演できるという実績を作っていった過程は説得力がある。ブロードウェイのミュージカルの映画化である。
▼昨日の模様は別ブログにご案内します。

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March 03, 2007

日本人男性の平均寿命は78歳

▼日本人男性の平均寿命は78.56歳であると昨日報道された。わたしはあと10余年という事になる。一昨日もある方とお話ししたら、「70歳までに自分の生きてきた証を残しておきたい」とおっしゃっていた。1月に会った方もそのように話しておられて、小説を密かに書きためていた。昨年ベトナムに行ったおり、通訳氏にお聞きしたら、ベトナムの平均寿命では、わたしはあと2年くらいで死んでしまうことになる。たんに長生きしても、自分で正常な判断ができ。「美しいもの」を見て「美しい」と感動できなければ仕方ない。
▼昨日NHKBSで録画した53年の「地上より永遠に」を見たが、ひどい映画だった。ボクサー崩れの男がハワイにある。陸軍訓練基地に配属される。基地の司令官はボクシングが大好きで、元プロの彼を指導員にしてチーム優勝を狙っている。目的は自分の出世の道具にすることだ。ところが彼は何と言われても、指導をすることを拒否して重営倉に入れられてしまう。彼を愛する酒場の女性。司令官の妻に横恋慕する下士官の愛が複雑に入り組む。そして真珠湾攻撃の日がやってくる。なんて言うか、あのバ○映画「パール・ハーバー」の下敷きになったとも思えるような中身の少ない映画でした。
▼本日のご参加、飛び入りでもお待ちしています。まずはご一報の上、おいで下さい。

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March 02, 2007

なかなか動かないプログラム

▼わたしが半年間通院していた都立B病院なのだが、順番を待っている間廊下で掲示物を見ていると、つぎのようなものがあったので不思議に思っていた。「女性の患者さんは受診の時、ご希望があれば看護師が立ち会いますので遠慮なくお申し出下さい」。たしか「ER」を見ていると患者が医師を誘惑する場面があり、女性看護師を呼んで立ち会ってもらうようになっている。この謎は昨日の新聞を読んで氷解した。医師・歯科医が過去最多の66人が処分されたのだ。そのトップの免許取り消しになったT医師がB病院にいたのである。報道によると「女性患者を裸にして写真を撮った」とある。この医師は準強制わいせつ罪だった。学力優秀というだけで、予備校のような高校から一流大学医学部に入って、学んだ事は「医療技術だけ」だったのかと思うと、いささか情けなくなる。
▼一昨日からデータの入力を始めた。いつもそうなのだが、プログラムを理解するのに時間がかかる。1日目はどうやってもプログラムが指定通りに動かない。次の日はサイトの紹介があったのでそこにアクセスして、新にプログラムを入手した。それでどうやら動くようになった。これでほぼ一日費やしてしまった。あとはテンキーボードさえあれば、大丈夫だ。数字の位置を指が覚えた頃には作業は終わってしまう。
▼N県でもう一人、行政の端末を使って、このブログに日中アクセスして下さる方がいらっしゃる。こういうサイトはご自宅で、勤務時間以外にアクセスされた方が賢明だと思う。

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March 01, 2007

◇「パリは燃えているか」を見る

▼◇「パリは燃えているか」1941年のパリはナチスドイツに占領されている。だが連合軍の上陸作戦とともにフランス国内の抵抗運動も、密かに盛り上がってくる。しかし抵抗勢力の内部は複雑で、ドゴール派から共産党、さらに過激派まで、幅広い勢力が入り交じっていた。武装決起にはやる学生たちを中心にした過激派は、ゲシュタポに密告されて一網打尽になって射殺される。またスウェーデン領事は停戦や捕虜の釈放に大きな力を発揮するが、一人の力では限界がある。抵抗派が知り得た情報では、アメリカを中心にした連合軍はパリを迂回して進軍するらしいというので、大いに焦る。つまり彼らはパリ警察を占拠したものの、持っている武器は旧式のライフル銃か、大学の化学教授が葡萄酒の瓶を空にして作っている、モロトフカクテル(火炎瓶)である。
▼連合軍との連絡をするために、レジスタンスは過去7人も使者を送っているが、みんな途中で見つかって殺害されてしまった。残った使者はドゴールの息子である。彼は2歳の時父親と別れたままだ。医師や警察官の機転で、やっと防衛線を突破してアメリカ軍の前線に辿り着く。色々有名俳優がちょい役で出ていて、誰を演じているのか分からないが、カーク・ダグラスはパットン将軍だった。ドゴールの子息の「このままではレジスタンスは自滅してしまう」という要請が受け入れられ、アメリカ軍はパリ市内へと向かうことになる。
▼武器の威力では劣っているものの、レジスタンスは多くの犠牲を払いながら、スウェーデン領事を使った巧みな交渉で、ナチスを追い詰めていく。この中では市民のささやかな抵抗がきめ細かく描かれている。例えばナチスの機関銃部隊が、レジスタンスに立ち向かって行くとき、マンションの持ち主の老婆を訪れ、「窓の上から撃たしてくれ」と頼む。老婆はすべてを了解し、壊れたドアをあけレジスタンスが射撃しやすいように協力する。機関銃部隊を殲滅させたレジスタンスは立ち去るとき、「空薬莢を拾っていくよう」と礼儀正しく部下に命令する。
▼最後の最後まで抵抗するナチスと、ゲシュタポの言う事に抵抗するパリ占領軍司令官。彼のパリを愛する「優柔不断」さがある意味では、ヒトラーの「撤収にあたってはパリを全面破壊せよ」という爆破命令を実行させなかったのかも知れない。アメリカ軍のM48戦車が市内パレードをしているとき、降伏して主がいなくなった司令官の電話にヒトラーの「パリは燃えているか」の声が空しく響く。実写も多数使って迫力のある画面となっている。ルネ・クレマン監督の1966年のモノクロ映画で、F・コッポラも脚本に参加している。(全170分の図書館のビデオ)
▼早朝から丹念に見てくださっているN県のWさん、いつもアクセスありがとう。目的の記事はみつかりましたか?

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